第6週目 リョウゴ=サクラバの一週間
◆日記
再生数が伸びている。コメント数も増えた。
自分の動画に起こる内容としては喜ばしいことだ。
だが霧中ネネは渋面を作って端末の画面を見下ろしていた。
最近ネネちゃんねるは機体の中を見せる動画から戦闘中の外の画面を中心とした動画に切り替えている。
残像領域の戦場コンテンツ力を霧中ネネの可愛さコンテンツ力と合わせて相乗効果を持たせるのが狙いだった。
狙いは概ね正しく作用していた。
だが、再生数と共に妙なコメントが増えていた。
「なんだあの虫きめえwww」
「虫やばすぎ、完全にG」
「もしかしてあれ僚機? 生理的に無理なんだけど」
笑顔のまま、霧中ネネはマウスを握りしめた。力強く。
☆ ★ ☆ ★ ☆
サクラバ星人が食堂でバナナを食べている。
軽食時は必ずこの果物を食べているので、好物なのだろうか。
生態に興味はないが、近寄って隣の席に座る。
「サクラバくん、ちょっと時間ある?」
「ああ」
「ネネたちの戦術について、ちょっと打ち合わせしておきたいことがあるのよね」
「聞こう」
何故か期待に満ち溢れた目を向けてくる。
ネネは突っ込みをぐっと抑え、努めて笑顔でリョウゴに向かって言う。
「あのね、ネネの射線に入らないように、っていうのは常々言ってるけど、
もし良かったらなんだけど、なるべく視界にも入らないようにって、出来る?」
「……それは。機体としての視界だろうか。霧中の視界だろうか」
「できれば機体」
我ながら滅茶苦茶な申し出だとは思うが、それでも目の前の宇宙人は何かを考えるように顎に手を置いた。
二分ほどそうしていたが、何かを計算し終えたのかネネの顔を見て、
「……霧中に向かう射撃が増すが、それでもいいなら」
「えっ……嘘、本当にできるの!?」
「機動性を上げれば可能だ。そのための設計は、次回の戦場までに終わらせる」
何の確信があるのか、力強くリョウゴが言うのを見て、ネネは改めて嘆息する。
射線に入るなとお願いしてから後の戦場で、リョウゴは本当に射線に一度も被らないように機体を動かしている。
だから今回も、本人が言うように可能な限り可能にしてくれるのだろう。
彼自身がハイドラに慣れてきているのもあるだろうが、それ以上に彼の操縦には練熟のようなものを感じてはいた。
なんとなく。
なんとはなしに、ネネは尋ねる。
「……別に興味があるわけじゃないんだけど。
サクラバくん、それだけの腕があってなんでハイドラなんかに乗ってるの?
それこそ、元々軍隊にいたなら、そっちのほうが安定した生活だったわけでしょ?」
……なんで毎回の働きでお給金も変わってくるような一般企業に来たの?」
「事情があった。
正確には、俺は今正規兵としての任を解かれて出向の立場にあるだけで、まだ軍属ではある」
「……なんかややこしくない? それって出向って言うの?」
「他に呼び方がない。軍に籍はあるが、隊の任を解かれている。
給金は本社から軍に支払われ、軍から必要な分の支給を受けている」
複雑な勤務事情を垣間見た気がした。
ネネは疑問を素直にぶつける。
「なんでそんなことになってるの……?
