第5週目 アンナロッテの一週間
◆日記
「ちょっと、あなたうちの工廠に来なさい」
帰投後、アンナはブラッド・メルヴィルを呼び止めた。
EN切れを起こすような無茶なアセンブルのせいで、索敵機のはずのこちらが彼を守る羽目になったからだ。
僚機を組んでからの戦闘は、今までよりもずっと気を楽に持てるようになった。と思っていたら、地図データ上で僚機が完全に止まっていたのだ。びっくりして、怒鳴りつけるのと一緒に彼の元まで駆けつけてしまった。
「僚機組むとき、あなた、何て言ってたっけ!?」
『えーと確か……キミは誰かが傍にいたほうがいいよ、だったかな』
答える声のなんと気の抜けたこと!
あなた今、戦場で棺に収まってるんだけど! 死ぬのを待ってるような状態なんだけど! それわかってんの!? わかってないでしょうその声!!!!
「だったらちゃんとしなさいよもう! ここまで向こう見ずな戦い方をする人だとは思わなかった!」
とりあえず彼を守らなければいけなくて、パルス砲を剥ぎ取り敵の自動操縦機を仕留めた。聞こえてきた口笛に文句を飛ばして、帰ったら文句を全部ぶつけてやる気でいたのだった。
だけど私が彼にあれこれ言うより、リリアンにどうにかしてもらったほうが早い。
それで、ブラッド・メルヴィルを工廠に誘うことにした。
「きゃっ…!」
きゃっ? わざとらしく口に手を当てる男をねめあげる。
格闘機のくせにEN切れだなんて死ななかったことがラッキーだった。そんな無謀なことをして、命拾いしたばかりでへらへらと。
「きゃっじゃないわよそんなイベントじゃないからこれ! 恥ずかしそうに口元抑えんな!」
多少強引な言い方をしたかもしれないけど、照れるような用件じゃない。っていうか、道行くライダーがじろじろ見ていくのが恥ずかしい。わざわざ誤解されるようなことばっかりされるのに、いちいち怒ってしまう自分が恨めしい。
「メカニックが居るのよ、私専属の。あなた、まだ新人だからどうせそういうコネとか無いでしょ。頼んであげるから、そこであなたの機体も整備してもらいましょ」
私というか、創造主の。
「今から?」
えっ断るわけ? 断るわけか?
「……なんか用事でもあるわけ?」
「いやー、実は俺、最近下宿始めたんだけど……そこの夕食で今夜はカレーが出る予定で」
カレー。カレーですか。生命線であるウォーハイドラの整備よりカレー。
ばかばかしくて彼を置き去りに歩き出す。
私がバカだった。有り得ないだろう。僚機にメカニックを紹介してもらって? カレーが食べたいから断る? カレーで?
そこまできて、ようやく彼は慌てて追いかけてきた。
「明日!明日絶対行くから!紹介してくれてありがとう!」
「……悪ふざけもいい加減にしないと、僚機やめるから……」
「大丈夫! もうしない!」
彼は親指を立てる。なんだその自信は。まったく信じられない。
でも別に、これがなければしっかりしているのは薄々わかっているのだ。
悔しい。溜め息をつく。
「場所は、後で暗号化して送信しておくわ。リリアンに迷惑かけないようにね」
「リリアン、てのがその、アンナのメカニックの名前なのか?」
「そう。五年前からの仲よ。まあ、身内みたいなものだけど……腕は確かだから」
「ふーん……アンナより年上なの?」
「ええ。五つほど」
「えっ。じゃあ俺、その人と同い年かも」
うわっその情報いらない。
「なるほど。身内で年上。つまりアンナの保護者みたいなものってことかあ」
「保護者じゃないわよあんた私をいくつだと思ってんのよねえちょっと」
なるほど。なるほどねーなどと言って、ブラッド・メルヴィルは人の話をまったく聞いていない。
「ねえ! あなた、本当に大丈夫? ちゃんと振る舞ってよ?」
本当は会わせたくない。リリアンと創造主は、任務が終わる度に最新のブラッド・メルヴィルの噂で盛り上がっている。本人降臨となればテンション爆上げだろう。
「大丈夫だって!」と彼は再び親指を立てる。
もう溜め息しか出ない。
「ともかく、僚機になったんだから。せめて最後まで一緒に戦えるようになってよね」
念を押しても、彼はにこにこするばかりで不安は拭えなかった。
リリアンに頼むと、創造主もろとも(創造主は地獄耳で知っていたくせに)やけにはしゃぎ、いよいよ翌日の不安は積もるばかりだった。
そうして迎えた翌日。
「初めまして!俺、アンナさんと僚機としてお付き合いさせて頂いております、ブラッド・メルヴィルって言います! 趣味は読書! 好きな料理はシチューとカレー! アンナさんにはいつもお世話になっております!!!」
「ハアアアアアアアアア!!!???」
ドヤッ、じゃないブラッド・メルヴィル!!!!!
