第25週目 ベティ・ヴィーナスの一週間
◆日記
ある夜。粥を提供する店の小テーブルに腰掛けたベティは、タブレット端末の画面を覗き込みながら眉間に皺を寄せていた。
攻撃戦果補正、2.77%。
支援戦果補正、3.97%。
防衛戦果補正、3.73%。
「ったく」
戦闘報酬の精算と共に記載されているパーセンテージを見て、悪態と溜め息をつく。
ハイドラ大隊所属、つまり《霧笛の塔》から凱旋される依頼をこなすハイドラライダーは、このような戦果と呼ばれるポイントによって報酬が左右される。どのライダーにも等しく支払われる基本戦闘収入に、この戦果等から割り出された戦果を掛け算し、最終的な合計現金収入として算出するのだ(実際にはそこから整備費・ユニオン費が引かれるので上手くいかないが)。
ベティはこの戦果システムがあまり好きではなかった。そもそも自分の動きを同じブロックに配属されたライダーと相対的に評価されるといった行為が好きではなかったし、常に補正を高く保ち続ける、つまり毎週変わる戦場に対応しつつ同業者の行動を予測し、それよりも上を行く活躍をするアセンブルを求められる。
あくまでも凱旋された依頼を成功させれば良いのに、どうしてライダー間で争う必要があるのだろうか。何の問題もなく依頼を達成できたら、同じ依頼を受けたライダー全員の収入は同額では良いのではないか。一度そう抗議しようとしたこともあった。だがこの案が通ってしまえば、アセンブル変更申請などの事務処理を行わずに放置し初期機体のままで出撃している、所謂『休暇勢』も等しい評価を受けてしまう。
競争要素は考えないようにしていたものの、こうも数値として出てしまうと否応にも自分のできてなさと、各種戦果ランキングの上位陣のポイントが目に飛び込んでくる。そしてそのせいでベティは否応無しに自分と見つめ合い、真剣に向き合わない奴が自分と同等あるいは上の評価を受けることが嫌いという、複雑な己の感情と改めて向き合わざるを得ないのだ。
ではなぜこの女は悪態と溜め息をついたのか?
これはベティ・ヴィーナスが経験してきた中で、最低の戦果だったのだ。
しかし、このような散々な結果になってしまった要因は簡単に推測できた。まず同じブロックに、高速の格闘機乗りが何人か集結していたこと。例えば累積報酬ランキングの上位を維持しているラキア・パラミダスや、格闘ランキング上位のサイレンスなどが挙げられる。ウグイスより速いという意味では、バディのシンも該当するだろう。
実際ウグイスの脚部を軽タンクに変更してから、ベティは無意識にシンを援護し攻撃を庇うような操縦をすることが多くなった。それは彼女の思考の奥底に眠っている、ウォーハイドラは装甲が厚ければ厚いほど前に出ても安心できる、という考えに基いている。
だがそれでも、機体重量を軽くし高速で駆け抜け、衝撃と同時にバックスタブを決める機体には負けるのだ――攻撃速度でも、戦果でも。
「超重領域、とか言われても、旋回型格闘機も結局は初動が肝心だし」
干し肉が入った粥を掻き込むように口に入れ、それを流し込むかのようにグラスビールを飲み干す。
「はぁ~、クソっ、バカじゃねえの、何やってんだよこの眼鏡おばさん」
「おばさ……」
自棄になった女の横で、空になった食器を下げようとテーブルに近付いた店員が、思わずそう零す。
「……何でもありませんよ。ごちそうさまでした」
もうすぐ三十代になってしまうのはわかっている。けれども『おばさん』と自嘲するところは、誰にも見られたくなかった。
----------
※Eno134のPL氏がこういうベティを見たいとかなんとか言ってたのでリクエストに答える形になってしまいました。絵じゃないけど。
攻撃戦果補正、2.77%。
支援戦果補正、3.97%。
防衛戦果補正、3.73%。
「ったく」
戦闘報酬の精算と共に記載されているパーセンテージを見て、悪態と溜め息をつく。
ハイドラ大隊所属、つまり《霧笛の塔》から凱旋される依頼をこなすハイドラライダーは、このような戦果と呼ばれるポイントによって報酬が左右される。どのライダーにも等しく支払われる基本戦闘収入に、この戦果等から割り出された戦果を掛け算し、最終的な合計現金収入として算出するのだ(実際にはそこから整備費・ユニオン費が引かれるので上手くいかないが)。
ベティはこの戦果システムがあまり好きではなかった。そもそも自分の動きを同じブロックに配属されたライダーと相対的に評価されるといった行為が好きではなかったし、常に補正を高く保ち続ける、つまり毎週変わる戦場に対応しつつ同業者の行動を予測し、それよりも上を行く活躍をするアセンブルを求められる。
あくまでも凱旋された依頼を成功させれば良いのに、どうしてライダー間で争う必要があるのだろうか。何の問題もなく依頼を達成できたら、同じ依頼を受けたライダー全員の収入は同額では良いのではないか。一度そう抗議しようとしたこともあった。だがこの案が通ってしまえば、アセンブル変更申請などの事務処理を行わずに放置し初期機体のままで出撃している、所謂『休暇勢』も等しい評価を受けてしまう。
競争要素は考えないようにしていたものの、こうも数値として出てしまうと否応にも自分のできてなさと、各種戦果ランキングの上位陣のポイントが目に飛び込んでくる。そしてそのせいでベティは否応無しに自分と見つめ合い、真剣に向き合わない奴が自分と同等あるいは上の評価を受けることが嫌いという、複雑な己の感情と改めて向き合わざるを得ないのだ。
ではなぜこの女は悪態と溜め息をついたのか?
