ENo.0244　許多&アンフィニの人工精霊

*PLがGW中もほぼずっと勤務なのでかなり荒削りですがご了承ください*

「体温が45℃程あるようですが。」
「………。」
「はっきり言いますが…許多、貴方は熱暴走を起こしていますね」
「そうです…。兄さんは1ヶ月ほど前から熱が酷くて…。」
「…やはり機人の類でしたか。何故休眠と冷却をしないのですか、許多？」
陸続きでも海続きでも宙続きでもないらしい残像領域に逃げ込んでもなお、
目を閉じられないほど『憲兵』を怖れているのですか？」
「！！！」
「…タチバナから聞いたのか。」
「まさか聞き出せるとは思いませんでしたが。やはり今日は音声が使えるのですね。
…常に身構えているのは勝手ですが、その状態を続けていると近いうちに貴方は壊れるのでは？許多」
「…そうかもしれない。休む気がないわけではないんだ、だけどもう少し…。
もう少しだけ、やらなきゃいけない事があるんだ。」
「寝てくださいと私からも言っているのですが…。」
「今も既に重大な不調を来しているように見受けられます。
例えば、軽車輪脚機を操縦できないとか」
「！！！」
「処理速度が追い付かない可能性があるから高速軽量機に乗ることを控えているのでしょう？
ジリ貧ではありませんか？一度休みさえすれば、殆どの問題を解決しうるというのに」
「クワゥチーさん…！」
「私からも休息を強く勧めます。…ですので、悪く思わないでくださいね」

ここで側頭部に強い衝撃を感じて、俺の意識は落ちた。
どうやらサビラは俺を物理攻撃（ハイキック）で強制的に休眠させようとしたらしい。

「――アンフィニに余計な心配をかけないで。
アンフィニは貴方が『自分と同じような体になる』ことなんか全く望んでいないのだから」

意識を手放す直前にこんな声が聞こえたような気もする。



結果として、2時間ほど寝ることができた。
目を覚ますと体表温が1～2度ほど落ちていた。
それでもここ（残像領域）に来てからの連続活動時間に見合う休息とは到底言いがたいんだが…。

(Special Thanks:
@Rakkyo_tubu/Eno.3 クワゥチー・サビラ
@Lemon_orenoyome/Eno.12 タチバナ・アキラ)

何らかの理由によりハイドラに縛りつけられたライダーが集まる。掃き溜めとも言う。
　
一部メンバーの素行不良により世間からの評判は芳しくない。

音楽専念。