第6週目 ファティマの一週間
◆日記
レッド・リーザリーが死んだ、という話は、またたく間に、わたしの耳にも入ってきた。遺跡の調査や、探索をするときに、謎の機械が、邪魔をしてきて、その結果、誰かのウォーハイドラが、撃墜されて、セーフティを、オンにしていなかった人が、死んでいく。そういう一連の流れは、別に、珍しい話でもなかった。ただ、今日に限って、その死んでしまった人が、つい先日、会ったことのある人だ、という事実が、とても辛くて、苦しくて、うまく言葉にできない。こうやって、文章を書いて、気持ちを整理しよう、としても、頭の中が、ぐるぐるしだして、止まらない。
わたしは、自由になりたいけど、自由になるための、方法が、わからなかった。だから、勇気を振り絞って、自由になる方法を、教えて、って、お願いした。そうしたら、レッドさんは、好意的に、受け止めてくれて、ドラゴネットから持ち出した、取扱説明書を捨てろ、って言ってくれた。君を自由にする、って言ってくれた。うまく態度で示せなかったけど、嬉しかった。あの人の、とても硬い、手の感触が、今でも、手の中に、残っている。
残って、いるんだけど。
約束は、守らなくちゃいけないこと、なのに。でも、その約束をした人が、死んじゃったら、どうすればいいの?
【ファティマ、マノ・ボトリング社の社員寮にて、誰に言われるでもなく日記を書く】
(※Eno10 レッドさんやEno42 ジルちゃんやEno92 ジュネリアさんと合わせ日記を繰り広げております)
わたしは、自由になりたいけど、自由になるための、方法が、わからなかった。だから、勇気を振り絞って、自由になる方法を、教えて、って、お願いした。そうしたら、レッドさんは、好意的に、受け止めてくれて、ドラゴネットから持ち出した、取扱説明書を捨てろ、って言ってくれた。君を自由にする、って言ってくれた。うまく態度で示せなかったけど、嬉しかった。あの人の、とても硬い、手の感触が、今でも、手の中に、残っている。
残って、いるんだけど。
約束は、守らなくちゃいけないこと、なのに。でも、その約束をした人が、死んじゃったら、どうすればいいの?
【ファティマ、マノ・ボトリング社の社員寮にて、誰に言われるでもなく日記を書く】
(※Eno10 レッドさんやEno42 ジルちゃんやEno92 ジュネリアさんと合わせ日記を繰り広げております)
NEWS
本日のニュースです再びの晴れ間となりました。激しい雨が幾度も続き、晴れの日は珍しくなりました
各企業は対策を迫られています。つまり、この雨がいつまで続くか、ということです
気象の専門家たちは、残像領域の気象コントロールが揺らいでいるのでは? と語ります
(本棚を背にし語る専門家の画像)
「我々の世界は、いま、バランスを失おうとしています」
「世界のサイクルが不具合を起こしているのです。それは――」
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「……シルウェストリスを潰したのは、わ、我々ではないぞ!?」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「予知! これは予知! 主犯じゃなくて! 見えてるの、世界の行く末が!」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「そう、世界の滅びから生き延びるために、神の力が必要、ということだ」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「我々は、神のパワーによって、箱舟を作り、民を救済する」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「具体的には、信者からの寄付で築いた資産で船をコツコツと作っているのだが……」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「遺跡を破壊するために、いろいろと協力してもらうことになるだろう」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「『モータージフーガ』は、遺跡を破壊し、ドゥルガー・ユニットを葬るために開発されている」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「HCSのデータを元に、開発は続けられている。しかし、まだ時間はかかりそうだ」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージ 「同じ間違いを、何度も繰り返す……それは、愚かな人間の特徴ですわね」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージ 「わたくしは……見てみたいですわ。人類の……叡智というものを」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージ 「そして、愛というものを……わたくしは、信じていますもの」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージ 「もうそろそろ、めるぽめねーさんも、本気を出してくるはずですわ」 |
◆訓練
制御の訓練をしました制御が37上昇した
ファティマはねこあしさしあしを800cで購入した!!
ファティマはC-GENEを680cで購入した!!
ファティマはヴォイドクローラーを680cで購入した!!
