第9週目 Lloydの一週間
◆日記
※Eno46様、Eno42様とリンクしております。
何があるかわからない。それが男のモットーだった。
幼少時は全く知覚できない不可思議な現象で四肢を損ね、役に立たなくなった彼は二束三文で傷痍者(安い被検体)を求めていた企業の1部門に”下取り”された。
脳、脊髄、四肢断面、達磨となった体の残り全てを寸刻みで弄くり回され、五感の大凡と引き換えに彼等の求める品質に適合してからはまた一変した。彼等にできるありとあらゆる処置と装備を施され、五感は補填された。時間の感覚が戻った。彼等は期待し、入念な訓練を施し、仕事を与え、親しもうとした。男もそれに応えた。成果には誰もが歓喜した。予算が降り、封印が解かれた白いWHを与えられ、仕事は更にやりがいのあるものとなった。男は精勤した。楽しかった。
一夜にして全てが崩れた。男は彼等の言葉を信じ切った。笑って裏切りを告白した録画と、男自身を含めた成果の幾らか、それと白いWHだけを遺して彼等は全く消し去られた。世間知らずの青年にも、自身が共に果てることすら拒まれたのだとわかった。不思議と恨みは覚えなかった。ただ、彼等が決して口にしなかった望みのことだけを考えていた。酷く重荷に感じていた。
その後は、ただただ巡り合わせに救われた。福鈴。ベティ。ギルデンロウ。そしてジル。考えてみれば、舐められないように零さないようにと背伸びをして無理をして、恩を仇で返すような失敗ばかりしている気もする。まともにできたことと言えば大量殺人くらいかもしれない。いや、結局の所インセイリー(じぶん)は他に何の能もないのかもしれない。
とにかく、生きている限り予想できないことにぶち当たる。その時のために、可能な限り準備とコンディションを整えること。それが男の基本方針だった。
たまたまそれが生きた形だった。全館空調。寒気に蝕まれつつある遺跡(最早遺跡ではなく、ドゥルガーの名を冠する機動兵器として認識されているらしい)内キャンプ・サルガッソにおいて、最高水準の冷暖房完備の居住空間は絶対的少数派であった。勿論暖房器具のひとつやふたつ用意できないことはないだろうが、運用面の利便性は比べるべくもない。
そんな住居にも吹き込む難題というものはある。正直、参っていた。
『例のあのことについて、直接お礼が言いたいです』
連絡を寄越したのはファティマだった。初対面以来彼女は未知の態度を見せ続けているが、男は彼女に対して積極的な行動指針というものを持っていなかった。依頼通り彼女を縛っていたドラゴネット社は既知の人員及び機能の全てを喪失させたし、報酬として今後も戦場での協力を得られればそれで良いと思っていた。
無論、そのために必要な協力を惜しむつもりもなかったが、公共電波を用いた無線通信で例の行動との関与を匂わせるようなことをこれ以上口にされてもたまらない(現状はともかく、テロ実行犯として自分やファティマは極めて嫌疑をかけられやすい立場にある)。
兎に角ファティマに二の句を口にされる前に応えた。
「一席設ければいいんだね。いつでも何処でも構わない」
『あ、その…………来週のどこかで一日、レッドさんだけ、で、わたしの部屋に来てくれませんか』
「俺だけ、丸一日?となると、約束はできかねる。有事の際には俺は動かざるを得ない」
断りながら、常日頃のように瞬時にいくつかの想定を頭に巡らせた。既にファティマか彼女の関係者が、我々のいずれかに害意を持つ奴ばらに誘導(あるいは強要)されている可能性。その場合、孤立したジルが最も危険だが、彼我の距離的に仮に寝込みを襲われようと救援は間に合う。基本的に問題は無い。
一寸ファティマが息をつまらせたような音を立てたが、こちらの優先順位というものを踏まえてもらうことについて男は容赦が無かった。極薄い可能性についても致命的な影響を考慮せずにはいられない男の悪癖であった。
「それでも良ければ構わないよ」
『わ、わかりま……えっ、いいんですか?!』
「うん。他にも希望があれば予め申し出て欲しい。何かあるかい?」
奇妙に乱高下したファティマの喜色に満ちた声に戸惑いながら、そういえばジルも似たようなことがあったなと思い出していた。ギルデンロウと別れて企業連中枢関係者処刑阻止に向かう話をした時だった。どうして自分はこうも人の望むところを話すのが上手くならんのだろうと嫌になった。
『その、髪……白いときありましたよね』
「あったね」
『来る時、白くしてもらっても、いいですか?』
「いいよ」
なんだそんなことか、と思っていた。鬘は勿論処分したが、今の奇妙な体質は髪の色くらいは造作無く変えられる(ドラゴネット襲撃に際し変装を検討し、実験を済ませていた)。
「他にはあるかい?後から思いついたらその都度連絡してくれて構わない。日付も決めたら教えて欲しい」
『……わかりました。えっと、よ、よろしくお願いします』
「気楽にしてくれていいよ」
それじゃあまた、と通信を打ち切った。ジルにも伝えておかなければならない。
†
「ごめんジル、まだ予定の段階なんだけど、来週一日外すことになりそうだ」
「あれ、何かあったの?」
珍しく居室で机に向かっていたジルは、端末を閉じて即座に体をこちらに向けた。
「いや、何か手助けがいるようなことではないよ。
ファティマが先日の件で礼をしたいと招かれたんだけど、丸一日、しかも一人で来てくれ、と」
慌てて手振りで制した。確かに男があのように切り出すと、何らかの対処を要する問題を抱えていると捉えられて当然であった。
「君に何かあった時すぐ駆けつけられるようにはしてあるけど、予め伝えておこうと思ったんだ」
「なるほど……そういうわけだったの」
一寸難しい顔をしたジルは、すぐに頭を振ってにこりと微笑んだ。
「私は大丈夫だから、ファティマさんにやさしくしてあげてね。自由にはなれたけど、まだ心細いみたいだし……」
「そうなのか?困り事なら解決してやりたいけど……気分の話となると、俺で役に立つのかな」
自信が無かった。今まで誰かを心細くさせたことはあっても、暴力を要する問題以外で安心させたことなど無いのだから当然だった。
