ENo.0101　ベティ・ヴィーナス

　ミッションA――エウロパが犇めく戦場への出撃を要請したベティは、ブロック毎の機体の振り分け表を見て頭を抱えていた。
　第一に残像（と、確認されているウォーハイドラ）が六体もいる。支給された当時のまま一切変更を加えてられていない機体が二体。それ以外の機体はほぼ堅牢な旋回型の機体で固められていた。だがティタンフォートとして活躍しているような機体は見当たらず、索敵機も少し足が遅い。

「……こりゃ、タンクを脱ぎ捨てないといけないな」

　*

　届いたパーツや素材を再確認する。頭部C。補助輪。軽逆関節。重ブースター。高速化プラン。頭部B。最後に届いた頭部は後日使うとして、ガレージに保管しておく。先方から素材として使用してもよいとの回答をもらったので、軽逆関節と高速化プランをラモラック社へ送り、これで新たな脚部を作製してもらった。
　マーケットで買ったパーツも注文用紙と見比べて確認し直す。ミストエンジンA。レーダーB。そして、高速増殖培養槽。霊障も電磁波もバイオ兵器もさっぱり理解はできていないが、相手側に霊障攻撃を噛ましてくる敵がいない上に、味方に培養装置を積んだ機体がいるならば、これを利用しない手はない。
　――そう、ベティ・ヴィーナスは格闘機ではなく、今回は支援機として出撃することを決めたのだ。

「なるほどね。つまり稼げるアセンブルというものは、こうやって戦場に足りない要素や役割を引き受けた結果生まれてしまうものなのか」

　一は全、全は一。自分がやらねば、誰がやるのだ。

マーケットの片隅に存在する、トタン屋根の小さな休憩所。
入り口は常に開け放たれており、その横には「タバコは外でお願いします」と書かれた貼り紙と共に
「白刃」と刻まれた金属製のプレートが取り付けられている。
部屋の中央には鉄の花が挿された花瓶が乗った大きなテーブルと、それを囲むように置かれた椅子があり、
壁側の棚にはウォーターサーバーやコーヒーメーカーなどが設置されている。
ここを訪れたハイドラライダーは、皆思い思いの時間を過ごしているようだ――

格闘火器使いのライダーが集う休憩所が賑わい、情報交換の場となった……というイメージです。
情報交換の他にも雑談や休憩など、ゆるめのRPも歓迎します。
設定上同じ場所に集まってダベるだけなので、RP上特定の企業や集団への所属を強制するものではありません。

◆説明
├格闘型同士わいわいやれたらいいね！という方針のユニオンです。
├ユニオン活動はずっと【格闘*5】、ユニオン購入はずっと【機動力+3%】。
│ユニオン購入費は参加者人数によって変動しますが、恐らく【100-(設立者除く人数*2)c】。
├メンバーの誰かが死亡してしまった場合、該当者の参加許可を外し、
│空いた枠で随時新たな参加者を募集する可能性があります。ご了承ください。
├【101ユニオン】での交流も歓迎いたします。
└詳細・参加申請・設立者への連絡は下記URLにて。
　http://privatter.net/p/2238181