第12週目 ファティマの一週間
◆日記
※今回の日記はEno432 ロイドさんの日記の途中から続いております
わたしはレッドさんの指示のもと、ジュネリアさん、ジルさんと一緒に寂れた工場に向かった。簡単なブリーフィングを済ませた後、あらかじめ用意されていた、いつもと違う操縦棺に乗り込んだ。ブリーズの操縦棺は、搭乗時に自転車に乗るような前傾姿勢になるものを使っているので、一般的なシートタイプのものは逆に馴れなかった。
背中と頭を背もたれに預けて、緊張している心を落ち着かせて、頭の中を整理する。
これからわたしが行うのは、ドラゴネット社へのハッキング。レッドさんの襲撃と、ジルさんのVLDの子たちの救出のための、下準備。
ハッキング、という単語は最近知った言葉だけど、セクション攻略戦で何度も行っているし、それのやり方を少し変えて、遺跡外の建物に向けて実践することは、難しくなかった。今回の襲撃のための下準備、の準備も、そう時間はかからなかったし、実際、調査団としてウォーハイドラに乗って索敵を続けた結果、機械いじりに強くなった……ような気がする。
具体的なハッキング方法も固まったところで、いざ取りかかろう、とコンソールに手を伸ばしたとき、思考の片隅で何かがうごめいた。さっきまでここにいた白髪の、レッドさん。あの人の髪色は灰色になってしまって、白髪の、それも短くなった髪型は、カツラという道具でごまかしている、ということはわかっているんだけど、変装したレッドさんを思い出すと、胸がドキドキする。わたしの髪とおんなじ色で、親近感を覚えちゃったから。
急激に吹き出した汗を拭って、改めて、コンソールに触れる。
ハッキングの基本は、誰かのアカウントを乗っ取ること。レッドさんが用意してくれた、適当なIDとパスワードのリストを読み込ませて、総当たりでログインを試みる。2分経過したけど、ようやくある社員のアカウントを通じて不正にアクセスできた。
そこから社内ネットワークの管理システムを目指して、深く、深く潜っていく。ログイン画面が現れる。先程入力したものと、同じものを入力すれば入れてしまった。レッドさんからの指示を、頭の中で復唱する。『5分前の映像を回してもらう』。カメラの管理画面に移行して、5分前の時刻を入力。その時間の映像を社内ネットワークに配信するよう設定する。他のカメラ全てにも単純で簡単な改ざんを施して、全ての監視カメラから送られる映像が、5分前のものになった。
あとは正門から見える位置にある、可動式のカメラが向いている方向を操作。正門を越えてやってきた人の足が映らないように、可能な限り地面を写すように動かした。
ふう、と口から息を吐き出す。もう、やれることは、これだけかな。傍受を防ぐために切っていた無線通信のスイッチを入れて、ジュネリアさんに報告する。
「ジュネリアさん、終わり、ました」
あとはここでジュネリアを待って、一緒に逃げるだけ。
わたしはレッドさんの指示のもと、ジュネリアさん、ジルさんと一緒に寂れた工場に向かった。簡単なブリーフィングを済ませた後、あらかじめ用意されていた、いつもと違う操縦棺に乗り込んだ。ブリーズの操縦棺は、搭乗時に自転車に乗るような前傾姿勢になるものを使っているので、一般的なシートタイプのものは逆に馴れなかった。
背中と頭を背もたれに預けて、緊張している心を落ち着かせて、頭の中を整理する。
これからわたしが行うのは、ドラゴネット社へのハッキング。レッドさんの襲撃と、ジルさんのVLDの子たちの救出のための、下準備。
ハッキング、という単語は最近知った言葉だけど、セクション攻略戦で何度も行っているし、それのやり方を少し変えて、遺跡外の建物に向けて実践することは、難しくなかった。今回の襲撃のための下準備、の準備も、そう時間はかからなかったし、実際、調査団としてウォーハイドラに乗って索敵を続けた結果、機械いじりに強くなった……ような気がする。
具体的なハッキング方法も固まったところで、いざ取りかかろう、とコンソールに手を伸ばしたとき、思考の片隅で何かがうごめいた。さっきまでここにいた白髪の、レッドさん。あの人の髪色は灰色になってしまって、白髪の、それも短くなった髪型は、カツラという道具でごまかしている、ということはわかっているんだけど、変装したレッドさんを思い出すと、胸がドキドキする。わたしの髪とおんなじ色で、親近感を覚えちゃったから。
急激に吹き出した汗を拭って、改めて、コンソールに触れる。
ハッキングの基本は、誰かのアカウントを乗っ取ること。レッドさんが用意してくれた、適当なIDとパスワードのリストを読み込ませて、総当たりでログインを試みる。2分経過したけど、ようやくある社員のアカウントを通じて不正にアクセスできた。
そこから社内ネットワークの管理システムを目指して、深く、深く潜っていく。ログイン画面が現れる。先程入力したものと、同じものを入力すれば入れてしまった。レッドさんからの指示を、頭の中で復唱する。『5分前の映像を回してもらう』。カメラの管理画面に移行して、5分前の時刻を入力。その時間の映像を社内ネットワークに配信するよう設定する。他のカメラ全てにも単純で簡単な改ざんを施して、全ての監視カメラから送られる映像が、5分前のものになった。
あとは正門から見える位置にある、可動式のカメラが向いている方向を操作。正門を越えてやってきた人の足が映らないように、可能な限り地面を写すように動かした。
ふう、と口から息を吐き出す。もう、やれることは、これだけかな。傍受を防ぐために切っていた無線通信のスイッチを入れて、ジュネリアさんに報告する。
「ジュネリアさん、終わり、ました」
あとはここでジュネリアを待って、一緒に逃げるだけ。
NEWS
本日のニュースです北の遺跡にてセクション・4を攻略したとの知らせが入りました
同時に、北の遺跡が隆起をはじめ、巨人となって立ち上がりました
何が起こっているのか、我々にはまだわかりません