ジルは目を見開いて硬直したが、すぐに口元を隠すように拳を当てて苦笑した。
「大丈夫、リーならできるよ。ううん、リーにしかできない。私だってそうだから」
「…………ごめん、嫌な思いをさせた」
情けない詫びを口にした。ジルが自身の欲求を抑圧して他人を優先しがちだということを解しておきながら、今再び彼女を苦しめていたという事に今更気付いたのだった。
「いいよ。リーのそういうとこ、しょうがないなーって思うけど嫌いじゃないもん」
「だけど、また君に我慢を強いている」
ますます屈託のない笑みを深くしたジルの言葉に耐えかね、泣き言以下の言葉を吐いた。たまらなく自分が疎ましくなっていく。
「私は大丈夫」
いっそあやすように言い切るジルの姿は実に頼もしいものだった。何が大丈夫なものか、そう思いながらも、相対的に果てしなく情けなさを膨らませていた男には何の抗弁もできなかった。
「だから、いってらっしゃい」
結局、男はジルに言われるがまま頷いた。今週は私もファティマと出かけるから、ひょっとしたらメル・ミリアにも行くかも。ああ、出入りは飛行便があるから、大丈夫。うん、何かあったら連絡する。
そうして、ドアの向こうに男が消えたところで、ジルは少しだけ寂しげな笑顔を浮かべた。
それでも、”ただいま”を待つのだった。全く損な気性であった。
何があるかわからない。それが男のモットーだった。
幼少時は全く知覚できない不可思議な現象で四肢を損ね、役に立たなくなった彼は二束三文で傷痍者(安い被検体)を求めていた企業の1部門に”下取り”された。
脳、脊髄、四肢断面、達磨となった体の残り全てを寸刻みで弄くり回され、五感の大凡と引き換えに彼等の求める品質に適合してからはまた一変した。彼等にできるありとあらゆる処置と装備を施され、五感は補填された。時間の感覚が戻った。彼等は期待し、入念な訓練を施し、仕事を与え、親しもうとした。男もそれに応えた。成果には誰もが歓喜した。予算が降り、封印が解かれた白いWHを与えられ、仕事は更にやりがいのあるものとなった。男は精勤した。楽しかった。
一夜にして全てが崩れた。男は彼等の言葉を信じ切った。笑って裏切りを告白した録画と、男自身を含めた成果の幾らか、それと白いWHだけを遺して彼等は全く消し去られた。世間知らずの青年にも、自身が共に果てることすら拒まれたのだとわかった。不思議と恨みは覚えなかった。ただ、彼等が決して口にしなかった望みのことだけを考えていた。酷く重荷に感じていた。
その後は、ただただ巡り合わせに救われた。福鈴。ベティ。ギルデンロウ。そしてジル。考えてみれば、舐められないように零さないようにと背伸びをして無理をして、恩を仇で返すような失敗ばかりしている気もする。まともにできたことと言えば大量殺人くらいかもしれない。いや、結局の所インセイリー(じぶん)は他に何の能もないのかもしれない。
とにかく、生きている限り予想できないことにぶち当たる。その時のために、可能な限り準備とコンディションを整えること。それが男の基本方針だった。
たまたまそれが生きた形だった。全館空調。寒気に蝕まれつつある遺跡(最早遺跡ではなく、ドゥルガーの名を冠する機動兵器として認識されているらしい)内キャンプ・サルガッソにおいて、最高水準の冷暖房完備の居住空間は絶対的少数派であった。勿論暖房器具のひとつやふたつ用意できないことはないだろうが、運用面の利便性は比べるべくもない。
そんな住居にも吹き込む難題というものはある。正直、参っていた。
『例のあのことについて、直接お礼が言いたいです』
連絡を寄越したのはファティマだった。初対面以来彼女は未知の態度を見せ続けているが、男は彼女に対して積極的な行動指針というものを持っていなかった。依頼通り彼女を縛っていたドラゴネット社は既知の人員及び機能の全てを喪失させたし、報酬として今後も戦場での協力を得られればそれで良いと思っていた。
無論、そのために必要な協力を惜しむつもりもなかったが、公共電波を用いた無線通信で例の行動との関与を匂わせるようなことをこれ以上口にされてもたまらない(現状はともかく、テロ実行犯として自分やファティマは極めて嫌疑をかけられやすい立場にある)。
兎に角ファティマに二の句を口にされる前に応えた。
「一席設ければいいんだね。いつでも何処でも構わない」
『あ、その…………来週のどこかで一日、レッドさんだけ、で、わたしの部屋に来てくれませんか』
「俺だけ、丸一日?となると、約束はできかねる。有事の際には俺は動かざるを得ない」
断りながら、常日頃のように瞬時にいくつかの想定を頭に巡らせた。既にファティマか彼女の関係者が、我々のいずれかに害意を持つ奴ばらに誘導(あるいは強要)されている可能性。その場合、孤立したジルが最も危険だが、彼我の距離的に仮に寝込みを襲われようと救援は間に合う。基本的に問題は無い。
一寸ファティマが息をつまらせたような音を立てたが、こちらの優先順位というものを踏まえてもらうことについて男は容赦が無かった。極薄い可能性についても致命的な影響を考慮せずにはいられない男の悪癖であった。
「それでも良ければ構わないよ」
『わ、わかりま……えっ、いいんですか?!』
「うん。他にも希望があれば予め申し出て欲しい。何かあるかい?」
奇妙に乱高下したファティマの喜色に満ちた声に戸惑いながら、そういえばジルも似たようなことがあったなと思い出していた。ギルデンロウと別れて企業連中枢関係者処刑阻止に向かう話をした時だった。どうして自分はこうも人の望むところを話すのが上手くならんのだろうと嫌になった。
『その、髪……白いときありましたよね』
「あったね」
『来る時、白くしてもらっても、いいですか?』
「いいよ」
なんだそんなことか、と思っていた。鬘は勿論処分したが、今の奇妙な体質は髪の色くらいは造作無く変えられる(ドラゴネット襲撃に際し変装を検討し、実験を済ませていた)。
