第9週目 リョウゴ=サクラバの一週間
◆日記
マテリアルベルト発動機の廊下を曲がったところで、
リョウゴ=サクラバは霧中ネネの姿を見つけて、挨拶をしようとして、
――上げた手をそのままに、む、と硬直をした。
少し距離のあるそこで歩みも止めて、その現場を仏頂面で眺める。
――霧中ネネを前に。
――恐らくマテリアルベルト発動機の社員であろう男が何やら話しかけている。
ふむ。
……成る程。
リョウゴは長年の軍人としての勘と直感でそれが只ならぬ現場だと理解し、様子を伺う。
話声こそ聞こえないが、なんとなくの会話の内容くらいは態度で伝わってくる。
軽薄に語るその男が何かを説明するたびに、面倒くさそうにネネが言葉を返す。
どう見たところで会話が弾んでいるようには思えず、リョウゴの目から見てもそれは、霧中ネネにとって不都合な現場に思えた。
それが確認できたところで、リョウゴは躊躇いなく歩を進める。
先にネネが気づき、続いてその視線に振り返った軽薄な男が気が付いた。
軍人然としたリョウゴの立ち姿に、男は少なからずギョッとしたようだった。
それが無言でこちらに向かって歩いてくるのだ、生物としての本能が警戒を発してもおかしくはない。
それでもその向かってくる相手が誰なのか男は知る必要があったので、平静を装ってネネに「知り合い?」などと尋ねる。
ネネは不機嫌そうに口を噤んだまま口の端だけ持ち上げてその問いをはぐらかす。
リョウゴは無言で二人の間に半分だけ肩を入れ。
そして男の方を見た。
男も、そうやって無理に体を入れられるとは思っていなかったのか、面食らう。
間に同じように体を割り込ませられた形になったネネも、面食らっていた。
――あ、不味い。
これは乙女の勘だが、何かが起こりそうな気がして霧中ネネは身構える。
リョウゴは一文字に結ばれた口元を開くと、霧中ネネの目の前の男に向けて、あろうことか次のような言葉を吐いた。
「――うちの霧中に何か用だろうか」
言い切り、男を睨めつけるリョウゴの背後。
霧中ネネはぽかんと開いた口から、内臓に似た何かが出そうな感覚を覚えた。
「…………っはぁああぁああああ????」
それは。
特大のため息と疑問の声だった。
☆ ★ ☆ ★ ☆
状況は微妙な空気に包まれていた。
三者が三者ともそれぞれの思惑で言葉を発さない。
リョウゴはその空気の中、男と相対しながら、思考を巡らせていた。
自分は、これと同じシチュエーションを見たことがある。立場こそ違えど、これだけ類似性のある現場であるのだから間違いはない。
――これは、引き抜きの現場だ。
数日前、自分はこういった形で他組織に引き抜きを掛けられた。
きっぱりと断りを入れたが勧誘をしてきた彼女は諦めずに今も僚機契約を結ぼうとしてくる。
こういったことはハイドラ乗りの間では日常茶飯事なのだろうということは容易に予測できた。
見れば、マテリアルベルトの制服を着ているが、社章を見るに彼もハイドラ乗りのようだった。
……そうなれば、自分のときよりも話は簡単に見えてくる。
自分の場合は整備を含めた僚機契約であったが、今回は単純に戦場での僚機契約のための勧誘なのだろう。
「ちょっと、サクラバ、ねえ、ちょっと!」
「霧中。……任せろ」
「絶対任せちゃいけないってことだけはわかるんだけど!?」
ネネが何か口を挟もうとしてくるが、リョウゴはこの現状を僚機として見過ごすわけにはいかなかった。
目の前の男は肩を竦めて不敵な笑いを零す。
「へえ、成る程ね。
……イヤだな霧中さん、そういう関係の相手がいるって言ってくれれば、ボクも深追いしなくて済んだのに」
「はぁああぁあああ!!? ちょっと!?」
「……そうか、君が、『噂の』サクラバくんか」
リョウゴの鋭い視線にも怯むことなく、男は一歩前に踏み込んでくる。
二人の男の視線が正面からぶつかり合う。
「あのー! もしもし! ちょっと話を聞いて、違う。
なんかとんでもなく頭痛くなってきた……! サクラバ、一旦待って、おかしなことになりつつあるから!」
「大丈夫だ、霧中。
これは――二人の問題だ。俺もまた当事者だからな」
「部外者だけど!? プライべートに土足で踏み込んできた異星人だけど!?
