第34週目 insanelyの一週間
霊障見舞金として500cの資金が送られました
◆日記
(30週目より続く一連の日記の続きです。今回はEno265様の日記を先にお読みください。
順番等については、末尾付録よりご覧いただけましたら幸いです。)
††††††
夜半、濃霧に包まれた市街。
家屋の屋根の上を黒い影が跳び移り、酒精に毒されぐったりとしたジュネリアを運搬していた。
肩から背に回した手でジュネリアの襟を掴み、ズタ袋のように担いでいる。
酷い有様だった。全く遠慮の無い加速に過酷な振動が伴い、ジュネリアの服はそこら中が赤黒い染みに席巻されていた。
黒い影…リーはその様子にまるで頓着を見せなかった。一言も口を開きはしなかった。
数分後。つい数時間前、ジュネリアが飛び出したままの部屋に辿り着いていた。
リーはジュネリアに断りもせずセキュリティ・キーを無造作に突破する。
主人以外の下知に従ったスライドドアは自ら脇へ退がり、リーは堂々と室内へ不法侵入した。
「ほれ」
「…………げあっ!?」
照明一つつけずに寝所に乗り込み、軽々とジュネリアをベッドへと放り投げる。
ある程度柔らかいとはいえ、開いた傷口に全体重で圧し掛かるのだからたまらない。
奇妙な悲鳴を上げ、ジュネリアの意識は無理矢理覚醒させられた。
「うん?まだ痛むか。悪かったな」
苦悶し身を折るジュネリアへと手を伸ばす……叩き落とされた。
「よけいなことを……!するんじゃ、ない!」
息も絶え絶えに、殺意に血走るような視線を返す。
否、仮面の下に隠された目は実際酷く充血し、白目が殆ど赤く染まっていた。
古傷からの出血こそ殆ど治まったようだが、顎からは未だに脂汗の混じった血が滴となって垂れていた。
「適湿清潔に保っておかないと後に引くぞ?まあその体で今更という気持ちはわからんでもないが」
激昂に取り合わず、買得の商品を勧めるような気安さでやり返す。
唸るジュネリアに背を向け、暗がりの中手近な机へと足を向ける。
「認めよう、俺はお前を誤解していた。具体的な手掛かりを求め、無慈悲に目的達成のために歩を進めるタイプだと期待していた」
「だがまあ、その期待は裏切られた。今のお前は思い込みと独り善がりで構成された、腕が立つだけのただのライダーに過ぎない」
言葉こそ侮蔑そのものだが、その口調は酷く穏やかなものだった。
「20年、20年か。俺はもったいなく思うよ。だが、お前は幸運にも今日生きて帰ってこれた。俺の気が向けば何度でも死んでいたにも関わらず、だ」
机の上に、ごとりと音を立てて端末を置き、操作する。
「今でも尚、それほどまでお前の能力を評価している。無駄遣いをするな。為すべきを捉え、目的を果たせ。」
「頭の悪いお前でもわかるように、俺の今までの仕事の記録…拾える限りではあるが、こいつに残しておく。オフィシャルな記録からは抹消されているが、時系列を辿って裏取りをするくらいは自分でやれ。」
凄まじい打鍵音を上げて、十数秒。処理を終えたリーが立ち上がる。
「ついでに、壁紙を最高に格好いい俺の本当の愛機の画像にしてやった。裏向きに公開できる範囲で、各種仕様やら諸々も添えておこう。お前が余程物覚えが悪くなければ、お前のお目当とは全然方向性が違うってことくらいわかるはずだ。なんせ俺以外に使われることを一切想定していないからな。」
「あああと、この端末で通信接続をするのはやめておけ。本当に経済的怨恨を抱えた連中が俺目当てで大挙してお前を害しに来るかもしれん。」
ジュネリアの方を一瞥することもなく、ドアへと向かう。
「それでもまだ俺に拘るなら、その時は適切に処理してやろう。誠に不本意ではあるが、お前の奪われたものと同じ場所には確実に届けてやるよ」
手一つ上げず、ドアの向こうへと消えていった。
全身の痛みに苦しみながら奴の出て行ったドアに向かって声を上げる。
「いつまでも驕っていろ!その驕りがお前を殺す!!」
仮面の男の遠吠えは、奴には届かない。
††††††
(以上で、28回戦闘後~29回戦闘前までを描いた一連の日誌は終了になります。
永らくお付合い下さったEno101様、+リンク265+様、描写の場にユニオンの設定を使わせて下さったEno233様、
一連のロールのきっかけとなったEno534様に、この場をお借りして改めて大きくお礼申し上げます。
本当にありがとうございました!)