北の遺跡こと、巨人遺跡は、ゆっくりと南に向かって歩き出したというのです
「我々は思い違いをしていました。ドゥルガー素体は遺跡の中にあった、それが前情報でした」
「しかし、実際は、遺跡そのものがドゥルガーの身体だったのです――」
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「ゴホゴホッ……おう、大丈夫か!? ……ヒヒッ」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「どうやら、フェフフェトの情報によると、遺跡の全てが活性化しているようだな」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「遺跡はドゥルガーとして覚醒し、肉体を構成しながら南下しているわけだな」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「フェフフェトはいまだ、セクション・6にいる……ゴホッ……」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「……セクション・6……ドゥルガー素体の正体、それを掴んだというのだ。通信をつなぐぞ」 |
『フェフフェト』からのメッセージ 「(ザザーッ)……初めまして。オレはフェフフェト。いま、セクション・6にいる」 |
『フェフフェト』からのメッセージ 「ドゥルガー素体は、少女の姿をしている。それは、人造神であるアンビエント・コントロール・ユニットだ」 |
『フェフフェト』からのメッセージ 「そこに、18のユニットブロックを接続している。その巨大な『ロボット』こそが、外骨格こそが……ドゥルガーの正体だ」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「おっと、北の遺跡が変形したようだな」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「これも予定調和。北のドゥルガーの目的は、タワーの攻略。それも分かっている」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「ドゥルガーは世界を滅ぼすために捻じ曲げられている。救済に縋りつく人類を、今度こそ抹殺するために」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「君たちには期待している。きっと北のドゥルガーを内部から破壊せしめるだろう」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「だから、遺跡攻略にこだわっていた。あれほどの大部隊、遺跡が変形してからでは送り込むのは不可能だからな」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「シルウェストリスへの協力に感謝する」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「北の遺跡内部はどうだ、不都合はないか? 物資はサルガッソーに蓄積されているので十分だろう」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「北の巨人内部に、『グレムリン』はいるはずだ。『グレムリン』の目的は不明」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「ただ、『グレムリン』は何かを知っているはずだ。そして、暴走したのも理由があるはず」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「暴走した『少女D』は、最後に「猫の国」、とだけ言ったそうだ」 |
少年Eからの通信 「猫ねぇ」 |
少年Fからの通信 「猫の国……」 |
少年Fからの通信 「ところで、何か困っていることはない? なんでも言ってね」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「もはや一刻の猶予もない。ドゥルガーを破壊する」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージ 「北の巨人が目覚めたようですわね」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージ 「今回は、皆さん、うまくやってくれると思いますわ。いつまでも、悲劇を迎え入れるわけではないですもの」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージ 「全ては、繰り返す輪廻……」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージ 「輪廻を抜け出すには、どうすればいいか、ご存知でしょう?」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「えっ……変形?」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「どういうことなの……遺跡は、ドゥルガー素体を守る殻だって……まさか……えっ?」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「貴様ら、何かしたのか……? わからない……えっ……変形?」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「どうして……こんなこと、一つも教えられてない……」 |
◆訓練
制御の訓練をしました制御が64上昇した
ファティマは薄装エンジンC『カノープス』を1071cで購入した!!
