第11週目 リョウゴ=サクラバの一週間
◆日記
「はぁあぁあぁあぁあああ~~~、ダメ、開かない、もういやぁ……」
霧中ネネは閉じ込められていた。
とすんと、部屋の中にある椅子に腰を下ろして、霧中ネネはほの暗い部屋の天井を見上げる。
無機質な天井には境目すらもなく、その境目のない天井はそのまま壁へと繋がっている。
壁に沿うようにしていくつもの書架が並び、電子書籍が番号を振られて収められている。
マテリアルベルト発動機の社員ははここを『電子資料室』と呼んでいる。
本来その継ぎ目のない部屋のドアはボタン一つで開閉するものであり、先ほどから何度も何度もそのボタンはネネの指で連打されているのだが、一向に反応がない。
故障なのか、人為的な物であるのか、陰謀なのか、まったく原因には興味がなかったが、原因が齎す結果には興味がある。
すなわち、霧中ネネは閉じ込められていた。
リョウゴ=サクラバと共に。
ネネは椅子の背もたれにもたれ掛かり、後ろで同じように椅子に座るリョウゴを見る。
リョウゴは先ほどから出るのを諦めたのか、地面に根でも生やしたか、あるいは母星との交信中なのか、目をつぶったまま動こうとしない。
結果一人自分だけが踊らされているような気分になり、ネネは口を尖らせた。
「ちょっとは協力しなさいよサクラバ」
「……ああ」
軽口のつもりでネネが言うと、サクラバは立ち上がり、つかつかと扉に歩み寄る。
拳を作り、ガン、と重い音をさせながら開閉ボタンを叩くと、扉は開かず、壁からボタンがもげ落ちた。
「って、おぉぉぉぉいーーー!!!」
「……済まない」
「なぁんで最小の動きで最高にまずいことができるの!?
そんなに一切の無駄なく状況をダメにできるの逆にすごくない!?」
「俺なりの、精いっぱいだ」
精いっぱいは叩く勢いだったでしょうがと毒づくが、そもそもがこの男に助言を求めた自分が悪いともいえる。
平時でも役に立たないこの男が非常時に役立つわけがなかった。
この『電子資料室』は利用者がそう多いとは言えないが、全くないわけではない。
このまま待っていればこの異常事態に気づいて誰かがこの扉を開けてくれるかもしれない。というより、それを待つ以外に方法がなくなったともいえる。
ボタンを壊した本人が再び椅子に戻ってくるのを横目で眺める。
リョウゴはそのまま元いた場所まで戻ってきて、椅子に座ると再び目をつぶった。
椅子の背もたれの上に頬をつけ、文句ありげにネネは呟く。
「……あんた、この状況でもなーんにも動じないのね」
「動じてはいる。この状況は想定外だ。だが体力の温存が必要不可欠だ」
「体力の温存って」
「人間、食事を摂取せずに、行軍可能なのは平均一ヶ月程度らしい」
「なんで一人で一ヶ月先の覚悟まで決めてるのよ!! イヤに決まってるでしょそんなの!!」
何故か居住を念頭に置いて計画を立てている瞑想男に拒否の意思表示をする。
だが、こんな状況になっても混乱せずに泰然自若としてくれていることはまあらしいといえばらしいが多少ありがたくもある。
なんとなく。
沈黙が横たわる。
瞑想星人が瞑想に入ったので、必然ネネが口を開かなければそこには沈黙が訪れる。
なんとなく目をつぶったリョウゴの顔を見ながら、椅子を足で漕いでいたが、沈黙をかき混ぜるように言葉を落とした。
「……サクラバ、あんたって、慌てたりしないの」
「……近々での記憶にはないな。動揺しそうな場面こそ、冷静な対処が求められることを知っている」
「泣いたりとかは?」
「記憶にない」
「大声で笑ったりもないわよね」
「ああ、ない」
目をつぶっているが、律義に質問には答える。
ネネとしてもそれほど興味があったわけではないが、なんとなく暇つぶしくらいにはなりそうだと次々質問をぶつける。
「怒ったりもないわよね。叫んだりはするけど」
「己に対してならある」
「己に?」
「……以前話したが、己の過失で他人を傷つけたときは、怒りも悲しみも沸いた」
「……でも、表面に出したりはしないんでしょ?」
「己に対して、だからな」
ふぅん、と、興味なさそうにネネは薄暗闇の中で返事をする。
足をぶらぶらさせていると、今度は言葉が飛んでくる。
「霧中は」
「……え?」
「霧中は、上手いな。
人間が、上手い」
「何なのその誉め言葉、気持ちが悪すぎるんだけど。そもそも誉め言葉なの?」