付録:時系列
https://matud.tumblr.com/post/167055756399
順番等については、末尾付録よりご覧いただけましたら幸いです。)
††††††
夜半、濃霧に包まれた市街。
家屋の屋根の上を黒い影が跳び移り、酒精に毒されぐったりとしたジュネリアを運搬していた。
肩から背に回した手でジュネリアの襟を掴み、ズタ袋のように担いでいる。
酷い有様だった。全く遠慮の無い加速に過酷な振動が伴い、ジュネリアの服はそこら中が赤黒い染みに席巻されていた。
黒い影…リーはその様子にまるで頓着を見せなかった。一言も口を開きはしなかった。
数分後。つい数時間前、ジュネリアが飛び出したままの部屋に辿り着いていた。
リーはジュネリアに断りもせずセキュリティ・キーを無造作に突破する。
主人以外の下知に従ったスライドドアは自ら脇へ退がり、リーは堂々と室内へ不法侵入した。
「ほれ」
「…………げあっ!?」
照明一つつけずに寝所に乗り込み、軽々とジュネリアをベッドへと放り投げる。
ある程度柔らかいとはいえ、開いた傷口に全体重で圧し掛かるのだからたまらない。
奇妙な悲鳴を上げ、ジュネリアの意識は無理矢理覚醒させられた。
「うん?まだ痛むか。悪かったな」
苦悶し身を折るジュネリアへと手を伸ばす……叩き落とされた。
「よけいなことを……!するんじゃ、ない!」
息も絶え絶えに、殺意に血走るような視線を返す。
否、仮面の下に隠された目は実際酷く充血し、白目が殆ど赤く染まっていた。
古傷からの出血こそ殆ど治まったようだが、顎からは未だに脂汗の混じった血が滴となって垂れていた。
「適湿清潔に保っておかないと後に引くぞ?まあその体で今更という気持ちはわからんでもないが」
激昂に取り合わず、買得の商品を勧めるような気安さでやり返す。
唸るジュネリアに背を向け、暗がりの中手近な机へと足を向ける。
「認めよう、俺はお前を誤解していた。具体的な手掛かりを求め、無慈悲に目的達成のために歩を進めるタイプだと期待していた」
「だがまあ、その期待は裏切られた。今のお前は思い込みと独り善がりで構成された、腕が立つだけのただのライダーに過ぎない」
言葉こそ侮蔑そのものだが、その口調は酷く穏やかなものだった。
「20年、20年か。俺はもったいなく思うよ。だが、お前は幸運にも今日生きて帰ってこれた。俺の気が向けば何度でも死んでいたにも関わらず、だ」
机の上に、ごとりと音を立てて端末を置き、操作する。
「今でも尚、それほどまでお前の能力を評価している。無駄遣いをするな。為すべきを捉え、目的を果たせ。」
「頭の悪いお前でもわかるように、俺の今までの仕事の記録…拾える限りではあるが、こいつに残しておく。オフィシャルな記録からは抹消されているが、時系列を辿って裏取りをするくらいは自分でやれ。」
凄まじい打鍵音を上げて、十数秒。処理を終えたリーが立ち上がる。
「ついでに、壁紙を最高に格好いい俺の本当の愛機の画像にしてやった。裏向きに公開できる範囲で、各種仕様やら諸々も添えておこう。お前が余程物覚えが悪くなければ、お前のお目当とは全然方向性が違うってことくらいわかるはずだ。なんせ俺以外に使われることを一切想定していないからな。」
「あああと、この端末で通信接続をするのはやめておけ。本当に経済的怨恨を抱えた連中が俺目当てで大挙してお前を害しに来るかもしれん。」
ジュネリアの方を一瞥することもなく、ドアへと向かう。
「それでもまだ俺に拘るなら、その時は適切に処理してやろう。誠に不本意ではあるが、お前の奪われたものと同じ場所には確実に届けてやるよ」
手一つ上げず、ドアの向こうへと消えていった。
全身の痛みに苦しみながら奴の出て行ったドアに向かって声を上げる。
「いつまでも驕っていろ!その驕りがお前を殺す!!」
仮面の男の遠吠えは、奴には届かない。
††††††
(以上で、28回戦闘後~29回戦闘前までを描いた一連の日誌は終了になります。
永らくお付合い下さったEno101様、+リンク265+様、描写の場にユニオンの設定を使わせて下さったEno233様、
一連のロールのきっかけとなったEno534様に、この場をお借りして改めて大きくお礼申し上げます。
本当にありがとうございました!)
付録:時系列
https://matud.tumblr.com/post/167055756399
NEWS
本日のニュースです企業連盟解体と共に分社化した霧笛の塔関係者が、一夜にして失踪する事件が起きました詳しく調査したところ、失踪した関係者の身元が偽造データばかりで、そもそも存在していたのか怪しいことになっております
