第16週目 ジゼル・ガミジーナの一週間
◆日記
それはジゼルの過去で在ると共に、原罪の書。
***
「ジゼルさん」「ジゼル様」「ジゼル先生」
まどろみの中に在る意識に、様々な言葉が語りかけ私を現世に呼び起こそうとする。
時間は正午を過ぎ既にお昼。
「起きて下さい、お時間です」「輸血をしないと」「髪の毛を溶かしますね」「お召物をかえましょう」「お化粧をしなければ」
「蜂蜜をお召し上がりください」
私の部屋に幾人もの女性が入ってきては、私を起こして身支度を整えていく。
まるで女王蜂をお世話する蜜蜂の様。
この光景だけ切り取れば、傍目から見れば恐らくは、資産家の箱入り娘にしか見えないのでしょうけれど。
生憎、私はそんなお砂糖とスパイスとその他全ての素敵な物のエッセンスで出来た女では無い。
私の口に蜂蜜を運ばれている最中にも、働き蜂の様に身支度を整えられていく。
嗚呼、気が重い。
部屋から出ていきたくなんて、ない。
自室を出て別の部屋を開けると、耳障りな音が頭の中に響いていく。
(ふぅん、あれが『例のジゼル』って子か)(人の心が分かるって、本当なの?)(色んな噂があるけれど、嘘じゃないの?)(高いお金を払ったんだからその元は取れるような内容じゃなきゃ)
ざわめきが響くと共に、私の心を黒く塗りつぶしていく。
軽く部屋の中を見渡して、今日は十数人程度か、少ないな、等と思いながら皆の前に立ち、会釈して笑顔と共に言い飽きた台詞を吐く。
「本日は皆様、お越し頂きありがとうございます。順番にお呼びいたしますので、お一人づつお入りください」
また笑顔を作って。
一人先に私は小さな部屋へ行き、座り心地だけは良いソファに腰掛けながら、人が入ってくるのを待つ。
「は、初めましてジゼルさん。私××と申します」
(あ、この子がジゼルって子なんだ~~ 若いな~~ えっ?ってか学校とか行かないでこんなことしてんの?)
「初めまして、××さん。お座り下さい、お話を伺いましょう」
笑顔が凍りつく前にさっさと消え失せて欲しい。
アンタの失礼な本心に、私の気が怒りで狂う前に。
「はい 実は私、半年前に新卒で今の会社に入ったんですけど、先輩がきつくって私にばっかり当たってきていて困っていて。待遇は良いから止めたくは無いんですけど……」
(やっぱアイツ30だからってこっちの若さと可愛さに嫉妬してんのかな~ 迷惑。彼氏とかいなそうだし~~ ストレス発散を私でしないで欲しい~~)
「顔だけでは無くて、人間性が確認出来る鏡があると良いわよね」
「ホントですよ」
「その年上の先輩では無くて、貴方に言っているんですけどね。もう少し仕事に対しての姿勢を変えれば、こんな所で馬鹿丸出しな質問しなくても改善されるんじゃない?」
彼女の声だけでは無くて、彼女が職場で碌に仕事も出来ず、その上ミスも『すみません~~』とその場で適当に流して気にしない。
そして、その尻拭いを当の女性先輩の分にまで仕事が覆いかぶさっている映像が、一瞬だけだけど浮かんでいた。
相談者の女性は『何でそんなことまで分かるんだ?』という表情と『何で貴方に其処まで言われなきゃなんないの?』という表情が入り交じった、複雑な表情をしていた。
その後もその女性の後に、浮気とか、浮気とか、浮気とかで悩んでいる、汚いディズニープリンセス気取りの中年女性の話を9割聞くと言う拷問で私の一日は閉じていく。
これが私。
これが、貴方の知っていた過去のジゼルの生活。
生まれた時には既に点滴をしながら、こうして部屋の中に籠りっきりの生活。
母曰く、心臓が悪いから治療の為に点滴をしていて、その為に殆ど外に出れなくて。
朝起きて、日がな一日ゆるやかに過ごし、夜には寝るという、退屈極まりない日々を送っていたある日。
突然だけれど、私は簡単にだけれど、人の心の声が聞こえるようになっていた。
時には、映像が予知なのか分からないけれど、稀に見える事もある程で。
その時、母にこう言われたのだ。
「貴方は、優秀な魔女の血を身体に宿しているの。だから、受け継いだ貴方もその能力が宿っているのね」
酷く母は嬉しそうだった。
私の心も知らないままに。
(ようやくこれで、私も楽が出来るわ)
当時、まだ幼かった私に母の心の中の意味は分からなかったけれど、今なら分かる。
私の能力を利用して、信者たちから大金を搾取して、彼女達の心の欲、心の隙間を埋めさせて贅沢をしたかったのだと。
