第13週目 アレクセイ・エルステッドの一週間
◆日記
「白兎研で治療を?別に良いけどよ」
零式の診療所からガレージに戻る途中で、ネレティの提案を聞いた。ハインリヒが出してくれた車に乗り、持たされた携行の酸素マスクを口に当てる。一呼吸で喋れる長さに限界があるせいで、言葉が途切れ途切れになった。
「俺の肺がな、元に戻りつつあるんだとよ。だから、白兎研に提供した細胞から、呼吸器ごと培養してもらって、移植するつもりだった。そのついでに、そっちも頼みに行くか」
「そ、そんな入院に次ぐ入院じゃマスター疲れちゃいませんか……?」
隣に座るネレティが心配そうに顔を覗き込んでくる。服は零式が選んだものだろう、白いワンピース型のオペレータースーツに素朴ながら目を惹く黄のリボンを結んでいた。零式に任せたのは、やっぱり正解だったな。
「いや、なるべく急ぎてェんだ。次の遺跡調査……つっても、俺が寝込んでた間に、遺跡そのものが動き出したって?まァ、そいつはいいか。とにかく、セクション5攻略までには、内臓をどうにかしてェ。出来るなら今日中にでも、な」
運転席のハインリヒが何かを察したようにこちらに顔を向けた。運転自体は自動──というには、他に比べて大変なめらかな運転だが──だから、こいつが余所見をしたところで特に問題はない。
「零式くんのことかな。この前武器を注文しに来たけど」
「そういうことさ。頼まれてんだ、背中を」
愉快そうに、その端々に俺と組んでいた時の好戦的な表情を滲ませて、ハインリヒが納得した風に笑った。
「……成る程、男同士の友情って訳だ」
「そんなんじゃねェよ。俺がついつい、世話焼きたくなっちまうだけさ」
要は、あいつのことが心配な訳だ、俺自身のことよりも。それを知ってか知らずか、ハインリヒはそれ以上は何も言わなかった。噛み締めた笑いを交わす俺たちの間に、ネレティがおずおずと口を挟む。その姿のせいか、或いは動作が人間の体に即したものに落とし込まれたせいか、以前の体に増して生真面目な少女という印象が強まったように思う。
「えっと……呼吸器の培養移植はともかく、反転手術に関しては白兎研の協力が得られるかは分かりませんから、もし断られたら……」
心配そうに言うネレティの顔の前に、ずいと手を出して言葉を遮る。
「それなら大丈夫だろ。ネレティ、俺が稼いだ金、何割を白兎に投資してると思う?」
「えっと、貢献度からすれば……それなりに、ですよね」
「大体8割ちょっとだな」
「えぇっ!」
ネレティが素っ頓狂な声を上げた。そういえば、と彼女を白兎研に直接連れて行ったことは一度もなかったのだと思い出す。
「他の企業と仕事していい代わりに、上がりを3割投資しろって契約だったんだが……念には念を、売れる恩は売っとくに限る、ってことだな。それに培養装置の埋め込みだの、ライダー用装備の細々した実験も付き合ってんだ。交渉に使えるカードなら、それなりにある。お前さんも含めてな」
肩に手を置いてそう告げると、ネレティが慌てた様子で前に出した手を振る。拒否したいらしかった。
「わ、私何も白兎研に貢献できるようなことありませんよっ?」
「違ェよ。お前さんはほら、人をそそのかすのは得意だろ。なァ、ハインリヒ?」
ハインリヒにも話を振る。振り向いた顔はいつも通りの、僅かに含みのある穏やかな笑顔だった。
「おや、そうなのかい?」
「そらっとぼけんなよ。俺だけ仲間外れにして楽しいか」
余所余所しい、とまではいかないが、俺が零式の診療所の世話になっていた間に随分ネレティとハインリヒは仲が良くなったように見える。今も、ふたりで目配せし合ってるところだ。如何にもヒトらしく。
「お前が俺と会う前から、シクサウの言葉を知ってたのは分かってんだぜ」
眼鏡の奥でカメラアイが丸く見開かれ、それから照れ臭そうにはにかむ顔が見えた。それに、唖然とした少女の顔も。
「……まいったな、どこでボロを出したやら」
「まァ、そいつは後で話してやるよ。とりあえず、白兎研に向かってくれねェか」
「ヤー、相棒」
こいつらがどんな存在だろうが、敵でないならどうだってよかった。今見据えるべきは敵対者たち、そしてそれに立ち向かうにはボロボロになり過ぎた自分の体のことだ。
-----
空気ごと冷やす寒々しい霧の向こうで、限りなく新月に近い三日月が笑っている。光量こそ減ったが、ハインリヒと再会した日を思い出す美しい月だった。
なめらかな鉄弦が指に馴染む。宵闇と霧が包むビルの屋上から、鉄弓につがえた鏃を零式が向かっただろう建物へ向けた。スティミュラントで活性化した五感が、射線を暗中に描いていた。