企業連盟によって乗っ取られたはずの霧笛の塔は、何者かによってさらにリセットされたとの見方もあります
この状況下で大きく行動に出たということは、何らかの……
![]() | 辺境のレジスタンス『ルオシュ』からのメッセージ 「ルオシュだ。いくつかの勢力と話がまとまってきた。霜の巨人への攻撃だ。3週間後を予定している」 |
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![]() | 辺境のレジスタンス『ルオシュ』からのメッセージ 「バルーナスは釈放した。バルーナスも、つてを頼って自前の部隊で参戦するらしい。仲間は少しでも多い方がいい」 |
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![]() | 辺境のレジスタンス『ルオシュ』からのメッセージ 「この戦いが何を意味するのか。メフィルクライアを倒すということは……アンビエント・ユニットを破壊するということだ」 |
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![]() | 辺境のレジスタンス『ルオシュ』からのメッセージ 「それは、この世界の維持を破壊するということに他ならない。霧の維持さえ崩壊し、青空が現れ、発芽が始まる……世界の終わりが来る」 |
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![]() | 辺境のレジスタンス『ルオシュ』からのメッセージ 「維持に身を委ねて、生命権を握られたままの姿が正しいとは思わない。ただ、俺たちのしていることは……世界を崩壊に……俺は、迷っているのかもしれない」 |
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![]() | メルサリアからのメッセージ 「ユニット連動システムの実証を始める。試しに、乗機にグリスター・ユニットとアンセトルド・ユニットを搭載した」 |
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![]() | メルサリアからのメッセージ 「わたしも霜の巨人への攻撃に参戦する。楽しみだよ。メフィルクライアの驚く顔が目に浮かぶようだ」 |
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![]() | メルサリアからのメッセージ 「わたしの夢は、腐ってなんかいなかった。わたしは、今ようやく完成しようとしているんだ」 |
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![]() | メルサリアからのメッセージ 「1000年生きていて、無駄な日など一日などなかった。すべては来るべき日のために、すべて……」 |
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![]() | メフィルクライア 「おはようございます。メフィルクライアです」 |
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![]() | メフィルクライア 「禁忌について、少し話をしましょう。禁忌は恐るべき超常の力の果てに生まれた力です」 |
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![]() | メフィルクライア 「無数のユニットが存在していました。そのユニットを組み合わせて、作られた神話の要塞……それが禁忌です」 |
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![]() | メフィルクライア 「ヒルコはアルラウネ・ユニットを復活させるようですね。正直、その程度の力では、霜の巨人には敵わないでしょう」 |
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![]() | メフィルクライア 「アルラウネは死より生まれる花。成長する花。ただ大きく育つだけの植物です」 |
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![]() | ヒルコ教団の神聖巫女『ヒルコ』からのメッセージ 「いいえ、わたしはアルラウネを完全にコントロールできる。力は新しいものに更新されるものではなく、全ては輪廻だから」 |