「喜んだり、悲しんだり、怒ったり。
そういう物が、人間らしく表現できる人間を、俺は尊敬する。
己にはないものだ。身に着けようと努力をしたが、無理だった」
「……努力したの?」
なんとなく、それは意外なように聞こえたので、ネネは聞き返す。
リョウゴはその言葉で薄く目を開き、答える。
「ああ。
軍に志願する前も、士官学校時代も、今に至るまで……自分に、それが不足していることの自覚はあった。
そして不足が原因で不和が起こったこともある。だが、それを上手く取り繕うことは俺には出来なかった」
「………」
「取り繕えば繕うほど、鼻につくらしい。士官学校時代に決定的な決裂を起こしたとき自覚したことだ。
言われたすべての主張は間違ったものではなく、論理も通っていた。そして俺もそれが間違っていることを自覚しながら、それを改善することが出来なかった」
「……難儀な生き方ね、ほんと」
その時代のことを聞くのは、なんとなくネネには躊躇われた。
リョウゴにとってもそれほど面白い話ではないだろうという気づかいではなく、ただ単にそれを聞いても何か実になると思えなかったからだ。
「俺より人間の上手い霧中を、俺は尊敬している」
「……アンタからは、そう見えてるの?」
うん、と。
肯定して、調子に乗って、当然でしょと言葉を返せばよかったのに。
なんとなく、口からそういう言葉が出てしまっていた。
沈黙のせいだろうか。それとも、人間が下手な存在しか部屋にいないことで、タガが緩んだのだろうか。
どちらにせよ、口にしてしまった言葉に引きずられるように、椅子の背もたれに胸を預ける形で、ネネの言葉が続く。
「上手くないわよ、私だって」
「そうか……?」
「上手く見せてるだけよ。誰だってそうかもしれないけど。
そりゃ、まあ……アンタよりは上手いかもしれないけど、それでも程度の差であって、私だって上手なんて言われたらそんなことないよって言いたくなるもの」
上手に笑えない、上手に泣けない、上手に弱さを見せれない。
そんなリョウゴが人間が下手なのであれば。
上手に笑い、上手に泣いて、上手に媚びを売って好かれる、ただし他人の顔で。
そんな自分が上手に人間が出来ているとは言えなかった。
「……なんでこんなことサクラバに言ってるんだろ」
出てしまった自分の言葉に、小さく頬を掻いた。
「疲れだろうな。閉塞した状況がストレスにもなっているんだろう」
「……なんか、そういう冷静な反応されるとむかつくわね」
「済まない、ここから出たら腹を切ろう」
「一気にギアをMAXまで入れないで。
……アンタの臓物は見たくないけど、アンタの動揺した顔はいつか見たいわ。爆笑する顔とかでもいいけど」
「動揺、爆笑、か」
ふむ、と僚機のパイロットに言われたからだろう。
真剣にその表情をどうやって取ればいいのか、顎に手をやって考えるリョウゴに、ネネはコツコツと額を指で叩いた。
本当に、疲れているのかもしれない。
ストレスのせいかもしれない。
こいつの表情で、見たいものがあるという世迷い事こそが、本来出るべきではない発想で。
そんな発想が出た呆れに口の端が皮肉げに持ち上がった。
まあでも。
こんな状態で、自分くらいの可愛い女の子と閉じ込められて、そんな風に平常でいるような宇宙人は。
少しくらい痛い目に合えばいいのだと思いながら、意識が静かに眠りに沈み込んでいった。
☆ ★ ☆ ★ ☆
動揺。
爆笑。
それを、自分から引き出すにはどうすればいいかを沈思黙考していたが結論に達せず。
リョウゴは顎に手をやったまま視線を霧中ネネに移した。
ネネは椅子の背もたれに体を預けたまま器用に眠りに落ちていた。
やはり、疲れているのだろう。
ここ最近、彼女は何かに思い悩むような表情をすることがある。
もちろんそれはリョウゴにとっては「普段の霧中よりも会話の間が大きい」というような漠然とした捉え方しかできず、ネネが抱いている悩みに気づくようなことはなかったが。
それでも、そうして眠りに落ちることで体力が少しでも回復するならそうするべきだと思った。
動揺。
慌てたりしないのか、問われ、近々で心当たりはないと答えたが、
一つだけ、思い当たるとするならば。
自分が戦場に立つ理由を伝えたとき、霧中ネネが『あの目』をしたとき。