ファティマはアリアンロッドⅡを1071cで購入した!!
マテリアルベルト発動機と契約成功!!
ファティマは試製跳躍照準障害誘発A-0を0cで購入した!!
マテリアルベルト発動機と契約成功!!
ファティマは試製AP回復FCSA-0を0cで購入した!!
ファティマはHollowWind[00]を482cで購入した!!
マテリアルベルト発動機と契約成功!!
ファティマはアステロイドダイバーを0cで購入した!!
ファティマはRAD003-Mysteryを482cで購入した!!
ファティマはRAD003-Mysteryを482cで購入した!!
ファティマはHollowWind[00]を482cで購入した!!
マテリアルベルト発動機と契約成功!!
ファティマは苔むした大岩を0cで購入した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
◆作製
資金を10を投入した!!
作成時補助発動! 超重!! パーツ重量が 120 増加!!
旋回強化!
作成時補助発動! 超重!! パーツ重量が 120 増加!!
旋回強化!
強力回転機構30とZ.A-C/1969_Y1を素材にしてRAD004-Chivalryを作製した!!
◆戦闘システム決定
ステルス に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1にゼノハイラΔを装備した
脚部2にアリアンロッドⅡを装備した
スロット3に薄装エンジンB『クヴェレⅡ』を装備した
スロット4に薄装エンジンC『カノープス』を装備した
スロット5にHollowWind[00]を装備した
スロット6にHollowWind[00]を装備した
スロット7にGhostStarを装備した
スロット8にGhostStarを装備した
スロット9にRAD003-Mysteryを装備した
スロット10にRAD003-Mysteryを装備した
スロット11にRAD003-Mysteryを装備した
◆僚機設定
ジュネリア=ハーヴェストとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションB
ユニオン活動
マノ・ボトリング残像領域支部の活動記録
「電子精霊……マルコフ先輩のようなものでしょうか?本社でもそう言った研究がなされていたような。アーカイブでも見てみようかなぁ……」
「僕は結構複数体連携とかクラウド的な方に特化してるので、思考は割と単純構成だったりするんですけどね」と伸びをした。画面上で。
「とりあえず、えびっこさん……から?らしき献金については、今のとこ調査中です。飼い主さん困ってないかな……」
ユニオン設備……なし!!
ユニオン連帯
……なし!!
