ENo.0276　ローデット・ダイス

久しぶりに自身で操縦したウォーハイドラはなんというか、片腕だとやはり辛いものがあった。
そうなってくるとやはり腕を戻して欲しくなるというのが現状だ。
出来ればこの戦闘状態を保つ為に付け替え式、日常の生活にも困らない程度のものが。


「っつーわけでなんとかならねえ？」

「そう唐突に言われてもこちらとしてはお前さんが金払わねえと資金不足なんだが」

「やっぱりそうなっちまうか……」


費用としては大分かかるだろう、それこそ現状のままだといつになるのかわからない。
しかしそのままだときついというのはわかっている、だからこそどうにかならないものだろうか。


「まあ、そうだな……考えてやらんでもないが」

「えっ、マジで？」

「ただそれなりの収入は必要だぞ、そうだな……支援戦果補正9.00％以上でどうだ？」

「……あー、やだやだ、人の足元見やがって」

「そうか？別に他の戦果で言ってない分楽だと思うぞ、なあ支援メインさんよ」

「くっそ、戦果出せばいいんだろ、出せば！」

「おう、しっかりやれよ」


そう言ってそいつはケタケタと笑った、まるで人が出せないと思っているように。
今に見ていろよと恨めしそうな表情で相手を見て、ウォーハイドラの調整に入った。
この前のようなミスさえしなければ、戦果を出すくらい簡単なんだ。

とあるものを求める為の集まり場。
それが何であろうと構わない、情報収集の場でもある。


制御*5、ユニオン購入は適当