過去、自分が戦場から戻った際に「中隊長を銃撃し、その足を奪った」ことを報告したときの――彼女と『同じ目』をした、あのとき。
胸倉を掴み上げられ、裏切り者と罵られ、己の父を守れなかったことを大声で糾弾された――誰かが誰かに失望するときの『あの目』を見たとき。
自分は確かに動揺したなと、思った。
ああまた。
自分は、誰かを悲しませたのだと。
今まで袂を分かってきた沢山の人と同じように。
霧中ネネと、道を違えることになると思ったそのときは。
確かに動揺したなと、静かに思考した。
それを伝えようと、口を開いたが。
霧中ネネは眠りの中にいたため。
言葉は伝えられず、静かにリョウゴの心の中にしまい込まれた。
暗闇の中、静かに吐息が二つだけある。
数時間後、その部屋が自動扉ではなく引き戸だと、二人が気づくまで――。
霧中ネネは閉じ込められていた。
とすんと、部屋の中にある椅子に腰を下ろして、霧中ネネはほの暗い部屋の天井を見上げる。
無機質な天井には境目すらもなく、その境目のない天井はそのまま壁へと繋がっている。
壁に沿うようにしていくつもの書架が並び、電子書籍が番号を振られて収められている。
マテリアルベルト発動機の社員ははここを『電子資料室』と呼んでいる。
本来その継ぎ目のない部屋のドアはボタン一つで開閉するものであり、先ほどから何度も何度もそのボタンはネネの指で連打されているのだが、一向に反応がない。
故障なのか、人為的な物であるのか、陰謀なのか、まったく原因には興味がなかったが、原因が齎す結果には興味がある。
すなわち、霧中ネネは閉じ込められていた。
リョウゴ=サクラバと共に。
ネネは椅子の背もたれにもたれ掛かり、後ろで同じように椅子に座るリョウゴを見る。
リョウゴは先ほどから出るのを諦めたのか、地面に根でも生やしたか、あるいは母星との交信中なのか、目をつぶったまま動こうとしない。
結果一人自分だけが踊らされているような気分になり、ネネは口を尖らせた。
「ちょっとは協力しなさいよサクラバ」
「……ああ」
軽口のつもりでネネが言うと、サクラバは立ち上がり、つかつかと扉に歩み寄る。
拳を作り、ガン、と重い音をさせながら開閉ボタンを叩くと、扉は開かず、壁からボタンがもげ落ちた。
「って、おぉぉぉぉいーーー!!!」
「……済まない」
「なぁんで最小の動きで最高にまずいことができるの!?
そんなに一切の無駄なく状況をダメにできるの逆にすごくない!?」
「俺なりの、精いっぱいだ」
精いっぱいは叩く勢いだったでしょうがと毒づくが、そもそもがこの男に助言を求めた自分が悪いともいえる。
平時でも役に立たないこの男が非常時に役立つわけがなかった。
この『電子資料室』は利用者がそう多いとは言えないが、全くないわけではない。
このまま待っていればこの異常事態に気づいて誰かがこの扉を開けてくれるかもしれない。というより、それを待つ以外に方法がなくなったともいえる。
ボタンを壊した本人が再び椅子に戻ってくるのを横目で眺める。
リョウゴはそのまま元いた場所まで戻ってきて、椅子に座ると再び目をつぶった。
椅子の背もたれの上に頬をつけ、文句ありげにネネは呟く。
「……あんた、この状況でもなーんにも動じないのね」
「動じてはいる。この状況は想定外だ。だが体力の温存が必要不可欠だ」
「体力の温存って」
「人間、食事を摂取せずに、行軍可能なのは平均一ヶ月程度らしい」
「なんで一人で一ヶ月先の覚悟まで決めてるのよ!! イヤに決まってるでしょそんなの!!」
何故か居住を念頭に置いて計画を立てている瞑想男に拒否の意思表示をする。
だが、こんな状況になっても混乱せずに泰然自若としてくれていることはまあらしいといえばらしいが多少ありがたくもある。
なんとなく。
沈黙が横たわる。
瞑想星人が瞑想に入ったので、必然ネネが口を開かなければそこには沈黙が訪れる。
なんとなく目をつぶったリョウゴの顔を見ながら、椅子を足で漕いでいたが、沈黙をかき混ぜるように言葉を落とした。
「……サクラバ、あんたって、慌てたりしないの」
「……近々での記憶にはないな。動揺しそうな場面こそ、冷静な対処が求められることを知っている」
「泣いたりとかは?」
「記憶にない」
「大声で笑ったりもないわよね」
「ああ、ない」
目をつぶっているが、律義に質問には答える。