ファティマはヴォイドクローラーを680cで購入した!!
シルウェストリスと契約成功!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
◆作製
作成時補助発動! 耐霊!! 防御属性が 霊障 に変化!!
霊障強化!
作成時発動! 重量軽減!! パーツ重量を -48 修正!!
PK-01【タクト】とSQ-HB100_FlyAwayを素材にしてRAD002-Longevityを作製した!!
◆戦闘システム決定
ステルス に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1に簡易操縦棺Bを装備した
脚部2にねこあしさしあしを装備した
スロット3に軽量型エンジンB『クヴェレ』を装備した
スロット4にC-GENEを装備した
スロット5に粗製の重ブースターを装備した
スロット6に『ゼノハイラθ』を装備した
スロット7に探知綿毛B2を装備した
スロット8にヴォイドクローラーを装備した
スロット9にヴォイドクローラーを装備した
スロット10に四辺の交わるDを装備した
スロット11にRAD002-Longevityを装備した
◆僚機設定
ジュネリア=ハーヴェストとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションB
ユニオン活動
マノ・ボトリング残像領域支部の活動記録
「こんにちは!先日のBBQは盛況でしたね!
屋上でやったから匂いがいい感じに販促になって……コホン」
「それはそれとして、今回そこそこ話が重要なので支部長さんとも通信を繋いであります。ロドさ〜ん!(ポチッ)」
宿禰がリモコンを操作すると、ディスプレイ上に支部長室との通信が映し出された。
ぼさぼさの白髪、くたびれた白衣の男が口を開く。
「支部長兼医療担当のロドだ。療養は足りたか?本当はもう少し身体を休ませた方がいいんだが、セクション攻略は待ってくれないからな」
「ファティマ嬢の件は問題ない、自由……ってほど自由は保証できないが、ここはそこまでデカい企業でもないからな。大まかな行動方針以外はライダーの自主性に任せてる」
「ファティマ嬢のような索敵機が主戦場にいてくれれば助かるやつもいるだろう」
「居留守……というか匿う話も問題ないだろう。わけアリのハイドラライダーは少なくない、きっちり契約もしてるから向こうさんが来てもなんとかなるだろう」
「それ以前にお節介な野郎どもが黙ってないだろうしな」
不敵に笑う。
「そっちのジュネリアさんはファティマ嬢の僚機だったか?社員が世話になってるし、手伝える範囲なら手を貸すが、……まず要件を教えてもらおうか」
ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
制御の訓練をしました
制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
100c支払い、素材を1個手に入れた
ヴィンス 「肉、思えば久々に食べましたね。意識しないと食べないもので。ごちそうさまでした」 |
ヴィンス 「そういや俺も、射撃で攻撃する方面から違う方向性もやってみようと思ってまして。ただ、ひとえに違うといっても、ほかのやり方って全く勝手がわからないので……どうにもならなくなったら相談しに来ますね。多分、みなさんのほうが詳しいでしょうし」 |
えびっこの気配を察知!
ファティマは玉の汗を流しつつ、怯えながら無言でえびっことの距離を広げていく。
ただ、セクション・2攻略当日は、ブリーフィングの開始時刻まで部屋から動こうとしなかった。
ハルカ 「……霊障ね、俺もあの得体の知れない現象は苦手だ。 なにより、以前の俺の『死因』が霊障による不可解な攻撃だったから。」 |
ハルカ 「敵も待ってくれないけど、だからと言ってそう何度も墜ちたくないね。 スポンサーの奴等も其なりに手は貸してくれる筈だ。……やるしか無いでしょ。」 |
ハルカ 「(ところで、あの画面に見える白髪の人が偉い人か……)」 |
ハルカ 「(……雰囲気は兎も角、素直に従っても良さそうな人だなあ。)」 |
仮面の男はともった端末とエマニュエル両方に聞こえるように向き直る
ジュネリア 「初めまして。改めて、私ジュネリア=ハーヴェスト・アンタレスと申します。ええ、そちらのファティマさんの僚機をしております」 「実は人探しをしておりまして……いえ、情報としてはほとんどないようなものなのですが」 |
ジュネリア 「顔も名前もわからず、ハイドラの形状も、おそらく二脚か逆関節、といった程度です」 |
もちろん、と仮面の男は続ける。
ジュネリア 「その情報だけで目当ての相手を見つけてもらえるとは思ってはいません。……ただ、私がそのような相手を探していると、そういう情報を流してもらえれば良いのです」 「どこかの貴族だとか、アンタレスと名乗ったという情報があれば、相手も食いついてくるかもしれません」 |
ジュネリア 「なるべくご迷惑はかけませんが、いかがでしょう?ああ、では、紅茶をいただけますか?」 |
仮面の男は一旦言葉を切り、エマニュエルに付け加えて答えた。
今日も気侭に縄張り(えびっこ主観)を巡回だ!
