第35週目 ニーユ=ニヒト・アルプトラの一週間
◆日記
(ニーユの日記 ノートの前のページ:http://midnight.raindrop.jp/milliapede/nieudiary/D34.html)
アーサー・メイズ・アルフェッカは思っている。
ニーユは彼女のことを“幽霊”だと称していたのだ。幽霊が“死ぬ”ということは、すなわちどういうことなのだろうか。
「……」
彼女はそもそも最初から、残像だったのではないか。そう指摘したところで、今のニーユが激昂するのは目に見えている。仮に殴りかかられた場合、こちらの命の保証はない。あれはただの人間ではないのだ。
考えている。幽霊の死とは、果たして何を以て定義されるのか。
そもそも彼女は本当に幽霊だったのか?
――ガコン。ガン。ガシャン。
残像。この領域の中で、生者のように振る舞う死者。
いつどこで生まれ消えていくのかもわからない何か。いつかどこかで死んだ誰か。
例えば彼女の残像が生まれ出たのなら、それで彼女は“死んだ”と言い切れるかもしれない。それは単純に、撃墜された機体が、何らかの意思で――この領域の解明されない不思議な力で――動かされているだけに過ぎないのかもしれない。
残像機の研究は進んでいないし、少なくともアーサーの所属している会社では、そのようなことをする予定は全く立っていない。死者に寄与するくらいなら、生者に寄与するほうがずっといい。だからこそこの残像領域で、よその世界とのパイブを確保していることを活かして、ハイドラのパーツ用に細かい部品を卸しているのだ。
――ガシャン。
ニーユは言った。確かに自分の僚機が撃墜されて、そして死んだのだと言った。確かに大隊の死亡者リストにも、その名前は刻まれていたけれども。
アーサー・メイズ・アルフェッカは、少なからず“ふしぎ”の存在する世界の生まれであり、それが故に思うのだ。まだ、そうやって決めつけるのは早いのではないかと。
変なことを言ってしまえば、彼が彼女に与えたのだという肉体――ヒューマノイドが動かないと言うだけで、その意思を示さないと言うだけで、何故そんなにも決定的に、『死んだ』と断言するのか。それが不思議でならないのだ。
肉体のある人間が、無様に血潮と内臓を散らして死んだわけではないのだ。だから、このゼービシェフというハイドラは、操縦棺をそのままにしておいたって、何の問題もない。使えるのだ。搭載されている操縦棺は、なんてったってミリアサービス製の――そう、この男が自ら手がけた操縦棺。
「……おい、クソ野郎」
反応はない。
深い溜め息。
「お前、本当に“それ”を、牽引して持って帰る気があんのか。あるんだったらとっととしてくれないか」
「……あるよ……あるから、メリディアナを、借りてるんじゃないか……」
――ガコン。
「あっそ……じゃあ聞くけど、なんで操縦棺を出そうとしてるわけ?」
「違う……出したいわけじゃない、確認したいんだ、それ、だけ……それだけだ」
血の海が広がっているわけでもないのに。
焼けた身体が出てくるわけでもないのに。
「……好きにしろよ。でもいいかお前、メリディアナとミリアピードだけじゃあ、どっかの群れに襲われた時にどうにもならないんだからな。早くしろ」
「……焼夷機関砲積んできてあるから……」
「そういう問題じゃねえんだよクソ」
しばらく終わりそうにない。装甲を剥がす音が、また聞こえてきた。今この場に工具の持ち込みはほぼないから、ニーユが素手(と言っていいのだろうか)で剥がしているのだ。
アーサーは、ただぼんやりと、コロナ・メリディアナとベルベット・ミリアピードが定期的に送信してくる周辺情報を眺めている。今のところ、何もない。
そう、何も動くものはない。
自分たちが撃ち落とした兵器の残骸が、そこら中に転がっている。
「……」
夜中にだ。夜中に突然呼び出しで叩き起こされ、今からコロナ・メリディアナで来いと言われたのだ。おかげで寝不足だし、何ならまともな飯もまだ食べていない。携帯食料をかじった程度だ。
突っぱねてやろうかと思った。けれども、積載のある運搬機が必要な理由を明確に並べ立てられ、そして金は積むと言われた以上、アーサーに断る択はほぼ無かった。
何より、あんな悲痛な声で叫ぶように言うのを、初めて聞いたのだ。それに対して興味があったことも、否定はできない。
――あの男が異常なまでに執着し、世話を焼いていたものが失われた。失われたのだと言い張っている。
仮にもひとつの取引先であり、仮にも友人である以上、“見てやらないわけには行かなかった”。
そしてきっと、自分が彼を言いくるめられていたところで、第二波と第三波の襲来があったのだ。そのほうが厄介だ。執着と嫉妬と執念と憤怒と復讐をまぜこぜにして固体にしたような存在を相手にするより、まだこちらの方がいい。
「……う、うう……」
――ガコン。
「……ミオ、……ミオ……、……起きてくれ、起きてくれよ……」
アーサーはそっと、首にかけていたヘッドホンを付け直した。
この方が通信に集中できるから。この方が索敵情報を見ていられるから。それはもう、建前の理由でしかない。
(Eno41の結果に続きます)
アーサー・メイズ・アルフェッカは思っている。
ニーユは彼女のことを“幽霊”だと称していたのだ。幽霊が“死ぬ”ということは、すなわちどういうことなのだろうか。
「……」
彼女はそもそも最初から、残像だったのではないか。そう指摘したところで、今のニーユが激昂するのは目に見えている。仮に殴りかかられた場合、こちらの命の保証はない。あれはただの人間ではないのだ。
考えている。幽霊の死とは、果たして何を以て定義されるのか。
そもそも彼女は本当に幽霊だったのか?