これはベティ・ヴィーナスが経験してきた中で、最低の戦果だったのだ。
しかし、このような散々な結果になってしまった要因は簡単に推測できた。まず同じブロックに、高速の格闘機乗りが何人か集結していたこと。例えば累積報酬ランキングの上位を維持しているラキア・パラミダスや、格闘ランキング上位のサイレンスなどが挙げられる。ウグイスより速いという意味では、バディのシンも該当するだろう。
実際ウグイスの脚部を軽タンクに変更してから、ベティは無意識にシンを援護し攻撃を庇うような操縦をすることが多くなった。それは彼女の思考の奥底に眠っている、ウォーハイドラは装甲が厚ければ厚いほど前に出ても安心できる、という考えに基いている。
だがそれでも、機体重量を軽くし高速で駆け抜け、衝撃と同時にバックスタブを決める機体には負けるのだ――攻撃速度でも、戦果でも。
「超重領域、とか言われても、旋回型格闘機も結局は初動が肝心だし」
干し肉が入った粥を掻き込むように口に入れ、それを流し込むかのようにグラスビールを飲み干す。
「はぁ~、クソっ、バカじゃねえの、何やってんだよこの眼鏡おばさん」
「おばさ……」
自棄になった女の横で、空になった食器を下げようとテーブルに近付いた店員が、思わずそう零す。
「……何でもありませんよ。ごちそうさまでした」
もうすぐ三十代になってしまうのはわかっている。けれども『おばさん』と自嘲するところは、誰にも見られたくなかった。
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※Eno134のPL氏がこういうベティを見たいとかなんとか言ってたのでリクエストに答える形になってしまいました。絵じゃないけど。
NEWS
……番組は御覧のスポンサーの提供でお送りしました――重厚な思いを、明日へ――デ ス ケ ル 重 工
辺境のレジスタンス『ルオシュ』からのメッセージ 「ルオシュだ。要塞戦に関してメフィルクライアからメッセージを受け取った」 |
辺境のレジスタンス『ルオシュ』からのメッセージ 「何の思惑があるか分からんが……とにかく、俺は進むだけ。ただ、それだけだ」 |
メフィルクライア 「おはようございます。メフィルクライアです!」 |
メフィルクライア 「『ミサイルキャリアー』は超高速で領域離脱と領域復帰を繰り返します。スキャンによる追尾でも射程に捉えることは不可能です」 |
メフィルクライア 「ただ、護衛をすべて破壊してしまえば、逃げるわけにもいかないので、あとは通常通りでしょう」 |
メフィルクライア 「あなたたちの、力……私はそれが、この世界をどう変えてしまうか。それだけが気になります。この領域を焼き尽くすのか、それとも……」 |
◆訓練
格闘の訓練をしました格闘が155上昇した
制御*3の訓練をしました制御*3が10上昇した
制御*3の訓練をしました制御*3が11上昇した
制御*3の訓練をしました制御*3が12上昇した
制御*3の訓練をしました制御*3が13上昇した
制御*3の訓練をしました制御*3が14上昇した
制御*3の訓練をしました制御*3が16上昇した
制御*3の訓練をしました制御*3が17上昇した
制御*3の訓練をしました制御*3が19上昇した
制御*3の訓練をしました経験値が足りない
制御*3の訓練をしました経験値が足りない
制御*3の訓練をしました経験値が足りない
制御*3の訓練をしました経験値が足りない
◆破棄
ベティは動作妨害用粉塵発生機構を破棄した!!
