ENo.0005　パアム・ライザ

―――――廻る。

無数とも錯覚するほどのバイオ兵器が迫る。それに視線をやると、機体がそれと連動してロックをして、狙いを定め、射撃する。

廻る。
センサーがバイオ兵器の気配を寄越す、視線をやる、ロックする、射撃体制を取る、引き金を引く、ヒット。
廻る。
センサーがバイオ兵器の気配を寄越す、視線をやる、ロックする、射撃体制を取る、引き金を引く、ヒット。

一群を殲滅する。

――――廻る
センサーが新たな一群を探知する、尾部が先端からブースターを吹かし機体を急速に旋回、視線をやる、ロックする、

――――遅い
視線を別の個体へやる、繰り返す、繰り返す、繰り返す、射撃体制を取る、引き金を引く、引く、引く、――マルチヒット。

センサーが新たな一群を探知する、尾部が先端からブースターを吹かし機体を急速に旋回、視線をやる、ロックする、
視線を別の個体へやる、繰り返す、繰り返す、繰り返す、射撃体制を取る、引き金を引く、引く、引く、――弾切れ、リロード。


無数のバイオ兵器を殲滅する。母体が新たなバイオ兵器を生み出す――――キリがない。

周りの機体が次々と傷つき、撃墜されていく。母体は一つの筈なのだが、その母体の耐久力が尋常ではない。

旋回する。狙いを付ける。殲滅する。母体へ火力が届く。

やがて、静かになる。


まだ死んでいない。私も、彼女……ネコも。

不意に、通信が混線する。

やがて、目の前にドゥルガーのコントロールユニットと、デバステイター・センチネルが現れる。

「あー……見たことありませんねえ、あんなの」

正直帰りたい。帰れないからこちらへ来ているのだが。次元潜行で逃げることも、今の装備では叶わない。
ハッキング用の装備を用意する。得意ではないが、一助となれるならやらないよりはずっとマシだ。

「……やりますか」

やらなければならない。生きて帰るために。そして――――

「沖波先生の新作を読むために！！！」

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それは大きな倉庫。―――ただし外部から何か引きちぎられたような跡がそこかしこに見て取れます。

外からひとまずの補修がされており、ハイドラの整備施設などが備え付けられているようです。

また、倉庫の脇には、油臭いパイプベッドが備え付けられたバラックが存在しており、時折、珈琲の香りが漂ってきます。
「……もうちょっと居住性高めましょうか。」



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・射撃特価ユニオンです。

・一応参加自由ですです。