「他にはあるかい?後から思いついたらその都度連絡してくれて構わない。日付も決めたら教えて欲しい」
『……わかりました。えっと、よ、よろしくお願いします』
「気楽にしてくれていいよ」
それじゃあまた、と通信を打ち切った。ジルにも伝えておかなければならない。
†
「ごめんジル、まだ予定の段階なんだけど、来週一日外すことになりそうだ」
「あれ、何かあったの?」
珍しく居室で机に向かっていたジルは、端末を閉じて即座に体をこちらに向けた。
「いや、何か手助けがいるようなことではないよ。
ファティマが先日の件で礼をしたいと招かれたんだけど、丸一日、しかも一人で来てくれ、と」
慌てて手振りで制した。確かに男があのように切り出すと、何らかの対処を要する問題を抱えていると捉えられて当然であった。
「君に何かあった時すぐ駆けつけられるようにはしてあるけど、予め伝えておこうと思ったんだ」
「なるほど……そういうわけだったの」
一寸難しい顔をしたジルは、すぐに頭を振ってにこりと微笑んだ。
「私は大丈夫だから、ファティマさんにやさしくしてあげてね。自由にはなれたけど、まだ心細いみたいだし……」
「そうなのか?困り事なら解決してやりたいけど……気分の話となると、俺で役に立つのかな」
自信が無かった。今まで誰かを心細くさせたことはあっても、暴力を要する問題以外で安心させたことなど無いのだから当然だった。
ジルは目を見開いて硬直したが、すぐに口元を隠すように拳を当てて苦笑した。
「大丈夫、リーならできるよ。ううん、リーにしかできない。私だってそうだから」
「…………ごめん、嫌な思いをさせた」
情けない詫びを口にした。ジルが自身の欲求を抑圧して他人を優先しがちだということを解しておきながら、今再び彼女を苦しめていたという事に今更気付いたのだった。
「いいよ。リーのそういうとこ、しょうがないなーって思うけど嫌いじゃないもん」
「だけど、また君に我慢を強いている」
ますます屈託のない笑みを深くしたジルの言葉に耐えかね、泣き言以下の言葉を吐いた。たまらなく自分が疎ましくなっていく。
「私は大丈夫」
いっそあやすように言い切るジルの姿は実に頼もしいものだった。何が大丈夫なものか、そう思いながらも、相対的に果てしなく情けなさを膨らませていた男には何の抗弁もできなかった。
「だから、いってらっしゃい」
結局、男はジルに言われるがまま頷いた。今週は私もファティマと出かけるから、ひょっとしたらメル・ミリアにも行くかも。ああ、出入りは飛行便があるから、大丈夫。うん、何かあったら連絡する。
そうして、ドアの向こうに男が消えたところで、ジルは少しだけ寂しげな笑顔を浮かべた。
それでも、”ただいま”を待つのだった。全く損な気性であった。
NEWS
本日のニュースですタワーへの侵攻は依然として苦戦を強いられています
遺跡巨人が目指す先も、このタワーと言われています
残像領域は雨雲が広がり、時折雷雨となって我々に襲い掛かります
遺跡巨人は、稲妻を受けて不気味に輝きます
「もはや、我々の希望は内部に侵攻したハイドラ大隊に託されています」
「月の光も見えぬ夜、雨音が響く世界で、人々は逃げることもできず――」
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「ドゥルガー内部に侵入できたようだ。いま、サルガッソにいる」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「白兎のやつらが作戦を立案したようだ。セクション・6でドゥルガーをハッキングするらしい」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「わたしはそこで戦うつもりだ。ドゥルガーのハッキングに成功すれば、失われた知識にアクセスできる」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「どうしても手に入れるつもりだ。そのための力もある」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「教団から賜ったWH、『時世神』。そしてこの『オラシオン』が発動すれば、わたしは――」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「シルク、お前はどこから来た。何を知っている……」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「何をしようとしているんだ」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「そんな、まさか……じゃあ、じゃあ……」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「ドゥルガーは、全てを知っていて……」 |
◆訓練
ロイドはCRUELCIRCUMSTANCEを426cで購入した!!
ロイドはCRUELCIRCUMSTANCEを426cで購入した!!
ヒルコ教団と契約成功!!
ロイドはキープアウトを0cで購入した!!
ヒルコ教団と契約成功!!
ロイドは試製装甲エンジンC-0を0cで購入した!!
ヒルコ教団と契約成功!!
ロイドは試製AP回復電磁アンテナA-0を0cで購入した!!
ヒルコ教団と契約成功!!
ロイドは試製砲塔B0-sv2を0cで購入した!!
ヒルコ教団と契約成功!!
ロイドは試製減霧補助輪B-0を0cで購入した!!
ヒルコ教団と契約成功!!
ロイドはキープアウトを0cで購入した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
◆作製
資金を30を投入した!!
作成時補助発動! 高圧!! 消費ENが 64 増加!!
作成時補助発動! 高圧!! 消費ENが 64 増加!!
オッドサーキット32とオッドサーキット32を素材にしてSTARGAZERを作製した!!