ベティは反動吸収機構43を破棄した!!
ベティはFLY-R「フライフィッシュ」斥力機構を破棄した!!
ベティは【増設式噴進機構:嚆矢】を破棄した!!
◆送品
ベティは全くダメなウォーハイドラ乗りの男に白鴉幻想頭部機構を送品した
ベティは戦闘人形『カラミティ』にバッテリー43を送品した
ベティはユアン・リドルに Feuersturm Ausf. Aを送品した
◆送金
ベティはアンナ・T・パラボに1560money送金した
◆受品・入金ログ
カラミティから100moneyが送金されたユアンから200moneyが送金された
◆購入
ベティは複合式高奏エンジン『ヤマダノオロチ』を571cで購入した!!
ベティはまぼろしぶーすたーを571cで購入した!!
ベティはまぼろしぶーすたーを571cで購入した!!
◆作製
資金を100を投入した!!
作成時補助発動! 耐火!! 防御属性が 火炎 に変化!!
火炎強化!
作成時補助発動! 加重!! パーツ重量が 43 増加!!
耐熱槍【ドラゴンファング】とグリムロックを素材にして重粒子スピア『アバランチAF』を作製した!!
◆戦闘システム決定
バーサーク に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1に女神の抱擁を装備した
脚部2に耐粒子タンクレッグ"グレムリン"を装備した
スロット3に高握力エンジンA-03『イスヒス』を装備した
スロット4に”Crustacea”を装備した
スロット5にS-Nagiを装備した
スロット6にS-Nagiを装備した
スロット7にまぼろしぶーすたーを装備した
スロット8にまぼろしぶーすたーを装備した
スロット9に弱敵追尾プログラム『スプライツ』を装備した
スロット10にL-Test-12を装備した
スロット11に重粒子スピア『アバランチAF』を装備した
◆パーツ改名
◆パーツアイコン変更
◆僚機設定
オーモリ・シンとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションA
ユニオン活動
白刃の活動記録
マーケットの片隅に存在する、トタン屋根の小さな休憩所。
入り口は常に開け放たれており、その横には「タバコは外でお願いします」と書かれた貼り紙と共に
「白刃」と刻まれた金属製のプレートが取り付けられている。
部屋の中央には鉄の花が挿された花瓶が乗った大きなテーブルと、それを囲むように置かれた椅子があり、
壁側の棚にはウォーターサーバーやコーヒーメーカーなどが設置されている。
ここを訪れたハイドラライダーは、皆思い思いの時間を過ごしているようだ――
格闘火器使いのライダーが集う休憩所が賑わい、情報交換の場となった……というイメージです。
情報交換の他にも雑談や休憩など、ゆるめのRPも歓迎します。
設定上同じ場所に集まってダベるだけなので、RP上特定の企業や集団への所属を強制するものではありません。
◆説明
├格闘型同士わいわいやれたらいいね!という方針のユニオンです。
├ユニオン活動はずっと【格闘*5】、ユニオン購入はずっと【機動力+3%】。
│ユニオン購入費は参加者人数によって変動しますが、恐らく【100-(設立者除く人数*2)c】。
├メンバーの誰かが死亡してしまった場合、該当者の参加許可を外し、
│空いた枠で随時新たな参加者を募集する可能性があります。ご了承ください。
├【101ユニオン】での交流も歓迎いたします。
└詳細・参加申請・設立者への連絡は下記URLにて。
http://privatter.net/p/2238181
入り口は常に開け放たれており、その横には「タバコは外でお願いします」と書かれた貼り紙と共に
「白刃」と刻まれた金属製のプレートが取り付けられている。
部屋の中央には鉄の花が挿された花瓶が乗った大きなテーブルと、それを囲むように置かれた椅子があり、
壁側の棚にはウォーターサーバーやコーヒーメーカーなどが設置されている。
ここを訪れたハイドラライダーは、皆思い思いの時間を過ごしているようだ――
格闘火器使いのライダーが集う休憩所が賑わい、情報交換の場となった……というイメージです。
情報交換の他にも雑談や休憩など、ゆるめのRPも歓迎します。
設定上同じ場所に集まってダベるだけなので、RP上特定の企業や集団への所属を強制するものではありません。
◆説明
├格闘型同士わいわいやれたらいいね!という方針のユニオンです。
├ユニオン活動はずっと【格闘*5】、ユニオン購入はずっと【機動力+3%】。
│ユニオン購入費は参加者人数によって変動しますが、恐らく【100-(設立者除く人数*2)c】。
├メンバーの誰かが死亡してしまった場合、該当者の参加許可を外し、
│空いた枠で随時新たな参加者を募集する可能性があります。ご了承ください。
├【101ユニオン】での交流も歓迎いたします。
└詳細・参加申請・設立者への連絡は下記URLにて。
http://privatter.net/p/2238181