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![]() | メフィルクライア 「通信に割り込んできましたね。いいでしょう、1000年前の勝負の続きです」 |
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![]() | メフィルクライア 「あの時、ドゥルガーであなたの要塞を叩き潰したように……今度は霜の巨人で、同じようにするだけです」 |
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![]() | 連盟残党の指導者『バルーナス』からのメッセージ 「私だ。ハイドラ大隊の諸君。元気かね。各地から私の支持者を頼って、ようやくそれなりの部隊を結成することができた」 |
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![]() | 連盟残党の指導者『バルーナス』からのメッセージ 「霜の巨人まで力を温存する。いまは、君たちを陰ながら応援させてもらうよ」 |
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![]() | 連盟残党の指導者『バルーナス』からのメッセージ 「君は、新しい世界を作るだろう。私には、できないことだ。私に世界を握る資格はなかったな……だが、君たちなら、きっと……」 |
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![]() | コロッセオ・レギュレータ社の広報『シェフィル』からのメッセージ 「こんにちは! コロッセオ・レギュレータ社の広報、シェフィルです!」 |
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![]() | コロッセオ・レギュレータ社の広報『シェフィル』からのメッセージ 「コロッセオ最終開催のエキシビジョンが行われます。奮ってご参加ください! 特別に最初から12000c分ベットされている特別コロッセオです!」 |
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![]() | 少女のような謎の声の混線 「ルオシュ、強さを……信じて。あなたは負けない。未知なる恐怖に。未来の不安に。そして、失うことに……あなたは、強いから」 |
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◆訓練
◆破棄
リーはBN-INSANITYを破棄した!!
1377c相当の資材を手に入れた
1377c相当の資材を手に入れた
リーはBN-GRAVEYARDSHIFTを破棄した!!
571c相当の資材を手に入れた
571c相当の資材を手に入れた
リーは白鴉幻想推力増幅機関弐(付録無を破棄した!!
585c相当の資材を手に入れた
585c相当の資材を手に入れた
リーは演算装置52を破棄した!!
100c相当の資材を手に入れた
100c相当の資材を手に入れた
リーはPA-Arkhai-06-HM2を破棄した!!
592c相当の資材を手に入れた
592c相当の資材を手に入れた
リーはコロッセオおじさんを破棄した!!
578c相当の資材を手に入れた
578c相当の資材を手に入れた
リーはちらつく蝶52を破棄した!!
100c相当の資材を手に入れた
100c相当の資材を手に入れた
◆送品
リーはGyro QuayにBN-UNCHAINEDCREATUREを送品した
リーはGyro QuayにBN-UNCHAINEDCREATUREを送品した
リーはカラーガタに霊圧加速器『zurückkehren』を送品した
◆送金
リーはGyro Quayに1100c送金した
リーはリゼット・フォーレに500c送金した
リーはタリス・シエルタに4000c送金した
◆受品・入金ログ
リゼットからアロマミスト52が届いた"迷い子" リューからアロマミスト52が届いた
【削除済み】からナタリエルの『金釘』が届いた
ジルから屹立が届いた
セル.ザ.アートマンから300cが送金された
◆購入
リーはHI-M.R.W.E.を968cで購入した!!
リーはHI-M.R.W.E.を968cで購入した!!
リーはHI-M.R.W.E.を968cで購入した!!
リーはTicket_to_heavenを1391cで購入した!!