ああでもまあ、別にどうでもいい相手だからまあ、上手くやってくれたらそれはそれで……」
歯切れの悪いネネの様子を見ると、やはり彼女はその僚機契約の申し出を断るに断り切れなかったようだ。
無理もない。自分とて、いまだあの僚機契約を持ち掛けてきた少女を諦めさせることが出来ていない。
人が、人を意識的に袖にするのは難しいのだ。ましてや、袖にすることは霧中ネネという人間にとっては難度の高いことだろう。
軽薄な男はネネの言葉を受けて、微笑を浮かべ方を竦める。
「霧中さん、これは二人の問題ではなく、三人の問題だとボクは思うよ。
そして漸く、ボクの申し出をはぐらかしていた理由もちゃんと理解できた。
君が……その理由なんだね、サクラバくん」
「……ああ。そうだ」
「違うわ!!」
ネネが壁を叩く。見るからにイライラしている。
相当、しつこい勧誘をされていたようだ。
「済まないが、見過ごすわけにはいかない。
この場所だけは、譲ることができない」
「譲ってもらおうなんて思っていないさ。ボクはそんなに臆病な男でもない。
ただ、彼女自身が選ぶことについては何の問題もないよね」
「それは……霧中がお前を選ぶ、ということか?」
「或いはね。可能性はゼロじゃない」
「ゼロよ!! ゼロゼロ!!」
ネネによって、二人の男がバシバシ叩かれている。
振り返り、霧中の手首を掴む。勢いがついたせいでつんのめりそうになり、リョウゴは壁に手を突く。
ネネは壁に背をつけて驚きの表情で固まり、リョウゴを見上げる。
「霧中。ゼロという数字を聞けて、少し安心している自分がいるが。
改めて聞かせてくれ。……お前は、どちらを選ぶんだ」
「……ぐぇええ!!」
ネネが壁とリョウゴの間で蛙の潰れたような声を出す。
そこに割り込むようにして、軽薄な男が壁に同じように手を突いてネネを、そしてリョウゴを見てくる。
「ボクも、はっきりと聞かせてほしい。
はっきりと、君の口からその言葉を聞ければ、諦めがつく。今のままでは、ボクは納得できそうもない。
霧中さん……ボクではなく、この男が君の隣にふさわしいのかい……?」
「……ひぐぅうっ!!」
何かの苦しみに耐えるように喉を掻きむしりながら霧中は言葉を探す。
……そうか。ここで、すぐに選んでもらえない程度には、まだ霧中に僚機として認めてもらっていないらしい。
それは、自分にとって、やはり少し未熟を恥じるべき事実として突き刺さる。
だが、それでも、自分はこの男よりも僚機として、霧中ネネの戦友としてふさわしい自分であることも感じている。
今は霧中ネネの僚機という立場を、他の誰であろうが譲る気はない。
「霧中。
これだけは聞いてほしい。
俺は、今霧中に認めてもらえるほどの男ではないかもしれない。
だがいずれお前にふさわしい男になるよう、今後も研鑽を重ねていく。だから頼む、今はお前の隣に居させてくれ」
「ぐええ……」
「霧中さん。
君がどちらの男を選ぼうが、ボク達は君を恨んだりはしない。
例えボクが選ばれなくても、更なる男に磨きを掛けて、君を必ず振り向かせて見せるから。