格闘の訓練をしました
格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
100c支払い、今回の戦闘において機動力を3%強化した
ENo.101からのメッセージ>>※「やりたいことがある」とのことで、カラミティさんが白刃を抜けております。
今までありがとう! ユニオン設立者はこれからもカラミティさんを個人的に応援します。
ベティ 「忙しかったのでHCSアップデート(※第25更新からの変更点)まとめは後日に回させてください」 |
ベティ 「格闘機で支援戦果が稼げていた、というのは大体超加速による衝撃のおかげですね。 正直に言いますと、私は衝撃というものがある以上、このままだと戦果面で白刃のメンバーに追いつけそうもありませんよ」 |
ベティ 「あ、どうも、ヒララヒメさん。私はベティ・ヴィーナスと申します。 主君……主君……いきなりとんでもない存在が来ちまったぞ……」 |
ENo.107からのメッセージ>>
カラミティ 「――ま、うまく行くとは思っていない、再起できただけまだマシと思おう 小僧、ご苦労だったな」 |
カラミティ 「話がある 思うところあって、我は此処を出ることにした、我の分の補助は切っておいていいぞ ――世話になったな」 |
カラミティ 「だが奇遇にも次はベティと共に戦うことになった ――我らの戦い、見届けてくれたまえ」 |
ななしさん 「ブキミっつーか……ベティねーちゃんの言うとおり、ジブンのカラダは大事にしなきゃだぜー……ニンギョウ?だろうとナマミだろうとなー 次のコロッセオ、勝てるようにオウエンしてるぜー」 |
ロット 「あーッ、もう! もうったら、もう!」 |
ロット 「何が嫌って、見知った顔に後退するとこ見られんのが嫌! でも、そのまま撃墜されんのももっと嫌! うぅ、敗者に待つのは恥辱だけだぜ…ホントにな…」 |
ENo.283からのメッセージ>>
カンニン丸 「次元潜航が何だか忍びらしくて憧れるんでゴザ。 もしも中の人の格闘や反応や旋回が高い状態で次元なんか潜航したらきっとメッチャ素早いんでゴザ!」 |
カンニン丸 「しっかし、機体重量をマイナスにするなんてトップモデルでもそんな非健康的なことをしないでゴザよ… アセンブルのためのパーツを集めるのも一苦労なんでゴザ。 付加によって重量をマイナスになっても強いままでいられるかは自信がないでゴザね…」 |
カンニン丸 「きっと成功…じゃなくて潜航した暁にはスゴイことになってるんでゴザ。 マーケットに重量マイナスアイテムを作って売るのも新たな商売のニオイがするでゴザ。 格闘力の高い者が戦場だけでなく市場も制する…といいでゴザ」 |
研究員 「ここが白刃か。あの二人がいっていた通りだな。」 |
研究員 「そうだな。天井と壁の有無についてはなにも言うまい。」 |
研究員 「んなこと言ってるとまた苦情が来るぞ。誰が聞いてるかわからねえんだから。」 |
研究員 「わかっているさ。ただのアンセトルドジョークだ。」 |
研究員 「もっと一般的な言葉で頼む。そんなことよりコロッセオだ。観に行こうぜ!」 |
研究員 「そうだな。ハイドラライダーの命のきらめきを拝見するとしよう。ついでに眼鏡女の勇姿もな。」 |
メッセージ
ENo.66からのメッセージ>>
チシャ猫のように、歪んだ笑みを携えた男はベティにとって見覚えのあるものだ。
先日寄越した素材の送付者名は異なるが、指定されたパーツの送付先はやたら長ったらしい名前だった。
明らかに棺桶乗り(ハイドラライダー)としての名義、この現れた男の仮名(コードネーム)。
男は機嫌よくパーツを見て、確かにと頼んだものを確認する。
荷運びは別の人間がやるようだ。
それだけが言いたかったのだろうか。
全く躊躇することもなくベティを頭頂部からつま先まで見て、またニタリと嗤った。
ENo.105からのメッセージ>>
ENo.105からのメッセージ>>
ENo.107からのメッセージ>>
ENo.230からのメッセージ>>
ENo.256からのメッセージ>>
ENo.265からのメッセージ>>
少しの間をおいて返事が返ってくる。
簡単に挨拶を済ませると戦場へと視線を向ける。
ENo.303からのメッセージ>>
苦笑。
ENo.344からのメッセージ>>
継続的な戦闘と、通信からわかったことだ。一人では到底得られなかった情報。
推測は実測により補強される。
放っておけば枯れ果てるはずの資材は次々に供給され、WHルフ・アフバルはまた歪に姿を変えていく。
であれば、ネッサをルフ・アフバルから引き離すことが救出の第一条件となる。
これから戦場となるこの市街で、迫るWHを破壊しようとする防衛部隊の間を縫って、操縦棺はそのまま擱座させる。
やってみせるしか無いだろう。ゴトーのやつはまたもや姿をくらましているが問題ない。あいつは問題を起こす側だ。
――そしてサイレンの音、霧の向こうで火線。湿った空気をゆったりと伝わってくる轟音。
