第10週目 オペレーター&シルバーの一週間
◆日記
セクション・3に突入してから間も無くのことだった。
デバス・テイターセンチネル率いるハイドラ部隊によって、オーガアームやバーサークを選択した死に急ぎ野郎共が引き倒される光景を見ていた。
実際にはどこかで見た映画か現実の映像がごちゃ混ぜになって混同してしまった可能性もあるが、普段後方に設置しているガンブラー・ハザードの目の前にそれはけたたましい方向のような金切り音を上げて撃ち抜いてきた。
大破する機体。放り出された体。一般化してきたハイドラのコックピットと異なり剥き出しになった、アクション映画でしか見ないような最低な効率しか齎さないバイク状の奇怪なハイドラは見るも無残に破壊された。とはいえ機体自体は試作機とはいえバックアップはあるだろうし、ボロボロになったそれを直して使う、ということもない。シェルターに戻れば五体満足な機体が蔵から引っ張り出されるし、OSの導入し直しの手間さえ目を瞑ればバイクの用意は一日も経たずに済むだろう。
問題と言えば、技術と経験はそう簡単に引継ぎが出来ない点だが。
『シルバー! ねぇシルバーったら!』
記憶の中で新しいのは、女の悲痛な叫び声だった。
普段滅多に荒々しい声を出さないのに、こういうときはきちんと反応する辺り『シェルター』の人間の中でも特異な存在だと思う。
シェルターは効率厨のクソ引きこもり野郎だ、と昔スラムにいた仲間が愚痴っていたことがある。実際階級が上になればなる程効率的に、機械的に、事務的に自分たちの処遇を決めてかかるのが当然だったからである。
生き死にも裁判も制裁も処刑も。この国にとっては日常茶飯事で常に心を殺してやっていかないと生きていけない。
それがあまりにクソだと思ったから俺は――
『返事をしなさい。ハイドラの徹甲弾を受けても、ハイドラの防護システムのお陰であなたは無事なはずよ。設計上、見た目以上に頑丈に守っているはずなの。投げ出された時の衝撃もその戦闘服が緩和してくれるはずだから。起きなさいシルバー!』
『はず』と憶測の域を抜けない言葉をつらつらと彼女は流す。無事なはず。問題はない。計算に狂いはない。
他人事みたいに喚かれるのは苦手だった。画面の向こうで起こっている壮惨な出来事をそいつはどう思っているのか。
『シルバー! まだあなたときちんと話せてない! この前やっと話をしようってなったばっかりなのに、後悔させないでよシルバー!』
冷静に俯瞰してみればガスマスクには軽いひびが入った程度で通信状況に変わりはない。対衝撃用のフードに包まれた頭にも目立った外傷はない。打ち身がひどく痛むのは気がかりだが、感覚的に折れてはいないらしい。指先はひどい痙攣が生じているから末端は文字通り手酷いことになっているかもしれない。
軽く笑い声をあげて見せると喉奥が詰まった感覚がする。せき込んでみたが吐瀉物や血が吐き出されることは無かったから舌根が下がっていただけだと安堵する。
「……心配すんな。なるようになる」
安心したせいだろうか。ハイドラに踏みつぶされる危険性がまだ残っているというのに、自分はまだ助かるような気がしてそのまま意識を取りこぼす。
向こうからの何かが決壊したような声色に反応を返すでも、気ィ抜けちまったと大笑いするまでもなく、壊れたカメラのように雑音と共に目の前の映像が途切れた。
◆ ◇ ◆ ◇
木々の間を若葉が見下ろしている。警笛音が喧しく響き渡るのも一瞬、者悲し気なその音を引き連れ、車輪を回して走り去る。
シェルターではもう博物館にしか置いていないという鉄の箱型電車を見送る男は、ホームに備え付けられた椅子に腰を落ち着かせていた。
霧が一帯を包み込むと何も見えなくなってしまうが、マスクの影響かそれとなく周囲を見るのに苦労は無かった。
「……」
ふと、手にした切符の感触を確かめる。手袋に包まれては感触も何も分かったものではないが、滑らかに移動する感覚が心地良い。
歩廊ではしゃぎまわっていた子供達がいた気がするが、今は電車の中だろうか。遠戚の顔に会うために、銘々が椅子に膝を付けて車窓の景色に色めき立っているに違いない。その多くは縁日で見かけるようなお面を着けていた。
