ENo.0276　ローデット・ダイス

この濃霧度と次の戦場のメンバーを眺める。
こりゃあ次は新しい戦法試すよりステルスで支援した方が楽っていうか
支援してないと怪しいなっていうのが現実だ。
前のブロックで一緒になったギルデンロウが言っていた。
『今日は霧が薄い。だからってサボんじゃねえぞ。マトモな索敵機は、どうやらお前しかいねえらしいからな』
そして今回は、まともな索敵機が自分しか見当たらない、そして霧はやや濃い。
となれば余計サボるわけにはいけない、仕事を真っ当にこなさなければ。
まあ暫くは期待に乗ったまま慣れる方が賢明だろう、バルトもそれくらい許してくれるだろう。
繭戦の時に比べればそんなの優しいもんだろう、そう思っていた。


「っつーこった、よろしく頼むわ。おっさん」


『あー……恋人に話しかけてると思ってるところ悪いけれど、今回バルトはいないわよ』


「その声……セティか？あいつはどうしたんだよ」


『少しこの前無理しちゃったみたいでね、思い当たる節はあるでしょう？』


「……」


思い当たる節はある。
この前の会話の少しの沈黙、繭戦の時の戦い、無理していたと思う。
そしてその結果――


『ちょっと、大丈夫？』


「…………」


ふう、と一息ついた。


「大丈夫だ、おっさんは大丈夫なんだろ？」


『ええ、ただ今回は流石に休ませないといけないけれど』


「……大丈夫ならいい、いつもどおりにやる。アンタこそ戦場とか出て大丈夫なのかよ」


『無理しない程度にやるわよ』


「そうかい、んじゃいつもどおりサポートさせてもらうよ」




バルトはどうせ次になったら何もないような顔して復帰してる。
そう信じときゃいい、そうして私はいつもどおり戦場へと繰り出す。





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とあるものを求める為の集まり場。
それが何であろうと構わない、情報収集の場でもある。


制御*5、ユニオン購入は適当