だから、君の口から聞かせてほしい――ボクたちのどちらが、君にふさわしいかを!」
「ひぐぅ……」
引き笑いのような呻き声と共に、ネネは壁に背中を擦り付けるようにドン引く。
後ろに下がろうにも逃げ場など最初からなく、ただただ答えを求めてくる男が二人目の前で期待に目を輝かせている。
霧中ネネは、何もかもを考えるのを辞め。
静かに、心の底からイヤそうな顔で――リョウゴを指さす。
――ひとりの男が天を仰ぎ。
――ひとりの男が地に膝をついた。
地に膝をつく男が苦悶の声を漏らす。
「……バカな。
勝算は確かにあったはずだ。器量、技術、何に於いても少なくともキミよりは上だったはずだ。
なのに……何故だ、サクラバくん」
「……済まない。最初からこれは、有利不利のある話だった。
俺にあって、貴方にない物が、たった一つある」
「……ボクになくて、キミにあるもの……?」
リョウゴ=サクラバは地に膝をつく男にその手を伸ばす。
「……今まで、俺が霧中と過ごしてきた時間は。
無駄ではなかったということだ」
「……そうかい。成る程、ね。
……久々に完敗だよ。だが、サクラバくん、覚えておいてほしい。
ボクは今でも、彼女を諦めたわけじゃない。今はキミが選ばれた、ただそれだけの話だと思っている」
リョウゴが差し伸べた手を握り、立ち上がり、そのまま固く手を握った。
まるで何かを託し預けるように。
「キミがふがいない男であったなら、いつでもボクはもう一度彼女を狙いに行く。
その時は、今と同じ結果が必ず訪れるとは思わないことだ」
「――ああ。望むところだ。
選ぶのは常に、霧中であり――俺はただそれに応えるのみ」
理解しあえたわけではない。
共感したわけでもない。
ただ、同じ目的を持つ二人の男が、言葉の外でわかり合い、
霧中ネネを通じて、一つの何かが芽生えようとしているだけだった。
その横で、殺意が芽生えたのか、
何かの限界が来て、その両者の結ばれた握手を引きちぎるように同時にラリアットをして地面に倒し、
そのまま霧中ネネはマテリアルベルトの廊下を歩いて行った。
「ああーーーーー!!! すっきりした!!」
リョウゴ=サクラバは霧中ネネの姿を見つけて、挨拶をしようとして、
――上げた手をそのままに、む、と硬直をした。
少し距離のあるそこで歩みも止めて、その現場を仏頂面で眺める。
――霧中ネネを前に。
――恐らくマテリアルベルト発動機の社員であろう男が何やら話しかけている。
ふむ。
……成る程。
リョウゴは長年の軍人としての勘と直感でそれが只ならぬ現場だと理解し、様子を伺う。
話声こそ聞こえないが、なんとなくの会話の内容くらいは態度で伝わってくる。
軽薄に語るその男が何かを説明するたびに、面倒くさそうにネネが言葉を返す。
どう見たところで会話が弾んでいるようには思えず、リョウゴの目から見てもそれは、霧中ネネにとって不都合な現場に思えた。
それが確認できたところで、リョウゴは躊躇いなく歩を進める。
先にネネが気づき、続いてその視線に振り返った軽薄な男が気が付いた。
軍人然としたリョウゴの立ち姿に、男は少なからずギョッとしたようだった。
