第4週目 オペレーター&シルバーの一週間
霊障見舞金として200cの資金が送られました
◆日記
「シルバー、前に言ってたコニャックのお店を予約しておいたから。一緒に飲みに行くわよ」
定時後のOMS社の外はすっかり暗くなっていた。空は紫がかった空模様を演出し、ほんのりと月の光が浮かび上がっている。無論あれらも人工的に造られたものである。
外の世界が無事だったころは「月齢」なんて名前で月の満ち欠けを表して、経過時間を日を単位として表していたらしい。今のシェルターには自然を体感できるものは何一つなく、畑と呼ばれた野菜の生産地でさえすべて培養装置で育成されている。
無機質なメガロポリスを抜けると、夜でも眩しく輝かしい世界が顔を覗かせる。人工的に造られた世界で、人工的な光を綺麗と呼ぶか否かは個人の主観に任せるところだが、オペレーターにとってはとてもきれいなものだと認識している。
この時間だとまだチューブ列車は混雑しているだろうと、タクシーを呼び止めて指定した店に移動する。オペレーターは人ごみの中に塗れるのが苦手だし、何より。
「シルバー、あなたどうしてその格好のままでいるのよ」
「ちゃんと洗い立てだから匂わねェよ」
「ここは外の世界じゃないんだから。霧や電磁波に晒される心配なんてないんだから」
未だガスマスクとコートを被ったままでいる隣の男。この格好では特殊部隊に視られるか不審者の極端な勘違いしか生まないし、日常的に過ごすにも不便だろうに。
怪訝な表情を浮かべていると、彼は嘲るように陰を落とす。
「この世界を信用してねェだけさね」
「何それ中二病?」
「ちげェよ。外の世界の方がよっぽどマシってだけだ。シェルターは狭苦しくて息が詰まる」
「同じシェルターで育った人間なのに?」
「外の世界を見たらもう同じこと言えなくなるぜ」
とりとめもない言い合いをしてから、タクシーは所定の店の前へと到着した。交通費くらいはシルバーが出すとポケットから汚れた貨幣を取り出す。
「うわ前時代的。もうこの区画で紙幣なんて殆ど取り扱ってるところないわよ。運転手さんびっくりしてる」
「キャッシュはナマに限る。釣りはいらねェから取っとけ。価値は同じだろうから何とかして換えて貰え」
驚きを通り越して呆れに変わったオペレーターと目を白黒させるタクシーの運転手を他所に、シルバーは窮屈そうにタクシーから外へ出た。対価自体は払っているのだからとオペレーターも平謝りしながら続いていく。
車から降りた先は様々な店が入り乱れる区画だった。ピンク色のギラついたネオン、体を改造している男女のカップル。客引きする見目麗しいアンドロイドと実に節操のないカオスが出来上がっていた。
「……飲み屋はありそうだけどよ」
「そうね。私も初めてきたけど」
オペレーターは客引きするイケメン風のロボットを華麗にスルーしてナビを見ながら歩き回る。入り組んだ路地には表舞台ほどのぎらついた灯りは無いが、ほの暗い暖色を灯すライトが眼に安心感を与えてくれる。
暫く道なりに進んでいるとその酒場はあった。レトロチックな電気装飾が織り成すゴシック体で彩られたネオンと、切れかけた電気がチカチカと輝いている。場末の酒場といったムードを漂わせる古い店構えである。
「酒場『ハック・アライブ』」
「来るのも初見なのになんでこんな場末の酒場を選んだかね」
「だってシルバーはこういうところの方が落ち着きそうだと思ったから。チューブに繋がれたグラスから注がれるお酒を逐次飲むなんて、あなた嫌うでしょう」
「よくご存じで」
酒場『ハック・アライブ』の扉を開くと、レトロなジュークボックスからサックスの音色が響いてきた。木の板を張り付けたようなレイアウトが印象深い有機的な景観。いくつかのテーブル席が中央にあり、奥にはカウンター席が横並びにずらりと整列されていた。
「いらっしゃいませ、お好きな席へどうぞ」
桃色の髪を黒色のフードで覆っているが、その声は溌剌としていて明瞭だった。店の奥から出てきたのは十代後半とみられる女性型のアンドロイドで、ここの店員らしい。
瞳は黎明色と黄金色を混ぜたようなアメトリンカラーだが、その瞳のハイライトは青白く輝いていて、明らかな人工物感を醸し出している。