――ガコン。ガン。ガシャン。
残像。この領域の中で、生者のように振る舞う死者。
いつどこで生まれ消えていくのかもわからない何か。いつかどこかで死んだ誰か。
例えば彼女の残像が生まれ出たのなら、それで彼女は“死んだ”と言い切れるかもしれない。それは単純に、撃墜された機体が、何らかの意思で――この領域の解明されない不思議な力で――動かされているだけに過ぎないのかもしれない。
残像機の研究は進んでいないし、少なくともアーサーの所属している会社では、そのようなことをする予定は全く立っていない。死者に寄与するくらいなら、生者に寄与するほうがずっといい。だからこそこの残像領域で、よその世界とのパイブを確保していることを活かして、ハイドラのパーツ用に細かい部品を卸しているのだ。
――ガシャン。
ニーユは言った。確かに自分の僚機が撃墜されて、そして死んだのだと言った。確かに大隊の死亡者リストにも、その名前は刻まれていたけれども。
アーサー・メイズ・アルフェッカは、少なからず“ふしぎ”の存在する世界の生まれであり、それが故に思うのだ。まだ、そうやって決めつけるのは早いのではないかと。
変なことを言ってしまえば、彼が彼女に与えたのだという肉体――ヒューマノイドが動かないと言うだけで、その意思を示さないと言うだけで、何故そんなにも決定的に、『死んだ』と断言するのか。それが不思議でならないのだ。
肉体のある人間が、無様に血潮と内臓を散らして死んだわけではないのだ。だから、このゼービシェフというハイドラは、操縦棺をそのままにしておいたって、何の問題もない。使えるのだ。搭載されている操縦棺は、なんてったってミリアサービス製の――そう、この男が自ら手がけた操縦棺。
「……おい、クソ野郎」
反応はない。
深い溜め息。
「お前、本当に“それ”を、牽引して持って帰る気があんのか。あるんだったらとっととしてくれないか」
「……あるよ……あるから、メリディアナを、借りてるんじゃないか……」
――ガコン。
「あっそ……じゃあ聞くけど、なんで操縦棺を出そうとしてるわけ?」
「違う……出したいわけじゃない、確認したいんだ、それ、だけ……それだけだ」
血の海が広がっているわけでもないのに。
焼けた身体が出てくるわけでもないのに。
「……好きにしろよ。でもいいかお前、メリディアナとミリアピードだけじゃあ、どっかの群れに襲われた時にどうにもならないんだからな。早くしろ」
「……焼夷機関砲積んできてあるから……」
「そういう問題じゃねえんだよクソ」
しばらく終わりそうにない。装甲を剥がす音が、また聞こえてきた。今この場に工具の持ち込みはほぼないから、ニーユが素手(と言っていいのだろうか)で剥がしているのだ。
アーサーは、ただぼんやりと、コロナ・メリディアナとベルベット・ミリアピードが定期的に送信してくる周辺情報を眺めている。今のところ、何もない。
そう、何も動くものはない。
自分たちが撃ち落とした兵器の残骸が、そこら中に転がっている。
「……」
夜中にだ。夜中に突然呼び出しで叩き起こされ、今からコロナ・メリディアナで来いと言われたのだ。おかげで寝不足だし、何ならまともな飯もまだ食べていない。携帯食料をかじった程度だ。
突っぱねてやろうかと思った。けれども、積載のある運搬機が必要な理由を明確に並べ立てられ、そして金は積むと言われた以上、アーサーに断る択はほぼ無かった。
何より、あんな悲痛な声で叫ぶように言うのを、初めて聞いたのだ。それに対して興味があったことも、否定はできない。
――あの男が異常なまでに執着し、世話を焼いていたものが失われた。失われたのだと言い張っている。
仮にもひとつの取引先であり、仮にも友人である以上、“見てやらないわけには行かなかった”。
そしてきっと、自分が彼を言いくるめられていたところで、第二波と第三波の襲来があったのだ。そのほうが厄介だ。執着と嫉妬と執念と憤怒と復讐をまぜこぜにして固体にしたような存在を相手にするより、まだこちらの方がいい。
「……う、うう……」
――ガコン。
「……ミオ、……ミオ……、……起きてくれ、起きてくれよ……」