ユニオン金庫……1200c
利子配当…………120c
制御の訓練をしました
制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
100c支払い、素材を1個手に入れた
篠崎の取り立てロボ支払いカスタム 「[献金しました] [献金しました] [献金しました] [献金しました] 」 |
篠崎の取り立てロボ支払いカスタム 「領収証 ハ ケッコウ」 |
アンフィニ 「……タジマさん、ありがとうございます。変な事を聞いてしまってごめんなさい…。お家の事情は、人それぞれなのですね…。上手く言えませんが…マノ社がタジマさんにとって大事な拠点になっているのであればそれは私達にとって嬉しいことですし、ご家族の方にも認めていただけている、ということは理解できました。」 |
アンフィニ 「ご家族の方公認ともなると、ご心配をかけさせるようなことがあってはいけませんね…。タジマさん、支援体制に足りないところがあればいつでも遠慮なくおっしゃってくださいね。信頼していただいているからには、全力でお応えしなければ」 |
アンフィニ 「…おはようございます。マックルランさんと社員の皆さんに伝達があります。社員寮の空室が準備できましたので、マックルランさんには帰国の目処が立つまでそちらで生活していただきます。」 |
アンフィニ 「社員寮警備当直特別シフトも新たに組まれました。ほとんどがパナーニャさんとオオツカさんの担当ですが…担当者がやむをえない事情でお休みされる場合の予備当番も念のため組み込んであります。社員の方は必ず確認をお願いいたします」 |
許多 「お…アルノさん、今日も居るのか。よろしく。……えっ握手もできるのか………(衝撃) どうなってんだこれ…。組成は電子だぞ…。 なのに感触がある、静電気が強い場に指突っ込んだときみたいだ…こう…『モッワ……』って感じの…いや…なんか点灯した瞬間の電球の振動みたいな『ポ』って感じもするし…どう言ったらいいんだ」 |
アンフィニ 「『モ゜ッ』という感じでしょうか?」 |
許多 「あぁー…それっぽいな……でもそれどうやって発音するんだ? モ…? …俺にはムリだ。」 |
これ以上、飴を持って追いかけられてはたまらない、と思ってしまったからだ。
ファティマ 「ストラフさん、どのタイミングでも、来てもいいですよ。 もし部屋の扉ノックしても出なかったら、お隣にいるかもしれません。 隣の建物に、ジュネリアさんが住んでて、そこで作戦会議とかしてる、かも」 |
ファティマ 「あと…… これは皆さんへのお願いなんですが、もうすぐ、大変なことが起きる、かも。 なので、もしわたしに何かあったら、それこそ守ってもらえると、嬉しい……です……」 |
『えびっこの無断送金……いつものことだなぁ。』
と、ぼんやり思っている青年であった。えびっこの無断献金やらは日常茶飯事なのである!
ハルカ 「そう言えば世界の情報も目まぐるしく動いてるよね。 この世界が水に沈むって本当なのかな……俺のハイドラは水平気だけど……」 |
>スーさん
ハルカ 「はいはいわかったから落ち着いて。 少なくとも俺は嫌じゃないから好きにもふもふすればいいよ。 これで良いんでしょ、お望みだろ、好きにしなよもう。もふもふ権あげる。」 |
……とはいえ、小動物。ニンゲンサイズに比べれば断然小さな体積比。長湯が危険なのは本能的に理解しているのか、一足先に出て来ると、おいしかったアイスをおかわりしていた。おいしい。
それはそれとして、[献金しました]
指摘された通り、なんと無断である。だが、毎日こうして巡回に来ている点から――飼い主に外出禁止等の処置を取られていないあたり、別に構わないのかもしれない。
或いは、どことも知れぬ誰かが、えびっこの面倒を見てくれていることへの、迷惑料めいた思惑も、多少はあるのかもしれない……
……なんにせよ、傍目からみるに、飼い主に対する扱いが雑なえびっこである。
エマニュエル 「ヘーイ、なんでしれっと温泉湧いてんだよ。ファティマが言ってた『あったかい』ってのはそういう意味じゃあないと思うんだがなあ」 |
エマニュエル 「ま、良い湯だったがな。」 |
エマニュエル 「ちょっと!なに私を差し置いて勝手に入ってるのよ!私も入るわ!案内なさい!」 |
エマニュエル 「……だってよ。任せたぜフィガロ」 |
エマニュエル 「それはさておき、Mr.ロド、Ms.アンフィニ、ご配慮感謝いたしますわ。ご厚意に甘えて暫くお世話になる分、雑用なりなんなりお申し付けくださいな」 |
