ENo.0145　ニール・E・C・A・ウエザラル

ニール「・・・・・・・・」

黙々とハイドラから何やら付けたり外したりをしている多頭、有翼、植物混じりの人外の青年。

ネイ「おいニール・・・・お前さっきから一体、何をやっているんだ？」

ノア「また妙な事を思いついたんじゃ・・・・」

ニール「ゴメン・・・・ノアの言う通り思いついちゃった・・・・」

ネイ「マジか？」

ノア「ってお前・・・・エンジン全部降ろして・・・・コレは！？」

ニール「特殊装置・・・・もとい各ユニット・・・・『ドゥルガー』に関する・・・・ね？」

ネイ「ニール何を考えて・・・・これじゃあ動けないぞ！？」

ニール「分かってる・・・・多分だけど今回は僕等の体にも相当、負担がかかると思う・・・・エネルギーは僕等の生体エネルギーから回すしかないから」

ノア「お前・・・・一体、何をする気だ・・・・・・・・まさか！？」

ニール「本当は『18』要るらしいけど『ハイドラ』じゃその半分しか付けれない・・・・でも特殊装置『5つ』の内の『4つ』は装備できるからね・・・・それで今、付けられる『ユニット』全てを装備して『エンサイクロペディア・フラグメント』の反応を見てみたい」

ネイ「正気か・・・・？」

ニール「あゝ・・・・ただ上手く行かなかったら今回きりだ、次からは何時も通り『領域殲滅兵器』だけに留めるよ」

ノア「・・・・本気なんだな？」

ニール「すまない・・・・また二人に負担をかけてしまう事になるけど」

ネイ「・・・・・・・・お前が、やりたいのなら・・・・知りたいのなら其れで良い・・・・突っ走れニール！」

ノア「ネイ！？」

ネイ「ノア・・・・どうせ止めても、やるだろうよ・・・・やらしてやれ・・・・気が済むまで」

ノア「だけど・・・・危険すぎないか！？」

ネイ「危険だろうな・・・・でも死ぬことは無いさ・・・・それに危なければ接続を切って離脱すりゃ良い事だ」

ニール「ごめん・・・・ノア今回だけだ・・・・やらせてくれないか？」

ノア「あー・・・・もう・・・・分かったよ今回だけだからな！でも本気で危なかったら『主導権』を奪ってでも逃げるからな！！」

ニール「有難うノア！それにネイ！！」

ノア「・・・・ったく・・・・心配している身にもなれっての」

ネイ「ははは・・・・でも、お前も内心は如何なるかの結果を知りたいんだろ？」

ノア「うっ・・・・」

ネイ「まぁ・・・・結局、俺達は似たり寄ったりなのさ・・・・諦めろ？」

ノア「何か納得は行かないけど・・・・否定はしないよ」

ニール「ホントごめんね・・・・ノア、ネイ・・・・今回だけだから」

ノア「分かった分かったから・・・・さっさと手を動かせ・・・・間に合わなくなるぞ！？」

ニール「あ・・・・うん分かった・・・・さくっと仕上げるよ」

ネイ「全く・・・・素直じゃねぇな・・・・お前も」

ノア「お前に言われたくねぇよ・・・・ったく」

ニール「あ・・・・あはは・・・・ホントごめんね？」


と・・・・遂に『テスト』としてだが『領域戦域兵器』『高速増殖培養槽』『領域瞬間霊送箱』『水粒爆縮投射装置』の4つの『ユニット』をハイドラに装備させるニール。

正直・・・・この4つを同時にハイドラに装備させたデーターは、ほゞ無いだろう・・・・ただ一つ『ドゥルガー』を除いては・・・・。

なので今回の戦闘で何が起こるかは全くの未知数だ、だからこそのデーター取り・・・・自らの疑問を『知識欲』を満たすために、あえて『危険』を冒すのだ。

さて・・・・この判断は吉と出るのか凶と出るのかは今回の結果次第だろう・・・・そして、この先も『使える』かどうかの判断も今回次第なのだ。

一応立ててみた・・・・方向性は決まってないかもね？