適当なカウンターに座っていると、カウンター席の奥まったところに人影が見えた。如何せん電気が薄暗く、その人物も黒色に包まれていたものだからイマイチ把握し辛かった。目を凝らして見ると、その人物は頭から体まですっぽりと黒色のコートをまとっていて、水色の布で口元を覆っていた。
「……K・K技術顧問?」
彼は直接かかわったことが無いが、オペレーターは一方的に把握していた。
中年の見た目ながら、鋭い金の瞳とバリトンボイスが特徴的な大男。漆黒のコートに口元を塞ぐマスクと、アラブ系の出で立ちをした風変わりな男はK・K(ケー・ケー)という。OMS社の武器・兵器の専門家にして相談役。またハイドラ技術顧問として数年前に着任した人物である。
彼はウイスキーのロックを傾けていたが、オペレーターとシルバーを見上げると躊躇なく残っていた中身を飲み干した。
「……OMS社の人間か。その格好だと工廠勤めか? デスクの人間を知っているとは勤勉だが」
「あ、すみません。私はオペレーターです。内勤です」
「そうか。まあわたしのことは気にせずに呑むと良い。丁度帰る所だったからな」
「あ、お、お気遣いをさせてしまったのなら申し訳ありません」
「貴様こそ気にするな。飲みたいときに飲むものだからな」
会計を、と先ほどのアンドロイドに電子マネーで支払いを済ませると、彼は早々と店を後にした。
「……悪いことしたかしら」
「本当にタイミングよくずらかるトコだったかもしれねェぜ」
どうだろうか。オペレーターは肩を竦めてアンドロイドにコニャックを注文した。
待つこと役1分。「おまたせしました」と声がかかる。蜂蜜色をした、とろりとした液体の入ったグラスが差し出される。オペレーターにはジンジャーエールで割ったものを、シルバーには水割りが各々の前に置かれた。
元々冷却装置の中にボトルを入れて冷やしていたものなのだろう。ひんやりしたグラスと合わせて指が触れようとするだけで冷気を感じる。
合わせて差し出される食事はパルメザンチーズとローストチキン、マスカットが綺麗に並んでそれぞれ一人前として差し出された。
「何に乾杯しようかしら」
「初仕事でイイんじゃねェのか」
「じゃあそれで。かんぱーい」
両者はグラスを高々と掲げて、オペレーターは酒を一口含む。フルーティな味わいが口内を刺激すると共に、ジンジャーエールのスパイシーな風味が舌先を駆け抜ける。ほんのわずかにまろやかさを感じると舌にかかった刺激が僅かに軽減されるものの、非常に味わい深くすっきりとしていた。
「すごく美味しいじゃない。シルバーこれ……っていうかシルバーはガスマスクを」
「外してる。案外美味いなこれ」
隣を見るとガスマスクの呼吸器と顔の半分の装置が取り外されていた。持っているバッグの中に閉まったのだろうが、それにしても手際が良い。
が、それ以上に口元だけが空いたマスクで食事をする様は……なんというかシュールだった。
「プロレスラーじゃないんだから。もっと普通に食べなさいよ。ブサイクなのを気にするくらいだったら堂々としてた方が好きよ、私」
「そういうわけじゃない。言ったろ、信用していないだけだって」
「またそんな、ここはディストピアなんかじゃ」
「ホントにそうかね」
その声だけに寒気を感じたのは気のせいだろうか。もう酔ってしまったのだろうか。あまりにも冷え切った声色のせいで、オペレーターの肩が震えた。
おずおずと彼女は「どうかしらね」と曖昧に相槌を打ってから、ローストビーフを口に含む。なぜか冷えた体に、温かさが身に染みる。
オペレーターは二杯目にまたソーダ割り、三杯目にストレート。ペースを増して酒を飲み進める。思えばこうまで飲む機会も、それほどなかった気がする。
気づけば机の上に肘をついて、黄昏つつ静かに飲む始末である。
「……ところでオペ子。首、どうかしたか?」
「は、え……?」
ふと――頬杖をついて飲み進めるオペレーターの、逆側の首筋が強調された首筋をシルバーが認識した。。
思わずオペレーターは首を擦る。指先にはほんのりと穴が開いたような感触と内出血してわずかに盛り上がったその部位に、気まずそうな顔をして何でもないと答えた。
視線を外して彼女は様子をうかがう。ガスマスクで顔が見えない事がそれなりの恐怖として働かせるのはあまりに一方的過ぎてズルいと感じてしまう。