こうして、気付いた時に私は教祖みたいな存在に成り果てていた。
それがどうやら可笑しいと気付いた時には、もう遅かった。
搾取するだけ搾取した、信者達が毎日の様に家に上がり、私の無意味な言葉を欲しがって。
その中でも、特に上位に課金した人間は、私の傍に仕えて、お世話出来るという触れ込みで。
お金を払いながら、ハウスキーパーをするという愚かな人間に世話役兼監視をさせられて。
馬鹿みたい、と心から私は彼女達に侮蔑と同情を覚えるのだけれど。
逃げる事すら、あの頃の私には出来なかったのだ。
***
基本的には、家の中で預言者の真似事をする日々だけれど。
週に2~3回、検査の為に大きな病院を通っていた。
家と病院しか居場所を知らなかったし、無かったのだけれど。
欲望の権化にまみれた来客達と顔を合わせなくって済むのは、とてもとても、私の心が安らかで居られる数少ない時間だったから、幸せなひとときだった。
受付をして、長い長い診察待ちをして、検査をされる。
簡単に話だけの5分だけで済む事もあれば、時間もかかる事もまちまちで。
出来れば少しでも長く、病院でただ待ちぼうけて居たいと思いながら、時を過ごすのだ。
始めは通院に、母が。
途中からは信者がついてきたのだけれど。
上記の理由から、私は酷くうんざりしていて一人になりたかったので、母から信者の一人が付き添いに変わった時にチャンスだと思った。
「ねぇ、貴方も大変でしょう? 長い間病院の待合室で、何も無くただただ私の隣に居るだけって。気にしないで、お茶でもしていて頂戴、その方が私も気楽だから」
「お母様に叱られてしまいます」
「もし病院に居る間だけでいいから、私を一人にしてくれたのなら、お礼をしてあげるわ。例えば、貴方にだけ特別に未来が視えた時に教えてあげるとか」
喜んで彼女は席を外してくれた。
お母様には秘密にして下さいね、という言葉と共に。
「多分、行くなら此処のお店がお勧めだと思うわ。時間潰しに行ってみて」
正直に言えば、視える映像も此方が意図している訳ではないので、視えない事もあれば、意味の無い映像が視える事もあるのだけれど。
この時ばかりは幸運に、其処のお店の店員が、彼女好みだったようで通い詰める映像が視えたのだ。
(……まぁ、もし今日がその店員さんと会う日じゃなかったとしても、あそこの紅茶とケーキは美味しいので、暫くドハマリしてくれるでしょ)
そういう経緯を得て、私は自由を手に入れた。
病院が終わった後に、彼女の携帯に連絡を入れて、何事も無かったかのように帰宅する。
それが私の、哀しくも幸せを噛み締められるひとときだった。
***
ずっと同じ病院を通ってはいたのだけれど、こんな噂が耳に入るようになったのは、2~3年ほど前だっただろうか。
『○○病院に、恐ろしい程の美少女が居る』
自惚れだと分かった上で告白するけれど『恐らくその噂は私の事だな』と思っていた。
と言うのも、信者何人かが実際に心の中でそう思っていたし、そういう噂が在って『美少女と言う噂があったので本当か調べに来た』みたいな失礼な人も何人かいたから。
だから、私は自分が『美人だという評価は得ている』という自覚はあった。
流石に自分の心の中まで偽る人は、あまり居ないでしょうから。
そんな訳で、その噂を聞いてからは病院通いが前より好きになってしまった。
何もある訳では無いけれど、自由な時間と、賞賛を浴びるのは酷く嬉しい。
例えそれが、虚しい承認欲求だと気付いていても。
そんなある日のことだった。
一人で病院に居る時に、声を掛けられたのは。
「君、凄く可愛いね。よく言われない?」
「いいえ、別に」
心の中で言われる事は多々あるけれど、と思いながら振り返ったら、其処には目が醒めるほどの美貌の青年が居た。
「はは、そうか。病院に『美少女が居る』という噂があって、君の事かと思ったのだけれど」
私の鼓動は高なっていた。
ほぼ、初めて見る同じ年頃の異性。
それも、とても物腰が柔らかくて、眩暈がする程の容貌で。
もう一つ。
私は誰かと居ると、嫌でも心のざわめきが耳に入り、不愉快で不愉快で仕方が無いのだけれど。
不思議な事に、この人からは何も聞こえない。
それが酷く心地よくて。
病院の度に、彼と会って会話を重ねる日々が始まった。
バレエのジゼルにて。