お前なにひとつとして伝わってなかったじゃない!!!!
文句が玉突き事故を起こしている。喉から出るのは無意味な大声で、隣でリリアンが爆笑していた。本人を目の前にして人に指を差すのはやめてほしい。
「アンナ……あんた、結婚でもするの? ひい…初耳……恋人がいるならもっと早く紹介してよね!!」
「リリアン!! 違う! ねえ! 本当に違うから!!!」
「あら、そうなの?それは残念」
なんで!! そうなる!!! リリアン!! ちょっと!!!!
リリアンは笑いすぎて目元を拭いながら、まだ笑っている。
「じゃあ、リリアン、お願い。私はレーダーの調整してるから」
この調子で大丈夫なんだろうか。でもこれ以上笑われるのも嫌だから、アンナはさっさと立ち去ることにした。
*
「あなた、さっきのあれ、わざとでしょ」
「あ、バレてたの」
アンナが声の聞こえない程まで遠ざかってから、リリアンはブラッド・メルヴィルに話しかけた。彼は笑顔で答えて、こちらも笑いがこぼれてしまう。
「駄目よ、からかっちゃ。あの子、からかうと面白いんだから」
「わかる」
彼は真顔で頷く。
「いじると輝くタイプ」
「ふふ、アンナも可哀想」
よく分かっている。アンナは真面目で、人付き合いも苦手だから、冗談だとわっかっていてもむきになって反論するしかわからないのだ。それを面白いとみるか、可哀想とみるかは人による。リリアンは圧倒的に前者主義だ。
スパナを握り直し、《フォグホーン》を見上げる。
小型の、逆関節格闘機。デュアルブレードとパルス砲、いくつかのブースター。まとまったアセンブルだ。出会ったときのアンナよりましかもしれない。
だが、かなりくたびれている。節々の汚れを見るに、がたがきていてもおかしくなさそうだ。
「荒っぽい乗り方してるわねー・・・・・・」
「いやあ、それほどでも・・・・・・へへ」
「褒めてないから。本気で照れないでよ。もう、よくわからない人ね」
素直なんだかふざけてるんだか、誠実なんだか軽薄なんだか、全然わからない。
腹を見ないことには始まらない。各パーツの駆動部も気になるし、全部ばらして組み立て直したい衝動もある。
だがそこまで手が回るわけもない。こちとら《デコポッド》――アンナがやっと愛機に名前を付けてくれた――と創造主で手一杯にしていたいのだ。
「エンジン、かなり消耗してるわね。エネルギー効率が悪くなってるから、マーケットで新しいのを見繕ったほうが良いわ。エンジンそのものを増やすのも手ね」
一先ずできることとして、パーツの取り外しとクリーニングを行う。ついでにアセンブルのおすすめなんかも伝えてやる。ブラッド・メルヴィルは食い入るように聞いていた。なんだ、随分熱心じゃないか。
「すごいな! 流石はアンナが頼りにしてるメカニックだ! ありがとうな!」
「どういたしまして。慣れてくればきっと、感覚的にわかるようになることも多いわよ」
なかなか悪い気はしない。が、なおさらむくむくと黒いものが胸の中で首をもたげてくる。
「そう言えば・・・・・・あたしもあなたにお礼を言わなくちゃいけなかったんだった」
「え?」
きょとんとしたブラッド・メルヴィルへ、続ける。
アンナのこと。わざとらしいほどしんみりと、ゆっくり。笑い出してしまいそうなのを我慢する。
「助けてくれたんでしょ?ありがとうね。あの子にこんな相手ができるなんて、思いもしなかった。良い人みたいで嬉しいわ」
「え、あ、その」
ブラッド・メルヴィルはおろおろとたじろいた。ははあ、なるほど。からかうのは先手必勝タイプなのか。面白いおもちゃを見つけた。
「俺、からかわれてる?」
「ええ」