背中を任されたところで、どこで息切れするか分からない体だ。同行は非効率、ならば極大射程から援護する。ネレティの提案に同意する代わりに、これだけは譲れないと話し合った結果だった。この場所で射撃体勢を取り、ここから見える敵だけを射る、それだけ。
射型を保持したまま、零式の黒髪が遠い窓越しに揺れるのを見る。そうして敵の姿も。成る程、化け物揃い。同行出来なくなったのは運が良かったかもしれない。
月が冴える。霧が僅かに晴れた。
「《手許を照らしてくれるのか?お節介だぜ》」
虚空にそう呟いて、摘出した肺の代わりに培養された臓器で息を吐いた。ぎり、と弦が鳴く。
音よりも速く、矢が霧を裂いた。
窓枠の外から内へ、躍り出たそいつの耳のすぐ後ろに矢が突き刺さるのを見る。血の散り方から、鏃だけが頭蓋骨を貫通して向こうに突き出たのを知る。
耳の後ろの骨が砕ければ運動機能が麻痺し、貫通すれば余程運が悪くない限り脳幹に命中する。そしてその運を踏み潰す程度には、俺の腕は鈍っちゃいない、筈だ。更なる射撃の為に、顔横に残しておいた手で矢を取ろうとした。
ずきり、と鋭敏化した触覚が痛みを伝えてくる。過集中を咎めるように鼻血が出ていた。
「ちっ……一矢だけかよ」
血を手で拭って、霧の奥に霞んでいく建物を見やる。あいつが1人で片付けると、祈ってやるしかないらしい。
平衡感覚が崩れて、後ろにぐらりと傾ぐ。その合間に見えた月に呟いた。
「……なァ、見てるんだろう。俺が気を失ったら、ちゃんとネレティに伝えてやってくれよ」
月は笑んだまま、何を言うこともない。それなのに、郷愁を呼ぶあたたかな光を湛えていた。
「いや……違うか」
最早帰る場所もない、と決心はついたのだ。故郷が懐かしいのではない。ひとが、懐かしいのだ。
「ここにシクサウは俺たち2人だけだとよ。それなのに、何も言ってくれないなんて酷ェじゃねえか」
どうにか尻餅をつく程度に留めて、建物にすぐ目を戻す。片脚を抱くようにして、拗ねて背を丸める。何回、喧嘩の度にこうして見せたか。
「もっと早く言ってくれりゃ、お前のことを忘れようなんて思わなかったさ。俺ァ、ひとりぼっちで寂しかったんだぜ」
誰も聞いていないのかもしれない。けれど、言葉が零れ落ちるのは止まらなかった。止められなかったんだ。
「ローニャ、俺は」
冷たい風が強く吹きつけて、霧を虚空に塗りつけていく。手に射していた月の光が、ふと消えていた。
「お前を置いて行ったことが、最大の失敗だったと思ってたんだ」
敵を探すための狩人の目から、不必要に思える滴が溢れたのを止める気にはなれなかった。
零式の診療所からガレージに戻る途中で、ネレティの提案を聞いた。ハインリヒが出してくれた車に乗り、持たされた携行の酸素マスクを口に当てる。一呼吸で喋れる長さに限界があるせいで、言葉が途切れ途切れになった。
「俺の肺がな、元に戻りつつあるんだとよ。だから、白兎研に提供した細胞から、呼吸器ごと培養してもらって、移植するつもりだった。そのついでに、そっちも頼みに行くか」
「そ、そんな入院に次ぐ入院じゃマスター疲れちゃいませんか……?」
隣に座るネレティが心配そうに顔を覗き込んでくる。服は零式が選んだものだろう、白いワンピース型のオペレータースーツに素朴ながら目を惹く黄のリボンを結んでいた。零式に任せたのは、やっぱり正解だったな。
「いや、なるべく急ぎてェんだ。次の遺跡調査……つっても、俺が寝込んでた間に、遺跡そのものが動き出したって?まァ、そいつはいいか。とにかく、セクション5攻略までには、内臓をどうにかしてェ。出来るなら今日中にでも、な」
運転席のハインリヒが何かを察したようにこちらに顔を向けた。運転自体は自動──というには、他に比べて大変なめらかな運転だが──だから、こいつが余所見をしたところで特に問題はない。
「零式くんのことかな。この前武器を注文しに来たけど」
「そういうことさ。頼まれてんだ、背中を」
愉快そうに、その端々に俺と組んでいた時の好戦的な表情を滲ませて、ハインリヒが納得した風に笑った。
「……成る程、男同士の友情って訳だ」
「そんなんじゃねェよ。俺がついつい、世話焼きたくなっちまうだけさ」
要は、あいつのことが心配な訳だ、俺自身のことよりも。それを知ってか知らずか、ハインリヒはそれ以上は何も言わなかった。噛み締めた笑いを交わす俺たちの間に、ネレティがおずおずと口を挟む。その姿のせいか、或いは動作が人間の体に即したものに落とし込まれたせいか、以前の体に増して生真面目な少女という印象が強まったように思う。
「えっと……呼吸器の培養移植はともかく、反転手術に関しては白兎研の協力が得られるかは分かりませんから、もし断られたら……」