否、シェルターにはお面を付ける習慣も文化も過去の遺物になっていた。なればここは別世界に違いない。
ならばここはどこだよ、と思う。自分が装着している仮面は狐面ほどの愛嬌も造形の凝りようもなければ、戦闘に特化しただけの没個性のガスマスクでしかない。
男の子ならざわつく造形だろうが、死神の顔と大差はあるまい。
ふと顔を上げると、ホームに人が立っていた。ありあわせの金で掻き集めた装備を纏い、ヘルメットで顔を隠したハイドラライダーだった。次の電車が来るまでは時間があって、随分暇そうに伸びをしていた。声を掛けるのは野暮だと軽く手を振ってみたら、あちらも気軽に手を振り返してくれた。
ホームのベンチ横に設置された灰皿を手繰り寄せ、煙草に火をつけて煙を吸い込む。
「……妙な感じだな」
ここは彼岸だと、まるで夢を自覚したかのように合致する。死の間際というのを傭兵は何度か感知したことがあったが、ここまで具体的に引っ張られる経験はあまりなかった。ともあれば自分は本当に死にかけているに違いない。
ここにいる時点で体の状態は芳しくないだろうし、どうやって戻るのかもわかったものではない。さしあたってあの戦場が終息して自分を誰かが回収してくれるまではこのホームに入り浸ることになると思ったが、どうにも結果は早くに伝わることになる。
手中に収めた切符をもう一度確認する。そこにあるべき文字はこの駅の名称から矢印の向かう先――そこには何も書かれていなかった。
それが答えだ。乗ったところで意味はなく、無賃乗車として駅員に引っ張り出されてしまう。マスク越しに目元を抑えると、終末の情景が眼に浮かぶ。
暫し気を緩めて弛緩した筋肉の動きに意識をやっていると、次の電車が到着したらしい。先ほどのライダーと、その他有象無象が電車に乗り込んでいく。看取るのとはまた違うが、その光景は見逃さずに最後まで見ていた。
悲しいとは思わない。人の命とはかくあるべきもので、死の経験なんて一度きりで十分なのだ。地面に叩きつけられて這いずる感覚というのは、何度やっても慣れることは無い。
「そろそろ起きてみるか」
ハイスクールのガキじゃあるまいに。布団から這い上がるようにしてベンチから腰を上げる。
不敵な笑みと、鼻に掛けるような悪態を呟く。マスクとフードを被り直し、切符を放ってホームの外へと向かう。
残された切符は青白い放電と共に焼け焦げて行った。
◆ ◇ ◆ ◇
「……お目覚めになられましたか、シルバー様」
声色は無機質だが、絶妙に優し気なアクセントの利いた喋り方だった。がたごとと揺れる天地と、逆転した視界の先にはアメトリン色の瞳が覗き込んでいる。視線を外しながら自分の顔に触れてみると、ガスマスクはすぐ傍に置いてあるらしいことが窺えた。
「売り物の止血剤と予備のガスマスクの貸し出しに、大破したガンブラー・ハザードの整備費オマケに弾薬費。総計するとかなりのペナルティが課されますが、ご了承ください」
「K・K(ケイ・ツー)か。あんたらが直々に回収とはずいぶんヒマしてるんだな」
「よりにもよって焼夷弾を積んでいる最中に破壊されるとは運のないことだ。否、攻撃的なアセンブルにしたのがそもそもの間違いだな」
少し視線を上にやると、相変わらず逆転した天地から真っ黒なコートを身に纏った巨漢のドライバー、K・K(ケー・ケー)がいた。
これはK・K達が普段使っているハイドラらしい。寝食のしやすい居住スペースに加えて、インスタントの自販機が数種類ほど並べられている。すべては見えないが大量の銃火器やハイドラ用のパーツが収納されたボックスもある。恐らく個別にハイドラを収納できるように仕切られた場所もあることから、ガンブラー・ハザードもそちらに収納されているのだろう。
「シルバー様は頭を打っておいででしたので、簡単ながら処置しておきました。一週間後、またお仕事に出られるよう調整をお願いします」
「俺ァ機械じゃねェんだから。ヘマしたらヘコむのよ俺だって」