リーはナタリエルの『金釘』を1391cで購入した!!
生体電池手術成功!!
◆作製
資金を700を投入した!!
作成時補助発動! 薄防!! 防御値が 52 減少!!
噴霧強化!
作成時補助発動! 薄防!! 防御値が 52 減少!!
噴霧強化!
アロマミスト52とアロマミスト52を素材にしてKWSK-DISORDERを作製した!!
◆戦闘システム決定
バーサーク に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1に少女の指先を装備した
脚部2にBN-BEYONDtheNOONTIDEを装備した
スロット3にHI-M.R.W.E.を装備した
スロット4にKWSK-DISORDERを装備した
スロット5に霊障増幅器を装備した
スロット6に霊障増幅器を装備した
スロット7にミリアサービス式発動機『マントファスマ』を装備した
スロット8にナタリエルの『金釘』を装備した
スロット9にHI-M.R.W.E.を装備した
スロット10にTicket_to_heavenを装備した
スロット11にHI-M.R.W.E.を装備した
◆パーツ改名
ナタリエルの『金釘』をBN-EXILEに改名した!!
◆パーツアイコン変更
BN-EXILEをアイコン変更した!!
◆僚機設定
ベティ・ヴィーナスとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションC
バルーナスからの信用……♥♥♥
ユニオン活動
霧中のワンデイパスポートの活動記録
残像領域ではおよそ全てが霧に覆われる。濃淡の差はあれど、ハイドラ乗りたちは皆『それ』を纏って戦いに臨む。望むと望まざるとに関わらず。
時に袖の触れ合う距離すら見通せなくなり、逸れたはずの銃弾が襲い掛かり、甚だしいケースでは時の流れすら大きく食い違う。
戦場は霧という渾沌に包まれる。戦士は霧を纏う八又の怪物に包まれる。怪物は己と全く異なる姿の怪異に囲まれる。
全てが貴方に牙を剥く。そこでは人の認識は酷く脆く、疑うことと信じることは同じ価値しか持たない。それは貴方の心を守りはしても、貴方の命までもは守れない。不安の山を切り崩したところで、戦場で人が死ぬという自然現象から逃れることは誰にもできない。
では、全ては無駄なのか。それは有り得ない。
理に適い技術の粋を尽くしたパーツアセンブル、敵機を把握し所持火器に対応した装甲の備え、機影を捉え行く先を見切り未来に向けて引鉄を引く訓練は必ず貴方の戦果と生還率を高めるだろう。
それでも尚足りないのだ。漸近すれども到達することは永遠にない。その差は理や経験では埋まらない。最後のピースは必ずすり抜け、或いはつっかえる。
何が貴方を生かしてきたのか。ある者は幸運と言うだろう。ある者は歌が。ある者は業、技術、呪い…何者かに守られていると言う者さえいるだろう。同じことを謳い、今は霧のどこかに消えた者もいるのに?
彼らを分けたあやふやな何か。どこにでも収まる、しかし意識的には到達しえない何処かにある何か。あらゆる積み重ねを足がかりにただただ霧の中に伸ばした手だけが掴める何か。
それこそが霧中のパスポート、戦場への適性そのものなのだろう。
おかえり、怪異の戦士たち。でも忘れないで、今日帰ってきた貴方が明日霧のしじまに消えていかないとも限らないことを。
パスポートの有効期限は当日限り。貴方は馬車馬のように戦い、他に何の役にも立たない殺しのライセンスの更新手数料を払い続ける。望むと望まざるとに関わらず。
時に袖の触れ合う距離すら見通せなくなり、逸れたはずの銃弾が襲い掛かり、甚だしいケースでは時の流れすら大きく食い違う。
戦場は霧という渾沌に包まれる。戦士は霧を纏う八又の怪物に包まれる。怪物は己と全く異なる姿の怪異に囲まれる。
全てが貴方に牙を剥く。そこでは人の認識は酷く脆く、疑うことと信じることは同じ価値しか持たない。それは貴方の心を守りはしても、貴方の命までもは守れない。不安の山を切り崩したところで、戦場で人が死ぬという自然現象から逃れることは誰にもできない。
では、全ては無駄なのか。それは有り得ない。
理に適い技術の粋を尽くしたパーツアセンブル、敵機を把握し所持火器に対応した装甲の備え、機影を捉え行く先を見切り未来に向けて引鉄を引く訓練は必ず貴方の戦果と生還率を高めるだろう。
それでも尚足りないのだ。漸近すれども到達することは永遠にない。その差は理や経験では埋まらない。最後のピースは必ずすり抜け、或いはつっかえる。
何が貴方を生かしてきたのか。ある者は幸運と言うだろう。ある者は歌が。ある者は業、技術、呪い…何者かに守られていると言う者さえいるだろう。同じことを謳い、今は霧のどこかに消えた者もいるのに?