そんな任務ってある? 一般企業に出向して、軍に何か得があるの?」
「隊の任を解かれたのは、俺の行動を理由にしてのことだ。
本隊の作戦行動に混られないと判断し、そういう形を取ったのだと思う」
「……?? サクラバくんの行動?」
「――上官を撃った」
こともなげに、リョウゴはそう呟いた。
あまりにそれがあっさり口に出されるものだから、ネネは返す言葉を失う。
その様子を気にも留めず、リョウゴは言葉を続ける。いつもの顔と、いつもの声で。
「――戦場での話だ。
装甲型二足歩行戦車の部隊にいた俺は、対外国任務に当たっていた。
その日はとりわけ苛烈な戦場で、中隊は複数に分断されてしまった。俺はその中の最前線の部隊にいた。
弾丸と破片の飛び交う戦場で、いつしかまともに動ける機体は俺の機体と、上官の機体だけとなった。
乱戦は殲滅戦へと移り、死地を抜けたと思ったその時だった。
一体の未知の敵兵器が眼前に現れ、銃口をこちらに向けた。
不味いと思った瞬間、横合いから上官がその機体を自らの機体で制圧に掛かった。
二足歩行戦車同士はもつれ合い、上官は戦車の両腕で未知の機体を抑え込んだ。だが、その未知の機体の出力は僅かなその攻防でも明らかな程圧倒的なものだった」
思い出すように。
いや、思い出すことすら必要もないように。
目の前にその光景が広がっているのを淡々と説明するようにリョウゴは続ける。
「――通信によって、その上官に撃てと命じられた。
今この機を逃してはならぬと。この機体は戦線に送ってはいけないと。
俺は撃った。
躊躇いはなかった。
引き金を振り絞る瞬間、上官は脱出を試みた。
だが――俺が引き金を引くのが『あまりにも早すぎ』た。
脱出装置が完全に作動する前に、未知の機体と、上官の機体をまとめて俺の放った弾丸が貫いた」
「………」
「上官は――ノダ中隊長は両足を失った。
失肢のショックで、二ヶ月の間生死の境を彷徨った。
俺は査問に掛けられた。起こったこと、その事実を全て洗いざらい話した。
その判断が適正であるか、議論は真っ二つに割れた。
放った銃弾が正当だと言う者、不当だと言う者が争い、結論は後者に傾いた。
俺は情状を酌量され、罰則こそなかったが除隊の処分を受けた」
「……何で……?」
「……何で、とは」
「だって、命令があってその通りに撃ったんでしょ……?
だったら、命令に従っただけで貴方悪くないじゃない。文句言いなさいよそんなの!」
「……だが、それが上の決定であるなら、従う他ない。
撃てと言われたことも、撃つことが背信であると断じたのも、等しく指令だ」
ガシャンっ、とテーブルに置かれている食器が鳴った。
テーブルに手を突き、立ち上がってネネが目の前の男を睨みつけている。視線を集めていることも気にせず、言葉を吐き捨てる。
「何なのそれ、本当意味わかんない……!」
「……そうか」
「アンタって何なの? 軍が死ねって言ったら死ぬの?
……呆れるわ、ホント、理解できないできないと思ってたけど、そこまでとは思わなかった」
「霧中」
「何で、そんなこと黙ってたのよ」
ネネの糾弾する視線がリョウゴの相貌を射抜く。
だが、生まれてから一度も、視線を反らしたことのない男は真っすぐにその視線を見返す。
「……僚機として、伝えずとも毎回の連携に支障はないと踏んだ」
一瞬。
一瞬だけ、言葉に詰まった。
その一瞬が思考の温度を少しだけ下げ、下がった温度がお互いの適性の距離を自分に伝えてきた。
それは自分が望んでいた距離であり、互いの事情に踏み込まない利用できる相手としての僚機との距離だ。
だがそれは、ネネの中にだけあることが許されるもので。
だからこそ、その距離を感じさせる言葉がサクラバという男から出てきたことが、脳内でカチンという撃鉄を上げる音を生じさせた。
ネネは、スッと、頭がクリアになるのを感じた。
「……そうね。支障はないわね。
関係もないし、だからって何が変わるわけでもなかったわ」
「ああ。そうだな」
「……じゃあ、アナタが今戦場にいる理由って」
リョウゴは、小さく俯き、考え、そしてネネの目を見て言った。
「それが、命令だからだ」
「……わかった」
ネネは立ち上がり、放送用の笑顔で振り返り、リョウゴに言った。
「また、次の作戦で会いましょう」
「ああ」
返事は短く。ネネは振り返らず食堂を後にした。
