ENo.0325　Дмитрий Сергеевич Перестройков

　【第11週目】

　嗚呼、あゝ、全てを思い出した。

　なんと下らない。なんと馬鹿馬鹿しい死に方をしたのだ。結局私は何一つ成し得なかったに等しかった。相棒であり上官であった者を守ることも、我が身すらも守ることのできなかった男だ……！ 実に！ 馬鹿馬鹿しい！ なにが前大戦を戦い抜いただ！ 私は敗北者だ！！！ 下らないと馬鹿にした革命ですら、結局のところ成し遂げられず、それどころか目標である権力の階段を上るどころか、人生そのものから転げ落ちていたではないか！！！！ その結果がこのザマだ！ 記憶を失い、そして軽薄に戦いを楽しむだけの狭視的で獣的な生き様にこの身を窶すとは！！ 最早祖国に戻ったところで私に待つのは良くて前線の小部隊の指揮官、悪くて逃亡兵として死刑——

　だが、まだやりようはある。



　そうだ、下らぬと、BlackSterが否定したあの航空会社の技術。フィネデルシェロ——

　「所属を捨てて、この世界で生きてくれ——」

　ヤツが、かつての上官が、相棒が言った言葉が私に向けた最後のメッセージ。ふと今思い出す。

　悪いな、この世界はもうダメらしい。私はこの世界を捨てて、別の階段を登り詰めてやるつもりだ。だが、所属はもう、いらない。ああ、お前の言う通り、自由に生き、そして自由に謳歌してやる。



　そしてこの世界には、私の二人の上官の骸だけが、それだけが残るのか——

整備ユニオン
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かつて残存領域に存在した兵器研究開発機関。ドゥミートゥリの記憶が戻ったことで名前こそ取り戻したものの、人員も物資も失われたままなので、結局内実は変わらないままだ。すなわち、残存物資をばら撒き、残されたわずかな資料を元にパーツを再現する。