まるで値踏みするかのようにしげしげとシルバーは様子をうかがっていたが、「ahh――」と合点が言ったような感嘆を零して続けた。
「彼氏に噛み癖があるならチト露出の多いカッコは止めたらどうさね」
意図せず、オペレーターは自然と肩を竦めた。首筋を抑える手とは逆の指先で頬を掻く。微妙に照れ臭そうに視線を逸らす。
「余計なお世話、いや下世話よ」
「目の下のクマも彼氏とヤりすぎたのが原因か? 仕事に差し支えない程度にしておけよ」
「残念。私の彼氏は激しいのが好きなの」
「俺もベッドの上じゃ多少は暴れるンだが、ドウよ?」
「彼氏いるって言った直後に。寝取るのが趣味なのかしら。デリカシーないわあなた」
けらけらとオペレーターは嗤ってシルバーの肩を叩いた。さてどうだか、とシルバーも肩を竦める。
思いの丈も感情も、すべてを飲み干してしまえば笑い話になってしまう。
だから二人はそろって3杯目の酒を飲み干すのだった。
定時後のOMS社の外はすっかり暗くなっていた。空は紫がかった空模様を演出し、ほんのりと月の光が浮かび上がっている。無論あれらも人工的に造られたものである。
外の世界が無事だったころは「月齢」なんて名前で月の満ち欠けを表して、経過時間を日を単位として表していたらしい。今のシェルターには自然を体感できるものは何一つなく、畑と呼ばれた野菜の生産地でさえすべて培養装置で育成されている。
無機質なメガロポリスを抜けると、夜でも眩しく輝かしい世界が顔を覗かせる。人工的に造られた世界で、人工的な光を綺麗と呼ぶか否かは個人の主観に任せるところだが、オペレーターにとってはとてもきれいなものだと認識している。
この時間だとまだチューブ列車は混雑しているだろうと、タクシーを呼び止めて指定した店に移動する。オペレーターは人ごみの中に塗れるのが苦手だし、何より。
「シルバー、あなたどうしてその格好のままでいるのよ」
「ちゃんと洗い立てだから匂わねェよ」
「ここは外の世界じゃないんだから。霧や電磁波に晒される心配なんてないんだから」
未だガスマスクとコートを被ったままでいる隣の男。この格好では特殊部隊に視られるか不審者の極端な勘違いしか生まないし、日常的に過ごすにも不便だろうに。
怪訝な表情を浮かべていると、彼は嘲るように陰を落とす。
「この世界を信用してねェだけさね」
「何それ中二病?」
「ちげェよ。外の世界の方がよっぽどマシってだけだ。シェルターは狭苦しくて息が詰まる」
「同じシェルターで育った人間なのに?」
「外の世界を見たらもう同じこと言えなくなるぜ」
とりとめもない言い合いをしてから、タクシーは所定の店の前へと到着した。交通費くらいはシルバーが出すとポケットから汚れた貨幣を取り出す。
「うわ前時代的。もうこの区画で紙幣なんて殆ど取り扱ってるところないわよ。運転手さんびっくりしてる」
「キャッシュはナマに限る。釣りはいらねェから取っとけ。価値は同じだろうから何とかして換えて貰え」
驚きを通り越して呆れに変わったオペレーターと目を白黒させるタクシーの運転手を他所に、シルバーは窮屈そうにタクシーから外へ出た。対価自体は払っているのだからとオペレーターも平謝りしながら続いていく。
車から降りた先は様々な店が入り乱れる区画だった。ピンク色のギラついたネオン、体を改造している男女のカップル。客引きする見目麗しいアンドロイドと実に節操のないカオスが出来上がっていた。
「……飲み屋はありそうだけどよ」
「そうね。私も初めてきたけど」
オペレーターは客引きするイケメン風のロボットを華麗にスルーしてナビを見ながら歩き回る。入り組んだ路地には表舞台ほどのぎらついた灯りは無いが、ほの暗い暖色を灯すライトが眼に安心感を与えてくれる。
暫く道なりに進んでいるとその酒場はあった。レトロチックな電気装飾が織り成すゴシック体で彩られたネオンと、切れかけた電気がチカチカと輝いている。場末の酒場といったムードを漂わせる古い店構えである。
「酒場『ハック・アライブ』」
「来るのも初見なのになんでこんな場末の酒場を選んだかね」
「だってシルバーはこういうところの方が落ち着きそうだと思ったから。チューブに繋がれたグラスから注がれるお酒を逐次飲むなんて、あなた嫌うでしょう」