☆ ★ ☆ ★ ☆
「………」
一人。
食堂の遠い騒々しさの中、携帯している水筒からリョウゴは水を口に含んだ。
額には深い溝が刻まれており、何かを考えるように遠くを見ていた。
自分が、霧中の気分を害したことだけは伝わってきた。
あの視線を、生まれてから何度か受けたことがある。
決まってその視線を向けてきた人間は、徐々に自分から離れていく。
リョウゴは再び水を含む。
いつもは、思うことも悩むこともなかった。
だが、今回だけは何故その視線を霧中が自分に向けてきたか、わかっていた。
自分でも、何故、それを口にしたのかが、わからない。
――僚機として、伝えずとも毎回の連携に支障はないと踏んだ。
だったら。
『最後まで伝えない』ということも、できたはずだ。
何故それを、霧中に伝えてしまったのか。
伝える必要のない言葉を、伝えてしまったのか。
食堂で独り。
リョウゴ=サクラバは考えている。
☆ ★ ☆ ★ ☆
マテリアルベルト発動機の廊下を早足で歩く姿があった。
足早に歩いていくその動きに少し遅れるように桃色の髪が着いていく。
ぎゅっと握られた拳が振られるたびに前へ前へと彼女の歩を進めていく。
腹が立っている。
だが、自分が何に腹を立てているのかが、わからない。
正確には、わかってしまうともっと腹の立つことであるから考えないようにしていた。
心にあるのは、敗北感だ。
サクラバという男は、理由があってここにいる。
理由があり、背景があり、必然があり、ここにいる。
ネネが。
ネネが添え物にしてやるつもりだったのに。
くやしい。くやしいくやしいくやしい。
理由も、背景も、必然も、伝える必要がない程度の相手だと。
侮られていることが、何よりくやしかった。
(ネネだって。
誰でもよかったんだからっ……)
歩幅は徐々に大きくなり。
気持ちを置き去りにするようにして、霧中ネネは廊下を走っていった。
自分の動画に起こる内容としては喜ばしいことだ。
だが霧中ネネは渋面を作って端末の画面を見下ろしていた。
最近ネネちゃんねるは機体の中を見せる動画から戦闘中の外の画面を中心とした動画に切り替えている。
残像領域の戦場コンテンツ力を霧中ネネの可愛さコンテンツ力と合わせて相乗効果を持たせるのが狙いだった。
狙いは概ね正しく作用していた。
だが、再生数と共に妙なコメントが増えていた。
「なんだあの虫きめえwww」
「虫やばすぎ、完全にG」
「もしかしてあれ僚機? 生理的に無理なんだけど」
笑顔のまま、霧中ネネはマウスを握りしめた。力強く。
☆ ★ ☆ ★ ☆
サクラバ星人が食堂でバナナを食べている。
軽食時は必ずこの果物を食べているので、好物なのだろうか。
生態に興味はないが、近寄って隣の席に座る。
「サクラバくん、ちょっと時間ある?」
「ああ」
「ネネたちの戦術について、ちょっと打ち合わせしておきたいことがあるのよね」
「聞こう」
何故か期待に満ち溢れた目を向けてくる。
ネネは突っ込みをぐっと抑え、努めて笑顔でリョウゴに向かって言う。
「あのね、ネネの射線に入らないように、っていうのは常々言ってるけど、
もし良かったらなんだけど、なるべく視界にも入らないようにって、出来る?」
「……それは。機体としての視界だろうか。霧中の視界だろうか」
「できれば機体」
我ながら滅茶苦茶な申し出だとは思うが、それでも目の前の宇宙人は何かを考えるように顎に手を置いた。
二分ほどそうしていたが、何かを計算し終えたのかネネの顔を見て、
「……霧中に向かう射撃が増すが、それでもいいなら」
「えっ……嘘、本当にできるの!?」
「機動性を上げれば可能だ。そのための設計は、次回の戦場までに終わらせる」
何の確信があるのか、力強くリョウゴが言うのを見て、ネネは改めて嘆息する。
射線に入るなとお願いしてから後の戦場で、リョウゴは本当に射線に一度も被らないように機体を動かしている。
だから今回も、本人が言うように可能な限り可能にしてくれるのだろう。
彼自身がハイドラに慣れてきているのもあるだろうが、それ以上に彼の操縦には練熟のようなものを感じてはいた。
なんとなく。
なんとはなしに、ネネは尋ねる。
「……別に興味があるわけじゃないんだけど。
サクラバくん、それだけの腕があってなんでハイドラなんかに乗ってるの?