えびっこは かしこいので ちからかげんが わかるのだ。
……とでも言いたげな眼差しで、握手めいた具合で挟んでいたヴィンスの指から、鋏を離す。
既に、マブダチだぜ的な気配すら漂わせている。謎甲殻類の基準は謎である。
「!!!」
世界を狙えるえびっこあいどる。
仲間(ハルカ)の眼差しを受け、やる気になっている!!
なってはいるが、具体的な策はない。所詮は甲殻類である。
エマニュエル 「ファティマ……安心しろ。ドラゴネット社を名乗る奴が来ても適当にあしらってやる。 むしろ逆に情報をむしり取ってやるさ。チームメイトを脅かす輩は俺達のパブリックエネミーだからな」 |
エマニュエル 「しかし此間のBBQは楽しかったな。整備が終わったノリでしでかしただけだったが、 なかなかどうしてライダーの意外な一面が見られて恐縮だ」 |
ストラフ 「くっそwwwww どうも焼き魚だwww焼けなかったけどw帰ってから吹っ飛んだわwww」 |
ストラフ 「全員で飯を食うってのも良いもんだな。 酒なんてほぼ1人で飲んでたからな、今まで。今度また付き合ってもらえると嬉しい。すっごいうるさくなるけど。」 |
ストラフ 「畜生、お陰様でBBQの具材だ!www……ありがとな。 >ハルハル」 |
ストラフ 「いやこの社の上部余りに軽いノリしてないか。 私の採用もあっという間に決まった覚えあるぞ? >オルトー」 |
ストラフ 「猶予も与えてくれないのは、ここの戦場に限らないだろ?いや戦場にすら限らないか。 だから私らはここにいんだろ?生憎と、尚更死ねなくなったんでな。生き方見直すわ。 >エマニキ」 |
ストラフ 「ファティマ、こっち側にようこそ。 気に入らんから顔見たら、そいつらぶん殴っていいか?ケツにパイルでもいい。 あと、こっち側ってもどうか私みたいな馬鹿にはならないでくれ。もったいない。 >ファティマ」 |
ストラフ 「【腕の端末を操作し、服装を整えてジュネリアに問う。】 お客様。お飲み物はこちらでよろしいですか? 【差し出したのは紅茶。恭しい様子で提供する。】」 |
フィガロ 「何だかんだでアセンは上手くいっているようだな。やっぱり俺一人だけで考えるよりもずっと効率的だ。」 |
フィガロ 「今週からエマの野郎が装甲を厚めにしたみてーだが、上手く行くのか?」 |
フィガロ 「……いや、薄いよりもずっと安心できるんだけどよ。」 |
ディー 「ま、あんたのがセンパイだろうとは思っていたがね、エマ。 フィガロのやつもそうだったか、慣れねぇ敬語でも使った方がいいかねお二方?」 |
(そして視線をまた下に向ければ、
飴に喜んでいる様子のえびっこを少し観察したのちに離れていき)
ディー 「……しっかしこの前のアイスといい、今回のBBQといい、食料に強いなここは。 賑やかなやつらも見ていられるし悪くない。」 |
メッセージ
ENo.7からのメッセージ>>
尻もちをついた相手を呆然と眺めている……が、表情の大部分はゴーグルに隠されていて、何も分からない。
手を差し伸べようとして――なにか考えが浮かんだのか、その手を引っ込めた。
今のファティマにとっては絶望的な言葉だったかも知れない。未だ立てていない彼女に向かってぐいと顔を近づけ、言った。
ようやくゴーグルの下の表情が伺える。真剣な顔だった。
――ザザッ…… ザザザ……
ENo.92からのメッセージ>>
表情はあまり読み取れないが、男のまとう雰囲気は幾分やわらかいものになった。
いくつかの確認事項とやり取りの方法などを決めた後、仮面の男が付け加えるように口を開く。
ENo.268からのメッセージ>>
いつもの廊下。
ボク、白土ルネはコロッセオでの評価―ランキング―の発表をここで見ることにしている。
大型のネオン管表示に雰囲気があるとか、ちょうど帰り支度を終えてハンガーに向かう通路の途中にあるとか、
自室だと結果についてフェアメッサーさんが茶々を入れてくるのが鬱陶しいとか理由は色々あるけど。
案外同じことを考えるグラディエイターたちが多くて、賑やかなのが大きい。
…少し、気になっている子もいるし。
年の頃はボクと同じくらい。ランキングもボクと同じくらい。
敵になったことも、一緒に戦ったこともある。
味方にいれば心強く、敵にいれば厄介な索敵機だ。