アーサーはそっと、首にかけていたヘッドホンを付け直した。
この方が通信に集中できるから。この方が索敵情報を見ていられるから。それはもう、建前の理由でしかない。
(Eno41の結果に続きます)
NEWS
本日のニュース中継です人々は祈りを捧げています。静寂の世界が広がっています。ついに気温が氷点下を割りました
はるか上空から降りしきる雪と、霧が同時に存在する不思議な世界です
これは世界の終わりの光景なのでしょうか、それとも……
どこか遠くから、霧笛の音が響いています。一定のリズムで、繰り返すように。発信源は不明で……
辺境のレジスタンス『ルオシュ』からのメッセージ 「ルオシュだ。霜の巨人への攻撃指令が下りた。全部隊がイオノスフェアに向けて進軍する」 |
辺境のレジスタンス『ルオシュ』からのメッセージ 「バルーナスと少しだけ話した。世界の行方についてだ。バルーナスは、信じているようだった」 |
辺境のレジスタンス『ルオシュ』からのメッセージ 「奇跡や偶然じゃない。ハイドラの……力を信じていると言っていた。俺にはまだ、その力が掴みきれない」 |
辺境のレジスタンス『ルオシュ』からのメッセージ 「古代の文献を調査している。生命と全ての種が芽吹く時のことだ。すべてのユニット、全ての世界が破壊され、ゼロに戻るという」 |
辺境のレジスタンス『ルオシュ』からのメッセージ 「けれども、俺は……貴公たちが破壊される姿を想像できない。これが、もしかしたら……信じるということなのかもしれない」 |
メルサリアからのメッセージ 「わたしのドゥルガーは順調に仕上がっている。今日は索敵性能と制圧機能を追加した」 |
メルサリアからのメッセージ 「誰が立ちはだかろうとも関係ない。わたしはわたしの力を、ここに示し、記すことができる」 |
メルサリアからのメッセージ 「次なる実験も進んでいる。デバステイター・ユニットとランページ・ユニットの接続だ。具体的には、領域遮断噴霧と同時にチャージを行い、チャージが溜まれば領域殲滅同様の連射を行うことが可能だ。そう、水粒爆縮投射をだ」 |
メルサリアからのメッセージ 「霜の巨人とまみえるときには、間に合うはずだ。いや、間に合わせてみせる。わたしの力を、示すために!」 |
メフィルクライア 「おはようございます。メフィルクライアです!」 |
メフィルクライア 「ヒルコのやりたいことは、だいたいわかるよ。あいつは、信じているんだ。君たちの力を」 |
メフィルクライア 「ハイドラは水の力。全てを押し流す濁流。汚泥の底から、伸びる花もある」 |
メフィルクライア 「アルラウネ・ユニット・アイリスの性能は把握しているよ。要は、ハイドラの力を培土にアルラウネを成長させるプランさ」 |
メフィルクライア 「アルラウネの成長によって、それが植物群落を形成する。アルラウネは高木層、低木層を形成し、巨大な密林による蓋をするんだ」 |
メフィルクライア 「密林は霧と同じ効果をもたらす。日照を制限され、大地の養分を吸い上げられた生命と全ての種は、発芽してもコケやシダレベルの生き物になるってわけさ」 |
メフィルクライア 「ノラも同じプランを考えていた。アルラウネの種子を探す時間も何もなかったけど。もしかしたら、あのヒルコは……」 |
ヒルコ教団の神聖巫女『ヒルコ』からのメッセージ 「ひどい! 先に言うなんてひどくない……? 凄いセリフ考えて……どや顔するはずだったのに……ひどいよ、ライアは……」 |
ヒルコ教団の神聖巫女『ヒルコ』からのメッセージ 「そう、ハイドラの協力が必要。大丈夫、あなたたちの身体には悪影響はないよ。操縦棺の能力……はいぱーでぃめんしょん・りざると・あくてぃべーた」 |
ヒルコ教団の神聖巫女『ヒルコ』からのメッセージ 「あなたが望めば、どんな結果でも。メフィルクは信じなかった。そんな都合のいいことは起きないって」 |
ヒルコ教団の神聖巫女『ヒルコ』からのメッセージ 「でも、わたしには分かる。わたしはずっとあなたのすぐそばにいたから。だって、わたし『ヒルコ』は……」 |
◆訓練
◆破棄
ニーユはミリアサービス式減霧棺『モネマ』を破棄した!!