エマニュエル 「……さて、俺は整備に戻るか」 |
ストラフ 「マノ社の中あったかいナリィwwwww」 |
ストラフ 「すまん何でもない。いや、すまん変な目で見ないでくれ頼むからな。 それはそうと、帰るまでにどれだけ掛かるかねぇ。大丈夫か?心労が先か染まるのが先かある意味心配だな?????」 |
猫ノ亡霊 「にゃーん」 |
【なにか いる。 ホログラムっぽい ねこだ。】
メッセージ
ENo.7からのメッセージ>>
ザッ……
残像が消えた。赤毛の、――少女が、残る。
ENo.92からのメッセージ>>
言葉を濁し、少し考え込む。
ENo.160からのメッセージ>>
ENo.268からのメッセージ>>
沈黙が破られれば、あとは彼女にしては比較的流れるように言葉が出てきた。
であれば、遮らず一通り聞いてから。
それは一面的な理解であり、零れ落ちたニュアンスについては置いておく。
白土ルネはそう解釈したということだ。
一呼吸の後。
傲慢な言い分だが、白土ルネはかつてそういった敵と戦ってきた。
自分を手放し、組織の嘯く救いのために襲いかかる恐るべき狂兵器たち…。
ファティマがそうではない、ことに安堵しエールを送るのは過去の経験からだ。
問いはこの残像領域で戦う迷いゆえだ。
だが、返ってきた応えの中に一つの道を見つけ、微笑む。
年相応の顔はすっかり緊張を解いていた。
しばらく後、白土ルネはコロッセオから遺跡へとその戦場を移すことになる。
新たなる戦いの中で、彼女は何故そこへ赴いたのか語る時はあるのだろうか?
いずれにせよそれは襲い来る敵をゼ八號とともに叩き潰した後になるだろう。
台無しであったという。
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>>Eno.96: >>Eno.34 >>Eno.84 >>Eno.318
ニシュカ 「アッハッハ、何だって?キミはそんなにレッド・リーザリーに会いたいのか?乙女心ってやつは複雑だね」 |
ニシュカ 「キミの会いたいレッド・リーザリーなんて、もうとっくにどこにもいないだろう。勘違いをしてはいけない」 |
ニシュカ 「人は死んだら戻ってこない。当たり前のことだ。」 |
ニシュカ 「それともその、“当たり前”の理解すら拒むかい?」 |
ニシュカ 「まだキミは勘違いをしている。僕のことしかり、レッド・リーザリーのことしかり……」 |
ニシュカ 「やめとけよ、って言ってるんだ。使者に焦がれて、ろくなことなどないんだから――」 |
ザッ……
「――黙ってれば、クソ野郎!!」 |
「いい加減にしろ!!」 |
ニシュカ 「ハ、……結構だ。大人のお遊びはこれくらいにしておこうね(ザザ――)」 |
残像が消えた。赤毛の、――少女が、残る。
「……」 |
「……おれが、言ってたわけじゃあねェよ、って言っても、……信じてもらえねェんだろうな」 |
「あれは全部あいつだよ。ニシュカ・パーシスタンス。ニシュカ・パーシスタンスって男の……強固に意思を持ちすぎた残像だよ」 |
「おれがそうしてしまったから……だから一緒にいるし、おれも、利用できるところでは、利用しているけどよ。大人の男のほうが都合がいい時なんて、いくらでもあるんだよ、ここにはよ」 |
「……。だからおれは残像の欠片を拾って、ツギハギを作って、自分で被るんだ。そうしないと、怖くて仕方がないからだ」 |
「レッド・リーザリーだって、その一欠片だ。あのクソが勝手にそこまで使い出すのは……想定してなかったけど」 |
ジュネリア 「ああ、なるほどそれもそうですね。家具と基本的な生活用品は私のほうで用意しましょう。買いに行く時間がもったいないでしょうし。ただ………」 |
言葉を濁し、少し考え込む。
ジュネリア 「………いや、ちょっとジルさんにお願いしましょう。そういう余裕があればいいですが……」 |
ジュネリア 「街やマノ社での生活に比べるとどうしても不便ですからね。生活するうえでの身の回りの家事も少しづつ覚えていけばいいですよ」 |
ストラフ 「ああ、バッチリ届いてたぞ。お陰でがっつりとカチコミ出来たってもんだな! 索敵が無かったら完全に置物になるからな、索敵機には頭が上がらないし、助かったよ。」 |
ストラフ 「冷静になれなかった、つっても変わらず索敵じゃあランカーだ。かなりこの稼業も板に付いてきた感じじゃないか? まぁうん、そうだ。誰にだって良いところも悪いところもあるんだ、真似するなら、してくれるんなら良いところだけ持ってくといい。ただ何が良いところかは何を目指すかでも変わるからな。それ以上の事は追及しないことにしよう。」 |