ネネとしてもそれほど興味があったわけではないが、なんとなく暇つぶしくらいにはなりそうだと次々質問をぶつける。
「怒ったりもないわよね。叫んだりはするけど」
「己に対してならある」
「己に?」
「……以前話したが、己の過失で他人を傷つけたときは、怒りも悲しみも沸いた」
「……でも、表面に出したりはしないんでしょ?」
「己に対して、だからな」
ふぅん、と、興味なさそうにネネは薄暗闇の中で返事をする。
足をぶらぶらさせていると、今度は言葉が飛んでくる。
「霧中は」
「……え?」
「霧中は、上手いな。
人間が、上手い」
「何なのその誉め言葉、気持ちが悪すぎるんだけど。そもそも誉め言葉なの?」
「喜んだり、悲しんだり、怒ったり。
そういう物が、人間らしく表現できる人間を、俺は尊敬する。
己にはないものだ。身に着けようと努力をしたが、無理だった」
「……努力したの?」
なんとなく、それは意外なように聞こえたので、ネネは聞き返す。
リョウゴはその言葉で薄く目を開き、答える。
「ああ。
軍に志願する前も、士官学校時代も、今に至るまで……自分に、それが不足していることの自覚はあった。
そして不足が原因で不和が起こったこともある。だが、それを上手く取り繕うことは俺には出来なかった」
「………」
「取り繕えば繕うほど、鼻につくらしい。士官学校時代に決定的な決裂を起こしたとき自覚したことだ。
言われたすべての主張は間違ったものではなく、論理も通っていた。そして俺もそれが間違っていることを自覚しながら、それを改善することが出来なかった」
「……難儀な生き方ね、ほんと」
その時代のことを聞くのは、なんとなくネネには躊躇われた。
リョウゴにとってもそれほど面白い話ではないだろうという気づかいではなく、ただ単にそれを聞いても何か実になると思えなかったからだ。
「俺より人間の上手い霧中を、俺は尊敬している」
「……アンタからは、そう見えてるの?」
うん、と。
肯定して、調子に乗って、当然でしょと言葉を返せばよかったのに。
なんとなく、口からそういう言葉が出てしまっていた。
沈黙のせいだろうか。それとも、人間が下手な存在しか部屋にいないことで、タガが緩んだのだろうか。
どちらにせよ、口にしてしまった言葉に引きずられるように、椅子の背もたれに胸を預ける形で、ネネの言葉が続く。
「上手くないわよ、私だって」
「そうか……?」
「上手く見せてるだけよ。誰だってそうかもしれないけど。
そりゃ、まあ……アンタよりは上手いかもしれないけど、それでも程度の差であって、私だって上手なんて言われたらそんなことないよって言いたくなるもの」
上手に笑えない、上手に泣けない、上手に弱さを見せれない。
そんなリョウゴが人間が下手なのであれば。
上手に笑い、上手に泣いて、上手に媚びを売って好かれる、ただし他人の顔で。
そんな自分が上手に人間が出来ているとは言えなかった。
「……なんでこんなことサクラバに言ってるんだろ」
出てしまった自分の言葉に、小さく頬を掻いた。
「疲れだろうな。閉塞した状況がストレスにもなっているんだろう」
「……なんか、そういう冷静な反応されるとむかつくわね」
「済まない、ここから出たら腹を切ろう」
「一気にギアをMAXまで入れないで。
……アンタの臓物は見たくないけど、アンタの動揺した顔はいつか見たいわ。爆笑する顔とかでもいいけど」
「動揺、爆笑、か」
ふむ、と僚機のパイロットに言われたからだろう。
真剣にその表情をどうやって取ればいいのか、顎に手をやって考えるリョウゴに、ネネはコツコツと額を指で叩いた。
本当に、疲れているのかもしれない。
ストレスのせいかもしれない。
こいつの表情で、見たいものがあるという世迷い事こそが、本来出るべきではない発想で。
そんな発想が出た呆れに口の端が皮肉げに持ち上がった。
まあでも。
こんな状態で、自分くらいの可愛い女の子と閉じ込められて、そんな風に平常でいるような宇宙人は。
少しくらい痛い目に合えばいいのだと思いながら、意識が静かに眠りに沈み込んでいった。
☆ ★ ☆ ★ ☆
動揺。
爆笑。
それを、自分から引き出すにはどうすればいいかを沈思黙考していたが結論に達せず。
リョウゴは顎に手をやったまま視線を霧中ネネに移した。
ネネは椅子の背もたれに体を預けたまま器用に眠りに落ちていた。