……と、これくらいは知っているけど、それ以外は何も知らない。
彼女は無口で、なんとなく話しかけづらい。
隣に並んでランキングを見ることもあったけど、会話が弾んだ記憶はない。
ただ、ボクが気になっているだけだ。
ボクと同じく、子供と呼べる年齢で戦っていることが。
彼女は何を思い、何を聞いているのか。
ボクにとって遠い異境であるここで、彼女はどうやって生きているのか。
今日こそちゃんと話せるかも。その姿を視線で探すのは、そんな期待があるからかもしれない。
ENo.432からのメッセージ>>
―――第6週。
マーケットから配送されたパーツに紛れて、一本の封筒が紛れ込んでいた。
差出人 Led Leatherly
宛名は無い。明らかに通常とは異なる手段で届けられたそれは、仄かにだがバニラの香りを伴っていた。糊付けに香料が混ぜられているらしい。
中身は、便箋数枚と片手に収まるサイズの小さな端末。
索敵型WH『ブリーズ』のライダー、ファティマへ
君がこれを読んでいるということは、俺は連絡を取ることができない状態に陥っていることになる。十中八九、死んだことだろう。
君の希望を満たせなくて誠に申し訳ない。せめて、現時点での状況と今後の対策をまとめておこうと思う。
まず、俺が懇意にしている企業を通じてドラゴネット社に交渉を持ちかけてみた。君に施した処置内容とその解消方法を包み隠さず明かし、記録から君に関するものを取り除き、今後一切の接触を禁じる、という条件でだが……言を左右にするばかりで、応じる見込みは薄い。当然ではあるが。
となると、対処療法に重きをおくことになる。少し長くなるが、許して欲しい。
まず、マノ社やジュネリア=ハーヴェストの元から極力離れないこと。直接的か否かに関わらず、君の存在は彼等の役に立っている筈だ。君は自身の身を守る術に欠けるから、それを周囲に担ってもらえ。何か困難があればこまめに相談するといいだろう。
二つ目に、同様の関係を増やすこと。俺がジル・スチュアートに君を紹介したのは、勿論君の存在がジルにとって役立つからではあるが、同時にこの事態を想定していたからだ。君の窮状を知った今、彼女が君を見捨てることはないと思う。
いざという時は、同封の小型端末に先日来てもらった住居へのナビゲーション機能と、彼女へのエマージェンシーコールがセットしてある。助けてもらうといい。それと引き換えに……言えた義理じゃないが、今後も彼女の元へと索敵を届けてくれると助かる。
索敵については彼女に限らない。君が索敵を届けるという事は、君の存在を知らしめるということだ。君がブリーズのファティマとして索敵する限り、それを頼りに命を繋いでいる連中は君を記号で呼ぶ事はない。
三つ目に、ドラゴネットの職員から通信が届いていると思う。無理に逆らう必要はないが、やりたくないことには従うな。勿論奴等は君が反抗的な態度を取った瞬間、何らかの強硬措置に打って出る筈だ。速やかに頼れる相手に事情を伝えて保護を求めろ。(万が一俺が生きてたら俺が一番適任だが……)
とにかく、あまり連中の話は聞くな。何か固有の機器を通じて連絡してくるなら、取替えてしまった方がいいな。恐らくWHだろうが、その時は別紙にあるメル・ミリアを訪ねてみてくれ。店主にジル・スチュアートの名前を出せば決して無碍には扱わないはずだ。ただ、遠いからまずは連絡を取ってみるといい。
総括して、一人で対処せず人を頼れということになる。誰しも一人で出来ることには限界がある。繰り返しになるが、だから俺は君を頼ったし、君は俺に希望を述べた。それを忘れるな。君が成し遂げた、「助けを求める」ということを忘れるな。
最後に、あー……これは教訓なんだが。頼る相手は、選べ。
頼ってきた君を売り渡そうという奴もいる。ここで名前を挙げた奴等は皆そのリスクは限り無くゼロに近い。安心していいと考えている。
時には、俺のように期待を裏切る役立たずもいるが……流石にその見分けは難しいだろう。運が悪かったと諦めて、次を探せ。
君が無事自由になることと、君の働きがジルの助けになってくれることを心より期待している。
息災で。
レッド・リーザリー
追伸
この手紙は内容を記憶したら破棄すること。覚えられなければ、肌身離さず持っていてくれ。
メッセージを送信しました