585c相当の資材を手に入れた
585c相当の資材を手に入れた
ニーユはミリアサービス式薄装発動機『ルシディナ』を破棄した!!
678c相当の資材を手に入れた
678c相当の資材を手に入れた
ニーユは耐電炎棘ヴォルカローナを破棄した!!
585c相当の資材を手に入れた
585c相当の資材を手に入れた
ニーユはブラックボックス53を破棄した!!
100c相当の資材を手に入れた
100c相当の資材を手に入れた
ニーユは救護用エンジンA-06『アスクレピオス』を破棄した!!
605c相当の資材を手に入れた
605c相当の資材を手に入れた
ニーユはXE-911M "Ptarmigan"を破棄した!!
1157c相当の資材を手に入れた
1157c相当の資材を手に入れた
ニーユは特殊レーダーを破棄した!!
1347c相当の資材を手に入れた
1347c相当の資材を手に入れた
◆送品
ニーユはタカムラ=カミツに重多脚【プリンディリオ】を送品した
ニーユはタカムラ=カミツに避雷針53を送品した
◆送金
ニーユはタカムラ=カミツに600c送金した
◆受品・入金ログ
篁からE-Gearが届いたダイスから試製幻想貯水電磁アックスA-0が届いた
ダイスから保水ジェル52が届いた
ジルから高握力加速機が届いた
オスカーからミリアサービス式薄装棺『ルシオラ』が届いた
ダイスから1500cが送金された
◆購入
ニーユは爆導腕アルコナを1406cで購入した!!
ニーユはChocolate Lilyを640cで購入した!!
ニーユは7B式37-4A型レーダー『J7IAV』を1148cで購入した!!
ニーユはVR-A.U.R.A.を894cで購入した!!
ニーユはE-Gearを640cで購入した!!
ニーユは【Radgrid】を640cで購入した!!
◆作製
資金を100を投入した!!
作成時補助発動! 薄防!! 防御値が 53 減少!!
貯水強化!
作成時補助発動! 薄防!! 防御値が 53 減少!!
貯水強化!
試製幻想貯水電磁アックスA-0と保水ジェル52を素材にしてミリアサービス式操縦棺『シュレーゲル』を作製した!!