やはり、疲れているのだろう。
ここ最近、彼女は何かに思い悩むような表情をすることがある。
もちろんそれはリョウゴにとっては「普段の霧中よりも会話の間が大きい」というような漠然とした捉え方しかできず、ネネが抱いている悩みに気づくようなことはなかったが。
それでも、そうして眠りに落ちることで体力が少しでも回復するならそうするべきだと思った。
動揺。
慌てたりしないのか、問われ、近々で心当たりはないと答えたが、
一つだけ、思い当たるとするならば。
自分が戦場に立つ理由を伝えたとき、霧中ネネが『あの目』をしたとき。
過去、自分が戦場から戻った際に「中隊長を銃撃し、その足を奪った」ことを報告したときの――彼女と『同じ目』をした、あのとき。
胸倉を掴み上げられ、裏切り者と罵られ、己の父を守れなかったことを大声で糾弾された――誰かが誰かに失望するときの『あの目』を見たとき。
自分は確かに動揺したなと、思った。
ああまた。
自分は、誰かを悲しませたのだと。
今まで袂を分かってきた沢山の人と同じように。
霧中ネネと、道を違えることになると思ったそのときは。
確かに動揺したなと、静かに思考した。
それを伝えようと、口を開いたが。
霧中ネネは眠りの中にいたため。
言葉は伝えられず、静かにリョウゴの心の中にしまい込まれた。
暗闇の中、静かに吐息が二つだけある。
数時間後、その部屋が自動扉ではなく引き戸だと、二人が気づくまで――。
NEWS
本日のニュースですついに、マテリアルベルト発動機が先導するタワー侵攻作戦が始まりました
これは、タワーに眠る遺産を手にいれ、やがて来る大洪水の避難場所として活用するというものです
しかし、北の遺跡攻略で戦力を消耗した勢力は多く
タワー侵攻は困難と見られています
「タワーの建設目的は明らかです。これは、やがて訪れる世界の水没に耐えるべく建設されていました」
「しかし、いま、危機を迎える我々をなぜ拒むのか――」
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「タワーへの攻撃が始まった。本部は苦戦を強いられているようだ。予算が削られるかもしれない」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「具体的には、安価で提供していた貢献寄付の値上げをするかもしれない」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「すまない。ただ、最後までサポートは続ける。ドゥルガーを破壊する。そして、遺跡を破壊する日まで」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「世界が揺らいでいる……貴様たちは、なぜあがく? なぜ、破滅へと向かう?」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「私は世界を救命する。貴様たちは護られていればいい。ただそれだけなのに」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「何が貴様たちを突き動かしているのだ。平穏な日々を捨てて、なぜ戦う?」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「私には、使命と……領域拡散精神遊離環がある。貴様には、何があるというのだ」 |
◆訓練
制御の訓練をしました制御が26上昇した
制御の訓練をしました制御が29上昇した
リョウゴは雲散霧消を1056cで購入した!!
リョウゴはスウィフトブレードを408cで購入した!!
リョウゴは雲散霧消を1056cで購入した!!
リョウゴは耐電棺『フランケンシュタイン』を1056cで購入した!!
リョウゴはミロクエンジンBを1056cで購入した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
◆作製
資金を100を投入した!!
作成時補助発動! 高圧!! 消費ENが 58 増加!!
作成時補助発動! 高圧!! 消費ENが 58 増加!!
高速回転する醤油の蓋とかざぐるまを素材にして四つ足 回天を作製した!!