心配そうに言うネレティの顔の前に、ずいと手を出して言葉を遮る。
「それなら大丈夫だろ。ネレティ、俺が稼いだ金、何割を白兎に投資してると思う?」
「えっと、貢献度からすれば……それなりに、ですよね」
「大体8割ちょっとだな」
「えぇっ!」
ネレティが素っ頓狂な声を上げた。そういえば、と彼女を白兎研に直接連れて行ったことは一度もなかったのだと思い出す。
「他の企業と仕事していい代わりに、上がりを3割投資しろって契約だったんだが……念には念を、売れる恩は売っとくに限る、ってことだな。それに培養装置の埋め込みだの、ライダー用装備の細々した実験も付き合ってんだ。交渉に使えるカードなら、それなりにある。お前さんも含めてな」
肩に手を置いてそう告げると、ネレティが慌てた様子で前に出した手を振る。拒否したいらしかった。
「わ、私何も白兎研に貢献できるようなことありませんよっ?」
「違ェよ。お前さんはほら、人をそそのかすのは得意だろ。なァ、ハインリヒ?」
ハインリヒにも話を振る。振り向いた顔はいつも通りの、僅かに含みのある穏やかな笑顔だった。
「おや、そうなのかい?」
「そらっとぼけんなよ。俺だけ仲間外れにして楽しいか」
余所余所しい、とまではいかないが、俺が零式の診療所の世話になっていた間に随分ネレティとハインリヒは仲が良くなったように見える。今も、ふたりで目配せし合ってるところだ。如何にもヒトらしく。
「お前が俺と会う前から、シクサウの言葉を知ってたのは分かってんだぜ」
眼鏡の奥でカメラアイが丸く見開かれ、それから照れ臭そうにはにかむ顔が見えた。それに、唖然とした少女の顔も。
「……まいったな、どこでボロを出したやら」
「まァ、そいつは後で話してやるよ。とりあえず、白兎研に向かってくれねェか」
「ヤー、相棒」
こいつらがどんな存在だろうが、敵でないならどうだってよかった。今見据えるべきは敵対者たち、そしてそれに立ち向かうにはボロボロになり過ぎた自分の体のことだ。
-----
空気ごと冷やす寒々しい霧の向こうで、限りなく新月に近い三日月が笑っている。光量こそ減ったが、ハインリヒと再会した日を思い出す美しい月だった。
なめらかな鉄弦が指に馴染む。宵闇と霧が包むビルの屋上から、鉄弓につがえた鏃を零式が向かっただろう建物へ向けた。スティミュラントで活性化した五感が、射線を暗中に描いていた。
背中を任されたところで、どこで息切れするか分からない体だ。同行は非効率、ならば極大射程から援護する。ネレティの提案に同意する代わりに、これだけは譲れないと話し合った結果だった。この場所で射撃体勢を取り、ここから見える敵だけを射る、それだけ。
射型を保持したまま、零式の黒髪が遠い窓越しに揺れるのを見る。そうして敵の姿も。成る程、化け物揃い。同行出来なくなったのは運が良かったかもしれない。
月が冴える。霧が僅かに晴れた。
「《手許を照らしてくれるのか?お節介だぜ》」
虚空にそう呟いて、摘出した肺の代わりに培養された臓器で息を吐いた。ぎり、と弦が鳴く。
音よりも速く、矢が霧を裂いた。
窓枠の外から内へ、躍り出たそいつの耳のすぐ後ろに矢が突き刺さるのを見る。血の散り方から、鏃だけが頭蓋骨を貫通して向こうに突き出たのを知る。
耳の後ろの骨が砕ければ運動機能が麻痺し、貫通すれば余程運が悪くない限り脳幹に命中する。そしてその運を踏み潰す程度には、俺の腕は鈍っちゃいない、筈だ。更なる射撃の為に、顔横に残しておいた手で矢を取ろうとした。
ずきり、と鋭敏化した触覚が痛みを伝えてくる。過集中を咎めるように鼻血が出ていた。
「ちっ……一矢だけかよ」
血を手で拭って、霧の奥に霞んでいく建物を見やる。あいつが1人で片付けると、祈ってやるしかないらしい。
平衡感覚が崩れて、後ろにぐらりと傾ぐ。その合間に見えた月に呟いた。
「……なァ、見てるんだろう。俺が気を失ったら、ちゃんとネレティに伝えてやってくれよ」
月は笑んだまま、何を言うこともない。それなのに、郷愁を呼ぶあたたかな光を湛えていた。
「いや……違うか」
最早帰る場所もない、と決心はついたのだ。故郷が懐かしいのではない。ひとが、懐かしいのだ。
「ここにシクサウは俺たち2人だけだとよ。それなのに、何も言ってくれないなんて酷ェじゃねえか」
どうにか尻餅をつく程度に留めて、建物にすぐ目を戻す。片脚を抱くようにして、拗ねて背を丸める。何回、喧嘩の度にこうして見せたか。
「もっと早く言ってくれりゃ、お前のことを忘れようなんて思わなかったさ。俺ァ、ひとりぼっちで寂しかったんだぜ」