「よくご存じで」
酒場『ハック・アライブ』の扉を開くと、レトロなジュークボックスからサックスの音色が響いてきた。木の板を張り付けたようなレイアウトが印象深い有機的な景観。いくつかのテーブル席が中央にあり、奥にはカウンター席が横並びにずらりと整列されていた。
「いらっしゃいませ、お好きな席へどうぞ」
桃色の髪を黒色のフードで覆っているが、その声は溌剌としていて明瞭だった。店の奥から出てきたのは十代後半とみられる女性型のアンドロイドで、ここの店員らしい。
瞳は黎明色と黄金色を混ぜたようなアメトリンカラーだが、その瞳のハイライトは青白く輝いていて、明らかな人工物感を醸し出している。
適当なカウンターに座っていると、カウンター席の奥まったところに人影が見えた。如何せん電気が薄暗く、その人物も黒色に包まれていたものだからイマイチ把握し辛かった。目を凝らして見ると、その人物は頭から体まですっぽりと黒色のコートをまとっていて、水色の布で口元を覆っていた。
「……K・K技術顧問?」
彼は直接かかわったことが無いが、オペレーターは一方的に把握していた。
中年の見た目ながら、鋭い金の瞳とバリトンボイスが特徴的な大男。漆黒のコートに口元を塞ぐマスクと、アラブ系の出で立ちをした風変わりな男はK・K(ケー・ケー)という。OMS社の武器・兵器の専門家にして相談役。またハイドラ技術顧問として数年前に着任した人物である。
彼はウイスキーのロックを傾けていたが、オペレーターとシルバーを見上げると躊躇なく残っていた中身を飲み干した。
「……OMS社の人間か。その格好だと工廠勤めか? デスクの人間を知っているとは勤勉だが」
「あ、すみません。私はオペレーターです。内勤です」
「そうか。まあわたしのことは気にせずに呑むと良い。丁度帰る所だったからな」
「あ、お、お気遣いをさせてしまったのなら申し訳ありません」
「貴様こそ気にするな。飲みたいときに飲むものだからな」
会計を、と先ほどのアンドロイドに電子マネーで支払いを済ませると、彼は早々と店を後にした。
「……悪いことしたかしら」
「本当にタイミングよくずらかるトコだったかもしれねェぜ」
どうだろうか。オペレーターは肩を竦めてアンドロイドにコニャックを注文した。
待つこと役1分。「おまたせしました」と声がかかる。蜂蜜色をした、とろりとした液体の入ったグラスが差し出される。オペレーターにはジンジャーエールで割ったものを、シルバーには水割りが各々の前に置かれた。
元々冷却装置の中にボトルを入れて冷やしていたものなのだろう。ひんやりしたグラスと合わせて指が触れようとするだけで冷気を感じる。
合わせて差し出される食事はパルメザンチーズとローストチキン、マスカットが綺麗に並んでそれぞれ一人前として差し出された。
「何に乾杯しようかしら」
「初仕事でイイんじゃねェのか」
「じゃあそれで。かんぱーい」
両者はグラスを高々と掲げて、オペレーターは酒を一口含む。フルーティな味わいが口内を刺激すると共に、ジンジャーエールのスパイシーな風味が舌先を駆け抜ける。ほんのわずかにまろやかさを感じると舌にかかった刺激が僅かに軽減されるものの、非常に味わい深くすっきりとしていた。
「すごく美味しいじゃない。シルバーこれ……っていうかシルバーはガスマスクを」
「外してる。案外美味いなこれ」
隣を見るとガスマスクの呼吸器と顔の半分の装置が取り外されていた。持っているバッグの中に閉まったのだろうが、それにしても手際が良い。
が、それ以上に口元だけが空いたマスクで食事をする様は……なんというかシュールだった。
「プロレスラーじゃないんだから。もっと普通に食べなさいよ。ブサイクなのを気にするくらいだったら堂々としてた方が好きよ、私」
「そういうわけじゃない。言ったろ、信用していないだけだって」
「またそんな、ここはディストピアなんかじゃ」
「ホントにそうかね」
その声だけに寒気を感じたのは気のせいだろうか。もう酔ってしまったのだろうか。あまりにも冷え切った声色のせいで、オペレーターの肩が震えた。
おずおずと彼女は「どうかしらね」と曖昧に相槌を打ってから、ローストビーフを口に含む。なぜか冷えた体に、温かさが身に染みる。