彼らを分けたあやふやな何か。どこにでも収まる、しかし意識的には到達しえない何処かにある何か。あらゆる積み重ねを足がかりにただただ霧の中に伸ばした手だけが掴める何か。
それこそが霧中のパスポート、戦場への適性そのものなのだろう。
おかえり、怪異の戦士たち。でも忘れないで、今日帰ってきた貴方が明日霧のしじまに消えていかないとも限らないことを。
パスポートの有効期限は当日限り。貴方は馬車馬のように戦い、他に何の役にも立たない殺しのライセンスの更新手数料を払い続ける。望むと望まざるとに関わらず。
ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
適性の訓練をしました
適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
100c支払い、今回の戦闘において機動力を3%強化した
メッセージ
ENo.329からのメッセージ>>
ENo.534からのメッセージ>>
メッセージを送信しました
>>Eno.38ユニオン >>Eno.411ユニオン >>Eno.588ユニオン >>Eno.600ユニオン >>Eno.534 >>Eno.4 >>Eno.107 >>Eno.167 >>Eno.101
![]() | 篠崎生体総合研究所 内燃課 「この度は新型エンジン試作にご協力いただき、誠に有難う御座いました。」 |
---|
![]() | 篠崎生体総合研究所 内燃課 「霊障の原理は完全に解明されてはいませんが、今回はその特徴的な特性を利用して霊障発火の起電力と発電機構を組み合わせています。暴発などの不具合も今のところ確認されていません。」 |
---|
![]() | 篠崎生体総合研究所 内燃課 「ところでミスター・リー、余計な詮索であれば誠に申し訳ないのですが、以前に他所の部署で「あいつの周りにはロクな奴がいない」と騒いでいましたが大丈夫ですか…???」 |
---|
ジル 「じゃあ傷はもう大丈夫なんですね、良かった」 |
ジル 「……ごめんなさい。自分で……進むと決めた道ですから」 |
ジル 「直近の都合、ですか……?」 |
ジル 「いつでも大丈夫ですよ」 |
ジル 「普段から用事なんてあまりないので……」 |
メッセージを送信しました
>>Eno.38ユニオン >>Eno.411ユニオン >>Eno.588ユニオン >>Eno.600ユニオン >>Eno.534 >>Eno.4 >>Eno.107 >>Eno.167 >>Eno.101
◆戦闘結果

戦闘報酬
戦闘収入 2700
攻撃戦果補正10.6%
支援戦果補正6.61%
防衛戦果補正6.46%
撃墜数補正 0.2%
未確認機補正3%
合計現金収入3498
--機体破損請求 0
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額114
整備請求額 0
ユニオン費 -96
ユニオン利子100
◆経験値が175増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
攻撃戦果補正10.6%
支援戦果補正6.61%
防衛戦果補正6.46%
撃墜数補正 0.2%
未確認機補正3%
合計現金収入3498
--機体破損請求 0
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額114
整備請求額 0
ユニオン費 -96
ユニオン利子100
◆経験値が175増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
リーは粒子吸着材53を入手した!