誰も聞いていないのかもしれない。けれど、言葉が零れ落ちるのは止まらなかった。止められなかったんだ。
「ローニャ、俺は」
冷たい風が強く吹きつけて、霧を虚空に塗りつけていく。手に射していた月の光が、ふと消えていた。
「お前を置いて行ったことが、最大の失敗だったと思ってたんだ」
敵を探すための狩人の目から、不必要に思える滴が溢れたのを止める気にはなれなかった。
NEWS
本日のニュースです遺跡巨人はゆっくりと南下を続けています
いくつかの勢力が攻撃を試みましたが、全く傷を与えることができません
ごく少数のハイドラを内部に侵入させるに留まりました
遺跡巨人は、不気味に光る光背を揺らめかせています
「遺跡巨人は、かつて滅びた真のドゥルガーそのものです」
「内部からも外部からも、破壊することは不可能です。我々には――」
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「ゴホゴホッ……ドゥルガーの内臓は快適かね? ……ヒヒッ」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「フェフフェトの情報から分かったことは多い。遺跡だと思われていたもの、その正体」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「それは、休眠中のドゥルガーの繭だったのだ……ヒヒッ」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「ドゥルガーは滅びてはいない……ゴホッ……いまだ、この残像領域で眠りから覚めるのを待っていたのだ」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「……やがて、前文明の破壊者、ドゥルガーは各地で目覚めるだろう。今度こそ世界を滅ぼすために……ヒヒッ」 |
『フェフフェト』からのメッセージ 「(ザザーッ)……セクション・6は快適だ。温かいし、眠気を誘う」 |
『フェフフェト』からのメッセージ 「だが、オレはまだ眠るわけにはいかない。ここが勝負だからだ」 |
『フェフフェト』からのメッセージ 「遺跡巨人の侵攻を止めねばならない。そのために、セクション・6での決戦が必要だ。セクション・6において、ドゥルガーをハッキングするのだ」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「セクション・5が近いな。わたしも同行する。確かめたいことがある」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「それは、わたし自身に関係することだ。聖魔領域の知識に、それはある」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「わたしは知りたいんだ。未来も、過去も、教団は捉えている。でも、足りないものがある」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「それは、現在。今生きる、わたしの物語。それをわたしは見てみたい」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「このまま、両親の期待も失い、教団の流れに身を任せるのはつまらない。なぁに、わたしは『ネコ』に護られているからな、安心だ」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「シルウェストリスへの協力に感謝する」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「『グレムリン』の居場所を掴んだ。戦いは近い。用意を始めてくれ」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「攻撃は、およそ8週間後を予定している。予定は遅れるかもしれんが……」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「君たちはセクションの攻略もあるだろう。一瞬で時は過ぎ去るはずだ」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「そうそう、時空学の研究がかなり進んだことも伝えておこう。新しい理論が見つかりそうだ。進捗は60%程度だが」 |
少年Eからの通信 「Dちゃん、元気かなぁ」 |
少年Fからの通信 「シミュレーション通りに動くよ」 |