◆戦闘システム決定
インヴォーク に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1に簡易強化操縦棺『エクロージョン』を装備した
脚部2に重装重多脚『荒絹の帳』を装備した
スロット3に7B式37-4A型レーダー『J7IAV』を装備した
スロット4に焼夷機関砲《アンブリーポーン》を装備した
スロット5に【Radgrid】を装備した
スロット6にE-Gearを装備した
スロット7にMASS-B-ヒドゥンヘイムを装備した
スロット8にChocolate Lilyを装備した
スロット9に双高回復エンジン《ビャクダン》を装備した
スロット10にE-Gearを装備した
スロット11にLostWorldを装備した
◆パーツ改名
◆パーツアイコン変更
◆僚機設定
『偽りの幸運』エイビィとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションD
ルオシュからの信用……♦♦♦♦
ユニオン活動
リーンクラフトミリアサービスの活動記録
Reinclaft-Millia Service
数年前にできた、残像領域の片隅の整備屋。
相場よりほんの少し高い値段で、ウォーハイドラのみならずライダーも整備する。
早い話が、機体のメンテをしに来るついでに、店主が常々作りすぎる飯のおこぼれにありつける整備屋である。
飯だけの利用も歓迎だが、この店にはメニューはない。店主が作りすぎたその日の飯が出されるだけである。
!店および店主(ENo.4)の既知可
!ユニオンに参加せずメッセで利用する体も歓迎
!ロールするキャラを推奨するかも
細かいこと:http://midnight.raindrop.jp/milliapede/union.html
数年前にできた、残像領域の片隅の整備屋。
相場よりほんの少し高い値段で、ウォーハイドラのみならずライダーも整備する。
早い話が、機体のメンテをしに来るついでに、店主が常々作りすぎる飯のおこぼれにありつける整備屋である。
飯だけの利用も歓迎だが、この店にはメニューはない。店主が作りすぎたその日の飯が出されるだけである。
!店および店主(ENo.4)の既知可
!ユニオンに参加せずメッセで利用する体も歓迎
!ロールするキャラを推奨するかも
細かいこと:http://midnight.raindrop.jp/milliapede/union.html
ユニオン金庫……1100c
利子配当…………110c
整備の訓練をしました
整備が1上昇した
整備の訓練をしました整備が1上昇した
整備の訓練をしました整備が1上昇した
整備の訓練をしました整備が1上昇した
整備の訓練をしました整備が1上昇した
100c支払い、今回の戦闘においてAPを10%強化した
ENo.4からのメッセージ>>誰もいない。
ENo.129からのメッセージ>>
店内の空間を見つめて、何かを言いかけては、何も言わず黙る、ということを繰り返している――……
メッセージ
ENo.167からのメッセージ>>
ENo.255からのメッセージ>>
ENo.265からのメッセージ>>
先程から何かを考えるような間が空く。すこし躊躇ったようだが、通信が続いた。
どうやらこのことを聞くかどうか悩んでいたのだろう。
どうやらそれだけではなく、型の遅れた武装ばかり買い取ったことも気にしていたようだ。
ENo.534からのメッセージ>>
少女は受けた通信を返すのではなく、直接リーンクラフトミリアサービスへと足を運んでいた。
自分に何が出来るかは分からないし、今はそっとしておいたほうが良いのかもしれないと思ってはいた。
ただ、それでも何かをせずには居られなかった。
……とはいえ。
僅かに勇気が足りないか、ドアをノックするには至らず
花柄の布で包まれた小さなタッパーを片手に、家の前でウロウロしていた。
そこへ、人の気配を感じたのか、家の裏から大きな影がぬっと顔を出す。
20mはあろうかという百足型のWH……ベルベット・ミリアピードだ。
間近で、しかも生身でその巨体を見せられると、少女は流石に驚いた。……しかし
独りでに現れたのだから、きっと自己の意思があるのだろうと、一応話しかけてみる。
呼ばれたことを理解したのか、頭を近づけるミリアピードに
声は届いている、と気付いた少女はもう一度声をかける。
そういって、手にした小さな布包みをミリアピードへ差し出した。
頷くように頭を上下に揺らした後、少女へと近づけた頭をさらに降ろし
ガコン、と。頭部の後ろ、操縦かんへの入り口が開く音をさせた。
やさしく頭部を撫でてから、開かれた操縦かんの内部へ、小さな布包みをそっと置くと
音とともに閉じられた操縦かんを見届けてから、深くお辞儀をし、少女はその場を後にした。
花柄の布に包まれていたのは、少女が唯一作ることが出来る料理。
小さなタッパーに詰められた、少し甘めのカレーと
「もし良かったら、食べてください」と短く綴られたメッセージ。
ENo.559からのメッセージ>>
メッセージを送信しました
>>Eno.4 >>Eno.41 >>Eno.2 >>Eno.70 >>Eno.199 >>Eno.224 >>Eno.276 >>Eno.303 >>Eno.579
>>Eno.594 >>Eno.685
エイビィ 「そう? ……残念だったわね」 |
エイビィ 「あら、心配しなくても言いふらしたりなんかしないわよ。 そんなに口が軽く見えるかしら?」 |
エイビィ 「……」 |
エイビィ 「あなたがすぐ新しい僚機を選定したのは意外だったわ。 率直に言ってしまえば、あなたはしばらくは立ち直れないと思っていた」 |
エイビィ 「僚機にしようというのがあたしというのもね。 まあ、互いに勝手は知っているから、障りはないけれど」 |