「おや、シルバー様は下手な機械よりも頑丈で図太い人という認識でいたのですが、当方の鑑識眼は狂ってしまったのでしょうか」
「間違っちゃいねェな……」
人らしく微笑むケイ・ツーは一度シルバーの視界から離れると「何かお好みは?」とインスタント食品が封入された自販機の前に立つ。
適当な飯物を頼むと焼き飯らしきものを選択。出来上がりまでは数分程かかると言い、彼女は自販機の前に立ち尽くす。
「今日は随分と危うい橋を渡らせた。次回は周囲との連携を再確認させてオペレーターを指導させる」
運転を続けるケー・ケーが平坦なトーンで話しかけてきた。
「こーゆーのは慣れてる。それよりオペ子は?」
「頭を抱えて項垂れていたが貴様の回収報告を受けて安心していた。シェルターの人間にしては悪くない人材だな」
「同感。ああいうのがもっと増えてくれりゃイイんだがね」
「無理な相談だな。あの国が根本から変わらない限りは。それはそれとしてシルバー、貴様の経歴を一度読ませてもらった」
隣ではケイ・ツーが出来上がったばかりの焼き飯が入った紙皿を手に乗せていた。天真爛漫な笑顔とは程遠い、冷ややかな表情でケー・ケーは男を見ていた。
「貴様、10年前にOMS社に反旗を翻したテロ組織の一員だったそうだな」
デバス・テイターセンチネル率いるハイドラ部隊によって、オーガアームやバーサークを選択した死に急ぎ野郎共が引き倒される光景を見ていた。
実際にはどこかで見た映画か現実の映像がごちゃ混ぜになって混同してしまった可能性もあるが、普段後方に設置しているガンブラー・ハザードの目の前にそれはけたたましい方向のような金切り音を上げて撃ち抜いてきた。
大破する機体。放り出された体。一般化してきたハイドラのコックピットと異なり剥き出しになった、アクション映画でしか見ないような最低な効率しか齎さないバイク状の奇怪なハイドラは見るも無残に破壊された。とはいえ機体自体は試作機とはいえバックアップはあるだろうし、ボロボロになったそれを直して使う、ということもない。シェルターに戻れば五体満足な機体が蔵から引っ張り出されるし、OSの導入し直しの手間さえ目を瞑ればバイクの用意は一日も経たずに済むだろう。
問題と言えば、技術と経験はそう簡単に引継ぎが出来ない点だが。
『シルバー! ねぇシルバーったら!』
記憶の中で新しいのは、女の悲痛な叫び声だった。
普段滅多に荒々しい声を出さないのに、こういうときはきちんと反応する辺り『シェルター』の人間の中でも特異な存在だと思う。
シェルターは効率厨のクソ引きこもり野郎だ、と昔スラムにいた仲間が愚痴っていたことがある。実際階級が上になればなる程効率的に、機械的に、事務的に自分たちの処遇を決めてかかるのが当然だったからである。
生き死にも裁判も制裁も処刑も。この国にとっては日常茶飯事で常に心を殺してやっていかないと生きていけない。
それがあまりにクソだと思ったから俺は――
『返事をしなさい。ハイドラの徹甲弾を受けても、ハイドラの防護システムのお陰であなたは無事なはずよ。設計上、見た目以上に頑丈に守っているはずなの。投げ出された時の衝撃もその戦闘服が緩和してくれるはずだから。起きなさいシルバー!』
『はず』と憶測の域を抜けない言葉をつらつらと彼女は流す。無事なはず。問題はない。計算に狂いはない。
他人事みたいに喚かれるのは苦手だった。画面の向こうで起こっている壮惨な出来事をそいつはどう思っているのか。
『シルバー! まだあなたときちんと話せてない! この前やっと話をしようってなったばっかりなのに、後悔させないでよシルバー!』
冷静に俯瞰してみればガスマスクには軽いひびが入った程度で通信状況に変わりはない。対衝撃用のフードに包まれた頭にも目立った外傷はない。打ち身がひどく痛むのは気がかりだが、感覚的に折れてはいないらしい。指先はひどい痙攣が生じているから末端は文字通り手酷いことになっているかもしれない。
軽く笑い声をあげて見せると喉奥が詰まった感覚がする。せき込んでみたが吐瀉物や血が吐き出されることは無かったから舌根が下がっていただけだと安堵する。