艦影巨大。間違いない、ネッサが来たのだ。
ENo.534からのメッセージ>>
メッセージを送信しました
>>Eno.101ユニオン >>Eno.249 >>Eno.118
チシャ猫のように、歪んだ笑みを携えた男はベティにとって見覚えのあるものだ。
先日寄越した素材の送付者名は異なるが、指定されたパーツの送付先はやたら長ったらしい名前だった。
明らかに棺桶乗り(ハイドラライダー)としての名義、この現れた男の仮名(コードネーム)。
軽薄そうな男 「アロウ! 女神様(ミズ・ヴィーナス)。 この間はドーモ、人違いじゃなきゃ、そのにたよーなメガネのアンタが送ってくれるって話だったな。 どうせだから、顔見せがてら直接貰いに来たぜ」 |
荷運びは別の人間がやるようだ。
口角を上げる男 「ヒヒ、いきなり声かけられたのにはびびったヨ? そういう口説きは嫌いじゃないぜ。 ファンタジーなパーツと交換するつもりだったのサ」 |
全く躊躇することもなくベティを頭頂部からつま先まで見て、またニタリと嗤った。
ENo.105からのメッセージ>>
ノエル 「(・・・、、。微笑んだまましばしの沈黙」 |
ノエル 「私が借金を食らわせる時は、概ねにおいてくたばろうが地獄まで引っ張り上げに行けるようタグ付けとでも言いましょうか」 |
ノエル 「死んでも逃げれないのなら生きたままこき使い倒すだけですとも」 |
ノエル 「もし仮に『うっかり』契約期間を超えて年単位で持ち越そうが、いきている限りは微笑んで背後から会いに行きますとも」 |
ノエル 「今は誰かがくたばる予定のない死合をどうこなすかですけれど、っと…ではでは」 |
カラミティ 「そいつは良かったな ――我の方は聞くな、任務は遂行した、任務はな――まぁ、良い」 |
カラミティ 「バイオクイーン――ああ、あれは貴様が来る前の闘争だったな 奴は突然現れた、闘争の最後に、当時は情勢も殆ど流れなかったからな――本当に唐突であった 我が何も聞いていないだけかもしれないが」 |
カラミティ 「――あの頃は、我はこの残像領域に墜落してきたばかりだった、力を失い、機体も旧型だった 我は闘争の最中で、力を蓄え、本来の姿に近づいていったのだが――そこに立ちはだかったのがバイオクイーンだ 奴は複数のバイオ兵器を連れていた――いつも見ているような奴ではない、物理、霊障、粒子、火炎、電子――それぞれの種類がいた」 |
カラミティ 「我は堕ちた、覚醒から間もなくだ ――屈辱だった、ノエルがそれを見ていたのも、更に屈辱だった 我はアレに復讐しなければいけなかった、この恨み、晴らさなければいけないかった ――結果は、このザマだがな」 |
ロット 「にゃはは、ベティのねーちゃんって意外と怖がりなんだな。でも、例のメールは消さないのな。」 |
ロット 「俺様は、おばけより冗談の通じない大人の方が何倍も怖いぜ…。まぁ、そんな大人の言う事聞くのも癪だからメールは消さないけど!」 |
ロット 「花火なぁ。ず~~っと前、ここに来る前だぜ、ちょろっとだけ話を聞いたことあるぞ。空に打ち上げる火薬だろ? キレイで贅沢な照明弾みたいな感じって聞いたけど…。」 |
ロット 「それこそ、おばけみたいに皆言ってることが違ってた覚えがあるな。手に持つだとか最後はポトリと落ちるだとか、いや大きな火薬の玉を打ち上げるだとか噴水状だったとか何だとか…。」 |
ロット 「ベティのねーちゃんの故郷には花火あったのか。でも、贅沢なものなんだろ? …はっ、まさかベティのねーちゃん、けっこうな金持ちの出だったりすんのか…?」 |
バルト 「おっ、こんなネーチャンに覚えてもらえているとはありがたい話だぜ」 |
バルト 「年寄りの思い出話は楽しくねえかもしれねえけどよ、オレも昔はずっとタンク乗ってたンだよ。そん時は射撃メインだったけどな。まあ、そういうのもあってお前さんの事は尚更覚えてたのかもなあ」 |
バルト 「美しいなんてモンかどうかはわかんねえけどな、少なくとも足を引っ張るようなマネはしねえさ。お前さんも、こだわりの機体がどこまで働くのか楽しみにしてるぜ」 |
ジュネリア 「……ああ、ええ、はい。聞こえていますよ。こんばんは、よろしくお願いします。」 |
ジュネリア 「私もコロッセオには興味がありましたから、ちょうどよかったですよ。………。」 |
ジュネリア 「覚えていますよ。覚えていますとも。一度お会いしましたね。あの時は、今もですが、あるライダーを追っていてあまり余裕がありませんでしたが。」 |
ジュネリア 「それにしてもこの世界のWHの技術進歩はすさまじいですね次々と新しい技術がおろされて来ます。以前との変化を感じますよ。」 |
ジュネリア 「…さて私も、目的のためには結果を見せ付けたほうがよさそうですし…。」 |
ENo.303からのメッセージ>>
苦笑。
リー 「大隊に提示されているミッションの範囲内では、どこに身を置いてもあの女の掌中だろうな。 実質三桁数のハイドラを私兵化して、旧友とのじゃれ合いに投入しようというのは俺にも何一つ 信用できないな。その点大いに同感だよ。」 |