これはこれでアンナとは違った楽しみ方ができる。意地の悪い笑いがまた我慢できなかった。
ブラッド・メルヴィルは憮然とした顔で黙る。
「・・・・・・ずっと、あたしの役目だったの。アンナを助けるのは」
黙ってくれたのならちょうどいい。この男には、言っておかなきゃならないことがある。なんとなく、創造主には聞かれたくない話だ。あいつに握られる弱味はないのがずっといい。
「通信機器は持ってる?」
ブラッド・メルヴィルはかぶりを振った。持っていたら踏み潰してやれたのに、惜しい。
起動テスト中だった《フォグホーン》の機能をダウンさせ、創造主の耳になるものの電源コードを引っこ抜いていく。工廠中を見回し、カメラの類いの死角へブラッド・メルヴィルを手招きした。
「・・・・・・ごめんなさいね。内緒話が難しいのよ、ここは」
彼はなにか察しているのか、神妙な顔で頷いた。先日、意識のないアンナを創造主と一緒に連れ戻したのは彼だ。その時に創造主と話したのかもしれない。あいつがこの男をどう操ったのか見物だったろう。
続き(あと数百字程度)
https://goo.gl/3BkE7m
帰投後、アンナはブラッド・メルヴィルを呼び止めた。
EN切れを起こすような無茶なアセンブルのせいで、索敵機のはずのこちらが彼を守る羽目になったからだ。
僚機を組んでからの戦闘は、今までよりもずっと気を楽に持てるようになった。と思っていたら、地図データ上で僚機が完全に止まっていたのだ。びっくりして、怒鳴りつけるのと一緒に彼の元まで駆けつけてしまった。
「僚機組むとき、あなた、何て言ってたっけ!?」
『えーと確か……キミは誰かが傍にいたほうがいいよ、だったかな』
答える声のなんと気の抜けたこと!
あなた今、戦場で棺に収まってるんだけど! 死ぬのを待ってるような状態なんだけど! それわかってんの!? わかってないでしょうその声!!!!
「だったらちゃんとしなさいよもう! ここまで向こう見ずな戦い方をする人だとは思わなかった!」
とりあえず彼を守らなければいけなくて、パルス砲を剥ぎ取り敵の自動操縦機を仕留めた。聞こえてきた口笛に文句を飛ばして、帰ったら文句を全部ぶつけてやる気でいたのだった。
だけど私が彼にあれこれ言うより、リリアンにどうにかしてもらったほうが早い。
それで、ブラッド・メルヴィルを工廠に誘うことにした。
「きゃっ…!」
きゃっ? わざとらしく口に手を当てる男をねめあげる。
格闘機のくせにEN切れだなんて死ななかったことがラッキーだった。そんな無謀なことをして、命拾いしたばかりでへらへらと。
「きゃっじゃないわよそんなイベントじゃないからこれ! 恥ずかしそうに口元抑えんな!」
多少強引な言い方をしたかもしれないけど、照れるような用件じゃない。っていうか、道行くライダーがじろじろ見ていくのが恥ずかしい。わざわざ誤解されるようなことばっかりされるのに、いちいち怒ってしまう自分が恨めしい。
「メカニックが居るのよ、私専属の。あなた、まだ新人だからどうせそういうコネとか無いでしょ。頼んであげるから、そこであなたの機体も整備してもらいましょ」
私というか、創造主の。
「今から?」
えっ断るわけ? 断るわけか?
「……なんか用事でもあるわけ?」
「いやー、実は俺、最近下宿始めたんだけど……そこの夕食で今夜はカレーが出る予定で」
カレー。カレーですか。生命線であるウォーハイドラの整備よりカレー。
ばかばかしくて彼を置き去りに歩き出す。
私がバカだった。有り得ないだろう。僚機にメカニックを紹介してもらって? カレーが食べたいから断る? カレーで?