リーはピラミッド構造53を入手した!
明日の戦場
第23ブロック
鋼鉄のコロッセオ[侵入]
君たちの戦いをダシに賭けを行うようだ。気にせず全力で戦ってほしい。地下通路ステージ、だそうだ
来週の霧濃度:47%
来週の電磁波:199%
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キャラデータ
名前
insanely
愛称
リー
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プロフィール
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ハイドライダー インセイリー insanely. 今日ではリー・インを名乗る。 細身。年齢不詳。やや丸くなりこそしたものの、楽観的、刹那的。 稚気を孕みながらも薄く冷えた笑い。 後天性四肢欠損。椎弓のひとつを脊髄直結端子に置換しており、ハイドラ技術を流用した義肢を備える。 人体と機械の疎通、漸近を強く念じたその技術者達は既に喪われ、今では彼と彼の専用ハイドラ、そして一人の女性にのみその原型を伝えている。 ミストアヴェンジャーⅡ襲来事件と前後して、その技術は意図的に巷間へと流され、やがて少しずつ新たな技術の流れに組み込まれていった………はずだった。 「…ああ、もちろん損はさせないよ。お互い、いい感じにならないかい?」 ハイドラ ブライトネイル BrightNail. この度インセイリーが駆ることになった試作品。どことなく野生的なフォルムの人型ハイドラ。 費用面、運用面から脊髄直結操縦用の機材はスペースこそ設けられているもののオプションとなっており、現在はオミットされている。 デチューンこそされているものの、複層装甲、それを生かした広い可動域、良好なサステンションは攻防両面において高い水準を満たしている。 特徴的な両腕側面を覆う可動式のツインクローと頭部の形状は、前傾姿勢を取るとどことなく袖付きの猫。にゃーん。 アンリーシュドファイア UNLEASHEDFIRE. 全身の中間装甲と置換されたマルチプルブースター及び、肩部・背面ハードポイントに増設された外装エンジン・ブースターユニットにより構成される、限界機動カスタムプラン。 量産、戦略的運用を前提に設計されたブライトネイルの性格とは真っ向から反する、劣悪過ぎる燃費と整備コスト、脆過ぎる装甲、高過ぎる操縦難度。各ブースターはオーバーロードにより櫛の歯が抜けるように損壊し、異常燃焼を起こしたエンジンが一度の交戦で焼け落ちる。 ナンセンスそのものだった筈のカスタマイズだが、設計者はライダーの希望通り構築し、その図面を託して送り出した。 斯くして実戦に投入されたそれは、機体を構成する全てのパーツが定格を大幅に上回る性能を出力、単機で戦況を一変させる打撃力を発揮した。 崩壊寸前のまま飛び回る、貯水量を明らかに超えた大量の霧を吐き出す等数々の異常事象は、技術的説明をつけられないまま一種の霊障として記録されている。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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機体データ |
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1 | 照準障害誘発A | KWSK-DISORDER [52/幻想噴霧/幻想噴霧]《装備:4》 | ▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | 軽逆関節A | BN-BEYONDtheNOONTIDE [50/高圧霊障/高圧霊障]《装備:2》![]() 機動[1032] 跳躍[504] AP[553] 旋回速度[2018] 防御属性[粒子] 防御値[283] 貯水量[138] 積載量[2100] 消費EN[270] 金額[1377] 重量[800] [逆関節] *作者* |
▼詳細 |
3 | 素材 | 粒子吸着材53 [53/耐粒/---] 特殊B[740] [素材] |
▼詳細 |
4 | 重ブースターA | BN-INSANITY [51/---/高圧霊障] | ▼詳細 |
5 | エンジンB | BN-EXILE [47/高圧霊障/高圧霊障] | ▼詳細 |