オペレーターは二杯目にまたソーダ割り、三杯目にストレート。ペースを増して酒を飲み進める。思えばこうまで飲む機会も、それほどなかった気がする。
気づけば机の上に肘をついて、黄昏つつ静かに飲む始末である。
「……ところでオペ子。首、どうかしたか?」
「は、え……?」
ふと――頬杖をついて飲み進めるオペレーターの、逆側の首筋が強調された首筋をシルバーが認識した。。
思わずオペレーターは首を擦る。指先にはほんのりと穴が開いたような感触と内出血してわずかに盛り上がったその部位に、気まずそうな顔をして何でもないと答えた。
視線を外して彼女は様子をうかがう。ガスマスクで顔が見えない事がそれなりの恐怖として働かせるのはあまりに一方的過ぎてズルいと感じてしまう。
まるで値踏みするかのようにしげしげとシルバーは様子をうかがっていたが、「ahh――」と合点が言ったような感嘆を零して続けた。
「彼氏に噛み癖があるならチト露出の多いカッコは止めたらどうさね」
意図せず、オペレーターは自然と肩を竦めた。首筋を抑える手とは逆の指先で頬を掻く。微妙に照れ臭そうに視線を逸らす。
「余計なお世話、いや下世話よ」
「目の下のクマも彼氏とヤりすぎたのが原因か? 仕事に差し支えない程度にしておけよ」
「残念。私の彼氏は激しいのが好きなの」
「俺もベッドの上じゃ多少は暴れるンだが、ドウよ?」
「彼氏いるって言った直後に。寝取るのが趣味なのかしら。デリカシーないわあなた」
けらけらとオペレーターは嗤ってシルバーの肩を叩いた。さてどうだか、とシルバーも肩を竦める。
思いの丈も感情も、すべてを飲み干してしまえば笑い話になってしまう。
だから二人はそろって3杯目の酒を飲み干すのだった。
NEWS
本日のニュースです北の遺跡の探索は一向に進む気配を見せません
探索を主導する企業はコスト面からも方針転換を迫られています
すでに、探索を続ける五勢力以外は、撤退を始めています
ただ、探索を続ける五勢力には、引き返せない理由があると見られています
つまりは、コストを度外視しても探索を続ける何かがあるということです
噂として流れたドゥルガー素体以外にも――
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「神について分かっていることは少ない。はるか昔に消失し、その痕跡を辿るのは難しい」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「唯一、我々教団が確保しているヒルコ様だけが、その存在を証明している」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「君は、神の力を信じるか? いや、信仰は自由だ。別に、我々に同調する必要もない」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「ただ、我らが神は世界の行く末を、すでに予測している。世界から失われた力、千里眼術の力によって」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「やがて世界は滅ぶだろう。その時が、近づいている。神の復活は、悲劇的結末となる世界を……変えるやもしれん」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「私は、このプロジェクトを任されている……日々、大赤字の火の車だ。それでも、続ける理由がある」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「この遺跡は危険だ。ドゥルガーの復活? それ以上の破滅が、この遺跡にはある。以上だ」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「なるほど、それなりの力を持つようだ。大きすぎる力は、世界の毒となる。ハイドラ、潰させてもらう。世界を救命する、障壁となるならば――」 |
◆訓練
制御の訓練をしました制御が32上昇した
オペレーターと傭兵はCircus-BackDraftを954cで購入した!!