◆戦闘システム決定
バーサーク に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1にAberrationAstrayを装備した
脚部2にハイマットフルバーストを装備した
スロット3にクゥル・ツテクの『エス』を装備した
スロット4にUNLEASHEDFIREを装備した
スロット5にzawerzdrr【無繋呪肢体】を装備した
スロット6にCRUELCIRCUMSTANCEを装備した
スロット7にUNLEASHEDFIRE-Ⅱを装備した
スロット8にUNLEASHEDFIREを装備した
スロット9にCRUELCIRCUMSTANCEを装備した
スロット10にCRUELCIRCUMSTANCEを装備した
スロット11に複製試作偽肢『アガトラム』Mk.Iを装備した
◆僚機設定
ジル・スチュアートとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションB
ユニオン活動
毛皮の無い灰狼の活動記録
ジル・スチュアートと多数のVLD……ドラゴネット社の洗脳を受け使役されていた生身の少年少女たち……を乗せたバスは、電磁鉄線通りを抜け市街の外、およそ居住地としては不適切な荒野へと到達していた。それは、ようやくジルが緊張を解き得ることを意味してもいた。
リー(ジルとそのパートナーについて知る者には既知の事実だが、彼女は私的にはロイドのことをこう呼ぶ)が言うには、最も注意深く避けねばならないことは誰かが足取りを追われること、そして事件との関与を”疑われる”ことだった。過去、自身を矢面に立て企業連に害意を示した彼の言葉をジルは疑わなかった。この地点まで見咎められることなく到達できればまず心配いらない、という言葉もそのまま受け取った。
運転はドロイドが代行しているから窮屈なシートに座り続ける必要も無い。軽く伸びをして凝りを解し、高くなっている運転席から身を下ろした。VLD(最早こう呼ぶのも不適切だろう)達が不安そうな目をちらちらと向けていた。皆一様に幼い。中には胎児のように小さく丸まり眠っている子も、その子に膝を与え頭を撫でている子もいた。彼らの不安も解してやる必要があるように思われた。その内の一人が立ち上がり、揺れる車内をジルの方へと歩いてきた。額に宝石のように煌く石が嵌められている。脱出に際し、子供たちを纏め上げ大いに貢献した少年だった。
「ごめんね。何の説明もなく連れ出しちゃって」
「いえ、気にしてはいません。おかげで逃げ遅れずに済みました」
歳の頃はジルとそう離れてはいない。ファティマより上かもしれない。利発さを伺わせる落ち着いた表情に快活な笑みを浮かべていた。
「ぼく達の状況を知って助けてくれた、そう考えてます。やり方はまあ乱暴でしたが」
返答に窮したジルが少年の苦笑から目を逸らした丁度その時、未だ走行中の車両のドアが二度ノックされた。少年の表情に緊張が走ったが、ジルは逆に安堵していた。端末にローカル無線からの着信が届いたからだった。思えばこのやり取りも5年ぶりだったろうか?それは少女にとっては郷愁を覚えるのに十分過ぎる時間であった。
†
乗り込んできた男は既に白髪頭でもバイザーゴーグルでもなく、灰色の長髪と穏やかさの欠片も無い剣呑な眼を露わにしていた。あれほどの破壊行為を行ってきたにも関わらず妙に身奇麗に見える。雨中を身のままで走ってきたためだった。
「遅くなった。目的は達した。ジュネリアには連絡を飛ばした、途中足を伸ばして脱出が完了しているのも確認した。
つまり、残っているのは事後処理だけだ。その点については今暫く努力する必要がある。」
手袋を放り投げ、意味もなくフードの下の顔を両手で擦りながらリーは淡々と口にした。切り替えようとしているんだ、ジルはそう解釈した。男が”他所向き”の態度を取った後、時折そのようにする様をジルは何度か目にしていた。水を滴らせているコートを運転席の脇に掛け、ようやく思い出したようにジルの方へと向き直った。
「とりあえず、君の仕事は一段落だ。お疲れさま、ジル。大いに助かったよ」
「ううん、リ……ロイドもお疲れさま」
そのまま奥の子供達を見やり、最後に少年へと視線を向けた。補助席を引き出し勧めた。
「君には大いに助けられたみたいだ。ありがとう。このまま話を聞いてもらっても?」
「構いません。それに、少なくともぼくはあなたに解放されたと知っています。邪魔をさせられた子を傷つけなかったのも」
「そういう仕事だっただけだ。それに、後から恨む事になるかもしれない。俺は君達のこれからを保証できかねる」
バスが緩やかに減速し始めていた。不意に窓に影が差し、次いで橙色の淡い明かりがぽつぽつと差し込んだ。雨音が止んでいた。
「どこです、ここ」
「君達の新しい仮住まいだ」
†
「……こんな大きな……家?持ってたの?」
「どちらかと言うと車かな?君も初めて見るんだったな。5年半前、ハイドラ大隊に来る時に使ったんだ」
嘗てリーが本拠としていた自走式移動基地《ツチノコ》は、過去の戦火で焼き尽くされた大農園の風景にすっかり溶け込んでいた。バスはドロイドの運転でその収容口に乗り込み緩やかに停止していた。子供達は殆ど眠ってしまっていた。少年が目配せすると、起きていた子達が軽く頷いた。信頼を勝ち得てるらしい。降車するリーにジルと少年が続いた。
降りた先には先客がいた。白い長髪が腰まで届く長身の女と、上から下まで黒尽くめの少年だった。少年の方はジルにも面識があった。
「男の方がカロス、女の方がカラと言う。困ったら言えと言われてたから頼らせてもらった」
「また会ったねおねえちゃん。いつもお買い上げありがとうね。」
無邪気と言うには些か能天気に過ぎる笑顔を浮かべたカロスに対し、カラの方は渋面と言っても通りそうな冷たい微笑であった。余り愛想良く返すのも憚られ、ジルはぎこちない苦笑を返した。
「私まで呼べとは言ってないけど?」
「そこの菓子屋に相談したらあんたを頼れと言われた。正直来なかったらどうしようかと思っていた」
「僕は戦うことしか知らないからね。最近ようやく売り買いが身についたくらいで。」
いい機会だからまた教えてあげるわ、暇だし、と冷たく笑うカラを手で指し示し、リーはジルと少年に顔を向けた。
「正直、君達の扱いは難しい。いくらか職能を身につけた者もいるようだが、いきなり放り出しては無責任が過ぎる。
そこで、当面の衣食住と、人生の先達を用意してみた。食うには困らないし、何か困れば面倒を見てくれる。