エイビィ 「仕事をしてくれるのならあたしは何も言わないわ。 それが『死に急げ』という意味ではないと、あなたが理解していればね。 ――それを期待しているのよ、ニーユ=ニヒト」 |
マヒロ 「……あー……聞かない方がいい話だった? か? (そんな反応をされると思っていなかった。 怪訝そうというか、困惑しているというか。)」 |
マヒロ 「あんた、できたら相手を殴りたくないとか、どうとか、前に言ってただろ。 それがランキングにも載ってたから、 偉い気の変わりようだな、と思っただけだよ……」 |
マヒロ 「あー、だから別にいい、無理して喋るな。問い質す気もねえよ。 (何となく居た堪れなくなって、カレーを食べる。)」 |
マヒロ 「……美味いな。 (素直だった。)」 |
マヒロ 「……そりゃな。ティタンフォートばっかりの戦場もざらにあるし、 そう言う時は、同じことやってても戦果は獲れない」 |
マヒロ 「(と言ったものの、彼の言い振りは戦果を獲りに行くとか前向きなものではなくて、 もっと消極的に聞こえた。) ……まずいことね。 俺にはよく分からんが。まあ、あんたが考えて、やったことなんだろ。 備えってのは、あって悪いもんじゃない」 |
ジュネリア 「ああ、なるほど……確かに、整備業をしているならそのほうがよさそうですね。私は、弾薬費や機体への損傷がかなり出てしまったりもするので」 |
ジュネリア 「……実は、私は基本的に取引の内容に触れていないのですよ。自動取引業者に任せていますので」 |
ジュネリア 「わざわざ連絡を入れたのは、私が忙しかったというのもありますが、ひっかかったのです」 |
ジュネリア 「取引後にわざわざメッセージを、それも2回とも返すような方がそんな無茶な取引を無言で行うのか、と」 |
ジュネリア 「……まぁ、何か事情があるのだとは思います。ただ出撃当日の朝に、しかも型の遅れた廃棄品を、となると気になってしまいまして。……必要ならもっと性能の高いものを作りましょうか?」 |
ENo.534からのメッセージ>>
少女は受けた通信を返すのではなく、直接リーンクラフトミリアサービスへと足を運んでいた。
自分に何が出来るかは分からないし、今はそっとしておいたほうが良いのかもしれないと思ってはいた。
ただ、それでも何かをせずには居られなかった。
……とはいえ。
僅かに勇気が足りないか、ドアをノックするには至らず
花柄の布で包まれた小さなタッパーを片手に、家の前でウロウロしていた。
そこへ、人の気配を感じたのか、家の裏から大きな影がぬっと顔を出す。
20mはあろうかという百足型のWH……ベルベット・ミリアピードだ。
間近で、しかも生身でその巨体を見せられると、少女は流石に驚いた。……しかし
ジル 「えっと……ベルベット、ちゃん?……さん?」 |
呼ばれたことを理解したのか、頭を近づけるミリアピードに
声は届いている、と気付いた少女はもう一度声をかける。
ジル 「これ……ニーユさんに、渡して貰えますか?」 |
ジル 「今は、その……直接はお会いしないほうが、良いかもと思ったので……」 |
頷くように頭を上下に揺らした後、少女へと近づけた頭をさらに降ろし
ガコン、と。頭部の後ろ、操縦かんへの入り口が開く音をさせた。
ジル 「……ありがとうございます。お願いしますね」 |
音とともに閉じられた操縦かんを見届けてから、深くお辞儀をし、少女はその場を後にした。
花柄の布に包まれていたのは、少女が唯一作ることが出来る料理。
小さなタッパーに詰められた、少し甘めのカレーと
「もし良かったら、食べてください」と短く綴られたメッセージ。
ENo.559からのメッセージ>>
ラヴ・セカンド 「ええ。それではまた。ニーユさん、ベルベットさん」 |
ラヴ・セカンド 「…………」 |
ラヴ・セカンド 「霧が晴れたら、またお会いしましょう! (そう言い残して、彼女もニゲラ会館に戻っていった)」 |
メッセージを送信しました
>>Eno.4 >>Eno.41 >>Eno.2 >>Eno.70 >>Eno.199 >>Eno.224 >>Eno.276 >>Eno.303 >>Eno.579
>>Eno.594 >>Eno.685
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 2750
攻撃戦果補正10%(MAX)
支援戦果補正6.12%
防衛戦果補正5.48%
撃墜数補正 0.1%
販売数補正 0.8%
サブクエスト0.5%
禁忌戦闘補正4.5%
合計現金収入3588
--機体破損請求 0
--弾薬費請求 -1416
--整備控除修正額1860
整備請求額 0
ユニオン費 -80
ユニオン利子110
パーツ販売数 8個
今回の購入者-->>10 >>62 >>63 >>70 >>320 >>395 >>395 >>477
◆射撃値が3成長しました
◆経験値が180増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
攻撃戦果補正10%(MAX)
支援戦果補正6.12%
防衛戦果補正5.48%
撃墜数補正 0.1%
販売数補正 0.8%
サブクエスト0.5%
禁忌戦闘補正4.5%
合計現金収入3588
--機体破損請求 0
--弾薬費請求 -1416
--整備控除修正額1860
整備請求額 0
ユニオン費 -80
ユニオン利子110
パーツ販売数 8個
今回の購入者-->>10 >>62 >>63 >>70 >>320 >>395 >>395 >>477
◆射撃値が3成長しました
◆経験値が180増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
ニーユは巨大培養卵54を入手した!