◆戦闘システム決定
バーサーク に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1に耐電棺『フランケンシュタイン』を装備した
脚部2に四つ足 回天を装備した
スロット3にたいやきエンジン6号機を装備した
スロット4に加速機構を装備した
スロット5にRapidGear[Ver.02]を装備した
スロット6にスウィフトブレードを装備した
スロット7にミロクエンジンBを装備した
スロット8に雲散霧消を装備した
スロット9に雲散霧消を装備した
スロット10にたい焼きエンジン3号機を装備した
スロット11にwil_Bld_ダインスレイフ02を装備した
◆僚機設定
霧中ネネとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションD
ユニオン活動
鍛錬機構の活動記録
制御鍛錬用
ユニオン設備……なし!!
ユニオン連帯
……なし!!
ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
制御の訓練をしました
制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
メッセージ
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1550
追加収入 55
攻撃戦果補正3.51%
支援戦果補正4.46%
防衛戦果補正6.79%
撃墜数補正 0.2%
販売数補正 0.1%
敵警戒値補正0.468%
追い上げ補正3.1%
合計現金収入1925
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額500
整備請求額 0
ユニオン費 0
手当金 100
パーツ販売数 1個
今回の購入者-->>71
◆格闘値が1成長しました
◆経験値が60増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 55
攻撃戦果補正3.51%
支援戦果補正4.46%
防衛戦果補正6.79%
撃墜数補正 0.2%
販売数補正 0.1%
敵警戒値補正0.468%
追い上げ補正3.1%
合計現金収入1925
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額500
整備請求額 0
ユニオン費 0
手当金 100
パーツ販売数 1個
今回の購入者-->>71
◆格闘値が1成長しました
◆経験値が60増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
リョウゴは粒子吸着材30を入手した!
リョウゴは軽量化プラン30を入手した!
マテリアルベルト発動機は制裁を受け、貢献の3割を失った……(2 → 2
◆0cの返還金を受けました
明日の戦場
第20ブロック
セクション・4[ハッキング]
セクション・4。金属球の行き交う、何かの物理回路。計算するのは――
来週の霧濃度:99%
来週の電磁波:89%
来週の警戒値:507%
Silence |
Rache |
ガウスト・アスタレルト |
シグ・アグネス・アザミ・シグネス |
あるるまーにゃ |
HF-600 |
“Neon” |
元実験体No399『トゥーロラ』 |
比良坂とうま |
ピジドッゴファス |
ハイゼ |
篠崎生研の『取り立てロボ』 |
マンノウォーシステム |
NOWHERE. |
クレアフィール・ベルンハート |
ラフィン・クゥェィル |
リョウゴ=サクラバ |
霧中ネネ |
ニッシュ・グラスター |
フランキスカ・テレドール |
--- | --- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫[デバステイター] |
『霊場』[霊障] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
未確認機『コロッソス』[電子] |
機動破壊兵器『ダウンバースト』[粒子] |
機動破壊兵器『ダウンバースト』[粒子] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
機動破壊兵器『ダウンバースト』[粒子] |
機動破壊兵器『ダウンバースト』[粒子] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
未確認機『コロッソス』[電子] |
機動破壊兵器『ダウンバースト』[粒子] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
『霊場』[霊障] |
『霊場』[霊障] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
『霊場』[霊障] |
機動破壊兵器『ダウンバースト』[粒子] |
『巨大鉄球』[物理] |
『巨大鉄球』[物理] |
『巨大鉄球』[物理] |
キャラデータ
名前
リョウゴ=サクラバ
愛称
リョウゴ
機体名
シングルショットリペア SS-S01R
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
NAME:桜庭良悟(サクラバ リョウゴ) AGE:20 所属:マテリアルベルト発動機 STATUS:180cm 75kg 茶髪灼眼 来歴:軍属パイロット・融通が利かず感受性に難がある。 機体名:シングルショットリペア SS-S01R 四足歩行型軍用哨戒機。機体としては現行機から1世代前のモデルとなる。 機動力と旋回機能に優れるが哨戒機のため殲滅力は戦闘機に劣る。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
__0__1__2__3__4__5__6__7 __8__9_10_11_12_13_14_15 _16_17_18_19_20_21_22_23 |
機体データ |
|
|
1 | 素材 | 消火装置28 [28/耐火/---] [素材] |
▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | 中車輪A | 四つ足 回 [24/旋回/旋回] 機動[508] AP[1302] 旋回速度[106] 防御属性[電子] 防御値[411] 貯水量[200] 弾数[1] 積載量[2400] 消費EN[205] 金額[998] 重量[900] [車輪] *作者* |
▼詳細 |
3 | 素材 | ブラックボックス29 [29/誘発/---] [素材] |
▼詳細 |
4 | 素材 | 反応スプリング29 [29/跳躍/---] [素材] |
▼詳細 |
5 | エンジンB | 回転式エンジンB [27/耐物/旋回] | ▼詳細 |
6 | 素材 | 粒子吸着材30 [30/耐粒/---] 特殊B[280] [素材] |
▼詳細 |
7 | 重ブースターA | 機魂改 [26/旋回/飛行] | ▼詳細 |
8 | エンジンB | たい焼きエンジン4号機 [24/重量軽減/重量軽減] | ▼詳細 |
9 | 補助輪A | RapidGear[Ver.02] [26/高機動/高機動]《装備:5》 | ▼詳細 |
10 | 重ブースターA | 加速機構 [28/高機動/高機動]《装備:4》 | ▼詳細 |
11 | 中車輪A | 四つ足 回天 [29/高機動/高機動]《装備:2》 機動[577] AP[1397] 旋回速度[11] 防御属性[電子] 防御値[441] 貯水量[214] 弾数[1] 積載量[2400] 消費EN[160] 金額[1071] 重量[900] [車輪] *作者* |
▼詳細 |
12 | 飛行ユニットA | 獣翼機 改 [21/旋回/旋回] 飛行[146] AP[478] 旋回速度[231] 防御属性[電子] 防御値[157] 貯水量[191] 噴霧量[191] 弾数[1] 消費EN[353] 金額[954] 重量[100] [飛行補助] *作者* |
▼詳細 |
13 | 素材 | 軽量化プラン30 [30/重量軽減/---] 特殊B[280] [素材] |
▼詳細 |
14 | 電磁ブレードA | wil_Bld_ダインスレイフ02 [27/重量軽減/重量軽減]《装備:11》 火力[2467] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[814] 精度[83] 貯水量[261] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[1287] 金額[1041] 重量[92] [電子格闘] *作者* |
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15 | 重ブースターA | 雲散霧消 [28/高機動/高機動]《装備:8》 | ▼詳細 |
16 | 電磁ブレードA | スウィフトブレード [28/高機動/高機動]《装備:6》 火力[2427] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[775] 精度[79] 貯水量[252] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[1336] 金額[408] 重量[200] [電子格闘] *作者* |
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17 | 素材 | 耐反動フレーム24 [24/重変形/---] [素材] |
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18 | 重ブースターA | 雲散霧消 [28/高機動/高機動]《装備:9》 | ▼詳細 |
19 | 電磁ブレードA | EB-02ブランディッシュ [20/臂力/臂力] 火力[2264] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[735] 精度[75] 貯水量[235] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[1161] 金額[939] 重量[200] [電子格闘] *作者* |
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20 | 操縦棺A | 耐電棺『フランケンシュタイン』 [28/耐電/重量軽減]《装備:1》 | ▼詳細 |
21 | エンジンB | ミロクエンジンB [28/高機動/高機動]《装備:7》 | ▼詳細 |
22 | エンジンB | たいやきエンジン6号機 [27/高圧軽量/高圧軽量]《装備:3》 | ▼詳細 |
23 | ヒートソードA | 炎牙 [25/機動/機動] 火力[1611] 連撃数[1] 防御属性[火炎] 防御値[854] 精度[162] 貯水量[284] 弾数[5] 武器属性[漏出] 異常追加[30] 消費EN[41] 金額[1012] 弾薬費[50] 重量[130] [火炎格闘] *作者* |
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24 | 重ブースターA | B2-AL/Ss99 [21/機動/機動] | ▼詳細 |
25 | 操縦棺A | プロテクトコフィンβ [22/臂力/臂力] | ▼詳細 |
26 | エンジンB | 激重ターボひよ子ちゃん [26/超重回復/超重回復] | ▼詳細 |
27 | エンジンB | カワイイエンジンⅢ [26/高機動/AP回復] | ▼詳細 |
28 | --- | --- | --- |
29 | エンジンB | たい焼きエンジン3号機 [23/重量軽減/重量軽減]《装備:10》 | ▼詳細 |
30 | 電磁ブレードA | EB-04ハイランダー [23/臂力/臂力] 火力[2394] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[768] 精度[78] 貯水量[246] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[1215] 金額[983] 重量[200] [電子格闘] *作者* |
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