市街は遠いが、移動手段は用意してあるから不自由はない。勿論出ていくのも自由だ、送ってもらってもいいだろう」
「……こう言っては何ですが。話がうま過ぎます。あなた全然得しないじゃないですか」
経験故に手放しに喜べず、また他の子供達をここまで連れてきてしまった手前、少年は断りを入れつつも疑念を口にした。ジルにしても、リーが何処かで放り出すとは思わなかった(実際には、リーはファティマに”救いたい”と言われなければVLDは捨て置くか殺すつもりだった)が、ここまでやるとは考えもしなかった。
「そうでもない。前払いでもらってる。今後も継続して払ってもらうことになっている。
額面はともかく、そういう約束だ。その中でお互いの要望を最大限満たす手法がこれだっただけだ」
訝しむ少年に対しリーはにべもなかった。
「俺としては極力、当面の間君達に出ていかれたくない。どういった形で俺達の行動が漏れるかわからない。
だからある意味、これも君達を縛る牢獄のようなものだ。俺はそれをより納得しやすいように努力しているに過ぎない。
それに、実質丸投げである点も事実だ。無論俺に人の面倒を見る能力など無いから、彼等の方が随分ましだろうが」
ジルは苦笑を抑え切れなかった。リーはいつも自分のできる限り、身の丈いっぱいよりも背伸びして人の面倒を見る。よく明後日の方に突っ走っちゃうけど、少なくとも不自由はさせない。彼女には、男の言い様と実際の乖離は実に”彼らしい”ものに思われた。
「後はこまめに様子を見に来るくらいか。俺の並べられる飴はこれが限界だ。
そして納得してもらえなくてもここまで連れてきてしまった。前の方がよかったら精々恨んでくれ」
「ここまでやっておいてそういう言い方する人、初めて見ましたよ。せっかくだし、早速困りごとを聞いて下さい。
ぼく達の他に、外で働かされてた子がいるんですが、その子たちも呼んで構いませんか?ぼくなら呼べるんです」
「その子が納得するならば。必要なら俺が攫ってきてもいい」
そこまで聞いて、少年は破顔した。屈託の無い笑顔だった。リーは笑わなかった。
「それならば、ぼく達はあなたの用意してくれた仮住まいでありがたくのびのびとさせてもらいます」
「感謝されても困る。籠の中にいる限り君達はただ勝手に生かされているに過ぎない。
勿論その外もより大きな牢獄でない保証は無いが」
「ですが、そこに自由意志とわがままの余地があるのは大違いです。
ええ、だからぼく達は感謝したいんです。ありがとうございます。お世話になりますが、どうかよろしくお願いします」
リーは小さく頷いた。戸惑ってるんだな、ジルはそう感じた。
†
結局、残りの元VLDの子供達はカロスが連れてくることになった。額に石を持つ少年が遠隔通信のようなもの(そういった特殊能力があるらしい)で全員を脱走させ、人目につかないところに誘導してくれるため、いちいちどこの工事現場やら屋敷やらに乗り込まずに済む為だった。
ツチノコの操縦室を確保して、リーとジルは漸く人心地ついた。ジルはリーの勧めるまま背の高いシートに腰掛け、淹れたてのハーブティーをありがたくいただいた。
「少し休養が必要だと思う」
別にシートをこちらに向けて腰掛けたリーは、徐にそう口にした。
「俺達みたいな引篭りが態々遺跡を抜けている理由を用意しておきたい。疑いを向けられないように。
それに、他人を頼りまくったから少し疲れた。今俺は君と二人きりでゆっくり過ごしたい。猛烈にそうしたい」
驚きで一寸言葉を失っていた。リーがこれまで見せた中で最も率直な弱音だった。
少し間を置いて、ジルは満面の笑みを浮かべ応えた。彼がここまで甘えてくれたという事実がじわじわと胸に回っていた。
「リーとなら、どこへでも」
喜色に輝くジルに対し、リーは実に頼りない調子だった。自案に自信が無いのだった。
「ありがとう。だが、聞いてから決めて欲しい。もう少し南に温泉というのがあるらしいんだが。
どうだろう?」
リー(ジルとそのパートナーについて知る者には既知の事実だが、彼女は私的にはロイドのことをこう呼ぶ)が言うには、最も注意深く避けねばならないことは誰かが足取りを追われること、そして事件との関与を”疑われる”ことだった。過去、自身を矢面に立て企業連に害意を示した彼の言葉をジルは疑わなかった。この地点まで見咎められることなく到達できればまず心配いらない、という言葉もそのまま受け取った。
運転はドロイドが代行しているから窮屈なシートに座り続ける必要も無い。軽く伸びをして凝りを解し、高くなっている運転席から身を下ろした。VLD(最早こう呼ぶのも不適切だろう)達が不安そうな目をちらちらと向けていた。皆一様に幼い。中には胎児のように小さく丸まり眠っている子も、その子に膝を与え頭を撫でている子もいた。彼らの不安も解してやる必要があるように思われた。その内の一人が立ち上がり、揺れる車内をジルの方へと歩いてきた。額に宝石のように煌く石が嵌められている。脱出に際し、子供たちを纏め上げ大いに貢献した少年だった。
「ごめんね。何の説明もなく連れ出しちゃって」
「いえ、気にしてはいません。おかげで逃げ遅れずに済みました」
歳の頃はジルとそう離れてはいない。ファティマより上かもしれない。利発さを伺わせる落ち着いた表情に快活な笑みを浮かべていた。
「ぼく達の状況を知って助けてくれた、そう考えてます。やり方はまあ乱暴でしたが」
返答に窮したジルが少年の苦笑から目を逸らした丁度その時、未だ走行中の車両のドアが二度ノックされた。少年の表情に緊張が走ったが、ジルは逆に安堵していた。端末にローカル無線からの着信が届いたからだった。思えばこのやり取りも5年ぶりだったろうか?それは少女にとっては郷愁を覚えるのに十分過ぎる時間であった。
†
乗り込んできた男は既に白髪頭でもバイザーゴーグルでもなく、灰色の長髪と穏やかさの欠片も無い剣呑な眼を露わにしていた。あれほどの破壊行為を行ってきたにも関わらず妙に身奇麗に見える。雨中を身のままで走ってきたためだった。
「遅くなった。目的は達した。ジュネリアには連絡を飛ばした、途中足を伸ばして脱出が完了しているのも確認した。
つまり、残っているのは事後処理だけだ。その点については今暫く努力する必要がある。」
手袋を放り投げ、意味もなくフードの下の顔を両手で擦りながらリーは淡々と口にした。切り替えようとしているんだ、ジルはそう解釈した。男が”他所向き”の態度を取った後、時折そのようにする様をジルは何度か目にしていた。水を滴らせているコートを運転席の脇に掛け、ようやく思い出したようにジルの方へと向き直った。