リー 「これだけの事をしたんだ、最早西側…少なくとも辺境の連中は我々のことを全く好意的には 思うまいよ。いやはや、組織に属しての戦争などするものじゃないな。」 |
リー 「ああ、そういえば”あれ”に声をかけてもらったみたいだね。ありがとう。 いいだろう?この広過ぎる作戦領域では俺みたいなのより余程価値の高い存在だ。」 |
ワドゥドゥ 「マシーンを動かすのに仕組みを知る必要は無いが。 仕組みのわからんことには何が仕掛けられていてもわからない、か… しかし、君のおかげで成果はあった。」 |
推測は実測により補強される。
放っておけば枯れ果てるはずの資材は次々に供給され、WHルフ・アフバルはまた歪に姿を変えていく。
ワドゥドゥ 「誰かがあのWHを支援している。ネッサを使って、混乱を呼ぶためか? それとも、兵器の開発か。だが、近傍に観測機らしき姿はないし、母機と言えるものもない。 放し飼いなんだよ。そして、その首輪はまず間違いなくあのマシーン自体だ。」 |
これから戦場となるこの市街で、迫るWHを破壊しようとする防衛部隊の間を縫って、操縦棺はそのまま擱座させる。
やってみせるしか無いだろう。ゴトーのやつはまたもや姿をくらましているが問題ない。あいつは問題を起こす側だ。
ワドゥドゥ 「…実のところ、もう頼りすぎていると言っていい。 君に返す対価に悩むくらいだ。その君がこのうえ支援してくれるなら、文句はないさ。 君の主な相手は、自動砲台や武装ビルの類になるだろう。真っ向から防衛部隊を相手に回すのは出来れば避けたい。バレないように頼む」 |
艦影巨大。間違いない、ネッサが来たのだ。
ワドゥドゥ 「!来るぞ、接敵までおよそ300カウント!市外部隊は速やかに市内まで退くはずだ、格闘戦用意! ……それと、その 男爵殿はやめてくれ、こそばゆい」 |
ジル 「あ、はじめまして……! (ぺこり、とお辞儀をしながら)」 |
ジル 「リーさんがそんなことを…… 気にかけてくれて、ありがとうございます」 |
ジル 「私より若い方もいるんですね……すごいです」 |
ジル 「私は戦闘は……あまり得意じゃないんです。 だから、こういう形でしかお手伝いできなくて……」 |
ジル 「でも、そういってもらえてうれしいです! みんなの力になれるようがんばりますねっ」 |
メッセージを送信しました
>>Eno.101ユニオン >>Eno.249 >>Eno.118
◆戦闘結果
戦闘報酬
明日の戦場
第5ブロック
地下空間探索
都市の地下に巨大な空間が発見された。謎の部隊が調査に向かっているらしい。奴らを妨害し、撃破してほしい
来週の霧濃度:87%
来週の電磁波:113%
サキミ |
マツリヤ |
ベティ・ヴィーナス |
オーモリ・シン |
赤桂・藍桂 |
ハイドレイジア |
如月マキナ |
月野 十五 |
ドギー・ハウエル |
ザビア |
冷凍室onカマキリ |
ジィル・アンガー |
ソシル=ナヅナ |
フルゥツバ・イストリ |
AQUA・AI |
アール |
ナヴァーアートマ |
デュラハン |
ジィル・アンガー |
まかろに |
--- | --- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
発光DR『メガロパ』[粒子] |
電撃型WH『テスラ』[電子] |
電撃型WH『テスラ』[電子] |
発光DR『メガロパ』[粒子] |
発光DR『メガロパ』[粒子] |
発光DR『メガロパ』[粒子] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
発光DR『メガロパ』[粒子] |
発光DR『メガロパ』[粒子] |
発光DR『メガロパ』[粒子] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
発光DR『メガロパ』[粒子] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
遊撃機『クレイモア』[物理] |
電撃型WH『テスラ』[電子] |
発光DR『メガロパ』[粒子] |
遊撃機『クレイモア』[物理] |
遊撃機『クレイモア』[物理] |
発光DR『メガロパ』[粒子] |
発光DR『メガロパ』[粒子] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
キャラデータ
名前
ベティ・ヴィーナス
愛称
ベティ