それこそ、元々軍隊にいたなら、そっちのほうが安定した生活だったわけでしょ?」
……なんで毎回の働きでお給金も変わってくるような一般企業に来たの?」
「事情があった。
正確には、俺は今正規兵としての任を解かれて出向の立場にあるだけで、まだ軍属ではある」
「……なんかややこしくない? それって出向って言うの?」
「他に呼び方がない。軍に籍はあるが、隊の任を解かれている。
給金は本社から軍に支払われ、軍から必要な分の支給を受けている」
複雑な勤務事情を垣間見た気がした。
ネネは疑問を素直にぶつける。
「なんでそんなことになってるの……?
そんな任務ってある? 一般企業に出向して、軍に何か得があるの?」
「隊の任を解かれたのは、俺の行動を理由にしてのことだ。
本隊の作戦行動に混られないと判断し、そういう形を取ったのだと思う」
「……?? サクラバくんの行動?」
「――上官を撃った」
こともなげに、リョウゴはそう呟いた。
あまりにそれがあっさり口に出されるものだから、ネネは返す言葉を失う。
その様子を気にも留めず、リョウゴは言葉を続ける。いつもの顔と、いつもの声で。
「――戦場での話だ。
装甲型二足歩行戦車の部隊にいた俺は、対外国任務に当たっていた。
その日はとりわけ苛烈な戦場で、中隊は複数に分断されてしまった。俺はその中の最前線の部隊にいた。
弾丸と破片の飛び交う戦場で、いつしかまともに動ける機体は俺の機体と、上官の機体だけとなった。
乱戦は殲滅戦へと移り、死地を抜けたと思ったその時だった。
一体の未知の敵兵器が眼前に現れ、銃口をこちらに向けた。
不味いと思った瞬間、横合いから上官がその機体を自らの機体で制圧に掛かった。
二足歩行戦車同士はもつれ合い、上官は戦車の両腕で未知の機体を抑え込んだ。だが、その未知の機体の出力は僅かなその攻防でも明らかな程圧倒的なものだった」
思い出すように。
いや、思い出すことすら必要もないように。
目の前にその光景が広がっているのを淡々と説明するようにリョウゴは続ける。
「――通信によって、その上官に撃てと命じられた。
今この機を逃してはならぬと。この機体は戦線に送ってはいけないと。
俺は撃った。
躊躇いはなかった。
引き金を振り絞る瞬間、上官は脱出を試みた。
だが――俺が引き金を引くのが『あまりにも早すぎ』た。
脱出装置が完全に作動する前に、未知の機体と、上官の機体をまとめて俺の放った弾丸が貫いた」
「………」
「上官は――ノダ中隊長は両足を失った。
失肢のショックで、二ヶ月の間生死の境を彷徨った。
俺は査問に掛けられた。起こったこと、その事実を全て洗いざらい話した。
その判断が適正であるか、議論は真っ二つに割れた。
放った銃弾が正当だと言う者、不当だと言う者が争い、結論は後者に傾いた。
俺は情状を酌量され、罰則こそなかったが除隊の処分を受けた」
「……何で……?」
「……何で、とは」
「だって、命令があってその通りに撃ったんでしょ……?
だったら、命令に従っただけで貴方悪くないじゃない。文句言いなさいよそんなの!」
「……だが、それが上の決定であるなら、従う他ない。
撃てと言われたことも、撃つことが背信であると断じたのも、等しく指令だ」
ガシャンっ、とテーブルに置かれている食器が鳴った。
テーブルに手を突き、立ち上がってネネが目の前の男を睨みつけている。視線を集めていることも気にせず、言葉を吐き捨てる。
「何なのそれ、本当意味わかんない……!」
「……そうか」
「アンタって何なの? 軍が死ねって言ったら死ぬの?