彼女はアルブレヒトと出会うが、ジゼルは処女のままである――とあるけれど。
『あの時代の紳士の為の都合の良いヒロイン像』なんて、現実にはある訳がない。
***
「ジゼルさん」「ジゼル様」「ジゼル先生」
まどろみの中に在る意識に、様々な言葉が語りかけ私を現世に呼び起こそうとする。
時間は正午を過ぎ既にお昼。
「起きて下さい、お時間です」「輸血をしないと」「髪の毛を溶かしますね」「お召物をかえましょう」「お化粧をしなければ」
「蜂蜜をお召し上がりください」
私の部屋に幾人もの女性が入ってきては、私を起こして身支度を整えていく。
まるで女王蜂をお世話する蜜蜂の様。
この光景だけ切り取れば、傍目から見れば恐らくは、資産家の箱入り娘にしか見えないのでしょうけれど。
生憎、私はそんなお砂糖とスパイスとその他全ての素敵な物のエッセンスで出来た女では無い。
私の口に蜂蜜を運ばれている最中にも、働き蜂の様に身支度を整えられていく。
嗚呼、気が重い。
部屋から出ていきたくなんて、ない。
自室を出て別の部屋を開けると、耳障りな音が頭の中に響いていく。
(ふぅん、あれが『例のジゼル』って子か)(人の心が分かるって、本当なの?)(色んな噂があるけれど、嘘じゃないの?)(高いお金を払ったんだからその元は取れるような内容じゃなきゃ)
ざわめきが響くと共に、私の心を黒く塗りつぶしていく。
軽く部屋の中を見渡して、今日は十数人程度か、少ないな、等と思いながら皆の前に立ち、会釈して笑顔と共に言い飽きた台詞を吐く。
「本日は皆様、お越し頂きありがとうございます。順番にお呼びいたしますので、お一人づつお入りください」
また笑顔を作って。
一人先に私は小さな部屋へ行き、座り心地だけは良いソファに腰掛けながら、人が入ってくるのを待つ。
「は、初めましてジゼルさん。私××と申します」
(あ、この子がジゼルって子なんだ~~ 若いな~~ えっ?ってか学校とか行かないでこんなことしてんの?)
「初めまして、××さん。お座り下さい、お話を伺いましょう」
笑顔が凍りつく前にさっさと消え失せて欲しい。
アンタの失礼な本心に、私の気が怒りで狂う前に。
「はい 実は私、半年前に新卒で今の会社に入ったんですけど、先輩がきつくって私にばっかり当たってきていて困っていて。待遇は良いから止めたくは無いんですけど……」
(やっぱアイツ30だからってこっちの若さと可愛さに嫉妬してんのかな~ 迷惑。彼氏とかいなそうだし~~ ストレス発散を私でしないで欲しい~~)
「顔だけでは無くて、人間性が確認出来る鏡があると良いわよね」
「ホントですよ」
「その年上の先輩では無くて、貴方に言っているんですけどね。もう少し仕事に対しての姿勢を変えれば、こんな所で馬鹿丸出しな質問しなくても改善されるんじゃない?」
彼女の声だけでは無くて、彼女が職場で碌に仕事も出来ず、その上ミスも『すみません~~』とその場で適当に流して気にしない。
そして、その尻拭いを当の女性先輩の分にまで仕事が覆いかぶさっている映像が、一瞬だけだけど浮かんでいた。
相談者の女性は『何でそんなことまで分かるんだ?』という表情と『何で貴方に其処まで言われなきゃなんないの?』という表情が入り交じった、複雑な表情をしていた。
その後もその女性の後に、浮気とか、浮気とか、浮気とかで悩んでいる、汚いディズニープリンセス気取りの中年女性の話を9割聞くと言う拷問で私の一日は閉じていく。
これが私。
これが、貴方の知っていた過去のジゼルの生活。
生まれた時には既に点滴をしながら、こうして部屋の中に籠りっきりの生活。
母曰く、心臓が悪いから治療の為に点滴をしていて、その為に殆ど外に出れなくて。
朝起きて、日がな一日ゆるやかに過ごし、夜には寝るという、退屈極まりない日々を送っていたある日。
突然だけれど、私は簡単にだけれど、人の心の声が聞こえるようになっていた。
時には、映像が予知なのか分からないけれど、稀に見える事もある程で。
その時、母にこう言われたのだ。
「貴方は、優秀な魔女の血を身体に宿しているの。だから、受け継いだ貴方もその能力が宿っているのね」
酷く母は嬉しそうだった。
私の心も知らないままに。
(ようやくこれで、私も楽が出来るわ)
当時、まだ幼かった私に母の心の中の意味は分からなかったけれど、今なら分かる。