ニーユは保証書54を入手した!
明日の戦場
第31ブロック
テロリスト鎮圧[フラッグ]
テロリストの基地を特定した。すぐさま攻撃を開始してほしい。一機たりとも残す必要はない。敵のエースを見つけた。優先的に撃破してくれ
来週の霧濃度:29%
来週の電磁波:125%
エレライナ・マーラジカル |
サイレンス |
フェア=ツヴェイフル |
バイオ兵器・変異体13号 |
ニーユ=ニヒト・アルプトラ |
『偽りの幸運』エイビィ |
クリスティン&ヘキサ |
ゲート探査車両 ひらくも |
カラーガタ |
フェリックス・アロースミス |
MR-Arecibo |
黒星 灯華 |
アルテイシア・マーダリア・ディーオ |
丸後鳥羽 伊久 |
アイシャ=ロングゲート |
ボーンヘッズ_03 |
霧雨 杏 |
立方躰 |
アイちゃん |
ダンデライオン・ダイバー |
--- | --- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
『シャドウ・ランタン』[火炎] |
『ルミナス・タワー』[攻撃不能] |
『カルマ・ツリー』[カルマ攻撃] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
『電磁鉄線』[電子] |
格闘DR『スレイベル』[電子] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
『幽霊戦闘機』[霊障] |
『幽霊戦闘機』[霊障] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
『幽霊戦闘機』[霊障] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
『幽霊戦闘機』[霊障] |
格闘DR『スレイベル』[電子] |
格闘DR『スレイベル』[電子] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
格闘DR『スレイベル』[電子] |
『電磁鉄線』[電子] |
『電磁鉄線』[電子] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
『電磁鉄線』[電子] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
『幽霊戦闘機』[霊障] |
『電磁鉄線』[電子] |
『幽霊戦闘機』[霊障] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
格闘DR『スレイベル』[電子] |
『電磁鉄線』[電子] |
格闘DR『スレイベル』[電子] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
『幽霊戦闘機』[霊障] |
キャラデータ
名前
ニーユ=ニヒト・アルプトラ
愛称
ニーユ
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プロフィール
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残像領域の片隅で整備屋を営む男。 百足型のウォーハイドラ【ベルベット・ミリアピード】を駆り、生きるために残像領域で戦う。 人の理を外れかけた孤児、あるいはとある研究所の被害者。研究者を名乗ったり、誤魔化したり、過去に触れられないようにして生きてきた。 残像領域の片隅で整備屋【リーンクラフトミリアサービス】をやっている。 腕は確かだし人当たりもいいから、あなたは噂かなにかで彼のことを知っていてもいい。 日記まとめ→ http://midnight.raindrop.jp/milliapede/index.html リーンクラフトミリアサービスの詳しいこと(ユニオン)→ http://midnight.raindrop.jp/milliapede/union.html | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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機体データ |
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1 | 砲塔A | E-Gear [52/耐物/重旋回]《装備:6》 | ▼詳細 |
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2 | 操縦棺A | 簡易強化操縦棺『エクロージョン』 [51/---/---]《装備:1》 | ▼詳細 |
3 | エンジンC | ミリアサービス式小型発動機『ミヲツクシ』 [52/高握力/出力] | ▼詳細 |
4 | 操縦棺A | ミリアサービス式操縦棺『シュレーゲル』 [53/幻想貯水/幻想貯水] | ▼詳細 |