>>Eno.96: >>Eno.3: >>Eno.132: >>Eno.149: >>Eno.10
ニシュカ 「うわっ」 |
尻もちをついた相手を呆然と眺めている……が、表情の大部分はゴーグルに隠されていて、何も分からない。
手を差し伸べようとして――なにか考えが浮かんだのか、その手を引っ込めた。
ニシュカ 「アッハハ!面白えや!」 |
今のファティマにとっては絶望的な言葉だったかも知れない。未だ立てていない彼女に向かってぐいと顔を近づけ、言った。
ようやくゴーグルの下の表情が伺える。真剣な顔だった。
ニシュカ 「お前のことについて教えろ。洗いざらい話せ。――なんでもするって言ったよなァ?」 |
――ザザッ…… ザザザ……
ニシュカ 「放っておけない理由ができた。今、まさにこの瞬間にだ。だから――僕に話してくれないか。」 |
ジュネリア 「ではファティマさん、とお呼びします。改めてよろしくお願いします」 |
表情はあまり読み取れないが、男のまとう雰囲気は幾分やわらかいものになった。
いくつかの確認事項とやり取りの方法などを決めた後、仮面の男が付け加えるように口を開く。
ジュネリア 「大事なことを忘れていました。ファティマさん、これだけは約束してください。―――命令と思っていただいてもかまいません」 |
ジュネリア 「セーフティの設定を、必ず命を懸けるような戦闘はしないでください。必ずです」 |
いつもの廊下。
ボク、白土ルネはコロッセオでの評価―ランキング―の発表をここで見ることにしている。
大型のネオン管表示に雰囲気があるとか、ちょうど帰り支度を終えてハンガーに向かう通路の途中にあるとか、
自室だと結果についてフェアメッサーさんが茶々を入れてくるのが鬱陶しいとか理由は色々あるけど。
案外同じことを考えるグラディエイターたちが多くて、賑やかなのが大きい。
…少し、気になっている子もいるし。
年の頃はボクと同じくらい。ランキングもボクと同じくらい。
敵になったことも、一緒に戦ったこともある。
味方にいれば心強く、敵にいれば厄介な索敵機だ。
……と、これくらいは知っているけど、それ以外は何も知らない。
彼女は無口で、なんとなく話しかけづらい。
隣に並んでランキングを見ることもあったけど、会話が弾んだ記憶はない。
ただ、ボクが気になっているだけだ。
白土ルネ 「今日は、居ないのかな…」 |
彼女は何を思い、何を聞いているのか。
ボクにとって遠い異境であるここで、彼女はどうやって生きているのか。
今日こそちゃんと話せるかも。その姿を視線で探すのは、そんな期待があるからかもしれない。
ENo.432からのメッセージ>>
レッド 「…………この通信は傍受されている可能性が高い。 だから、事情については今は口にしないでくれ」 |
レッド 「だが、君はその自由になる方法について、既に一つの答えに達している。 君は顔も素性も知れぬ俺に『助けを求めた』。 それがどれだけ勇気を必要とする行動かについて、俺は議論の必要を感じない」 |
レッド 「いいか、自分の発言を忘れるな。その言葉は、形は変わるかもしれないがきっとまた必要になる。 君がその渇望を、抵抗を忘れずに、自由を得るための努力を惜しまないのであれば。俺の返事はたった一つだ。 『いいよ』」 |
レッド 「ジュネリアがこちらに顔を出すことになっている。 恐らく彼自身から持ち出すだろうが、一緒についてきてくれ」 |
―――第6週。
マーケットから配送されたパーツに紛れて、一本の封筒が紛れ込んでいた。
差出人 Led Leatherly
宛名は無い。明らかに通常とは異なる手段で届けられたそれは、仄かにだがバニラの香りを伴っていた。糊付けに香料が混ぜられているらしい。
中身は、便箋数枚と片手に収まるサイズの小さな端末。
索敵型WH『ブリーズ』のライダー、ファティマへ
君がこれを読んでいるということは、俺は連絡を取ることができない状態に陥っていることになる。十中八九、死んだことだろう。
君の希望を満たせなくて誠に申し訳ない。せめて、現時点での状況と今後の対策をまとめておこうと思う。
まず、俺が懇意にしている企業を通じてドラゴネット社に交渉を持ちかけてみた。君に施した処置内容とその解消方法を包み隠さず明かし、記録から君に関するものを取り除き、今後一切の接触を禁じる、という条件でだが……言を左右にするばかりで、応じる見込みは薄い。当然ではあるが。