ストラフ 「しんみりは私じゃお呼びでないだろうが、その分だけ前向かなきゃならんって時には出しゃばってやる。バカ笑いは十八番だろうしな! ねぇちゃんか!そっちが迷惑じゃないんなら、私はこんな可愛い妹は大歓迎だぞ!! リアルな妹も居るが、アレは双子だから妹って感じしないしな。」 |
沈黙が破られれば、あとは彼女にしては比較的流れるように言葉が出てきた。
であれば、遮らず一通り聞いてから。
白土ルネ 「命じられたまま戦い、しかしその中で役割を見つけたと。 風のように。そうありたいから、そうあるための一環としてハイドラを操る。 そして…その生き方はまた、その誰かを助けるために戦うことと同じであると。」 |
白土ルネはそう解釈したということだ。
一呼吸の後。
白土ルネ 「素晴らしいと思います!!!!!!!!!!! ファティマさん、あなたの戦う理由、とても得心が行きました。 無償の奉仕でなく、ただ悪意のためでもなく。自らの信念の元に戦う。」 |
白土ルネ 「もし、キミがわけもわからず命じられるまま戦うのであったなら。 ボクはいつか暴れるキミと対峙することになっていたかもしれない。 戦士が他人に判断を委ねるということは、兵器に成り下がるということです。」 |
自分を手放し、組織の嘯く救いのために襲いかかる恐るべき狂兵器たち…。
ファティマがそうではない、ことに安堵しエールを送るのは過去の経験からだ。
白土ルネ 「ファティマさん、ひとたび敵となればボクには叩き潰すことしか出来ません。 であるならば、その敵を定めること、そして振るうべき時を見定めること。 改めて考えようと思います。…キミが風を見つけたようには、いかないかもしれませんが。」 |
だが、返ってきた応えの中に一つの道を見つけ、微笑む。
年相応の顔はすっかり緊張を解いていた。
しばらく後、白土ルネはコロッセオから遺跡へとその戦場を移すことになる。
新たなる戦いの中で、彼女は何故そこへ赴いたのか語る時はあるのだろうか?
いずれにせよそれは襲い来る敵をゼ八號とともに叩き潰した後になるだろう。
白土ルネ 「ところでその索敵をって誰から言われたんですか! 聞いていいですか!聞きたいんですけど!」 |
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>>Eno.96: >>Eno.34 >>Eno.84 >>Eno.318
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1600
追加収入 120
攻撃戦果補正6.76%
支援戦果補正10%(MAX)
防衛戦果補正13.82%
撃墜数補正 0.2%
販売数補正 0.9%
サブクエスト15.93%
敵警戒値補正1.014%
追い上げ補正3.1%
合計現金収入2806
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額510
整備請求額 0
ユニオン費 -80
手当金 100
パーツ販売数 9個
今回の購入者-->>21 >>21 >>22 >>46 >>46 >>81 >>219 >>268 >>440
◆反応値が10成長しました
◆制御値が10成長しました
◆整備値が2成長しました
◆適性値が2成長しました
◆経験値が65増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 120
攻撃戦果補正6.76%
支援戦果補正10%(MAX)
防衛戦果補正13.82%
撃墜数補正 0.2%
販売数補正 0.9%
サブクエスト15.93%
敵警戒値補正1.014%
追い上げ補正3.1%
合計現金収入2806
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額510
整備請求額 0
ユニオン費 -80
手当金 100
パーツ販売数 9個
今回の購入者-->>21 >>21 >>22 >>46 >>46 >>81 >>219 >>268 >>440
◆反応値が10成長しました
◆制御値が10成長しました
◆整備値が2成長しました
◆適性値が2成長しました
◆経験値が65増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
ファティマは巨大培養卵31を入手した!
ファティマはテスラコイル31を入手した!
ファティマはフィルター31を入手した!