……呆れるわ、ホント、理解できないできないと思ってたけど、そこまでとは思わなかった」
「霧中」
「何で、そんなこと黙ってたのよ」
ネネの糾弾する視線がリョウゴの相貌を射抜く。
だが、生まれてから一度も、視線を反らしたことのない男は真っすぐにその視線を見返す。
「……僚機として、伝えずとも毎回の連携に支障はないと踏んだ」
一瞬。
一瞬だけ、言葉に詰まった。
その一瞬が思考の温度を少しだけ下げ、下がった温度がお互いの適性の距離を自分に伝えてきた。
それは自分が望んでいた距離であり、互いの事情に踏み込まない利用できる相手としての僚機との距離だ。
だがそれは、ネネの中にだけあることが許されるもので。
だからこそ、その距離を感じさせる言葉がサクラバという男から出てきたことが、脳内でカチンという撃鉄を上げる音を生じさせた。
ネネは、スッと、頭がクリアになるのを感じた。
「……そうね。支障はないわね。
関係もないし、だからって何が変わるわけでもなかったわ」
「ああ。そうだな」
「……じゃあ、アナタが今戦場にいる理由って」
リョウゴは、小さく俯き、考え、そしてネネの目を見て言った。
「それが、命令だからだ」
「……わかった」
ネネは立ち上がり、放送用の笑顔で振り返り、リョウゴに言った。
「また、次の作戦で会いましょう」
「ああ」
返事は短く。ネネは振り返らず食堂を後にした。
☆ ★ ☆ ★ ☆
「………」
一人。
食堂の遠い騒々しさの中、携帯している水筒からリョウゴは水を口に含んだ。
額には深い溝が刻まれており、何かを考えるように遠くを見ていた。
自分が、霧中の気分を害したことだけは伝わってきた。
あの視線を、生まれてから何度か受けたことがある。
決まってその視線を向けてきた人間は、徐々に自分から離れていく。
リョウゴは再び水を含む。
いつもは、思うことも悩むこともなかった。
だが、今回だけは何故その視線を霧中が自分に向けてきたか、わかっていた。
自分でも、何故、それを口にしたのかが、わからない。
――僚機として、伝えずとも毎回の連携に支障はないと踏んだ。
だったら。
『最後まで伝えない』ということも、できたはずだ。
何故それを、霧中に伝えてしまったのか。
伝える必要のない言葉を、伝えてしまったのか。
食堂で独り。
リョウゴ=サクラバは考えている。
☆ ★ ☆ ★ ☆
マテリアルベルト発動機の廊下を早足で歩く姿があった。
足早に歩いていくその動きに少し遅れるように桃色の髪が着いていく。
ぎゅっと握られた拳が振られるたびに前へ前へと彼女の歩を進めていく。
腹が立っている。
だが、自分が何に腹を立てているのかが、わからない。
正確には、わかってしまうともっと腹の立つことであるから考えないようにしていた。
心にあるのは、敗北感だ。
サクラバという男は、理由があってここにいる。
理由があり、背景があり、必然があり、ここにいる。
ネネが。
ネネが添え物にしてやるつもりだったのに。
くやしい。くやしいくやしいくやしい。
理由も、背景も、必然も、伝える必要がない程度の相手だと。
侮られていることが、何よりくやしかった。
(ネネだって。
誰でもよかったんだからっ……)
歩幅は徐々に大きくなり。
気持ちを置き去りにするようにして、霧中ネネは廊下を走っていった。
NEWS
本日のニュースです再びの晴れ間となりました。激しい雨が幾度も続き、晴れの日は珍しくなりました
各企業は対策を迫られています。つまり、この雨がいつまで続くか、ということです
気象の専門家たちは、残像領域の気象コントロールが揺らいでいるのでは? と語ります
(本棚を背にし語る専門家の画像)
「我々の世界は、いま、バランスを失おうとしています」
「世界のサイクルが不具合を起こしているのです。それは――」
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「遺跡を破壊するために、いろいろと協力してもらうことになるだろう」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「『モータージフーガ』は、遺跡を破壊し、ドゥルガー・ユニットを葬るために開発されている」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「HCSのデータを元に、開発は続けられている。しかし、まだ時間はかかりそうだ」 |
◆訓練
反応の訓練をしました反応が23上昇した
リョウゴはPK-003を501cで購入した!!
マテリアルベルト発動機と契約成功!!
リョウゴはウィングリアクターを441cで購入した!!
リョウゴはたい焼きエンジン3号機を620cで購入した!!
リョウゴはEB-04ハイランダーを983cで購入した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
◆作製
資金を100を投入した!!
旋回強化!
旋回強化!
四つ足と簡易重ブースターAを素材にして四つ足 回を作製した!!