となると、対処療法に重きをおくことになる。少し長くなるが、許して欲しい。
まず、マノ社やジュネリア=ハーヴェストの元から極力離れないこと。直接的か否かに関わらず、君の存在は彼等の役に立っている筈だ。君は自身の身を守る術に欠けるから、それを周囲に担ってもらえ。何か困難があればこまめに相談するといいだろう。
二つ目に、同様の関係を増やすこと。俺がジル・スチュアートに君を紹介したのは、勿論君の存在がジルにとって役立つからではあるが、同時にこの事態を想定していたからだ。君の窮状を知った今、彼女が君を見捨てることはないと思う。
いざという時は、同封の小型端末に先日来てもらった住居へのナビゲーション機能と、彼女へのエマージェンシーコールがセットしてある。助けてもらうといい。それと引き換えに……言えた義理じゃないが、今後も彼女の元へと索敵を届けてくれると助かる。
索敵については彼女に限らない。君が索敵を届けるという事は、君の存在を知らしめるということだ。君がブリーズのファティマとして索敵する限り、それを頼りに命を繋いでいる連中は君を記号で呼ぶ事はない。
三つ目に、ドラゴネットの職員から通信が届いていると思う。無理に逆らう必要はないが、やりたくないことには従うな。勿論奴等は君が反抗的な態度を取った瞬間、何らかの強硬措置に打って出る筈だ。速やかに頼れる相手に事情を伝えて保護を求めろ。(万が一俺が生きてたら俺が一番適任だが……)
とにかく、あまり連中の話は聞くな。何か固有の機器を通じて連絡してくるなら、取替えてしまった方がいいな。恐らくWHだろうが、その時は別紙にあるメル・ミリアを訪ねてみてくれ。店主にジル・スチュアートの名前を出せば決して無碍には扱わないはずだ。ただ、遠いからまずは連絡を取ってみるといい。
総括して、一人で対処せず人を頼れということになる。誰しも一人で出来ることには限界がある。繰り返しになるが、だから俺は君を頼ったし、君は俺に希望を述べた。それを忘れるな。君が成し遂げた、「助けを求める」ということを忘れるな。
最後に、あー……これは教訓なんだが。頼る相手は、選べ。
頼ってきた君を売り渡そうという奴もいる。ここで名前を挙げた奴等は皆そのリスクは限り無くゼロに近い。安心していいと考えている。
時には、俺のように期待を裏切る役立たずもいるが……流石にその見分けは難しいだろう。運が悪かったと諦めて、次を探せ。
君が無事自由になることと、君の働きがジルの助けになってくれることを心より期待している。
息災で。
レッド・リーザリー
追伸
この手紙は内容を記憶したら破棄すること。覚えられなければ、肌身離さず持っていてくれ。
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>>Eno.96: >>Eno.3: >>Eno.132: >>Eno.149: >>Eno.10
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1300
追加収入 95
攻撃戦果補正2.53%
支援戦果補正5.83%
防衛戦果補正6.33%
休暇復帰補正6%
敵警戒値補正0.9%
合計現金収入1721
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額500
整備請求額 0
ユニオン費 -80
手当金 100
賞金 885
◆制御値が1成長しました
◆経験値が35増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 95
攻撃戦果補正2.53%
支援戦果補正5.83%
防衛戦果補正6.33%
休暇復帰補正6%
敵警戒値補正0.9%
合計現金収入1721
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額500
整備請求額 0
ユニオン費 -80
手当金 100
賞金 885
◆制御値が1成長しました
◆経験値が35増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
ファティマはテスラコイル25を入手した!