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆ベティ 現代地球のイギリス出身の女。残像領域に迷い込んでから七年ほど経過した、27歳のときにミスト・アヴェンジャーⅡとの戦いを経験した上で、そこから二年ほど経過したと認識している。この認識が正しいならば現在29歳。 ややうねった、尻を隠すほどの手入れされていないプラチナブロンドの長髪、乱視用眼鏡の下には目の隈。素材は良いのかもしれないが、本人の容姿に無頓着な性質が災いし、人を寄せ付けにくい雰囲気を醸し出している。 性格は落ち着いていてドライ、かつ短気。喜怒哀楽の怒だけが妙に表に出るタイプ。自らを卑下することが多い。 賞与や名声に興味はなく、ハイドラライダーになったことはあくまでも残像領域で暮らしていく手段の一つだと考えている。 元の世界に戻りたいかと問えば「長期間連絡が途絶えているのだから死んだと見なされているだろう」と後ろ向きな答えが返ってくるだろう。 ブロック毎に集団戦を行うシステムには「昔の好きな地点へ出撃できる制度の方がよかった」と愚痴る、変わりゆく世界に順応出来ない女。もっと悪く言えば懐古厨。生き甲斐を見失っているが、操縦棺に乗るとこの悩みが一時的に霧散する。 (全身図:http://j.mp/2pmGhMQ) ◆ウグイス 無骨な重逆関節――だったが、今は脚部を軽タンクに換えた格闘型ウォーハイドラ。 高い旋回能力で敵機を補足し、機体の速度で無理なく追いつける相手を着実に狙う戦法を取る。 ◆ラモラック社開発部ウォーハイドラ部門 ベティがオーダーメイドパーツを作るにあたり契約している企業の、ウォーハイドラに関わるパーツを取り扱う部門。 各種格闘火器・腕・ブースターなど、格闘機向けのパーツを製造している傍ら、不慣れなライダーをサポートするために操縦補助AIも研究している。 ラモラック(Lamorak)とは、残像領域ではない世界で語り継がれる物語に登場する騎士。 その勇猛さと槍の試合にまつわるエピソードに加え『常に霧の先を見つめ前進する』という経営理念の三つをL・A・馬上槍を組み合わせた企業ロゴに込めている(アイコン22)。 ※三期続投組です。時間の流れがあやふやなので三期終了時から何年経っているのかは人それぞれ、ということで。 アイコン21はしろさん(元Eno103)に描いていただいたものです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
__0__1__2__3__4__5__6__7 __8__9_10_11_12_13_14_15 _16_17_18_19_20_21_22_23 |
機体データ |
|
|
1 | エンジンB | 複合式高奏エンジン『ヤマダノオロチ』 [42/高握力/高握力] | ▼詳細 |
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2 | 電磁ブレードA | 高圧電磁ブレード『セミシグレ』 [41/高握力/高握力] 火力[2827] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[939] 精度[96] 貯水量[305] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[1565] 金額[564] 重量[200] [電子格闘] *作者* |
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3 | ヒートストリングA | 耐火ヒートストリング『ソレイユⅡ』 [42/重暴力/重暴力] 火力[536] 連撃数[4] 防御属性[火炎] 防御値[1051] 精度[268] 貯水量[61] 弾数[20] 武器属性[速射] 異常追加[40] 消費EN[12] 金額[571] 弾薬費[5] 重量[244] [火炎格闘] *作者* |
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4 | 粒子スピアA | 重粒子スピア『アバランチAF』 [43/耐火/重暴力]《装備:11》 火力[2420] 連撃数[1] 防御属性[火炎] 防御値[742] 精度[184] 貯水量[187] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[40] 消費EN[379] 金額[578] 重量[243] [粒子格闘] *作者* |
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5 | 操縦棺C | 減霧式耐電操縦棺『エレキネット』 [37/薄装減霧/薄装減霧] | ▼詳細 |
6 | 重ブースターA | まぼろしぶーすたー [42/幻想機動/幻想機動]《装備:7》 | ▼詳細 |
7 | 重ブースターA | まぼろしぶーすたー [42/幻想機動/幻想機動]《装備:8》 | ▼詳細 |
8 | 軽タンクA | 耐粒子タンクレッグ"グレムリン" [39/重旋回/耐粒]《装備:2》 機動[489] AP[2307] 旋回速度[1498] 防御属性[粒子] 防御値[778] 貯水量[485] 積載量[4400] 消費EN[373] 金額[1067] 重量[1878] [タンク] *作者* |