少年Fからの通信 「ぼくには、やらなくちゃいけないことがある」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「私は強面だからな、よく、子供には泣かれてしまっていた」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「そんな、些細な壁が、いくつも私の周りにあって、私は世界から断絶していた」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「なぜ、こんな話をするのかって? そうだな……ほんの、気まぐれだ」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「嘘だ……ドゥルガーは世界を護るって、言ってたじゃないか」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「わたしの使命は、世界を、救命する……偽りのない、使命……」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「お前はいったい……お前は、何者だ」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「なぁ、答えてくれ。領域拡散精神遊離環……頼む、お前は世界を救うんだろう、答えて……」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「わたしは、戦うことしかできないんだ……救う……? 何を……? 嘘だ……」 |
◆訓練
アリョーシャは試製貯水噴霧機B-0を420cで購入した!!
アリョーシャは大霧清浄機「井の位」を1085cで購入した!!
アリョーシャは大霧清浄機「井の位」を1085cで購入した!!
白兎生体化学と契約成功!!
アリョーシャは試製高機動頭部B-0を0cで購入した!!
白兎生体化学と契約成功!!
アリョーシャは試製精度旋回障害誘発A-0を0cで購入した!!
白兎生体化学と契約成功!!
アリョーシャは試製貯水パンツァークリンゲA-0を0cで購入した!!
白兎生体化学と契約成功!!
アリョーシャは硬刀【クデジャルナックⅡ】を0cで購入した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
◆作製
作成時補助発動! 超重!! パーツ重量が 116 増加!!
旋回強化!
作成時補助発動! 耐粒!! 防御属性が 粒子 に変化!!
粒子強化!
重装輪補強型『戦脚・舞』と斥力エンジンを素材にして過変生命体生成槽《エーダ》を作製した!!
◆戦闘システム決定
マグス に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1にDiMSANI.04《チャトランガ》を装備した
脚部2にキチン質被覆脚《ガセフ・グーフマ》を装備した
スロット3に試製貯水噴霧機B-0を装備した
スロット4に囚牛を装備した
スロット5にマグノリア・クイーンを装備した
スロット6に大霧清浄機「井の位」を装備した
スロット7に大霧清浄機「井の位」を装備した
スロット8に体腔埋伏型蘇生ユニット《レグネイ》を装備した
スロット9に貪食性ウィルス種《ヴェイェグ》を装備した
スロット10に過変生命体生成槽《エーダ》を装備した
スロット11に擬態形成嚢腫《ルセル・シュリン》を装備した
◆僚機設定
王 零式とバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションA
ユニオン活動
DiMSANIの活動記録
「マスター、付き合って頂かなくても大丈夫ですよ」
レトログラ-ドを見上げていたマスターに声をかける。こういう時の人間は病み上がり、というらしい。
そもそも体が良くないのだから、本当はずっと前からこういう状態でもおかしくないのだろうけれど。
「悪ィな。ハイドラだけじゃなくこんなことまでよ」
「良いんです。私、マスターのお世話出来るのも嬉しいですから」
ハインリヒさんも、人の面倒を見るのが好きだと言っていた。自我に目覚めたDiMSANIは、皆そうなのかもしれない、と小さく笑う。
「今日は月が見えませんね。暗くて、静かな夜です」
「……月はあるぜ。明日が新月だ」
マスターの青い目には、私のカメラアイより多くの情報が見えている気がする。同じ景色を見るには、私はどうすればいいのだろう。
「今日は人間が、弱ったひとが歩くには暗過ぎます」