私の能力を利用して、信者たちから大金を搾取して、彼女達の心の欲、心の隙間を埋めさせて贅沢をしたかったのだと。
こうして、気付いた時に私は教祖みたいな存在に成り果てていた。
それがどうやら可笑しいと気付いた時には、もう遅かった。
搾取するだけ搾取した、信者達が毎日の様に家に上がり、私の無意味な言葉を欲しがって。
その中でも、特に上位に課金した人間は、私の傍に仕えて、お世話出来るという触れ込みで。
お金を払いながら、ハウスキーパーをするという愚かな人間に世話役兼監視をさせられて。
馬鹿みたい、と心から私は彼女達に侮蔑と同情を覚えるのだけれど。
逃げる事すら、あの頃の私には出来なかったのだ。
***
基本的には、家の中で預言者の真似事をする日々だけれど。
週に2~3回、検査の為に大きな病院を通っていた。
家と病院しか居場所を知らなかったし、無かったのだけれど。
欲望の権化にまみれた来客達と顔を合わせなくって済むのは、とてもとても、私の心が安らかで居られる数少ない時間だったから、幸せなひとときだった。
受付をして、長い長い診察待ちをして、検査をされる。
簡単に話だけの5分だけで済む事もあれば、時間もかかる事もまちまちで。
出来れば少しでも長く、病院でただ待ちぼうけて居たいと思いながら、時を過ごすのだ。
始めは通院に、母が。
途中からは信者がついてきたのだけれど。
上記の理由から、私は酷くうんざりしていて一人になりたかったので、母から信者の一人が付き添いに変わった時にチャンスだと思った。
「ねぇ、貴方も大変でしょう? 長い間病院の待合室で、何も無くただただ私の隣に居るだけって。気にしないで、お茶でもしていて頂戴、その方が私も気楽だから」
「お母様に叱られてしまいます」
「もし病院に居る間だけでいいから、私を一人にしてくれたのなら、お礼をしてあげるわ。例えば、貴方にだけ特別に未来が視えた時に教えてあげるとか」
喜んで彼女は席を外してくれた。
お母様には秘密にして下さいね、という言葉と共に。
「多分、行くなら此処のお店がお勧めだと思うわ。時間潰しに行ってみて」
正直に言えば、視える映像も此方が意図している訳ではないので、視えない事もあれば、意味の無い映像が視える事もあるのだけれど。
この時ばかりは幸運に、其処のお店の店員が、彼女好みだったようで通い詰める映像が視えたのだ。
(……まぁ、もし今日がその店員さんと会う日じゃなかったとしても、あそこの紅茶とケーキは美味しいので、暫くドハマリしてくれるでしょ)
そういう経緯を得て、私は自由を手に入れた。
病院が終わった後に、彼女の携帯に連絡を入れて、何事も無かったかのように帰宅する。
それが私の、哀しくも幸せを噛み締められるひとときだった。
***
ずっと同じ病院を通ってはいたのだけれど、こんな噂が耳に入るようになったのは、2~3年ほど前だっただろうか。
『○○病院に、恐ろしい程の美少女が居る』
自惚れだと分かった上で告白するけれど『恐らくその噂は私の事だな』と思っていた。
と言うのも、信者何人かが実際に心の中でそう思っていたし、そういう噂が在って『美少女と言う噂があったので本当か調べに来た』みたいな失礼な人も何人かいたから。
だから、私は自分が『美人だという評価は得ている』という自覚はあった。
流石に自分の心の中まで偽る人は、あまり居ないでしょうから。
そんな訳で、その噂を聞いてからは病院通いが前より好きになってしまった。
何もある訳では無いけれど、自由な時間と、賞賛を浴びるのは酷く嬉しい。
例えそれが、虚しい承認欲求だと気付いていても。
そんなある日のことだった。
一人で病院に居る時に、声を掛けられたのは。
「君、凄く可愛いね。よく言われない?」
「いいえ、別に」
心の中で言われる事は多々あるけれど、と思いながら振り返ったら、其処には目が醒めるほどの美貌の青年が居た。
「はは、そうか。病院に『美少女が居る』という噂があって、君の事かと思ったのだけれど」
私の鼓動は高なっていた。
ほぼ、初めて見る同じ年頃の異性。
それも、とても物腰が柔らかくて、眩暈がする程の容貌で。
もう一つ。
私は誰かと居ると、嫌でも心のざわめきが耳に入り、不愉快で不愉快で仕方が無いのだけれど。
不思議な事に、この人からは何も聞こえない。
それが酷く心地よくて。