「……心配すんな。なるようになる」
安心したせいだろうか。ハイドラに踏みつぶされる危険性がまだ残っているというのに、自分はまだ助かるような気がしてそのまま意識を取りこぼす。
向こうからの何かが決壊したような声色に反応を返すでも、気ィ抜けちまったと大笑いするまでもなく、壊れたカメラのように雑音と共に目の前の映像が途切れた。
◆ ◇ ◆ ◇
木々の間を若葉が見下ろしている。警笛音が喧しく響き渡るのも一瞬、者悲し気なその音を引き連れ、車輪を回して走り去る。
シェルターではもう博物館にしか置いていないという鉄の箱型電車を見送る男は、ホームに備え付けられた椅子に腰を落ち着かせていた。
霧が一帯を包み込むと何も見えなくなってしまうが、マスクの影響かそれとなく周囲を見るのに苦労は無かった。
「……」
ふと、手にした切符の感触を確かめる。手袋に包まれては感触も何も分かったものではないが、滑らかに移動する感覚が心地良い。
歩廊ではしゃぎまわっていた子供達がいた気がするが、今は電車の中だろうか。遠戚の顔に会うために、銘々が椅子に膝を付けて車窓の景色に色めき立っているに違いない。その多くは縁日で見かけるようなお面を着けていた。
否、シェルターにはお面を付ける習慣も文化も過去の遺物になっていた。なればここは別世界に違いない。
ならばここはどこだよ、と思う。自分が装着している仮面は狐面ほどの愛嬌も造形の凝りようもなければ、戦闘に特化しただけの没個性のガスマスクでしかない。
男の子ならざわつく造形だろうが、死神の顔と大差はあるまい。
ふと顔を上げると、ホームに人が立っていた。ありあわせの金で掻き集めた装備を纏い、ヘルメットで顔を隠したハイドラライダーだった。次の電車が来るまでは時間があって、随分暇そうに伸びをしていた。声を掛けるのは野暮だと軽く手を振ってみたら、あちらも気軽に手を振り返してくれた。
ホームのベンチ横に設置された灰皿を手繰り寄せ、煙草に火をつけて煙を吸い込む。
「……妙な感じだな」
ここは彼岸だと、まるで夢を自覚したかのように合致する。死の間際というのを傭兵は何度か感知したことがあったが、ここまで具体的に引っ張られる経験はあまりなかった。ともあれば自分は本当に死にかけているに違いない。
ここにいる時点で体の状態は芳しくないだろうし、どうやって戻るのかもわかったものではない。さしあたってあの戦場が終息して自分を誰かが回収してくれるまではこのホームに入り浸ることになると思ったが、どうにも結果は早くに伝わることになる。
手中に収めた切符をもう一度確認する。そこにあるべき文字はこの駅の名称から矢印の向かう先――そこには何も書かれていなかった。
それが答えだ。乗ったところで意味はなく、無賃乗車として駅員に引っ張り出されてしまう。マスク越しに目元を抑えると、終末の情景が眼に浮かぶ。
暫し気を緩めて弛緩した筋肉の動きに意識をやっていると、次の電車が到着したらしい。先ほどのライダーと、その他有象無象が電車に乗り込んでいく。看取るのとはまた違うが、その光景は見逃さずに最後まで見ていた。
悲しいとは思わない。人の命とはかくあるべきもので、死の経験なんて一度きりで十分なのだ。地面に叩きつけられて這いずる感覚というのは、何度やっても慣れることは無い。
「そろそろ起きてみるか」
ハイスクールのガキじゃあるまいに。布団から這い上がるようにしてベンチから腰を上げる。
不敵な笑みと、鼻に掛けるような悪態を呟く。マスクとフードを被り直し、切符を放ってホームの外へと向かう。
残された切符は青白い放電と共に焼け焦げて行った。
◆ ◇ ◆ ◇
「……お目覚めになられましたか、シルバー様」
声色は無機質だが、絶妙に優し気なアクセントの利いた喋り方だった。がたごとと揺れる天地と、逆転した視界の先にはアメトリン色の瞳が覗き込んでいる。視線を外しながら自分の顔に触れてみると、ガスマスクはすぐ傍に置いてあるらしいことが窺えた。
「売り物の止血剤と予備のガスマスクの貸し出しに、大破したガンブラー・ハザードの整備費オマケに弾薬費。総計するとかなりのペナルティが課されますが、ご了承ください」
