ENo.0268　白土ルネ

深い森の中。少女はゼ八號とともに戦っている。

「自分たちのために世界に混乱をもたらすなんて…！許さないぞ！」

その敵は、国連の査察を拒否した某国の裏で秘密のエネルギー開発を進めていた組織だ。
他ならぬ白土博士が、旧軍より持ち出したゼ八號を完成させた組織と同一の起源を持つそいつらは、世界中に点在する。

奴らのアプローチは様々だ。
博士の残した研究を発展させようとするもの、別世界よりの技術を融合させようとする者、独自の発想で突破を試みるもの…。
ただ、同じ方向を向いていることは確かだ。
世界の覇権を握るために、フューチャーエックスエネルギーを我が物にせんと企む。

その中で特に短絡的な一派は、「唯一の完全稼働炉」ゼ八號の直接奪取を目論む。

「打ち砕け！ゼ八號！」

数多の怪ロボットを繰り出し、罠を仕掛け、IFXAと直接刃を交える――
それは、白土ルネとゼ八號に常に降りかかる試練。

「トドメだ！ゼ八號！」

幾度その野望が炎上する鉄塊に変わり、消え去ったように見えたとしても。
いつかその陰謀の糸でゼ八號を絡め取るために忍び寄る…
少女は、安心して眠ることなど出来ない。


はずだったのだ。

「ぐう」

はずだったのだ。

今、少女はストレスからの圧倒的開放により若干だめになっていた。

少女の名は白土ルネ。
今日のランチはおそらくパスタ。
その目覚めはまだ、遠い。

民間練大隊Division:Dは禁忌戦争後に高まるウォーハイドラとライダー需要から設立された
軍事教育と目的とした民間軍事会社です。

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また教練を行う資格もライセンスの所有です。

また教育をうけたライダーに仕事を斡旋することも業務に含まれており
現在は訓練及び実地訓練、そして遺跡への威力調査及び収集を目的としています。

尚、現在探査の都合上いくつかの地上艦艇が派遣作戦指揮所となっています。
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