オペレーターと傭兵は汎用型煙幕散布機「アマガエル」を427cで購入した!!
オペレーターと傭兵は《賢者の術の七つの色合い》を366cで購入した!!
オペレーターと傭兵は《賢者の術の七つの色合い》を366cで購入した!!
オペレーターと傭兵は試製出力重ブースターA-0を366cで購入した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
◆作製
旋回強化!
旋回強化!
機械油22と機械油20を素材にしてMeshを作製した!!
◆戦闘システム決定
コネクト に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1にオーバーウォッチを装備した
脚部2に簡易重車輪Aを装備した
スロット3にDosアタックシステムを装備した
スロット4にカモメのガーデンピックを装備した
スロット5に《賢者の術の七つの色合い》を装備した
スロット6に《賢者の術の七つの色合い》を装備した
スロット7に汎用型煙幕散布機「アマガエル」を装備した
スロット8にCircus-BackDraftを装備した
スロット9にボタンウキクサを装備した
スロット10に支援特化レーダー『フライフェリス』を装備した
スロット11に試製出力重ブースターA-0を装備した
◆僚機設定
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションB
ユニオン活動
メガロポリスの酒場『ハック・アライブ』の活動記録
次元潜行技術を利用したポータルの先にその酒場はある。
人工的な夜が織りなす眠らない機械都市。表通りではチップの回収のために甲斐甲斐しく世話をするロボットが道路を歩き、愛玩用に作られた見目麗しいアンドロイドがしなを作って男を誘う。
酒場ではハイドラのパーツを裏で取り扱っているだの、非合法組織だのといった噂話がつきないものの、大抵の客は酒を飲み、下世話な話を咲かせるだけだ。
ここは眠らない町にぽつんと立つ酒場。レトロチックな電気装飾が織り成すサイン。ジュークボックスからは古臭い音楽が気ままに流れている。
懐古に浸りたければいざ門を叩くといい。
権力と金に飽きたなら、せめて疲れを癒すが良い。ハイドラのパーツに一家言ある者ならば情報交換の場としても悪くはないだろう。
メガロポリスの酒場『ハック・アライブ』
メカニックの暇つぶしに開かれた酒場からは、今日もピクルスとマティーニがカウンターにおかれた。
人工的な夜が織りなす眠らない機械都市。表通りではチップの回収のために甲斐甲斐しく世話をするロボットが道路を歩き、愛玩用に作られた見目麗しいアンドロイドがしなを作って男を誘う。
酒場ではハイドラのパーツを裏で取り扱っているだの、非合法組織だのといった噂話がつきないものの、大抵の客は酒を飲み、下世話な話を咲かせるだけだ。
ここは眠らない町にぽつんと立つ酒場。レトロチックな電気装飾が織り成すサイン。ジュークボックスからは古臭い音楽が気ままに流れている。
懐古に浸りたければいざ門を叩くといい。
権力と金に飽きたなら、せめて疲れを癒すが良い。ハイドラのパーツに一家言ある者ならば情報交換の場としても悪くはないだろう。
メガロポリスの酒場『ハック・アライブ』
メカニックの暇つぶしに開かれた酒場からは、今日もピクルスとマティーニがカウンターにおかれた。
ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
制御の訓練をしました
制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
100c支払い、素材を1個手に入れた
◆戦闘結果
戦闘報酬
明日の戦場
第6ブロック
抵抗存在排除[目標物破壊]
通路を塞いでいる残像を排除してくれ。邪魔なものは消えてもらう。バリケードが多い。破壊してくれ
来週の霧濃度:95%
来週の電磁波:91%
来週の警戒値:271%
クラオス・L・ニューマン |
アルヴィオ |
Led Leatherly |
ジル・スチュアート |
ゴーグルの少年 |
ジョン・F・B |
パールヴァーティー |
ゼルガドール |