そこまできて、ようやく彼は慌てて追いかけてきた。
「明日!明日絶対行くから!紹介してくれてありがとう!」
「……悪ふざけもいい加減にしないと、僚機やめるから……」
「大丈夫! もうしない!」
彼は親指を立てる。なんだその自信は。まったく信じられない。
でも別に、これがなければしっかりしているのは薄々わかっているのだ。
悔しい。溜め息をつく。
「場所は、後で暗号化して送信しておくわ。リリアンに迷惑かけないようにね」
「リリアン、てのがその、アンナのメカニックの名前なのか?」
「そう。五年前からの仲よ。まあ、身内みたいなものだけど……腕は確かだから」
「ふーん……アンナより年上なの?」
「ええ。五つほど」
「えっ。じゃあ俺、その人と同い年かも」
うわっその情報いらない。
「なるほど。身内で年上。つまりアンナの保護者みたいなものってことかあ」
「保護者じゃないわよあんた私をいくつだと思ってんのよねえちょっと」
なるほど。なるほどねーなどと言って、ブラッド・メルヴィルは人の話をまったく聞いていない。
「ねえ! あなた、本当に大丈夫? ちゃんと振る舞ってよ?」
本当は会わせたくない。リリアンと創造主は、任務が終わる度に最新のブラッド・メルヴィルの噂で盛り上がっている。本人降臨となればテンション爆上げだろう。
「大丈夫だって!」と彼は再び親指を立てる。
もう溜め息しか出ない。
「ともかく、僚機になったんだから。せめて最後まで一緒に戦えるようになってよね」
念を押しても、彼はにこにこするばかりで不安は拭えなかった。
リリアンに頼むと、創造主もろとも(創造主は地獄耳で知っていたくせに)やけにはしゃぎ、いよいよ翌日の不安は積もるばかりだった。
そうして迎えた翌日。
「初めまして!俺、アンナさんと僚機としてお付き合いさせて頂いております、ブラッド・メルヴィルって言います! 趣味は読書! 好きな料理はシチューとカレー! アンナさんにはいつもお世話になっております!!!」
「ハアアアアアアアアア!!!???」
ドヤッ、じゃないブラッド・メルヴィル!!!!!
お前なにひとつとして伝わってなかったじゃない!!!!
文句が玉突き事故を起こしている。喉から出るのは無意味な大声で、隣でリリアンが爆笑していた。本人を目の前にして人に指を差すのはやめてほしい。
「アンナ……あんた、結婚でもするの? ひい…初耳……恋人がいるならもっと早く紹介してよね!!」
「リリアン!! 違う! ねえ! 本当に違うから!!!」
「あら、そうなの?それは残念」
なんで!! そうなる!!! リリアン!! ちょっと!!!!
リリアンは笑いすぎて目元を拭いながら、まだ笑っている。
「じゃあ、リリアン、お願い。私はレーダーの調整してるから」
この調子で大丈夫なんだろうか。でもこれ以上笑われるのも嫌だから、アンナはさっさと立ち去ることにした。
*
「あなた、さっきのあれ、わざとでしょ」
「あ、バレてたの」
アンナが声の聞こえない程まで遠ざかってから、リリアンはブラッド・メルヴィルに話しかけた。彼は笑顔で答えて、こちらも笑いがこぼれてしまう。
「駄目よ、からかっちゃ。あの子、からかうと面白いんだから」
「わかる」
彼は真顔で頷く。
「いじると輝くタイプ」
「ふふ、アンナも可哀想」
よく分かっている。アンナは真面目で、人付き合いも苦手だから、冗談だとわっかっていてもむきになって反論するしかわからないのだ。それを面白いとみるか、可哀想とみるかは人による。リリアンは圧倒的に前者主義だ。
スパナを握り直し、《フォグホーン》を見上げる。
小型の、逆関節格闘機。デュアルブレードとパルス砲、いくつかのブースター。まとまったアセンブルだ。出会ったときのアンナよりましかもしれない。
だが、かなりくたびれている。節々の汚れを見るに、がたがきていてもおかしくなさそうだ。
「荒っぽい乗り方してるわねー・・・・・・」
「いやあ、それほどでも・・・・・・へへ」
「褒めてないから。本気で照れないでよ。もう、よくわからない人ね」
素直なんだかふざけてるんだか、誠実なんだか軽薄なんだか、全然わからない。
腹を見ないことには始まらない。各パーツの駆動部も気になるし、全部ばらして組み立て直したい衝動もある。
だがそこまで手が回るわけもない。こちとら《デコポッド》――アンナがやっと愛機に名前を付けてくれた――と創造主で手一杯にしていたいのだ。
「エンジン、かなり消耗してるわね。エネルギー効率が悪くなってるから、マーケットで新しいのを見繕ったほうが良いわ。エンジンそのものを増やすのも手ね」
一先ずできることとして、パーツの取り外しとクリーニングを行う。ついでにアセンブルのおすすめなんかも伝えてやる。ブラッド・メルヴィルは食い入るように聞いていた。なんだ、随分熱心じゃないか。
「すごいな! 流石はアンナが頼りにしてるメカニックだ! ありがとうな!」
「どういたしまして。慣れてくればきっと、感覚的にわかるようになることも多いわよ」
なかなか悪い気はしない。が、なおさらむくむくと黒いものが胸の中で首をもたげてくる。