ファティマは照準装置25を入手した!
ファティマは神秘合金25を入手した!
明日の戦場
第6ブロック
抵抗存在排除[フラッグ]
通路を塞いでいる残像を排除してくれ。邪魔なものは消えてもらう。敵のエースを見つけた。優先的に破壊してくれ
来週の霧濃度:91%
来週の電磁波:93%
来週の警戒値:330%
泥縄火擦 |
HyD汎用接続子『北斗Ⅲ型』 |
ニシュカ・パーシスタンス |
テオとニコル |
ファティマ |
ジュネリア=ハーヴェスト |
ケイト・アニュレ |
ファロ・マクルス |
ワジオン・ブラン |
オペレーター&シルバー |
グロリア=グラスロード |
なおすロボ |
クラリ |
『鉄喰み』 |
鋼の幽鬼 |
アンフィニ&許多 |
オルト・イスケー |
さんかく |
ウィルマ・ウォーカー |
ギベオン |
--- | --- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
格闘DR『スレイベル』[電子] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
格闘DR『スレイベル』[電子] |
格闘DR『スレイベル』[電子] |
『トーチカ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
格闘DR『スレイベル』[電子] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
格闘DR『スレイベル』[電子] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
格闘DR『スレイベル』[電子] |
『トーチカ』[物理] |
キャラデータ
名前
ファティマ
愛称
ファティマ
機体名
索敵型WH『ブリーズ』
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プロフィール
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◎ファティマ[Fatima] 遺跡調査団の一員として派遣され、ドラゴネット社(後述)から逃げ出した少女。13歳、144cm。 現在はマノ・ボトリング社残像領域支部(Eno96ユニオン)に匿ってもらっている。 名字は元から無い。彼女という存在に対し名字は意味を為さない。 《New!》ドラゴネット社の手により洗脳・認識改竄を施された上で、VLDシリーズ[Valet Like Doll Series]というヒューマノイドと同様に扱える商品として売り出されていた。 今は洗脳が薄れてきているが、その支配下にあった時は、言われるがままに命令に従い動く、生きながら機械や人形のように振る舞うことを要求されてきた。 静かに、ぽつりぽつりと喋る。大人しく、口数は少ないが、何か言われれば返答はする。緊張したときや怯えたとき、顔面に汗をかきやすい。 よく自分を風に例える。人間は肌で風を感じることはできるが、人間が風を掴むことはできない。自分の存在をアピールしつつ、誰も邪魔せず、誰にも邪魔されない。そんな生き方を良しとしており、調査団の中で索敵役を担ったのはこれに則っている。 任務に関わる命令を聞く直前はいつもイヤホンを装着している。 イヤホンを装着しているときの彼女はどこか心ここにあらずといった様子で、とろんとした眠たげな表情を周囲に晒している。 コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージにより、「VLDシリーズという烙印ならびにドラゴネット社から自由になりたい」と願いを強く抱き直した。 ◎ブリーズ[Breeze] ファティマの索敵型ウォーハイドラ。没入感を高めるため、競輪の選手のような前傾姿勢で搭乗、操縦することを求められる。 また搭乗時にイヤホンマイクを接続すると、テンポが変わらない四つ打ちの音楽が流れ続ける。これはファティマが一定間隔で索敵を行いたいことと、操縦のペースが外的要因によって乱されることを嫌う理由から来ている。 通信を行う際に相手側に表示されるアイコンは、消えゆく波紋のマーク。 ◎ドラゴネット社[Dragonet] ファティマのことをVLDシリーズとして売り出し、「VLD-850」と呼んでいる企業。まだファティマとの契約を切っていない。竜の親子のマーク。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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機体データ |