◆戦闘システム決定
バーサーク に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1にプロテクトコフィンβを装備した
脚部2に四つ足 回を装備した
スロット3にボンゴレ重ブースターA[霊障]を装備した
スロット4にドルネスタンルフの『回転』を装備した
スロット5に獣翼機 改を装備した
スロット6にEB-04ハイランダーを装備した
スロット7にウィングリアクターを装備した
スロット8に機魂Aを装備した
スロット9にB2-AL/Ss99を装備した
スロット10にたい焼きエンジン3号機を装備した
スロット11にPK-003を装備した
◆僚機設定
霧中ネネとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションD
ユニオン活動
鍛錬機構の活動記録
制御鍛錬用
ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
制御の訓練をしました
制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
メッセージ
ENo.7からのメッセージ>>
メッセージを送信しました
>>Eno.259 >>Eno.318
ゼノハイラプテラ 「もしや、当機をご存じない。シューティングスター社、ゼノハイラプテラです。」 |
ゼノハイラプテラ 「当機は見ての通りの小型機です。私のことはゼノハイラプテラ――あるいはハイラとお呼びください。残念ですが中に人はいません。」 |
ニシュカ 「んだよ。オメー、一回おれたちと一緒だったじゃねぇの――見てなかったか?ちっせえ方が当たんねーんだから、おれたちの方が強いだろ」 |
ゼノハイラプテラ 「……ほんとうにそうかどうかはともかく、当機は高速索敵機です。もちろんですが当たると死にます。」 |
ニシュカ 「あのクソどピンク機体、悪目立ちしてたよなァ。てぃたんふぉーと、とかいうやつでもやってンのか?」 |
メッセージを送信しました
>>Eno.259 >>Eno.318
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1300
追加収入 75
攻撃戦果補正2.95%
支援戦果補正2.46%
防衛戦果補正7.38%
撃墜数補正 0.2%
敵警戒値補正0.6%
合計現金収入1570
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額500
整備請求額 0
ユニオン費 0
手当金 100
◆経験値が35増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 75
攻撃戦果補正2.95%
支援戦果補正2.46%
防衛戦果補正7.38%
撃墜数補正 0.2%
敵警戒値補正0.6%
合計現金収入1570
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額500
整備請求額 0
ユニオン費 0
手当金 100
◆経験値が35増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
リョウゴは噴霧ノズル25を入手した!
リョウゴは姿勢制御装置25を入手した!
明日の戦場
第17ブロック
通路探索[目標物破壊]
通路を進んでくれ。補給路を確保し、敵を撃破し、安全を確保する。障害物があったら破壊してくれ
来週の霧濃度:91%
来週の電磁波:93%
来週の警戒値:330%
鳴間 ルル |
風森 砂季 |
リョウゴ=サクラバ |
霧中ネネ |
ニッシュ・グラスター |
フランキスカ・テレドール |
ウラカタ・キョウジ |
『Unterlegene』 |
リーダ・ホッケンハイム |
フレースヴェルカ |
メーネ・フライス |
坂山 錚牟 |
灰星 |
リスティル |
Ende |
クリス・バーミリオン |
Silence |
有澤 零砂 |
アリーシャ |
Lupth |
--- | --- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
『固定砲台』[物理] |
装甲戦車『アルマジロ』[物理] |
『固定砲台』[物理] |
『固定砲台』[物理] |
『霊場』[霊障] |
『固定砲台』[物理] |
『ファイアードラム』[火炎] |
『霊場』[霊障] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
装甲戦車『アルマジロ』[物理] |
『ファイアードラム』[火炎] |
『ファイアードラム』[火炎] |
『ファイアードラム』[火炎] |
『固定砲台』[物理] |
『霊場』[霊障] |
装甲戦車『アルマジロ』[物理] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
『ファイアードラム』[火炎] |
装甲戦車『アルマジロ』[物理] |
装甲戦車『アルマジロ』[物理] |
『霊場』[霊障] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
『霊場』[霊障] |
装甲戦車『アルマジロ』[物理] |
装甲戦車『アルマジロ』[物理] |
キャラデータ
名前
リョウゴ=サクラバ
愛称
リョウゴ
機体名
シングルショットSS-S01
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
NAME:桜庭良悟(サクラバ リョウゴ) AGE:20 所属:マテリアルベルト発動機 STATUS:180cm 75kg 茶髪灼眼 来歴:軍属パイロット・融通が利かず感受性に難がある。 機体名:シングルショット SS-S01 四足歩行型軍用哨戒機。機体としては現行機から1世代前のモデルとなる。 機動力と旋回機能に優れるが哨戒機のため殲滅力は戦闘機に劣る。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