「それでも、行かないといけないだろ」
マスター、と呼んではいても。
彼が私に強制することはないし、私が彼に従う義務もない。私たちの間にあるのは、形のない信頼だけなのだから。
「お気を付けて、マスター」
それでも。
そんなものがなくたって、私は誰よりもあなたのことが心配なんですよ。
レトログラ-ドを見上げていたマスターに声をかける。こういう時の人間は病み上がり、というらしい。
そもそも体が良くないのだから、本当はずっと前からこういう状態でもおかしくないのだろうけれど。
「悪ィな。ハイドラだけじゃなくこんなことまでよ」
「良いんです。私、マスターのお世話出来るのも嬉しいですから」
ハインリヒさんも、人の面倒を見るのが好きだと言っていた。自我に目覚めたDiMSANIは、皆そうなのかもしれない、と小さく笑う。
「今日は月が見えませんね。暗くて、静かな夜です」
「……月はあるぜ。明日が新月だ」
マスターの青い目には、私のカメラアイより多くの情報が見えている気がする。同じ景色を見るには、私はどうすればいいのだろう。
「今日は人間が、弱ったひとが歩くには暗過ぎます」
「それでも、行かないといけないだろ」
マスター、と呼んではいても。
彼が私に強制することはないし、私が彼に従う義務もない。私たちの間にあるのは、形のない信頼だけなのだから。
「お気を付けて、マスター」
それでも。
そんなものがなくたって、私は誰よりもあなたのことが心配なんですよ。
ユニオン設備……なし!!
ユニオン連帯
……なし!!
ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
反応の訓練をしました
反応が1上昇した
反応の訓練をしました反応が1上昇した
反応の訓練をしました反応が1上昇した
反応の訓練をしました反応が1上昇した
反応の訓練をしました反応が1上昇した
100c支払い、経験値を1手に入れた
メッセージ
ENo.48からのメッセージ>>
ENo.149からのメッセージ>>
メッセージを送信しました
>>Eno.48 >>Eno.149
ハインリヒ 「さて、アレクセイ。 どうして僕がシクサウの言葉を知ってるって分かったのかな」 |
アリョーシャ 「あァ?お前、俺の喋る『言葉』と『歌』が聞き分けられてたろ。 こっちの言葉からすりゃ、俺たちの言葉は全部歌みたいに聞こえるらしいからな。 特に何の問題もねェから言わなかったけどよ」 |
ハインリヒ 「……僕が、他のシクサウと繋がってるとは思わなかったのかい? 故郷の仲間だろう、会いたかったんじゃないのかな」 |
アリョーシャ 「ばァか、お前なら良く知ってるだろ。 そうやって冷静に考えられるようになったのは、ここ最近だっての」 |
王 零式 「さあな。何にも決めてねぇからな」 |
王 零式 「月がどうしたって?何が見てようと見ていまいと、これから俺がやることは変わんねぇ。もう、変わる余地はないんだ。」 |
メッセージを送信しました
>>Eno.48 >>Eno.149
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1650
追加収入 50
攻撃戦果補正2.4%
支援戦果補正12.01%
防衛戦果補正6.92%
販売数補正 0.1%
未確認機補正4%
サブクエスト0.5%
敵警戒値補正0.521%
追い上げ補正3%
合計現金収入2258
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額625
整備請求額 0
ユニオン費 -100
手当金 100
パーツ販売数 1個
今回の購入者-->>231
◆経験値が82増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 50
攻撃戦果補正2.4%
支援戦果補正12.01%
防衛戦果補正6.92%
販売数補正 0.1%
未確認機補正4%
サブクエスト0.5%
敵警戒値補正0.521%
追い上げ補正3%
合計現金収入2258
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額625
整備請求額 0
ユニオン費 -100
手当金 100
パーツ販売数 1個
今回の購入者-->>231
◆経験値が82増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
アリョーシャはウィルスA設計書を入手した!
アリョーシャはマニュピレーター32を入手した!