「とりあえず、君の仕事は一段落だ。お疲れさま、ジル。大いに助かったよ」
「ううん、リ……ロイドもお疲れさま」
そのまま奥の子供達を見やり、最後に少年へと視線を向けた。補助席を引き出し勧めた。
「君には大いに助けられたみたいだ。ありがとう。このまま話を聞いてもらっても?」
「構いません。それに、少なくともぼくはあなたに解放されたと知っています。邪魔をさせられた子を傷つけなかったのも」
「そういう仕事だっただけだ。それに、後から恨む事になるかもしれない。俺は君達のこれからを保証できかねる」
バスが緩やかに減速し始めていた。不意に窓に影が差し、次いで橙色の淡い明かりがぽつぽつと差し込んだ。雨音が止んでいた。
「どこです、ここ」
「君達の新しい仮住まいだ」
†
「……こんな大きな……家?持ってたの?」
「どちらかと言うと車かな?君も初めて見るんだったな。5年半前、ハイドラ大隊に来る時に使ったんだ」
嘗てリーが本拠としていた自走式移動基地《ツチノコ》は、過去の戦火で焼き尽くされた大農園の風景にすっかり溶け込んでいた。バスはドロイドの運転でその収容口に乗り込み緩やかに停止していた。子供達は殆ど眠ってしまっていた。少年が目配せすると、起きていた子達が軽く頷いた。信頼を勝ち得てるらしい。降車するリーにジルと少年が続いた。
降りた先には先客がいた。白い長髪が腰まで届く長身の女と、上から下まで黒尽くめの少年だった。少年の方はジルにも面識があった。
「男の方がカロス、女の方がカラと言う。困ったら言えと言われてたから頼らせてもらった」
「また会ったねおねえちゃん。いつもお買い上げありがとうね。」
無邪気と言うには些か能天気に過ぎる笑顔を浮かべたカロスに対し、カラの方は渋面と言っても通りそうな冷たい微笑であった。余り愛想良く返すのも憚られ、ジルはぎこちない苦笑を返した。
「私まで呼べとは言ってないけど?」
「そこの菓子屋に相談したらあんたを頼れと言われた。正直来なかったらどうしようかと思っていた」
「僕は戦うことしか知らないからね。最近ようやく売り買いが身についたくらいで。」
いい機会だからまた教えてあげるわ、暇だし、と冷たく笑うカラを手で指し示し、リーはジルと少年に顔を向けた。
「正直、君達の扱いは難しい。いくらか職能を身につけた者もいるようだが、いきなり放り出しては無責任が過ぎる。
そこで、当面の衣食住と、人生の先達を用意してみた。食うには困らないし、何か困れば面倒を見てくれる。
市街は遠いが、移動手段は用意してあるから不自由はない。勿論出ていくのも自由だ、送ってもらってもいいだろう」
「……こう言っては何ですが。話がうま過ぎます。あなた全然得しないじゃないですか」
経験故に手放しに喜べず、また他の子供達をここまで連れてきてしまった手前、少年は断りを入れつつも疑念を口にした。ジルにしても、リーが何処かで放り出すとは思わなかった(実際には、リーはファティマに”救いたい”と言われなければVLDは捨て置くか殺すつもりだった)が、ここまでやるとは考えもしなかった。
「そうでもない。前払いでもらってる。今後も継続して払ってもらうことになっている。
額面はともかく、そういう約束だ。その中でお互いの要望を最大限満たす手法がこれだっただけだ」
訝しむ少年に対しリーはにべもなかった。
「俺としては極力、当面の間君達に出ていかれたくない。どういった形で俺達の行動が漏れるかわからない。
だからある意味、これも君達を縛る牢獄のようなものだ。俺はそれをより納得しやすいように努力しているに過ぎない。
それに、実質丸投げである点も事実だ。無論俺に人の面倒を見る能力など無いから、彼等の方が随分ましだろうが」
ジルは苦笑を抑え切れなかった。リーはいつも自分のできる限り、身の丈いっぱいよりも背伸びして人の面倒を見る。よく明後日の方に突っ走っちゃうけど、少なくとも不自由はさせない。彼女には、男の言い様と実際の乖離は実に”彼らしい”ものに思われた。
「後はこまめに様子を見に来るくらいか。俺の並べられる飴はこれが限界だ。
そして納得してもらえなくてもここまで連れてきてしまった。前の方がよかったら精々恨んでくれ」
「ここまでやっておいてそういう言い方する人、初めて見ましたよ。せっかくだし、早速困りごとを聞いて下さい。
ぼく達の他に、外で働かされてた子がいるんですが、その子たちも呼んで構いませんか?ぼくなら呼べるんです」
「その子が納得するならば。必要なら俺が攫ってきてもいい」
そこまで聞いて、少年は破顔した。屈託の無い笑顔だった。リーは笑わなかった。
「それならば、ぼく達はあなたの用意してくれた仮住まいでありがたくのびのびとさせてもらいます」
「感謝されても困る。籠の中にいる限り君達はただ勝手に生かされているに過ぎない。
勿論その外もより大きな牢獄でない保証は無いが」
「ですが、そこに自由意志とわがままの余地があるのは大違いです。
ええ、だからぼく達は感謝したいんです。ありがとうございます。お世話になりますが、どうかよろしくお願いします」
リーは小さく頷いた。戸惑ってるんだな、ジルはそう感じた。
†
結局、残りの元VLDの子供達はカロスが連れてくることになった。額に石を持つ少年が遠隔通信のようなもの(そういった特殊能力があるらしい)で全員を脱走させ、人目につかないところに誘導してくれるため、いちいちどこの工事現場やら屋敷やらに乗り込まずに済む為だった。
ツチノコの操縦室を確保して、リーとジルは漸く人心地ついた。ジルはリーの勧めるまま背の高いシートに腰掛け、淹れたてのハーブティーをありがたくいただいた。
「少し休養が必要だと思う」
別にシートをこちらに向けて腰掛けたリーは、徐にそう口にした。
「俺達みたいな引篭りが態々遺跡を抜けている理由を用意しておきたい。疑いを向けられないように。
それに、他人を頼りまくったから少し疲れた。今俺は君と二人きりでゆっくり過ごしたい。猛烈にそうしたい」
驚きで一寸言葉を失っていた。リーがこれまで見せた中で最も率直な弱音だった。
少し間を置いて、ジルは満面の笑みを浮かべ応えた。彼がここまで甘えてくれたという事実がじわじわと胸に回っていた。
「リーとなら、どこへでも」
喜色に輝くジルに対し、リーは実に頼りない調子だった。自案に自信が無いのだった。
「ありがとう。だが、聞いてから決めて欲しい。もう少し南に温泉というのがあるらしいんだが。
どうだろう?」
ユニオン設備……黒爪の欠片を建設!!