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9 | 素材 | 機械油44 [44/旋回/---] 特殊B[560] [素材] |
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10 | 軽タンクA | kabotya [40/重旋回/重旋回] 機動[421] AP[2348] 旋回速度[1835] 防御属性[火炎] 防御値[760] 貯水量[494] 積載量[4400] 消費EN[380] 金額[1231] 重量[1960] [タンク] *作者* |
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11 | 素材 | マニュピレーター33 [33/高握力/---] 特殊B[340] 消費EN[66] [素材] |
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12 | 霊障装甲A | L-Test-12 [34/高圧軽量/高圧軽量]《装備:10》 | ▼詳細 |
13 | エンジンB | 高握力エンジンA-03『イスヒス』 [33/高握力/高握力]《装備:3》 | ▼詳細 |
14 | パイルA | 打突追加装甲『ルフナ』 [39/耐物/出力] 火力[3119] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[1068] 貯水量[357] 弾数[1] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[120] 金額[550] 弾薬費[140] 重量[100] [物理格闘] *作者* |
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15 | 飛行ユニットA | 斥力式飛翔翼「八咫烏」 [41/高握力/高握力] | ▼詳細 |
16 | 砲塔A | S-Nagi [39/高握力/高握力]《装備:5》 | ▼詳細 |
17 | 頭部A | 弱敵追尾プログラム『スプライツ』 [40/高握力/高握力]《装備:9》 | ▼詳細 |
18 | エンジンB | ”Crustacea” [41/幻想機動/幻想機動]《装備:4》 | ▼詳細 |
19 | 操縦棺A | 女神の抱擁 [38/突撃態勢/突撃態勢]《装備:1》 | ▼詳細 |
20 | 電磁ブレードA | 『カラミティ』 [40/耐霊/高握力] 火力[2736] 連撃数[1] 防御属性[霊障] 防御値[960] 精度[95] 貯水量[298] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[1505] 金額[557] 重量[200] [電子格闘] *作者* |
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21 | エンジンB | エンジンB『火男』 [38/出力/出力] | ▼詳細 |
22 | 素材 | ブラックボックス44 [44/誘発/---] 特殊B[560] [素材] |
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23 | --- | --- | --- |
24 | 粒子スピアA | 重粒子スピア『アバランチ』 [37/重暴力/重暴力] 火力[2008] 連撃数[1] 防御属性[電子] 防御値[663] 精度[173] 貯水量[175] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[40] 消費EN[355] 金額[609] 重量[274] [粒子格闘] *作者* |
▼詳細 |
25 | パイルA | 耐霊障壁鉄杭弐式 [38/耐霊/高握力] 火力[3026] 連撃数[1] 防御属性[霊障] 防御値[1054] 貯水量[348] 弾数[1] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[157] 金額[544] 弾薬費[140] 重量[100] [物理格闘] *作者* |
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26 | 素材 | 衝撃吸収板40 [40/耐物/---] 特殊B[480] [素材] |
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27 | 頭部B | 試製高握力頭部B-0 [33/高握力/耐火] | ▼詳細 |
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30 | 砲塔A | S-Nagi [39/高握力/高握力]《装備:6》 | ▼詳細 |