病院の度に、彼と会って会話を重ねる日々が始まった。
バレエのジゼルにて。
彼女はアルブレヒトと出会うが、ジゼルは処女のままである――とあるけれど。
『あの時代の紳士の為の都合の良いヒロイン像』なんて、現実にはある訳がない。
NEWS
ニュース速報です!ハイドラ大隊が、遺跡巨人のコントロールを奪取し、撃破に成功しました!
遺跡巨人は崩壊を始めています!
脱出は可能なのでしょうか、我々は内部に残されたハイドラ大隊の無事を祈るばかりです
救助空挺が旋回を続けて――
『フェフフェト』 「……やぁ、遅かったね。オレはこのとおりだ」 |
『フェフフェト』 「遺跡巨人とのコネクションを持ったが、それは、遺跡システムとバイオ融合を果たすことだった」 |
『フェフフェト』 「悔いはない、一度捨てた命だ。オレは撃墜され、生身でセクション・6をさまよううちに、遺跡に吸収され、このありさまだ」 |
『フェフフェト』 「遺跡の死とともに、オレも死ぬ。だが、いい夢が見れたよ」 |
『フェフフェト』 「ここは暖かいし、とても眠いんだ。今なら死ぬほど眠れそうだ」 |
『フェフフェト』 「……遺跡に挑んだものは死ぬんだ。誰も例外なくな。奇妙な……ジンクス……だったな……」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「わたしは全てを失った」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「希望も、理念も、存在意義も、理由も」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「何もない、何もなくなってしまった」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「それでも――」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「消えない光がある」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「わたしがわたしであること」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「わたしには、この私自身がある」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「そして、この領域拡散精神遊離環がある」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「行こう――わたしには、それだけで十分だったんだ」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「戦うことに、他の全てはいらなかった」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「私は……この、領域拡散精神遊離環と共にある。そして、私はどこまでも戦える。それが、私の使命なのだから」 |
◆訓練
適性の訓練をしました適性が101上昇した
◆戦闘システム決定
ステルス に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1にMorphoof【器楽】を装備した
脚部2にHewを装備した
スロット3にガブリオールを装備した
スロット4に鷺のいななきを装備した
スロット5に鷺のいななきを装備した
スロット6にantihasteを装備した
スロット7に第肆式召喚支援魔導炉《アスタルテ》を装備した
スロット8にラウダネス軽量型広域レーダーを装備した
スロット9に間延びした論理回路を装備した
スロット10にDirtyKaratを装備した
スロット11にDirtyKaratを装備した
◆僚機設定
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションA
ユニオン活動
ユニオン設備……なし!!
ユニオン連帯
……なし!!
ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
ランダムの訓練をしました
ユニオン連帯
……なし!!
ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
ランダムの訓練をしました
ランダムが1上昇した
ランダムの訓練をしましたランダムが1上昇した
ランダムの訓練をしましたランダムが1上昇した
ランダムの訓練をしましたランダムが1上昇した
ランダムの訓練をしましたランダムが1上昇した
メッセージ
ENo.268からのメッセージ>>
薄暗い部屋の中、カーテンの向こうはまだ霧深く。
例えばこの部屋が小舟の一室で、暗い海の上を漂っているのだとしても。
例えばこの部屋が吹雪の山中、遭難した末に見つけた山小屋だったのだとしても。
必ず打開する。しかしそれは一人では出来ないことだ、と言う。
自分を定義するのは自分だけで出来ることではない。
誰かが自分を見た時、その人が知る自分であること、その行動こそが結果となり―
行動こそが結果となり、人物という像を結ぶ。
差し当たっては、今日も美味しいものが食べたいです!と言うある種脳天気な姿。
だが、この微睡みを抜けて。朝日に向かってゆくには十分な熱量を持っていることも確かだ。
起き上がる。その手をとって。
白土ルネ 「ええ。時に勇気を必要とする一歩でも、ボクが居ます。 周りをうろうろして、危なっかしいかもしれないけど。 落っこちて助けを求めることだってあるかもしれないけれど。」 |
例えばこの部屋が小舟の一室で、暗い海の上を漂っているのだとしても。
例えばこの部屋が吹雪の山中、遭難した末に見つけた山小屋だったのだとしても。
白土ルネ 「溜息一つついて、しょうがないわねって手を差し伸べてくれるなら。 ボクはその手をとって、何とか這い上がって、どうやってでも先に進みます。 ジゼルさん、その時はよろしくおねがいしますね!」 |
自分を定義するのは自分だけで出来ることではない。
誰かが自分を見た時、その人が知る自分であること、その行動こそが結果となり―
白土ルネ 「ボクは、ジゼルさんが抱いていた苦しみを真実知っているとは言えません。 でも、ジゼルさんがボクと同じように楽しいということを真実感じてくれるようになったのなら… 嬉しいですね。だって、美味しいご飯を本当に美味しいって思えないって絶対に辛いことですよ。」 |
差し当たっては、今日も美味しいものが食べたいです!と言うある種脳天気な姿。
だが、この微睡みを抜けて。朝日に向かってゆくには十分な熱量を持っていることも確かだ。
起き上がる。その手をとって。
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1900
追加収入 55
攻撃戦果補正8.06%
支援戦果補正16.23%
防衛戦果補正9.05%
撃墜数補正 0.1%
未確認機補正4%
敵警戒値補正0.631%
追い上げ補正3.1%
合計現金収入2892
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額630
整備請求額 0
ユニオン費 0
手当金 100
◆制御値が2成長しました
◆整備値が2成長しました
◆適性値が2成長しました
◆経験値が95増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 55
攻撃戦果補正8.06%
支援戦果補正16.23%
防衛戦果補正9.05%
撃墜数補正 0.1%
未確認機補正4%
敵警戒値補正0.631%
追い上げ補正3.1%
合計現金収入2892
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額630
整備請求額 0
ユニオン費 0
手当金 100
◆制御値が2成長しました
◆整備値が2成長しました
◆適性値が2成長しました
◆経験値が95増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
倉庫がいっぱいで素材を受け取れない!
倉庫がいっぱいで素材を受け取れない!
明日の戦場
第2ブロック
《グレムリン》追撃[目標物破壊]
グレムリン追撃戦を行う。敵はこちらの施設から奪った100連ミサイルを装備しているはずだ。友軍としてグレムリン2機、デボンレックス・ヴォイド数機を予定している。健闘を祈る
来週の霧濃度:88%
来週の電磁波:92%
来週の警戒値:639%
ジゼル・ガミジーナ |
ブラッド・メルヴィル |
アンナロッテ |
シェリー |
トレーニィ |
Annihilator |
ODE-30 |
闇 |
i |
偽りの射ち手 |
藤堂 蛙子 |
マザー・アース |
緋色の狐 |
水槽の脳髄 |
Silence |
Change |
宇井那セーギ |
マンスリーダイワパレス |
フレデリック・ボウマン |
失楽の『メシア』 |
『ターミネイト・グレムリン』[物理] |
『スティミュラント・グレムリン』[物理] |
『シャドウ・ナイフ』[物理] |
『シャドウ・ナイフ』[物理] |
『デボンレックス・ヴォイド』[物理] |
『デボンレックス・ヴォイド』[物理] |
--- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
『セレスト・グレムリン』[物理] |
未確認機『エウリプテリダ』[粒子] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
装甲飛行艇『ドルフィン』[電子] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
装甲飛行艇『ドルフィン』[電子] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
装甲飛行艇『ドルフィン』[電子] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
未確認機『エウリプテリダ』[粒子] |
