ENo.0160　Strav Quasar

言いたいことがある。
言うことが尽きた。以上。
というのは流石に酷いな。何か考えて書かないといけない。ここに来る際に置いてきた、数少ない身内の事でも語ろう。

まずは妹。本名を伏せるが、存命では唯一の血縁。
私と同じく、元居た場所じゃ傭兵だった。違うのは、アイツはアイツなりの信念がある所。
覚悟のない奴を殺す気がないだけで、私は戦争そのものを否定したことはない。私らみたいなのには戦場が必要で、一方で本気で争いを嫌う奴も居れば、恩恵だけ享受したい奴も居る。
前者みたいな夢想家には申し訳ないが、争いは無くならないだろうし無くさんでもいい。戦場が、好きで殺し殺される奴だけの場所になれば。
私は、ただ楽しいから戦って、機械弄りをしているだけだ。これは前にも言った。
アイツは、故郷を、家族を守ろうとしている。
血は繋がらないが、大家族の中で私たちは育ってきた。
守りたいと思うこと、それは至極当然で立派だと思う。大違いで、腕も確か。間違い無く自慢の妹だ。
心配なのは、人質を取られたら自分をないがしろにしそうな所か。

今回はこのくらいで。
ブリーフィングに行こうか。今回もそれなりに暴れるとしよう。

「皆さんこんにちは！病み上がりの方々は大丈夫ですか？」

「ある程度保険……というほどでもありませんが、治療の手配は行えますので、ぜひ頼ってくださいね！」

「まぁ今回は結構治療院に向かった方が多いので書類が多いのですけど（※画面はイメージです）」

「ってええ！次回はまたセクション攻略なんですか！忙しいじゃないですか～＞＜」







仮面の男の近くのモニターが光る

「おや、お客さんですか？ようこそマノ社へ！あわただしくてすみません。どういったご用件でしょうか！」