ENo.0024　蒼乃　海

やりたいようにやる、

それでいいよね。

考えても何かが引っ掛かって……、

分かっている事は一つ。戦場での有望株である者が一部、来ているということ。
粒子への防御力や、領域殲滅兵器に注目が集まっているらしい。人相手ではこの槍では辛そうかな、でも
……必然的に電子攻撃に弱くなる。電子防御力の高い機体は濃霧領域を使えない。

やはり人に対する最強の破壊力は、変わっていないというのは分かる、でも理想の品は中々並ばない。私の気に入る電磁ブレードはなかった。あれかっこいいよね。重量感あるあの感じが。

そんな中で、私がまともに作ることができる数少ないものの一つ……、
思い浮かべたところで。レヴィアタンは理解してくれたみたい。


……コロッセオでの戦いを終えたら、私はどうすればいいのだろう？何処に行けばいいのだろう？何をすればいいのだろう？

ー　重二脚。私が初めてこの戦場に立ったあの日。
　　ブースターばっかり積み込んで、馬鹿みたいな事をしていた私だけど、

　　あれが今、暴力となって帰ってくるらしい。
　　私には、それほどまでに嬉しいことはなかった。

　　私が思い描いた理想の実現は近い。


　　だから今から買いに行ってこようかな、カスタム用のやつ。

ー*** Leviathan

『風が見えるか』

『ライダー達は流れてしまっているようだ』

『滅びの時は近い』

『彼らはまだまだ知らない、己の可能性を』

『しかし、我が体現できるものは一つ』

『全てを伝えることはできない』

『　　ところで、我は今気付いたのだが』

『今回のレギュレーションに霊障攻撃はない』

『どうやら間に合わなかったようだ。我自身が再構築する時間もない。不本意だが味方の戦力に全てを委ねることにしよう』

『しかして、これ『だけ』の力量を見定めるにはいい機会だろうか』

『理論通りならば、天空からの超衝撃はその一瞬で機体を無力化させる。動作すらままなるまい』

『跳躍力、主体的には考慮されなかったようだが』

『ようやく報われる時が来たのではないだろうか？』

『戦場では評価こそされないだろうが』

『囚われていては可能性は出てこない』

『ハイドラの可能性を』

【No.24】
ま、適当にやってるよ。
何かあったらいつでもどうぞ。