それが無言でこちらに向かって歩いてくるのだ、生物としての本能が警戒を発してもおかしくはない。
それでもその向かってくる相手が誰なのか男は知る必要があったので、平静を装ってネネに「知り合い?」などと尋ねる。
ネネは不機嫌そうに口を噤んだまま口の端だけ持ち上げてその問いをはぐらかす。
リョウゴは無言で二人の間に半分だけ肩を入れ。
そして男の方を見た。
男も、そうやって無理に体を入れられるとは思っていなかったのか、面食らう。
間に同じように体を割り込ませられた形になったネネも、面食らっていた。
――あ、不味い。
これは乙女の勘だが、何かが起こりそうな気がして霧中ネネは身構える。
リョウゴは一文字に結ばれた口元を開くと、霧中ネネの目の前の男に向けて、あろうことか次のような言葉を吐いた。
「――うちの霧中に何か用だろうか」
言い切り、男を睨めつけるリョウゴの背後。
霧中ネネはぽかんと開いた口から、内臓に似た何かが出そうな感覚を覚えた。
「…………っはぁああぁああああ????」
それは。
特大のため息と疑問の声だった。
☆ ★ ☆ ★ ☆
状況は微妙な空気に包まれていた。
三者が三者ともそれぞれの思惑で言葉を発さない。
リョウゴはその空気の中、男と相対しながら、思考を巡らせていた。
自分は、これと同じシチュエーションを見たことがある。立場こそ違えど、これだけ類似性のある現場であるのだから間違いはない。
――これは、引き抜きの現場だ。
数日前、自分はこういった形で他組織に引き抜きを掛けられた。
きっぱりと断りを入れたが勧誘をしてきた彼女は諦めずに今も僚機契約を結ぼうとしてくる。
こういったことはハイドラ乗りの間では日常茶飯事なのだろうということは容易に予測できた。
見れば、マテリアルベルトの制服を着ているが、社章を見るに彼もハイドラ乗りのようだった。
……そうなれば、自分のときよりも話は簡単に見えてくる。
自分の場合は整備を含めた僚機契約であったが、今回は単純に戦場での僚機契約のための勧誘なのだろう。
「ちょっと、サクラバ、ねえ、ちょっと!」
「霧中。……任せろ」
「絶対任せちゃいけないってことだけはわかるんだけど!?」
ネネが何か口を挟もうとしてくるが、リョウゴはこの現状を僚機として見過ごすわけにはいかなかった。
目の前の男は肩を竦めて不敵な笑いを零す。
「へえ、成る程ね。
……イヤだな霧中さん、そういう関係の相手がいるって言ってくれれば、ボクも深追いしなくて済んだのに」
「はぁああぁあああ!!? ちょっと!?」
「……そうか、君が、『噂の』サクラバくんか」
リョウゴの鋭い視線にも怯むことなく、男は一歩前に踏み込んでくる。
二人の男の視線が正面からぶつかり合う。
「あのー! もしもし! ちょっと話を聞いて、違う。
なんかとんでもなく頭痛くなってきた……! サクラバ、一旦待って、おかしなことになりつつあるから!」
「大丈夫だ、霧中。
これは――二人の問題だ。俺もまた当事者だからな」
「部外者だけど!? プライべートに土足で踏み込んできた異星人だけど!?