装甲飛行艇『ドルフィン』[電子] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
装甲飛行艇『ドルフィン』[電子] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
未確認機『エウリプテリダ』[粒子] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
未確認機『エウリプテリダ』[粒子] |
キャラデータ
名前
ジゼル・ガミジーナ
愛称
ジゼル・ガミジーナ
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本来は兄の方が来る予定ではあったが、当人はその矢先に亡くなってしまう。 『代理』として着任したのが、妹のジゼル・ガミギーナである。 病弱で心臓が弱い他、影ながら密かに、誰にも悟られないよう自室で輸血を行っている。 目が醒めるほどに美しい容貌を持つが、中身がそれに伴わず、酷く対人関係に難がある無愛想な女。 人嫌いかつ引き籠りなので、任務以外は大抵部屋に一人で引き籠っている。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
__0__1__2__3__4__5__6__7 __8__9_10_11_12_13_14_15 _16_17_18_19_20_21_22_23 |
機体データ |
|
|
1 | 領域殲滅兵器A | アティチュード [24/高圧軽量/霊障] | ▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | 素材 | 照準装置27 [27/精度/---] [素材] |
▼詳細 |
3 | 軽ブースターB | ガブリオール [26/重霊障/霊障]《装備:3》 | ▼詳細 |
4 | 素材 | 貯水タンク27 [27/貯水/---] [素材] |
▼詳細 |
5 | 素材 | 自動修復装置28 [28/AP回復/---] [素材] |
▼詳細 |
6 | 素材 | ナノマシン28 [28/超重回復/---] [素材] |
▼詳細 |
7 | 術導肢A | DirtyKarat [24/重霊障/重霊障]《装備:10》 | ▼詳細 |
8 | 術導肢A | DirtyKarat [24/重霊障/重霊障]《装備:11》 | ▼詳細 |
9 | 素材 | 自動修復装置29 [29/AP回復/---] [素材] |
▼詳細 |
10 | 素材 | 巨大培養卵29 [29/重卵/---] [素材] |
▼詳細 |
11 | 素材 | 限界軽量化プラン30 [30/薄装甲/---] [素材] |
▼詳細 |
12 | 素材 | アンテナ30 [30/索敵/---] [素材] |
▼詳細 |
13 | 軽ブースターB | ポワント [23/噴霧/誘発] | ▼詳細 |
14 | 素材 | 衝撃吸収板31 [31/耐物/---] [素材] |
▼詳細 |
15 | 素材 | 3年保証書31 [31/重保証/---] [素材] |
▼詳細 |
16 | 素材 | ロケットモーター32 [32/高跳躍/---] [素材] |
▼詳細 |
17 | 素材 | 培養卵32 [32/卵/---] [素材] |
▼詳細 |
18 | 素材 | 姿勢制御装置33 [33/飛行/---] [素材] |
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19 | 軽タンクA | Hew [22/AP回復/AP回復]《装備:2》 機動[350] AP[1849] 旋回速度[1021] 防御属性[火炎] 防御値[598] 貯水量[389] 積載量[4400] 消費EN[299] 金額[969] 重量[1800] [タンク] *作者* |
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20 | 操縦棺B | Morphoof【器楽】 [22/霊障/霊障]《装備:1》 | ▼詳細 |
21 | 素材 | オッドサーキット33 [33/高誘発/---] [素材] |
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22 | 素材 | 精密設計図34 [34/高圧変形/---] [素材] |
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23 | レーダーB | 間延びした論理回路 [22/AP回復/AP回復]《装備:9》 | ▼詳細 |
24 | レーダーB | ラウダネス軽量型広域レーダー [22/重量軽減/重量軽減]《装備:8》 | ▼詳細 |
25 | ウィルスA | 第肆式召喚支援魔導炉《アスタルテ》 [22/卵/卵]《装備:7》 培養[9] 特殊B[412] 旋回速度[437] 防御属性[物理] 防御値[897] 貯水量[583] 噴霧量[145] 武器属性[ウィルス付与] 消費EN[798] 金額[969] 重量[700] [培養装置] *作者* |
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26 | 制動障害誘発A | antihaste [22/誘発/誘発]《装備:6》 | ▼詳細 |
27 | エンジンB | 鷺のいななき [22/旋回/旋回]《装備:5》 | ▼詳細 |
28 | エンジンB | 鷺のいななき [22/旋回/旋回]《装備:4》 | ▼詳細 |
29 | 素材 | 機械油34 [34/旋回/---] [素材] |
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30 | 素材 | 反応スプリング35 [35/跳躍/---] [素材] |
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