「そう言えば・・・・・・あたしもあなたにお礼を言わなくちゃいけなかったんだった」
「え?」
きょとんとしたブラッド・メルヴィルへ、続ける。
アンナのこと。わざとらしいほどしんみりと、ゆっくり。笑い出してしまいそうなのを我慢する。
「助けてくれたんでしょ?ありがとうね。あの子にこんな相手ができるなんて、思いもしなかった。良い人みたいで嬉しいわ」
「え、あ、その」
ブラッド・メルヴィルはおろおろとたじろいた。ははあ、なるほど。からかうのは先手必勝タイプなのか。面白いおもちゃを見つけた。
「俺、からかわれてる?」
「ええ」
これはこれでアンナとは違った楽しみ方ができる。意地の悪い笑いがまた我慢できなかった。
ブラッド・メルヴィルは憮然とした顔で黙る。
「・・・・・・ずっと、あたしの役目だったの。アンナを助けるのは」
黙ってくれたのならちょうどいい。この男には、言っておかなきゃならないことがある。なんとなく、創造主には聞かれたくない話だ。あいつに握られる弱味はないのがずっといい。
「通信機器は持ってる?」
ブラッド・メルヴィルはかぶりを振った。持っていたら踏み潰してやれたのに、惜しい。
起動テスト中だった《フォグホーン》の機能をダウンさせ、創造主の耳になるものの電源コードを引っこ抜いていく。工廠中を見回し、カメラの類いの死角へブラッド・メルヴィルを手招きした。
「・・・・・・ごめんなさいね。内緒話が難しいのよ、ここは」
彼はなにか察しているのか、神妙な顔で頷いた。先日、意識のないアンナを創造主と一緒に連れ戻したのは彼だ。その時に創造主と話したのかもしれない。あいつがこの男をどう操ったのか見物だったろう。
続き(あと数百字程度)
https://goo.gl/3BkE7m
NEWS
本日のニュースです突如、一週間にわたって降り注いだ雨はようやくやみました
青空に現れた謎の雨雲は、いまはどこに流れたか分かりません
青空の戻った空には、アルラウネの森を住処とする鳥や蝙蝠が時折飛び交います
この奇妙な現象について、専門家は固く口を閉ざしています
何らかの、異常気象が発生していると思われます
一方、北の遺跡では――
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「ゴホゴホッ……シルエット・レガリアがなぜ必要か……ヒヒッ」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「……任務を遂行させるのに、目的を提示しないのは愚策だからな……」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「……簡単に言うと、シルエット・レガリアの力によって、時空に干渉し、真の世界へ戻ることができる……」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「つまり、この世界は……残像領域は、偽りの世界ということだ……ゴホッ……」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「領域瞬間霊送箱によって、消えた機体がどこに向かうのか……考えたことは?」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「そして、次元潜航によって沈んだ先に何がある?……ゴホッ」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「われらの存在する残像領域は、影に過ぎない。真の世界が魔力の光によって照らされた先の、影」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「真の世界へと戻る時が来る。必ずだ。なぜなら、もうすぐこの偽りの世界は、なくなってしまうのだから――」 |
シルウェストリス航空の本社ビルにて、火災が発生している模様です
謎の爆発とともに、炎が吹き上がり、辺りは騒然となっています
目撃者の証言によると、ビルの上空を旋回する謎の機体が確認されており
火災との関連を疑われています
撮影された映像によると、ウォーハイドラに酷似した人型の機体で
ただ、操縦棺のあるべき場所には何もなく――
◆訓練
制御*3の訓練をしました制御*3が31上昇した
制御*3の訓練をしました経験値が足りない
制御*3の訓練をしました経験値が足りない
制御*3の訓練をしました経験値が足りない
制御*3の訓練をしました経験値が足りない
制御*3の訓練をしました経験値が足りない
制御*3の訓練をしました経験値が足りない
制御*3の訓練をしました経験値が足りない
制御*3の訓練をしました経験値が足りない
制御*3の訓練をしました経験値が足りない
制御*3の訓練をしました経験値が足りない
制御*3の訓練をしました経験値が足りない
制御*3の訓練をしました経験値が足りない
制御*3の訓練をしました経験値が足りない
制御*3の訓練をしました経験値が足りない
アンナはアーゴ・ペル・オロッジョを969cで購入した!!