__0__1__2__3__4__5__6__7 __8__9_10_11_12_13_14_15 _16_17_18_19_20_21_22_23 |
機体データ |
|
|
1 | 素材 | 噴霧ノズル25 [25/噴霧/---] 特殊B[180] [素材] |
▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | 中車輪A | 四つ足 回 [24/旋回/旋回]《装備:2》 機動[508] AP[1302] 旋回速度[106] 防御属性[電子] 防御値[411] 貯水量[200] 弾数[1] 積載量[2400] 消費EN[205] 金額[998] 重量[900] [車輪] *作者* |
▼詳細 |
3 | 素材 | 姿勢制御装置25 [25/飛行/---] 特殊B[180] [素材] |
▼詳細 |
4 | --- | --- | --- |
5 | パンツァークリンゲA | PK-003 [23/耐物/臂力]《装備:11》 火力[1802] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[895] 貯水量[361] 弾数[8] 武器属性[衝撃] 異常追加[46] 消費EN[19] 金額[501] 弾薬費[20] 重量[170] [物理格闘] *作者* |
▼詳細 |
6 | --- | --- | --- |
7 | 重ブースターA | 機魂A [20/旋回/旋回]《装備:8》 | ▼詳細 |
8 | --- | --- | --- |
9 | --- | --- | --- |
10 | --- | --- | --- |
11 | 電磁ブレードA | 簡易電磁ブレードA [20/旋回/---] 火力[2007] 連撃数[1] 旋回速度[40] 防御属性[物理] 防御値[684] 精度[70] 貯水量[219] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[1080] 金額[360] 重量[200] [電子格闘] *作者* |
▼詳細 |
12 | 飛行ユニットA | 獣翼機 改 [21/旋回/旋回]《装備:5》 飛行[146] AP[478] 旋回速度[231] 防御属性[電子] 防御値[157] 貯水量[191] 噴霧量[191] 弾数[1] 消費EN[353] 金額[954] 重量[100] [飛行補助] *作者* |
▼詳細 |
13 | 飛行ユニットA | 飛行ユニットA設計書 [20/臂力/---] 特殊B[80] [設計書] |
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14 | 素材 | テスラコイル23 [23/霊障/---] [素材] |
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15 | 素材 | 装甲板23 [23/装甲/---] [素材] |
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16 | エンジンB | ドルネスタンルフの『回転』 [22/旋回/旋回]《装備:4》 | ▼詳細 |
17 | 素材 | 耐反動フレーム24 [24/重変形/---] [素材] |
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18 | エンジンB | ME-hp-40/S [21/機動/機動] | ▼詳細 |
19 | 電磁ブレードA | EB-02ブランディッシュ [20/臂力/臂力] 火力[2264] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[735] 精度[75] 貯水量[235] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[1161] 金額[939] 重量[200] [電子格闘] *作者* |
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20 | 操縦棺A | tartaruga [20/機動/機動] | ▼詳細 |
21 | 重ブースターA | ボンゴレ重ブースターA[霊障] [20/機動/機動]《装備:3》 | ▼詳細 |
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23 | エンジンB | ソニックビートコア [21/機動/機動] | ▼詳細 |
24 | 重ブースターA | B2-AL/Ss99 [21/機動/機動]《装備:9》 | ▼詳細 |
25 | 操縦棺A | プロテクトコフィンβ [22/臂力/臂力]《装備:1》 | ▼詳細 |
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28 | 飛行ユニットA | ウィングリアクター [23/旋回/索敵]《装備:7》 飛行[140] AP[473] 旋回速度[172] 防御属性[電子] 防御値[154] 貯水量[189] 噴霧量[188] 弾数[1] 消費EN[347] 金額[441] 重量[100] [飛行補助] *作者* |
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29 | エンジンB | たい焼きエンジン3号機 [23/重量軽減/重量軽減]《装備:10》 | ▼詳細 |
30 | 電磁ブレードA | EB-04ハイランダー [23/臂力/臂力]《装備:6》 火力[2394] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[768] 精度[78] 貯水量[246] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[1215] 金額[983] 重量[200] [電子格闘] *作者* |
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