ユニオン設備
┗バニラクッキー
┗ハニートースト
┗カフェ・ラッテ
┗自走式移動基地《ツチノコ》
┗ペパーミント
┗黒爪の欠片
設備維持費…… -600c
ユニオン連帯
┗ジル・スチュアート
ユニオン金庫……14798c
利子配当…………1479c
Lloydを対象に配当率を2に設定!!
オペレーター&シルバーを対象に配当率を1.01に設定!!
グリストリム・ギルドホルンを対象に配当率を1.01に設定!!
ゴーグルの少年を対象に配当率を2.97に設定!!
ニシュカ・パーシスタンスを対象に配当率を1.01に設定!!
適性の訓練をしました
適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
100c支払い、今回の戦闘においてAPを10%強化した
ENo.42からのメッセージ>>ジル・スチュアート 「[献金しました] 」 |
メッセージ
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1700
追加収入 35
攻撃戦果補正7.56%
支援戦果補正2.59%
防衛戦果補正8.37%
撃墜数補正 0.2%
販売数補正 0.6%
設備営業補正0.6%
敵警戒値補正1.108%
追い上げ補正2.9%
合計現金収入2189
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額510
整備請求額 0
ユニオン費 -96
手当金 100
パーツ販売数 6個
今回の購入者-->>7 >>11 >>146 >>325 >>432 >>432
◆反応値が3成長しました
◆適性値が3成長しました
◆経験値が75増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 35
攻撃戦果補正7.56%
支援戦果補正2.59%
防衛戦果補正8.37%
撃墜数補正 0.2%
販売数補正 0.6%
設備営業補正0.6%
敵警戒値補正1.108%
追い上げ補正2.9%
合計現金収入2189
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額510
整備請求額 0
ユニオン費 -96
手当金 100
パーツ販売数 6個
今回の購入者-->>7 >>11 >>146 >>325 >>432 >>432
◆反応値が3成長しました
◆適性値が3成長しました
◆経験値が75増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
ロイドは避雷針33を入手した!
ロイドは培養卵33を入手した!
明日の戦場
第7ブロック
セクション・5[ハッキング]
セクション・5。光放つ電子回路の壁。光子の流れゆく先には、扉――
来週の霧濃度:84%
来週の電磁波:113%
来週の警戒値:585%
ジル・スチュアート |
Lloyd |
Velgr/HræS |
01 |
スロア・カウリ |
ジャバロスとオプロトポ子 |
ファティマ |
ジュネリア=ハーヴェスト |
MisS |
ロストマン |
パアム・ライザ |
たいやき |
ユナ・ハイゼルベルグ |
吶喊する『メーテルメテルカ』 |
篁&木賊 |
コルヴス・コラクス |
あるるまーにゃ |
ギベオン |
マンスリーダイワパレス |
ジョン・F・B |
--- | --- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫[デバステイター] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『装甲車』[火炎] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
機動破壊兵器『ダウンバースト』[粒子] |
未確認機『コロッソス』[電子] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
機動破壊兵器『ダウンバースト』[粒子] |
未確認機『コロッソス』[電子] |
未確認機『コロッソス』[電子] |
『装甲車』[火炎] |
機動破壊兵器『ダウンバースト』[粒子] |
『装甲車』[火炎] |
機動破壊兵器『ダウンバースト』[粒子] |
未確認機『コロッソス』[電子] |
『電磁鉄線』[電子] |
『電磁鉄線』[電子] |
『電磁鉄線』[電子] |
キャラデータ
名前
Lloyd
愛称
ロイド
機体名
未確認機『グレイハウンド』
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| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ロイド Lloyd. インセイリー、リー・イン、レッド・リーザリー。それらと同一の存在。 セクション2直前の作戦で死亡したはずの彼が何故存在しているのかは当人にもわかっていない。 白い髪は灰色に染まり、最も大きな特徴だった義肢も血と肉の手足に置き換わっていた。 公的には故人であるため、生前の名前は用いず、とりあえず勝手に使われていた呼称をそのまま使っている。 乗機はかつて駆った愛機ブライトネイルに酷似した灰色のWH、グレイハウンド。これも勝手に使われていた呼称。 グレイハウンド GreyHound. シルウェストリス航空本社襲撃と前後する形で目撃例が生じた暗い灰色の未確認機。 『グレイハウンド』『ミストボーン』『ロイド』『アッシュ・ワン』『灰色の悪魔』等、発見から日が浅く、呼称は発見者がつけたもの、企業が当てたコードネーム、過去の伝説的WHをもじったものなどが好き勝手に用いられている。 決まって戦火の中へ駆けて現れては敵味方を選ばず無秩序な破壊を齎しては灰燼を残して去っていく。 レーダー類の反応からも「突如その場に現れた」としか考えられず、またロストする際も同様であるため、未知の残像、霊障、撃墜された者たちの灰から生まれた怨念の具現化、或いは企業の秘密兵器であり戦場に現れるのはそのテストのためなどと囁かれるが、何れも憶測の域を出るものはない。 灰色の装甲が呼吸をするように膨張と収縮を繰り返す。 逆関節上の脚部だが、しばしば腕部を地に突き四足獣の如く跳躍、走行する。 携行火器の類は無く、専ら腕部から爪状のエネルギー兵器を発生させての接近戦を行う。 戦場で目にした者の多くは、唸る、或いは呻くような怖気の走る声を聞いたと口にする。 インセイリー insanely.ミストアヴェンジャーⅡ襲撃以降行方不明。 リー・イン Ly In.禁忌戦争にて死亡。 レッド・リーザリー LedLeathery.セクション2直前に死亡。 ※既知ロール不可。戦争に忙しかった貴方は、これを見るのは初めてなはずです。 ※よく似たものは見たことがあるかもしれません。5年前は特に。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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機体データ |