アンナはドルネスタンルフの『回転』を969cで購入した!!
マテリアルベルト発動機と契約成功!!
アンナはテンプルを371cで購入した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
◆作製
資金を100を投入した!!
作成時発動! 重量軽減!! パーツ重量を -23 修正!!
レーダーB設計書と軽量化プラン23を素材にしてぼろぼろの黒い服(クリーニング明け)を作製した!!
◆戦闘システム決定
コネクト に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1に〈電池入れ〉を装備した
脚部2にテンプルを装備した
スロット3にぼろぼろの黒い服(クリーニング明け)を装備した
スロット4にまだら模様の脚を装備した
スロット5に簡易砲塔A[オーバーホール]を装備した
スロット6にセラエノの小石を装備した
スロット7にラムダ式試作加速装置を装備した
スロット8に試作型竜炉を装備した
スロット9に強そうなハサミを装備した
スロット10に軽量型エンジンB『クヴェレ』を装備した
スロット11に触覚を装備した
◆僚機設定
ブラッド・メルヴィルとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションA
ユニオン活動
ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
ランダムの訓練をしました
利子配当…………100c
ランダムの訓練をしました
ランダムが1上昇した
ランダムの訓練をしましたランダムが1上昇した
ランダムの訓練をしましたランダムが1上昇した
ランダムの訓練をしましたランダムが1上昇した
ランダムの訓練をしましたランダムが1上昇した
メッセージ
ENo.37からのメッセージ>>
ブラッド 「アンナー! 今日もお疲れ!」 |
ブラッド 「なんかナース服が好きな人? を探してる奴らがいっぱい居て、アンナのことかなって思ったから、多分それはアンナだって教えといたぜ!!! 持ってただろ?ボロボロのナース服!」 |
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1250
追加収入 65
攻撃戦果補正3.47%
支援戦果補正9.18%
防衛戦果補正5.25%
敵警戒値補正0.271%
合計現金収入1568
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額530
整備請求額 0
ユニオン費 0
ユニオン利子100
◆反応値が2成長しました
◆経験値が30増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 65
攻撃戦果補正3.47%
支援戦果補正9.18%
防衛戦果補正5.25%
敵警戒値補正0.271%
合計現金収入1568
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額530
整備請求額 0
ユニオン費 0
ユニオン利子100
◆反応値が2成長しました
◆経験値が30増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
アンナは衝撃吸収板24を入手した!
アンナは演算装置24を入手した!