マテリアルベルト発動機は制裁を受け、貢献の3割を失った……(13 → 10
◆900cの返還金を受けました
明日の戦場
第9ブロック
通路探索[侵入]
通路を進んでくれ。補給路を確保し、敵を撃破し、安全を確保する。通路はいくつも分岐している。索敵を重視してくれ
来週の霧濃度:112%
来週の電磁波:104%
来週の警戒値:521%
ファティマ |
ジュネリア=ハーヴェスト |
Er=Jr=Schaaf |
Engelchen Eckhart |
アメリ・アメッタ |
ベルフィーユ・マックロイ |
ジストメア・スヴェニア |
カーボ・トラグファイ |
楊枝 シンクロウ |
十拳剣 |
f/f/f |
くもさん |
軍帽子の少女 |
MisS |
ロストマン |
眠れぬ遊園地の人形達 |
ヘンリー・ストゥー |
Strav Quasar |
ギムレット |
へびです |
--- | --- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
『電波塔』[霊障] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
『電波塔』[霊障] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『電波塔』[霊障] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『電波塔』[霊障] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
重装甲DR『ルーク』[物理] |
『電波塔』[霊障] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
『電波塔』[霊障] |
重装甲DR『ルーク』[物理] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
重装甲DR『ルーク』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
『電波塔』[霊障] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
『電波塔』[霊障] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
重装甲DR『ルーク』[物理] |
『電波塔』[霊障] |
重装甲DR『ルーク』[物理] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
重装甲DR『ルーク』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
『電波塔』[霊障] |
キャラデータ
名前
ファティマ
愛称
ファティマ
機体名
索敵型WH『ブリーズ』
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プロフィール
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◎ファティマ[Fatima] 全身図:https://www.dropbox.com/s/5q8jlnw7e5shrlb/ 遺跡調査団の一員として派遣され、ドラゴネット社(後述)から逃げ出した少女。13歳、144cm。 現在はマノ・ボトリング社残像領域支部(Eno96ユニオン)に匿ってもらっている。 名字は元から無い。彼女という存在に対し名字は意味を為さない。 ドラゴネット社の手により洗脳・認識改竄を施された上で、VLDシリーズ[Valet Like Doll Series]というヒューマノイドと同様に扱える商品として売り出されていた。 今は洗脳が薄れているが、その支配下にあった時は、言われるがままに命令に従い動く、生きながら機械や人形のように振る舞うことを要求されてきた。 静かに、ぽつりぽつりと喋る。大人しく、口数は少ないが、何か言われれば返答はする。緊張したときや怯えたとき、顔面に汗をかきやすい。 よく自分を風に例える。人間は肌で風を感じることはできるが、人間が風を掴むことはできない。自分の存在をアピールしつつ、誰も邪魔せず、誰にも邪魔されない。そんな生き方を良しとしており、調査団の中で索敵役を担ったのはこれに則っている。 《New!》任務に関わる命令を聞く直前はいつもイヤホンを装着していたが、携帯端末を新調したと同時にその傾向は見られなくなった。 コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージにより、「VLDシリーズという烙印ならびにドラゴネット社から自由になりたい」と願いを強く抱き直した。 その過程で出会ったレッド・リーザリー(Eno10・故人)に依存してしまい、彼から届いた手紙を封筒ごと肌身離さず持っている。 ◎ブリーズ[Breeze] ファティマの索敵型ウォーハイドラ。没入感を高めるため、競輪の選手のような前傾姿勢で搭乗、操縦することを求められる。 また搭乗時にイヤホンマイクを接続すると、テンポが変わらない四つ打ちの音楽が流れ続ける。これはファティマが一定間隔で索敵を行いたいことと、操縦のペースが外的要因によって乱されることを嫌う理由から来ている。 通信を行う際に相手側に表示されるアイコンは、消えゆく波紋のマーク。 《New!》◎ドラゴネット社[Dragonet] ファティマのことをVLDシリーズとして売り出し、「VLD-850」と呼んでいた企業。"Red Lethality"(Eno113)によって共産主義的武力革命闘争行為を受け跡形もなく破壊される。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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機体データ |