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16 | ウィルスB | DISORDER [20/装甲/装甲] 培養[8] 特殊B[359] AP[200] 旋回速度[565] 防御属性[霊障] 防御値[92] 貯水量[89] 噴霧量[8] 武器属性[ウィルス付与] 消費EN[552] 金額[420] 重量[500] [培養装置] *作者* |
▼詳細 |
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13 | レーダーB | レーダーB設計書 [20/機動/---] 特殊B[80] [設計書] |
▼詳細 |
21 | 素材 | 対魔呪符22 [22/耐霊/---] [素材] |
▼詳細 |
5 | FCSA | FCSユニット「クイックムーブ」 [20/機動/---] | ▼詳細 |
3 | 飛行ユニットB | FLY001-Withdrawal [20/耐霊/耐霊] | ▼詳細 |
9 | レーダーC | 歪む線B [20/重量軽減/索敵] | ▼詳細 |
19 | --- | --- | --- |
1 | 素材 | テスラコイル25 [25/霊障/---] 特殊B[180] [素材] |
▼詳細 |
2 | 素材 | 照準装置25 [25/精度/---] 特殊B[180] [素材] |
▼詳細 |
4 | 素材 | 神秘合金25 [25/高圧軽量/---] 特殊B[180] [素材] |
▼詳細 |
6 | エンジンA | スイフトエンジン [20/機動/機動] | ▼詳細 |
7 | 軽逆関節A | 折り畳み式逆関節『ティルバード』 [21/機動/機動] 機動[608] 跳躍[228] AP[365] 旋回速度[912] 防御属性[粒子] 防御値[187] 貯水量[91] 積載量[2100] 消費EN[112] 金額[427] 重量[800] [逆関節] *作者* |
▼詳細 |
8 | 操縦棺B | 簡易操縦棺B [20/重量軽減/---]《装備:1》 | ▼詳細 |
10 | 飛行ユニットB | FLY002-Ego [22/AP回復/機動] | ▼詳細 |
11 | 軽車輪A | ねこあしさしあし [23/耐霊/AP回復]《装備:2》 | ▼詳細 |
12 | エンジンC | C-GENE [23/出力/出力]《装備:4》 | ▼詳細 |
14 | レーダーA | ヴォイドクローラー [23/索敵/索敵]《装備:8》 | ▼詳細 |
15 | エンジンB | 軽量型エンジンB『クヴェレ』 [21/重量軽減/重量軽減]《装備:3》 | ▼詳細 |
17 | レーダーA | ヴォイドクローラー [23/索敵/索敵]《装備:9》 | ▼詳細 |
18 | 軽逆関節A | LCW001-DoubleGain [23/AP回復/AP回復] 機動[664] 跳躍[247] AP[394] 旋回速度[987] 防御属性[粒子] 防御値[202] 貯水量[98] 積載量[2100] 消費EN[121] 金額[983] 重量[800] [逆関節] *作者* |
▼詳細 |
20 | --- | --- | --- |
22 | レーダーB | RAD002-Longevity [24/耐霊/重量軽減]《装備:11》 | ▼詳細 |
23 | レーダーB | 探知綿毛B2 [22/AP回復/AP回復] | ▼詳細 |
24 | レーダーB | 探知綿毛B2 [22/AP回復/AP回復]《装備:7》 | ▼詳細 |
25 | 重ブースターA | 粗製の重ブースター [21/機動/機動]《装備:5》 | ▼詳細 |
26 | --- | --- | --- |
27 | レーダーA | 四辺の交わるD [22/重量軽減/重量軽減]《装備:10》 | ▼詳細 |
28 | 照準障害誘発A | 『ゼノハイラθ』 [21/重量軽減/重量軽減]《装備:6》 | ▼詳細 |
29 | 索敵障害誘発A | 合気術 [20/誘発/耐霊] | ▼詳細 |
30 | 軽ブースターB | WhiteJet[Ver.01] [20/機動/機動] | ▼詳細 |