|
|
1 | 素材 | 避雷針33 [33/耐電/---] 特殊B[340] [素材] |
▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | 素材 | 大型バッテリー32 [32/重出力/---] [素材] |
▼詳細 |
3 | 軽ブースターA | CRUELCIRCUMSTANCE [31/重霊障/重霊障]《装備:10》 | ▼詳細 |
4 | 速射砲A | 速射砲『トールハンマー』 [29/重霊障/重霊障] 火力[707] 発射数[4] 防御属性[電子] 防御値[289] 精度[452] 貯水量[9] 弾数[30] 武器属性[速射] 異常追加[35] 消費EN[5] 金額[414] 弾薬費[12] 重量[266] [物理射撃] *作者* |
▼詳細 |
5 | 軽ブースターA | UNLEASHEDFIRE-Ⅱ [30/重霊障/重霊障]《装備:7》 | ▼詳細 |
6 | 制動障害誘発A | STARGAZER [32/高誘発/高誘発] | ▼詳細 |
7 | 術導肢B | 複製試作偽肢『アガトラム』Mk.I [28/重霊障/重霊障]《装備:11》 | ▼詳細 |
8 | 中逆関節A | ハイマットフルバースト [26/重霊障/重霊障] 機動[413] 跳躍[206] AP[1237] 旋回速度[825] 防御属性[粒子] 防御値[423] 貯水量[154] 弾数[1] 積載量[2900] 消費EN[105] 金額[1027] 重量[1204] [逆関節] *作者* |
▼詳細 |
9 | 操縦棺E | AberrationAstray [22/---/---]《装備:1》 | ▼詳細 |
10 | 中逆関節A | ハイマットフルバースト [26/重霊障/重霊障]《装備:2》 機動[413] 跳躍[206] AP[1237] 旋回速度[825] 防御属性[粒子] 防御値[423] 貯水量[154] 弾数[1] 積載量[2900] 消費EN[105] 金額[1027] 重量[1204] [逆関節] *作者* |
▼詳細 |
11 | レーダーB | 軽量型レーダーB『ワン・シックスⅡ』 [30/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
12 | レーダーB | 軽量型レーダーB『ワン・シックスⅡ』 [30/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
13 | 素材 | 培養卵33 [33/卵/---] 特殊B[340] [素材] |
▼詳細 |
14 | --- | --- | --- |
15 | 軽ブースターA | 軽ブースターA設計書 [26/耐粒/---] 特殊B[200] [設計書] |
▼詳細 |
16 | 術導肢B | 複製試作偽肢『アガトラム』Mk.I [28/重霊障/重霊障] | ▼詳細 |
17 | 軽ブースターA | CRUELCIRCUMSTANCE [31/重霊障/重霊障]《装備:6》 | ▼詳細 |
18 | 軽ブースターA | UNLEASHEDFIRE [29/重霊障/重霊障]《装備:4》 | ▼詳細 |
19 | 軽ブースターA | UNLEASHEDFIRE [29/重霊障/重霊障]《装備:8》 | ▼詳細 |
20 | エンジンB | クゥル・ツテクの『自我』 [28/重霊障/重霊障] | ▼詳細 |
21 | 軽ブースターA | CRUELCIRCUMSTANCE [31/重霊障/重霊障]《装備:9》 | ▼詳細 |
22 | エンジンB | クゥル・ツテクの『エス』 [31/重霊障/重霊障]《装備:3》 | ▼詳細 |
23 | 霊障装甲A | キープアウト [31/耐物/高圧軽量] | ▼詳細 |
24 | エンジンC | 試製装甲エンジンC-0 [31/装甲/高機動] | ▼詳細 |
25 | 術導肢A | zawerzdrr【無繋呪肢体】 [27/重霊障/重霊障]《装備:5》 | ▼詳細 |
26 | 電磁アンテナA | 試製AP回復電磁アンテナA-0 [31/AP回復/重卵] 火力[363] 発射数[12] 防御属性[火炎] 防御値[298] 精度[249] 貯水量[104] 弾数[25] 武器属性[速射] 異常追加[40] 消費EN[5] 金額[426] 重量[512] [電子射撃] *作者* |
▼詳細 |
27 | 砲塔B | 試製砲塔B0-sv2 [31/高機動/AP回復] | ▼詳細 |
28 | 補助輪B | 試製減霧補助輪B-0 [31/減霧/減霧] | ▼詳細 |
29 | 砲塔B | <W-E> [26/重霊障/重霊障] | ▼詳細 |
30 | 霊障装甲A | キープアウト [31/耐物/高圧軽量] | ▼詳細 |
Lloydのブック結果……ランク外!!
現在のユニオン金庫額……14998!!
ファティマのブック結果……ランク外!!
現在のユニオン金庫額……15098!!
アンフィニ&許多のブック結果……ランク外!!
現在のユニオン金庫額……15198!!
ヴィンス・ナイトレイのブック結果……ランク外!!
現在のユニオン金庫額……15298!!
オペレーター&シルバーのブック結果……ランク外!!
現在のユニオン金庫額……15398!!