マテリアルベルト発動機は制裁を受け、貢献の3割を失った……(1 → 1
◆0cの返還金を受けました
明日の戦場
第3ブロック
謎の巨大空間
遺跡探索中に謎の巨大空洞を発見した。調査してほしい。内部には謎の残像が滞留している。気をつけろ
来週の霧濃度:82%
来週の電磁波:100%
来週の警戒値:554%
マザー・アース |
西 |
I-Doll |
ヴィラカティ |
ハーヴェイ=アボット |
ヴィンス・ナイトレイ |
ダレル・D・ディーキン |
アグロヴァル・エッフェンベルグ |
アメリ・アメッタ |
ニシュカ・パーシスタンス |
テオとニコル |
tanpopo |
パド・パラドクス |
Дмитрий Сергеевич Перестройков |
ハニーベア |
フィフェリさん |
只野 足軽 |
アレクセイ・エルステッド |
王 零式 |
エイプリル・ストーン |
ツギハギのマ王 |
--- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
装甲DR『ポーン』[電子] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
未確認機『アリューシャントレンチ』[粒子] |
『トーチカ』[物理] |
未確認機『アリューシャントレンチ』[粒子] |
『トーチカ』[物理] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
未確認機『アリューシャントレンチ』[粒子] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
未確認機『アリューシャントレンチ』[粒子] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
未確認機『アリューシャントレンチ』[粒子] |
キャラデータ
名前
アレクセイ・エルステッド
愛称
アリョーシャ
機体名
レトログラード
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プロフィール
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北ヨーロッパ系の外見を持つ少女。 好奇心旺盛で社交的、利発な印象の人物。若いながらもライセンスを持つハイドラライダー。オフの日は近所の子供と遊んだり、街をフラフラしたりする姿が見られる。 何故男性名である「アリョーシャ」を名乗るのかは不明。 ------------------------------ その正体は、その体を少女のカタチに折り畳まれた壮年の男。 無理に重合された神経と筋肉は、彼に多大な苦痛を与えた。彼は危険と知りながらも破格の報酬を得られるハイドラライダーとなり、致死量寸前の麻酔薬を買い漁る生活を送っている。 姿が変わっても、性格は変わっていない。しかし、薬に依存した生活の中で、彼の好ましい面は徐々に失われつつある。 彼はかつて「シクサウ」と呼ばれる、山岳を住処とする狩猟民族だった。 馴鹿に似た生物を駆け獣を狩り、高度な鍛冶技術と独自の文化形態を持つ彼らは、最後の異教徒として迫害されていた。正統派に囚われてなお、改宗を誓わなかった彼は、姿を歪められ時空間ポータルへと流されてしまったのだ。 「生き物はみな精霊を宿す肉を持ち、その肉を断つ鋼もまた等しく霊的存在なのだ」 シクサウの巫祝であったアリョーシャは、時空間を跨ぐ流罪を受けてなお、その教えを信じている。 そのためか、ヒトという肉を納めた鋼鉄の棺───ウォーハイドラには、特別大きな畏敬の念を持つ。 ------------------------------ ハイドラ:レトログラード(Retrograd) 話者によってはレトログレイド(Retrograde)とも。鈍色の装甲に高く伸び上がる7本脚、人面をもたげた馴鹿のような姿が特徴。 機体表面は若干量の光を吸収するキチン質の層に覆われ、化学物質による溶解に耐性を持つ。 この機体には多層学習型並列戦闘演算知能(Distributed Manipulate System by Artificial Neural Intelligence)、つまり成長する戦闘AIが搭載されており、操縦者のアシストから生命維持までをほぼ自動で行う。 アリョーシャはこのシステムに「ネレティ」と名付け、子供のように可愛がっている。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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機体データ |
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13 | 重多脚A | 重多脚A設計書 [20/噴霧/---] 特殊B[80] 噴霧量[24] [設計書] |
▼詳細 |
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25 | ウィルスA | ウィルスA設計書 [21/臂力/---] 特殊B[100] [設計書] |
▼詳細 |
1 | ウィルスA | ウィルスA設計書 [32/減圧/---] 特殊B[320] [設計書] |