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1 | エンジンC | 薄装エンジンC『カノープス』 [29/薄装甲/薄装甲]《装備:4》 | ▼詳細 |
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2 | ウィルスB | VIR002-Vanilla [26/薄装甲/薄装甲] 培養[9] 特殊B[431] AP[-104] 旋回速度[591] 防御属性[霊障] 防御値[101] 貯水量[98] 噴霧量[9] 武器属性[ウィルス付与] 消費EN[606] 金額[461] 重量[344] [培養装置] *作者* |
▼詳細 |
3 | 飛行ユニットB | FLY003-Stimulus [28/機動/機動] 飛行[337] AP[101] 旋回速度[375] 防御属性[粒子] 防御値[104] 貯水量[9] 噴霧量[9] 弾数[1] 消費EN[624] 金額[475] 重量[50] [飛行補助] *作者* |
▼詳細 |
4 | レーダーE | RAD004-Chivalry [30/重旋回/重旋回] | ▼詳細 |
5 | 軽車輪A | アリアンロッドⅡ [29/高機動/高機動]《装備:2》 | ▼詳細 |
6 | 照準障害誘発A | 試製跳躍照準障害誘発A-0 [29/跳躍/変形] | ▼詳細 |
7 | レーダーB | RAD003-Mystery [29/突撃態勢/耐火]《装備:10》 | ▼詳細 |
8 | 素材 | 巨大培養卵31 [31/重卵/---] 特殊B[300] [素材] |
▼詳細 |
9 | 操縦棺B | 試作操縦棺『アルフォンソマンゴー』 [25/耐霊/重量軽減] | ▼詳細 |
10 | FCSA | 試製AP回復FCSA-0 [29/AP回復/高圧軽量] | ▼詳細 |
11 | レーダーB | GhostStar [28/薄装甲/耐霊]《装備:7》 | ▼詳細 |
12 | 軽二脚A | ハルシオン脚部機構-閃型 [27/高機動/高機動] 機動[829] 跳躍[201] AP[500] 旋回速度[754] 防御属性[物理] 防御値[410] 貯水量[100] 積載量[1900] 消費EN[415] 金額[468] 重量[700] [二脚] *作者* |
▼詳細 |
13 | レーダーB | レーダーB設計書 [20/機動/---] 特殊B[80] [設計書] |
▼詳細 |
14 | 重ブースターA | HollowWind[00] [29/薄装甲/薄装甲]《装備:5》 | ▼詳細 |
15 | 操縦棺D | ゼノハイラΔ [28/突撃態勢/突撃態勢]《装備:1》 | ▼詳細 |
16 | 素材 | テスラコイル31 [31/霊障/---] 特殊B[300] [素材] |
▼詳細 |
17 | 素材 | フィルター31 [31/減霧/---] 特殊B[300] [素材] |
▼詳細 |
18 | 重ブースターA | アステロイドダイバー [29/突撃態勢/高機動] | ▼詳細 |
19 | レーダーB | GhostStar [28/薄装甲/耐霊]《装備:8》 | ▼詳細 |
20 | レーダーB | GhostStar [28/薄装甲/耐霊] | ▼詳細 |
21 | エンジンB | 薄装エンジンB『クヴェレⅡ』 [28/薄装甲/薄装甲]《装備:3》 | ▼詳細 |
22 | エンジンD | Drage-Heart[Amateur] [28/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
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24 | 軽多脚A | 軽多脚A設計書 [26/---/---] 金額[600] [設計書] |
▼詳細 |
25 | レーダーB | RAD003-Mystery [29/突撃態勢/耐火]《装備:11》 | ▼詳細 |
26 | レーダーB | RAD003-Mystery [29/突撃態勢/耐火]《装備:9》 | ▼詳細 |
27 | 重ブースターA | 重ブースターA設計書 [26/---/---] 金額[600] [設計書] |
▼詳細 |
28 | 飛行ユニットB | Cet- Flightunit [26/旋回/旋回] | ▼詳細 |
29 | 重ブースターA | HollowWind[00] [29/薄装甲/薄装甲]《装備:6》 | ▼詳細 |
30 | エンジンB | 苔むした大岩 [29/噴霧/噴霧] | ▼詳細 |