ENo.0071　アキラ・ハリアエトゥス

廃棄するのももったいなかったため、古い飛行ユニットを改造して機関砲を組み上げてみた。
内部機構の一部を流用して機関部を作り上げ、強度を高く仕上げておいた外装を装甲に回した形だ。

出来栄えとしては……まあ、上々と言ったところか。
ちょうど機関砲も欲しかったところで、マーケットにいいものが出回って無かったからやってみたが。
思っていた以上には出来が良い。期待値の1.2倍くらいは行ったと思う。


機関砲を用意しておきたかったというのは、“パンディオン”の生存性を少しでも高めておきたかったからだ。
これから挑むのはセクション5……今現在動き出している遺跡の、人で言う胸部にあるらしいセクションだ。

正直中に居る分にはどこがどう動いてるのかなんてのはよく分からないんだが、この“サルガッソー”は頭に位置しているらしい。
……頭の中がこんなスカスカでいいのか？
いや、操縦棺に当たる部分に中身がしっかり詰まってれば問題はないんだろうが。

話を戻そう。今の“パンディオン”は正直、1発直撃を受ければ墜落するワンショットライター状態だ。
対空攻撃を受ければおしまいなのはどうしようもないが、それ以外なら一発は保つかどうかはかなり大きい耐久性の差になってくるはずだ。

……正直、新しい飛行ユニットのネタが思いつかないから機関砲に浮気してみたという気分も無くはない。
ドゥルガーを攻め落とすに足る飛行ユニット、何か一つピリッとしたものを作れればいいんだが。

廃棄された様々なものが集まり、
それを目当てに人々が集まり、
集まるために様々な建物が増えていった地区。
ハイドラパーツの素材になりそうな質の資材も転がっているようだ。







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