5 | 重多脚A | 重装重多脚『荒絹の帳』 [50/超重回復/超重装甲]《装備:2》 機動[269] 跳躍[55] AP[7809] 旋回速度[318] 防御属性[霊障] 防御値[1134] 貯水量[1329] 積載量[5400] 消費EN[1275] 金額[1377] 重量[1900] [多脚] *作者* |
▼詳細 |
6 | エンジンB | 双高回復エンジン《ビャクダン》 [50/高圧回復/高圧回復]《装備:9》 | ▼詳細 |
7 | 素材 | 巨大培養卵54 [54/重卵/---] 特殊B[760] [素材] |
▼詳細 |
8 | 噴霧機A | L-Test-XX-18 [50/耐粒/力場装甲] | ▼詳細 |
9 | 砲塔A | 砲塔【フェーダ】 [50/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
10 | 焼夷機関砲B | μ-LWGM-BombCannon [51/加重高圧変形/高圧軽量] 火力[136] 発射数[52] 防御属性[物理] 防御値[720] 精度[21] 貯水量[69] 弾数[130] 武器属性[貫通] 異常追加[15] 消費EN[103] 金額[633] 弾薬費[7] 重量[875] [火炎射撃] *作者* |
▼詳細 |
11 | ロケットA | ロケット『ワイルド・ボア』 [51/薄装甲/薄装甲] 火力[2166] 発射数[1] AP[-102] 防御属性[物理] 防御値[387] 貯水量[135] 弾数[5] 武器属性[速射] 異常追加[40] 消費EN[1] 金額[633] 弾薬費[20] 重量[-102] [物理射撃] *作者* |
▼詳細 |
12 | 砲塔A | LostWorld [51/耐粒/重保証]《装備:11》 | ▼詳細 |
13 | 操縦棺A | 簡易強化操縦棺『エクロージョン』 [51/---/---] | ▼詳細 |
14 | 照準障害誘発A | L-Test-XX-19 [51/耐粒/薄装甲] | ▼詳細 |
15 | エンジンB | MASS-B-ヒドゥンヘイム [51/幻想噴霧/幻想噴霧]《装備:7》 | ▼詳細 |
16 | 砲塔A | 砲塔【ヴァローナ】 [48/重旋回/重旋回] | ▼詳細 |
17 | 重ブースターA | 高握力加速機 [46/高握力/高握力] | ▼詳細 |
18 | エンジンB | 装複 [48/装甲/装甲] | ▼詳細 |
19 | 操縦棺A | 重装操縦棺『蜘蛛の繭』 [49/超重圧装甲/超重圧装甲] | ▼詳細 |
20 | 粒子スピアA | 耐粒子槍【ミスト・ドラグーン】 [51/耐粒/高握力] 火力[3261] 連撃数[1] 防御属性[粒子] 防御値[827] 精度[205] 貯水量[206] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[40] 消費EN[473] 金額[884] 重量[200] [粒子格闘] *作者* |
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21 | 焼夷機関砲B | 焼夷機関砲《アンブリーポーン》 [49/加重高圧変形/加重高圧変形]《装備:4》 火力[131] 発射数[52] 防御属性[物理] 防御値[704] 精度[21] 貯水量[65] 弾数[130] 武器属性[貫通] 異常追加[15] 消費EN[99] 金額[619] 弾薬費[7] 重量[998] [火炎射撃] *作者* |
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22 | 操縦棺A | ミリアサービス式薄装棺『ルシオラ』 [45/幻想機動/幻想機動] | ▼詳細 |
23 | 腕部B | 爆導腕アルコナ [52/重出力/高握力] | ▼詳細 |
24 | 砲塔A | S-heaven [45/重旋回/重旋回] | ▼詳細 |
25 | 焼夷機関砲B | Chocolate Lily [52/高誘発/耐粒]《装備:8》 火力[143] 発射数[52] 防御属性[粒子] 防御値[769] 精度[22] 貯水量[68] 弾数[130] 武器属性[貫通] 異常追加[15] 消費EN[53] 金額[640] 弾薬費[7] 重量[900] [火炎射撃] *作者* |
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26 | レーダーB | 7B式37-4A型レーダー『J7IAV』 [52/高圧回復/高圧回復]《装備:3》 | ▼詳細 |
27 | 重ブースターA | VR-A.U.R.A. [52/幻想噴霧/薄装甲] | ▼詳細 |
28 | 砲塔A | E-Gear [52/耐物/重旋回]《装備:10》 | ▼詳細 |
29 | エンジンB | 【Radgrid】 [52/高握力/高握力]《装備:5》 | ▼詳細 |
30 | 素材 | 保証書54 [54/保証/---] 特殊B[760] [素材] |
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