明日の戦場
第1ブロック
セクション・2[ハッキング]
セクション・2。深い水に閉ざされた、闇の奥底へ――
来週の霧濃度:90%
来週の電磁波:77%
来週の警戒値:300%
HyD汎用接続子『北斗Ⅲ型』 |
Velgr/HræS |
i |
クラオス・L・ニューマン |
ウルフィング・スモーク |
スタニスワフ・クビツァ |
"Black Star" |
アルヴィオ |
シェリー |
ヴィンス・ナイトレイ |
ダレル・D・ディーキン |
エレライナ・マーラジカル |
アグロヴァル・エッフェンベルグ |
ブラッド・メルヴィル |
アンナロッテ |
ティー |
エイジ・アサヒ |
アキラ・ハリアエトゥス |
萌え声 |
ボンゴレロッソ赤塚 |
--- | --- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫[デバステイター] |
『固定砲台』[物理] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
『装甲車』[火炎] |
『トーチカ』[物理] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
『装甲車』[火炎] |
『装甲車』[火炎] |
『トーチカ』[物理] |
『固定砲台』[物理] |
『装甲車』[火炎] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
『固定砲台』[物理] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
『装甲車』[火炎] |
『固定砲台』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
『装甲車』[火炎] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
『固定砲台』[物理] |
『固定砲台』[物理] |
『固定砲台』[物理] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
『固定砲台』[物理] |
『固定砲台』[物理] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
『水場』[粒子] |
『水場』[粒子] |
『水場』[粒子] |
キャラデータ
名前
アンナロッテ
愛称
アンナ
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ハイドラライダー五年目の漂流者。 友達は最近人工知能だと発覚した自称<<創造主>>(クリエイター)だけだが、仲は良くない。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
__0__1__2__3__4__5__6__7 __8__9_10_11_12_13_14_15 _16_17_18_19_20_21_22_23 |
機体データ |
|
|
1 | 素材 | レイドーム23 [23/広域索敵/---] 消費EN[23] [素材] |
▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | 砲塔A | アーゴ・ペル・オロッジョ [22/旋回/旋回] | ▼詳細 |
3 | エンジンB | ドルネスタンルフの『回転』 [22/旋回/旋回] | ▼詳細 |
4 | 素材 | 衝撃吸収板24 [24/耐物/---] 特殊B[160] [素材] |
▼詳細 |
5 | エンジンA | 簡易エンジンA [20/索敵/---] | ▼詳細 |
6 | 素材 | 演算装置24 [24/重精密/---] 特殊B[160] [素材] |
▼詳細 |
7 | --- | --- | --- |
8 | 軽ブースターB | 簡易軽ブースターB [20/索敵/---] | ▼詳細 |
9 | レーダーB | まだら模様の脚 [21/索敵/AP回復]《装備:4》 | ▼詳細 |
10 | --- | --- | --- |
11 | 素材 | 自動修復装置23 [23/AP回復/---] [素材] |
▼詳細 |
12 | レーダーB | 触覚 [20/索敵/索敵]《装備:11》 | ▼詳細 |
13 | レーダーB | ぼろぼろの黒い服(クリーニング明け) [23/機動/重量軽減]《装備:3》 | ▼詳細 |
14 | --- | --- | --- |
15 | レーダーB | 強そうなハサミ [22/装甲/広域索敵]《装備:9》 | ▼詳細 |
16 | 砲塔B | CrB-Turret [20/旋回/---] | ▼詳細 |
17 | 軽タンクA | Greynightjar [20/旋回/---] 機動[299] AP[1667] 旋回速度[999] 防御属性[火炎] 防御値[540] 貯水量[351] 積載量[4400] 消費EN[270] 金額[360] 重量[1800] [タンク] *作者* |
▼詳細 |
18 | --- | --- | --- |
19 | レーダーA | 虚無レーダーA-索敵 [20/索敵/---] | ▼詳細 |
20 | レーダーA | メガサーチャー [20/索敵/---] | ▼詳細 |
21 | 軽タンクA | The Crest-T1 [20/旋回/旋回] 機動[306] AP[1706] 旋回速度[1069] 防御属性[火炎] 防御値[552] 貯水量[359] 積載量[4400] 消費EN[276] 金額[420] 重量[1800] [タンク] *作者* |
▼詳細 |
22 | 砲塔A | 簡易砲塔A[オーバーホール] [20/旋回/旋回]《装備:5》 | ▼詳細 |
23 | エンジンB | 試作型竜炉 [20/AP回復/AP回復]《装備:8》 | ▼詳細 |
24 | --- | --- | --- |
25 | 操縦棺A | 〈電池入れ〉 [21/重装甲/重装甲]《装備:1》 | ▼詳細 |
26 | 軽多脚A | テンプル [22/跳躍/重量軽減]《装備:2》 機動[486] 跳躍[129] AP[996] 旋回速度[960] 防御属性[霊障] 防御値[185] 貯水量[180] 積載量[3600] 消費EN[743] 金額[371] 重量[856] [多脚] *作者* |
▼詳細 |
27 | エンジンB | 軽量型エンジンB『クヴェレ』 [21/重量軽減/重量軽減]《装備:10》 | ▼詳細 |
28 | レーダーD | セラエノの小石 [20/重量軽減/重量軽減]《装備:6》 | ▼詳細 |
29 | 重ブースターA | 柔らかい銀行の空 [21/重量軽減/重量軽減] | ▼詳細 |
30 | 重ブースターA | ラムダ式試作加速装置 [21/重量軽減/重量軽減]《装備:7》 | ▼詳細 |