マンスリーダイワパレス |
オペレーター&シルバー |
パアム・ライザ |
たいやき |
グロリア=グラスロード |
鋼の幽鬼 |
さんかく |
ギベオン |
フィフェリさん |
CODE NAME - H∧L |
アキ・ニタドリ |
ストラドル |
--- | --- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
『トーチカ』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
機動破壊兵器『テンペスト』[粒子] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
キャラデータ
名前
オペレーター&シルバー
愛称
オペレーターと傭兵
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プロフィール
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オペレーター(operator) アッシュブロンドの髪と夕暮れ色の瞳が特徴。整備士風の格好をしている。 「オーミクス・シェル・アライブ社」の一員。ハイドラライダーの作戦補佐官を担当している。役職はオペレーター。 シルバーからは「オペ子」と呼ばれている。 ハイドラの技師免許も取得しており、メンテナンスにも定期的に参加している。 仕事人気質で頑固者だが人遣いは荒く、誰に対してもパシりを要求する。 シルバー(silver) 傭兵。 「オーミクス・シェル・アライブ社」に雇われたハイドラライダー。外部勢力との戦闘行動、および調査部門を担当している。 大型バイク型の個人運用ハイドラ「ガンブラー・ハザード」に搭乗する。 バイク型なので常に露出した状態で戦場に赴かなければならず、厚手のコートとガスマスクを着用している。 言葉遣いが悪い大柄の男。 銃火器の扱いに長け、奇襲攻撃や機体の損傷を厭わないハイリスクな戦術を好む。 搭乗する機体は「ガンブラー・ハザード」 ガンブラー・ハザード 個人運用を想定して小型化されたバイク型のウォーハイドラ。 チタンと金の合金で出来た大型バイク。ハイドラ用のエンジンを積んでいるが、外装はバイクと変わりなく生身の体が露出する設計になっている。 ロボットの搭乗する機体としてオペレーターが設計し、開発したもの。現在は人力によるテストを行っている。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
__0__1__2__3__4__5__6__7 __8__9_10_11_12_13_14_15 _16_17_18_19_20_21_22_23 |
機体データ |
|
|
1 | 操縦棺B | オーバーウォッチ [21/耐粒/耐粒]《装備:1》 | ▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | 素材 | 反動吸収機構23 [23/変形/---] 特殊B[140] [素材] |
▼詳細 |
3 | 素材 | 噴霧ノズル21 [21/噴霧/---] [素材] |
▼詳細 |
4 | FCSB | Mesh [22/旋回/旋回] | ▼詳細 |
5 | 素材 | アンテナ23 [23/索敵/---] 特殊B[140] [素材] |
▼詳細 |
6 | 素材 | ロボットアーム22 [22/臂力/---] [素材] |
▼詳細 |
7 | 素材 | 加速装置23 [23/機動/---] 特殊B[140] [素材] |
▼詳細 |
8 | エンジンB | ボタンウキクサ [20/卵/卵]《装備:9》 | ▼詳細 |
9 | レーダーB | 支援特化レーダー『フライフェリス』 [20/AP回復/AP回復]《装備:10》 | ▼詳細 |
10 | 培養装置C | Circus-BackDraft [21/重装甲/機動]《装備:8》 培養[19] 特殊B[146] AP[266] 防御属性[火炎] 防御値[353] 貯水量[193] 噴霧量[579] 弾数[2] 消費EN[884] 金額[954] 重量[221] [培養装置] *作者* |