▼詳細 |
2 | 素材 | マニュピレーター32 [32/高握力/---] 特殊B[320] [素材] |
▼詳細 |
3 | 重多脚A | キチン質被覆脚《ガセフ・グーフマ》 [29/耐粒/重装甲]《装備:2》 機動[211] 跳躍[48] AP[3870] 旋回速度[422] 防御属性[粒子] 防御値[928] 貯水量[647] 弾数[2] 積載量[5400] 消費EN[992] 金額[1071] 重量[1758] [多脚] *作者* |
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4 | ウィルスA | 貪食性ウィルス種《ヴェイェグ》 [26/重装甲/重装甲]《装備:9》 培養[9] 特殊B[397] AP[364] 旋回速度[480] 防御属性[物理] 防御値[910] 貯水量[592] 噴霧量[147] 武器属性[ウィルス付与] 消費EN[809] 金額[461] 重量[804] [培養装置] *作者* |
▼詳細 |
5 | 高速増殖培養槽A | 囚牛 [30/耐粒/噴霧]《装備:4》 | ▼詳細 |
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8 | ウィルスB | ウィルスB設計書 [23/精度/---] 特殊B[140] 精度[18] [設計書] |
▼詳細 |
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10 | ウィルスA | 過変生命体生成槽《エーダ》 [29/重旋回/耐粒]《装備:10》 培養[9] 特殊B[406] 旋回速度[635] 防御属性[粒子] 防御値[977] 貯水量[608] 噴霧量[151] 武器属性[ウィルス付与] 消費EN[828] 金額[414] 重量[816] [培養装置] *作者* |
▼詳細 |
11 | エンジンB | マグノリア・クイーン [27/重卵/重卵]《装備:5》 | ▼詳細 |
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14 | ウィルスB | 体腔埋伏型蘇生ユニット《レグネイ》 [30/---/---]《装備:8》 培養[10] 特殊B[439] 旋回速度[745] 防御属性[霊障] 防御値[111] 貯水量[109] 噴霧量[10] 武器属性[ウィルス付与] 消費EN[670] 金額[1085] 重量[500] [培養装置] *作者* |
▼詳細 |
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17 | ウィルスB | 擬態形成嚢腫《ルセル・シュリン》 [28/---/耐粒]《装備:11》 培養[9] 特殊B[400] 旋回速度[662] 防御属性[粒子] 防御値[146] 貯水量[99] 噴霧量[9] 武器属性[ウィルス付与] 消費EN[612] 金額[408] 重量[500] [培養装置] *作者* |
▼詳細 |
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21 | 噴霧機B | 試製貯水噴霧機B-0 [30/貯水/噴霧]《装備:3》 | ▼詳細 |
22 | エンジンB | 大霧清浄機「井の位」 [30/重卵/重卵]《装備:6》 | ▼詳細 |
23 | エンジンB | 大霧清浄機「井の位」 [30/重卵/重卵]《装備:7》 | ▼詳細 |
24 | 頭部B | 試製高機動頭部B-0 [30/高機動/重霊障] | ▼詳細 |
26 | 旋回障害誘発A | 試製精度旋回障害誘発A-0 [30/精度/誘発] | ▼詳細 |
27 | パンツァークリンゲA | 試製貯水パンツァークリンゲA-0 [30/貯水/重旋回] 火力[1829] 連撃数[1] 旋回速度[120] 防御属性[粒子] 防御値[945] 貯水量[461] 弾数[8] 武器属性[衝撃] 異常追加[46] 消費EN[21] 金額[420] 弾薬費[20] 重量[290] [物理格闘] *作者* |
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28 | 操縦棺A | DiMSANI.04《チャトランガ》 [25/重装甲/重装甲]《装備:1》 | ▼詳細 |
29 | パンツァークリンゲA | 硬刀【クデジャルナックⅡ】 [30/出力/高握力] 火力[2217] 連撃数[1] 防御属性[粒子] 防御値[1005] 貯水量[413] 弾数[8] 武器属性[衝撃] 異常追加[46] 消費EN[82] 金額[1085] 弾薬費[20] 重量[170] [物理格闘] *作者* |
▼詳細 |
30 | ウィルスA | 貪食性ウィルス種《ヴェイェグ》 [26/重装甲/重装甲] 培養[9] 特殊B[397] AP[364] 旋回速度[480] 防御属性[物理] 防御値[910] 貯水量[592] 噴霧量[147] 武器属性[ウィルス付与] 消費EN[809] 金額[461] 重量[804] [培養装置] *作者* |
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