ああでもまあ、別にどうでもいい相手だからまあ、上手くやってくれたらそれはそれで……」
歯切れの悪いネネの様子を見ると、やはり彼女はその僚機契約の申し出を断るに断り切れなかったようだ。
無理もない。自分とて、いまだあの僚機契約を持ち掛けてきた少女を諦めさせることが出来ていない。
人が、人を意識的に袖にするのは難しいのだ。ましてや、袖にすることは霧中ネネという人間にとっては難度の高いことだろう。
軽薄な男はネネの言葉を受けて、微笑を浮かべ方を竦める。
「霧中さん、これは二人の問題ではなく、三人の問題だとボクは思うよ。
そして漸く、ボクの申し出をはぐらかしていた理由もちゃんと理解できた。
君が……その理由なんだね、サクラバくん」
「……ああ。そうだ」
「違うわ!!」
ネネが壁を叩く。見るからにイライラしている。
相当、しつこい勧誘をされていたようだ。
「済まないが、見過ごすわけにはいかない。
この場所だけは、譲ることができない」
「譲ってもらおうなんて思っていないさ。ボクはそんなに臆病な男でもない。
ただ、彼女自身が選ぶことについては何の問題もないよね」
「それは……霧中がお前を選ぶ、ということか?」
「或いはね。可能性はゼロじゃない」
「ゼロよ!! ゼロゼロ!!」
ネネによって、二人の男がバシバシ叩かれている。
振り返り、霧中の手首を掴む。勢いがついたせいでつんのめりそうになり、リョウゴは壁に手を突く。
ネネは壁に背をつけて驚きの表情で固まり、リョウゴを見上げる。
「霧中。ゼロという数字を聞けて、少し安心している自分がいるが。
改めて聞かせてくれ。……お前は、どちらを選ぶんだ」
「……ぐぇええ!!」
ネネが壁とリョウゴの間で蛙の潰れたような声を出す。
そこに割り込むようにして、軽薄な男が壁に同じように手を突いてネネを、そしてリョウゴを見てくる。
「ボクも、はっきりと聞かせてほしい。
はっきりと、君の口からその言葉を聞ければ、諦めがつく。今のままでは、ボクは納得できそうもない。
霧中さん……ボクではなく、この男が君の隣にふさわしいのかい……?」
「……ひぐぅうっ!!」
何かの苦しみに耐えるように喉を掻きむしりながら霧中は言葉を探す。
……そうか。ここで、すぐに選んでもらえない程度には、まだ霧中に僚機として認めてもらっていないらしい。
それは、自分にとって、やはり少し未熟を恥じるべき事実として突き刺さる。
だが、それでも、自分はこの男よりも僚機として、霧中ネネの戦友としてふさわしい自分であることも感じている。
今は霧中ネネの僚機という立場を、他の誰であろうが譲る気はない。
「霧中。
これだけは聞いてほしい。
俺は、今霧中に認めてもらえるほどの男ではないかもしれない。
だがいずれお前にふさわしい男になるよう、今後も研鑽を重ねていく。だから頼む、今はお前の隣に居させてくれ」
「ぐええ……」
「霧中さん。
君がどちらの男を選ぼうが、ボク達は君を恨んだりはしない。
例えボクが選ばれなくても、更なる男に磨きを掛けて、君を必ず振り向かせて見せるから。
だから、君の口から聞かせてほしい――ボクたちのどちらが、君にふさわしいかを!」
「ひぐぅ……」
引き笑いのような呻き声と共に、ネネは壁に背中を擦り付けるようにドン引く。
後ろに下がろうにも逃げ場など最初からなく、ただただ答えを求めてくる男が二人目の前で期待に目を輝かせている。
霧中ネネは、何もかもを考えるのを辞め。
静かに、心の底からイヤそうな顔で――リョウゴを指さす。
――ひとりの男が天を仰ぎ。
――ひとりの男が地に膝をついた。
地に膝をつく男が苦悶の声を漏らす。
「……バカな。
勝算は確かにあったはずだ。器量、技術、何に於いても少なくともキミよりは上だったはずだ。
なのに……何故だ、サクラバくん」
「……済まない。最初からこれは、有利不利のある話だった。
俺にあって、貴方にない物が、たった一つある」
「……ボクになくて、キミにあるもの……?」
リョウゴ=サクラバは地に膝をつく男にその手を伸ばす。
「……今まで、俺が霧中と過ごしてきた時間は。
無駄ではなかったということだ」
「……そうかい。成る程、ね。
……久々に完敗だよ。だが、サクラバくん、覚えておいてほしい。
ボクは今でも、彼女を諦めたわけじゃない。今はキミが選ばれた、ただそれだけの話だと思っている」
リョウゴが差し伸べた手を握り、立ち上がり、そのまま固く手を握った。
まるで何かを託し預けるように。
「キミがふがいない男であったなら、いつでもボクはもう一度彼女を狙いに行く。