▼詳細 |
11 | --- | --- | --- |
12 | 粒子爆雷A | フットバーナー [20/機動/---] 火力[219] 発射数[25] 防御属性[電子] 防御値[162] 精度[8] 貯水量[43] 弾数[30] 武器属性[対地] 異常追加[30] 消費EN[14] 金額[360] 重量[100] [粒子射撃] *作者* |
▼詳細 |
13 | 高速増殖培養槽A | 汎用型煙幕散布機「アマガエル」 [21/卵/卵]《装備:7》 | ▼詳細 |
14 | --- | --- | --- |
15 | ウィルスA | Dosアタックシステム [20/噴霧/噴霧]《装備:3》 培養[8] 特殊B[368] 旋回速度[394] 防御属性[物理] 防御値[810] 貯水量[526] 噴霧量[179] 武器属性[ウィルス付与] 消費EN[720] 金額[360] 重量[700] [培養装置] *作者* |
▼詳細 |
16 | ウィルスB | 粘つく世界『レド=ウィルス』 [20/AP回復/AP回復] 培養[8] 特殊B[359] 旋回速度[565] 防御属性[霊障] 防御値[92] 貯水量[89] 噴霧量[8] 武器属性[ウィルス付与] 消費EN[552] 金額[420] 重量[500] [培養装置] *作者* |
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17 | ウィルスA | 虚無ウィルスA-索敵 [20/索敵/---] 培養[8] 特殊B[358] 旋回速度[397] 防御属性[物理] 防御値[810] 貯水量[526] 噴霧量[132] 武器属性[ウィルス付与] 消費EN[720] 金額[360] 重量[700] [培養装置] *作者* |
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18 | エンジンB | 簡易エンジンB [20/索敵/---] | ▼詳細 |
19 | 重車輪A | 簡易重車輪A [20/装甲/---]《装備:2》 機動[385] AP[1878] 旋回速度[8] 防御属性[電子] 防御値[720] 貯水量[274] 弾数[2] 積載量[4100] 消費EN[180] 金額[360] 重量[1500] [車輪] *作者* |
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20 | レーダーB | ブリキの目玉 [20/索敵/---] | ▼詳細 |
21 | 軽ブースターB | 簡易軽ブースターB [20/旋回/---] | ▼詳細 |
22 | 粒子スピアA | パスタさんのフォーク [20/重量軽減/---] 火力[1699] 連撃数[1] 防御属性[電子] 防御値[504] 精度[131] 貯水量[131] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[40] 消費EN[270] 金額[360] 重量[180] [粒子格闘] *作者* |
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23 | レーダーB | カモメのガーデンピック [20/貯水/変形]《装備:4》 | ▼詳細 |
24 | エンジンB | 虚無エンジンB-旋回 [20/旋回/---] | ▼詳細 |
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26 | エンジンB | 《賢者の術の七つの色合い》 [21/出力/出力]《装備:5》 | ▼詳細 |
27 | エンジンB | 《賢者の術の七つの色合い》 [21/出力/出力]《装備:6》 | ▼詳細 |
28 | 重ブースターA | 試製出力重ブースターA-0 [21/出力/旋回]《装備:11》 | ▼詳細 |
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