6 | 軽逆関節A | BN-BEYONDtheNOONTIDE [48/高圧霊障/高圧霊障]![]() 機動[1102] 跳躍[435] AP[543] 旋回速度[1740] 防御属性[粒子] 防御値[277] 貯水量[135] 積載量[2100] 消費EN[262] 金額[1347] 重量[800] [逆関節] *作者* |
▼詳細 |
7 | 硬質ダガーA | GD-09[ブーステッド・マンⅡ] [43/出力/幻想機動]![]() 火力[971] 連撃数[3] 防御属性[粒子] 防御値[285] 精度[246] 貯水量[197] 弾数[12] 武器属性[速射] 異常追加[40] 消費EN[16] 金額[578] 弾薬費[10] 重量[50] [物理格闘] *作者* |
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8 | エンジンB | BN-EXILE [51/高圧霊障/高圧霊障]《装備:8》 | ▼詳細 |
9 | FCSB | コロッセオおじさん [43/高圧霊障/高圧霊障] | ▼詳細 |
10 | エンジンB | BN-EXILE [47/高圧霊障/高圧霊障] | ▼詳細 |
11 | 操縦棺B | 少女の指先 [49/高圧霊障/高圧霊障]《装備:1》 | ▼詳細 |
12 | 軽逆関節A | 屹立 [50/高圧霊障/高圧霊障] 機動[1032] 跳躍[504] AP[553] 旋回速度[2018] 防御属性[粒子] 防御値[283] 貯水量[138] 積載量[2100] 消費EN[270] 金額[1377] 重量[800] [逆関節] *作者* |
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13 | エンジンA | ミリアサービス式発動機『マントファスマ』 [47/高圧霊障/高圧霊障]《装備:7》 | ▼詳細 |
14 | 術導肢A | 至る径を示す調は満ちて [49/高圧霊障/高圧霊障] | ▼詳細 |
15 | 術導肢A | 霊障増幅器 [50/高圧霊障/高圧霊障]《装備:6》 | ▼詳細 |
16 | 重ブースターA | HI-M.R.W.E. [51/高圧霊障/高圧霊障]《装備:11》 | ▼詳細 |
17 | 重ブースターA | HI-M.R.W.E. [51/高圧霊障/高圧霊障]《装備:3》 | ▼詳細 |
18 | 術導肢A | 霊障増幅器 [50/高圧霊障/高圧霊障]《装備:5》 | ▼詳細 |
19 | 重ブースターA | 霊圧加速器『zurückkehren』 [48/高圧霊障/高圧霊障] | ▼詳細 |
20 | 重ブースターA | HI-M.R.W.E. [51/高圧霊障/高圧霊障]《装備:9》 | ▼詳細 |
21 | 重ブースターA | Ticket_to_heaven [51/---/---]《装備:10》 | ▼詳細 |
22 | 噴霧機A | 増幅術式《ミストヴァンジェンス》 [49/耐粒/高圧霊障] | ▼詳細 |
23 | 重ブースターA | NW-S.O.W. [50/高圧霊障/高圧霊障] | ▼詳細 |
24 | 重ブースターA | グラス・スリッパー [46/高圧霊障/高圧霊障] | ▼詳細 |
25 | 重ブースターA | グラス・スリッパー [46/高圧霊障/高圧霊障] | ▼詳細 |
26 | レーダーB | 夜展レーダーB『Greenwich』 [47/薄装甲/薄装索敵] | ▼詳細 |
27 | 噴霧機A | 増幅術式《ミストヴァンジェンス》 [49/耐粒/高圧霊障] | ▼詳細 |
28 | エンジンB | ナタリエルの『金釘』 [51/高圧霊障/高圧霊障] | ▼詳細 |
29 | 軽逆関節A | BN-BEYONDtheNOONTIDE [48/高圧霊障/高圧霊障]![]() 機動[1102] 跳躍[435] AP[543] 旋回速度[1740] 防御属性[粒子] 防御値[277] 貯水量[135] 積載量[2100] 消費EN[262] 金額[1347] 重量[800] [逆関節] *作者* |
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30 | 素材 | ピラミッド構造53 [53/力場装甲/---] 特殊B[740] [素材] |
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