その時は、今と同じ結果が必ず訪れるとは思わないことだ」
「――ああ。望むところだ。
選ぶのは常に、霧中であり――俺はただそれに応えるのみ」
理解しあえたわけではない。
共感したわけでもない。
ただ、同じ目的を持つ二人の男が、言葉の外でわかり合い、
霧中ネネを通じて、一つの何かが芽生えようとしているだけだった。
その横で、殺意が芽生えたのか、
何かの限界が来て、その両者の結ばれた握手を引きちぎるように同時にラリアットをして地面に倒し、
そのまま霧中ネネはマテリアルベルトの廊下を歩いて行った。
「ああーーーーー!!! すっきりした!!」
NEWS
本日のニュースです雨は降り続いています。もはや、我々になすすべはないのでしょうか
各地でヒルコ教団の一派が、船に乗って逃れられるとして、チケットを高額で販売しています
時折、地響きのような振動が、あちこちで発生しています
そのなかで、マテリアルベルトは声明を発表しました
「我々には、新しい世界を受け入れる用意がある」
「世界の中心に存在するタワー。何のために存在するのか。いま、それが――」
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「ドゥルガーは世界をコントロールしようとした。結果、世界から拒絶され、世界は深い眠りに落ち、荒廃した世界となった」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「そう、ドゥルガーは新しい世界の神となる存在だった。実際には、そうはならなかったが」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「残像領域は、様々な移民を受け入れた。それは、世界の見た記憶の断片だ。世界の記憶、経験、知識、そして、そこから導かれた来訪者」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「私も、そんな来訪者の末裔だ。本当の私は、実体の中で夢を見ているはずだ。そして、私はその夢を許容する」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「貴様は、なぜ死なない? なぜ、私の力を受けて、そんなにも……」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「なぜ、貴様に触れる事すらできない? 追いつくことさえ……できないのか?」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「仮にそうだとしても、私は諦めることはない。私は遺跡と共にある」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「そして、使命と……領域拡散精神遊離環と共にある。だから、私は無敵なんだ」 |
◆訓練
リョウゴはRapidGear[Ver.02]を396cで購入した!!
リョウゴは激重ターボひよ子ちゃんを1027cで購入した!!
リョウゴはカワイイエンジンⅢを1027cで購入した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
◆作製
資金を100を投入した!!
作成時補助発動! 耐物!! 防御属性が 物理 に変化!!
物理強化!
旋回強化!
PK-003とドルネスタンルフの『回転』を素材にして回転式エンジンBを作製した!!
◆戦闘システム決定
バーサーク に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1にプロテクトコフィンβを装備した
脚部2に四つ足 回を装備した
スロット3にボンゴレ重ブースターA[霊障]を装備した
スロット5にRapidGear[Ver.02]を装備した
スロット6にEB-04ハイランダーを装備した
スロット7にカワイイエンジンⅢを装備した
スロット8に機魂改を装備した
スロット9にB2-AL/Ss99を装備した
スロット10に激重ターボひよ子ちゃんを装備した
スロット11に炎牙を装備した
◆僚機設定
霧中ネネとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションD
ユニオン活動
鍛錬機構の活動記録
制御鍛錬用
ユニオン設備……なし!!
ユニオン連帯
……なし!!
ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
制御の訓練をしました
制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
メッセージ
ENo.318からのメッセージ>>
その様子を見てうかがうような言葉を投げる。
なぜかはわからないけれど、じぶんのことばにくるしんでいるようにみえる。
どうすればいいのか……わからない。
また会うことを約束するような言葉にパァっと花が咲いたような調子で返事をする。
もしかすれば、それは大人の社交辞令なのかもしれないが…あまりに幼い子供は言葉を疑うことなく手を振りながらその背を見送った。
メッセージを送信しました
>>Eno.7
ウィステリア 「…サクラバおにぃちゃん?」 |
なぜかはわからないけれど、じぶんのことばにくるしんでいるようにみえる。
どうすればいいのか……わからない。
ウィステリア 「つぎ…?」 |
ウィステリア 「うん! わかった。つぎにね! またね、おにいちゃん!」 |
もしかすれば、それは大人の社交辞令なのかもしれないが…あまりに幼い子供は言葉を疑うことなく手を振りながらその背を見送った。
メッセージを送信しました
>>Eno.7
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1450
追加収入 70
攻撃戦果補正3.15%
支援戦果補正3.69%
防衛戦果補正6.11%
撃墜数補正 0.1%
敵警戒値補正0.414%
追い上げ補正3%
合計現金収入1786
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額500
整備請求額 0
ユニオン費 0
手当金 100
ユニオン利子400
◆経験値が50増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 70
攻撃戦果補正3.15%
支援戦果補正3.69%
防衛戦果補正6.11%
撃墜数補正 0.1%
敵警戒値補正0.414%
追い上げ補正3%
合計現金収入1786
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額500
整備請求額 0
ユニオン費 0
手当金 100
ユニオン利子400
◆経験値が50増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
リョウゴは消火装置28を入手した!
リョウゴは加速装置28を入手した!
明日の戦場
第18ブロック
防衛システム排除[侵入]
通路を塞ぐゲートと防衛部隊が確認された。進路を確保するため、敵を排除してほしい。通路はいくつも分岐している。索敵を重視してくれ
来週の霧濃度:92%
来週の電磁波:95%
来週の警戒値:430%
鼠花火 |
泥縄火擦 |
ネリー・アイシャム |
ルート・ロックサイド |
ルート・ロックサイド |
ケイト・アニュレ |
ODE-30 |
闇 |
アカシ |
ささみ |
風森 砂季 |
ルーチェ・アーミスト |
リョウゴ=サクラバ |
霧中ネネ |
ウラカタ・キョウジ |
『Unterlegene』 |
リーダ・ホッケンハイム |
フレースヴェルカ |
ガブリエラ・ストークス |
ソネル |
--- | --- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
電子戦DR『ヘッジホック』[電子] |
電子戦DR『ヘッジホック』[電子] |
電子戦DR『ヘッジホック』[電子] |
電子戦DR『ヘッジホック』[電子] |
装甲飛行艇『ドルフィン』[電子] |
装甲飛行艇『ドルフィン』[電子] |
装甲飛行艇『ドルフィン』[電子] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
装甲飛行艇『ドルフィン』[電子] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
電子戦DR『ヘッジホック』[電子] |
未確認機『レッドドラゴン』[火炎] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
装甲飛行艇『ドルフィン』[電子] |
未確認機『レッドドラゴン』[火炎] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
電子戦DR『ヘッジホック』[電子] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
装甲飛行艇『ドルフィン』[電子] |
未確認機『レッドドラゴン』[火炎] |
電子戦DR『ヘッジホック』[電子] |
キャラデータ
名前
リョウゴ=サクラバ
愛称
リョウゴ
機体名
シングルショットSS-S01
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
NAME:桜庭良悟(サクラバ リョウゴ) AGE:20 所属:マテリアルベルト発動機 STATUS:180cm 75kg 茶髪灼眼 来歴:軍属パイロット・融通が利かず感受性に難がある。 機体名:シングルショット SS-S01 四足歩行型軍用哨戒機。機体としては現行機から1世代前のモデルとなる。 機動力と旋回機能に優れるが哨戒機のため殲滅力は戦闘機に劣る。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
__0__1__2__3__4__5__6__7 __8__9_10_11_12_13_14_15 _16_17_18_19_20_21_22_23 |
機体データ |
|
|
1 | 素材 | 消火装置28 [28/耐火/---] 特殊B[240] [素材] |
▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | 中車輪A | 四つ足 回 [24/旋回/旋回]《装備:2》 機動[508] AP[1302] 旋回速度[106] 防御属性[電子] 防御値[411] 貯水量[200] 弾数[1] 積載量[2400] 消費EN[205] 金額[998] 重量[900] [車輪] *作者* |
▼詳細 |
3 | 素材 | 特殊合金27 [27/重装甲/---] [素材] |
▼詳細 |
4 | 素材 | 粒子吸着材26 [26/耐粒/---] [素材] |
▼詳細 |
5 | エンジンB | 回転式エンジンB [27/耐物/旋回] | ▼詳細 |
6 | 素材 | 加速装置28 [28/機動/---] 特殊B[240] [素材] |
▼詳細 |
7 | 重ブースターA | 機魂改 [26/旋回/飛行]《装備:8》 | ▼詳細 |
8 | エンジンB | たい焼きエンジン4号機 [24/重量軽減/重量軽減] | ▼詳細 |
9 | 補助輪A | RapidGear[Ver.02] [26/高機動/高機動]《装備:5》 | ▼詳細 |
10 | --- | --- | --- |
11 | 電磁ブレードA | 簡易電磁ブレードA [20/旋回/---] 火力[2007] 連撃数[1] 旋回速度[40] 防御属性[物理] 防御値[684] 精度[70] 貯水量[219] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[1080] 金額[360] 重量[200] [電子格闘] *作者* |
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12 | 飛行ユニットA | 獣翼機 改 [21/旋回/旋回] 飛行[146] AP[478] 旋回速度[231] 防御属性[電子] 防御値[157] 貯水量[191] 噴霧量[191] 弾数[1] 消費EN[353] 金額[954] 重量[100] [飛行補助] *作者* |
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13 | 飛行ユニットA | 飛行ユニットA設計書 [20/臂力/---] 特殊B[80] [設計書] |
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17 | 素材 | 耐反動フレーム24 [24/重変形/---] [素材] |
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19 | 電磁ブレードA | EB-02ブランディッシュ [20/臂力/臂力] 火力[2264] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[735] 精度[75] 貯水量[235] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[1161] 金額[939] 重量[200] [電子格闘] *作者* |
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20 | 操縦棺A | tartaruga [20/機動/機動] | ▼詳細 |
21 | 重ブースターA | ボンゴレ重ブースターA[霊障] [20/機動/機動]《装備:3》 | ▼詳細 |
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23 | ヒートソードA | 炎牙 [25/機動/機動]《装備:11》 火力[1611] 連撃数[1] 防御属性[火炎] 防御値[854] 精度[162] 貯水量[284] 弾数[5] 武器属性[漏出] 異常追加[30] 消費EN[41] 金額[1012] 弾薬費[50] 重量[130] [火炎格闘] *作者* |
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24 | 重ブースターA | B2-AL/Ss99 [21/機動/機動]《装備:9》 | ▼詳細 |
25 | 操縦棺A | プロテクトコフィンβ [22/臂力/臂力]《装備:1》 | ▼詳細 |
26 | エンジンB | 激重ターボひよ子ちゃん [26/超重回復/超重回復]《装備:10》 | ▼詳細 |
27 | エンジンB | カワイイエンジンⅢ [26/高機動/AP回復]《装備:7》 | ▼詳細 |
28 | 飛行ユニットA | ウィングリアクター [23/旋回/索敵] 飛行[140] AP[473] 旋回速度[172] 防御属性[電子] 防御値[154] 貯水量[189] 噴霧量[188] 弾数[1] 消費EN[347] 金額[441] 重量[100] [飛行補助] *作者* |
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29 | エンジンB | たい焼きエンジン3号機 [23/重量軽減/重量軽減] | ▼詳細 |
30 | 電磁ブレードA | EB-04ハイランダー [23/臂力/臂力]《装備:6》 火力[2394] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[768] 精度[78] 貯水量[246] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[1215] 金額[983] 重量[200] [電子格闘] *作者* |
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