「K・K(ケイ・ツー)か。あんたらが直々に回収とはずいぶんヒマしてるんだな」
「よりにもよって焼夷弾を積んでいる最中に破壊されるとは運のないことだ。否、攻撃的なアセンブルにしたのがそもそもの間違いだな」
少し視線を上にやると、相変わらず逆転した天地から真っ黒なコートを身に纏った巨漢のドライバー、K・K(ケー・ケー)がいた。
これはK・K達が普段使っているハイドラらしい。寝食のしやすい居住スペースに加えて、インスタントの自販機が数種類ほど並べられている。すべては見えないが大量の銃火器やハイドラ用のパーツが収納されたボックスもある。恐らく個別にハイドラを収納できるように仕切られた場所もあることから、ガンブラー・ハザードもそちらに収納されているのだろう。
「シルバー様は頭を打っておいででしたので、簡単ながら処置しておきました。一週間後、またお仕事に出られるよう調整をお願いします」
「俺ァ機械じゃねェんだから。ヘマしたらヘコむのよ俺だって」
「おや、シルバー様は下手な機械よりも頑丈で図太い人という認識でいたのですが、当方の鑑識眼は狂ってしまったのでしょうか」
「間違っちゃいねェな……」
人らしく微笑むケイ・ツーは一度シルバーの視界から離れると「何かお好みは?」とインスタント食品が封入された自販機の前に立つ。
適当な飯物を頼むと焼き飯らしきものを選択。出来上がりまでは数分程かかると言い、彼女は自販機の前に立ち尽くす。
「今日は随分と危うい橋を渡らせた。次回は周囲との連携を再確認させてオペレーターを指導させる」
運転を続けるケー・ケーが平坦なトーンで話しかけてきた。
「こーゆーのは慣れてる。それよりオペ子は?」
「頭を抱えて項垂れていたが貴様の回収報告を受けて安心していた。シェルターの人間にしては悪くない人材だな」
「同感。ああいうのがもっと増えてくれりゃイイんだがね」
「無理な相談だな。あの国が根本から変わらない限りは。それはそれとしてシルバー、貴様の経歴を一度読ませてもらった」
隣ではケイ・ツーが出来上がったばかりの焼き飯が入った紙皿を手に乗せていた。天真爛漫な笑顔とは程遠い、冷ややかな表情でケー・ケーは男を見ていた。
「貴様、10年前にOMS社に反旗を翻したテロ組織の一員だったそうだな」
NEWS
本日のニュースです長く続いた雨によって、アルラウネの森が枯れ始めています
この森は5年前の禁忌戦争によって生まれた存在です
アルラウネの森は、新世界の禁忌を封印する役目を持っていました
森が枯れることによる影響は未知数ですが、専門家によれば、新世界の禁忌もまた変容を始めているということです
「新世界の禁忌は、小さく白い苗になってしまっていました」
「これが今、姿を変え、まるで人間のような――」
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「魔王『セワ』について残された資料は少ない。過去存在した存在であることは確かだが」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「夢と言っても、私たちの存在が虚構である、というにはいささか早いかもしれない」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「というのは、どうやらこの残像領域、という場所は、魔王『セワ』の創造した世界、ということが分かっている」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「いずれ、神との対話が設けられるはずだ。慎重に行わなければならない」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「先の文明は、神との対話に失敗した結果失われた、というのが歴史だからだ」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「私は、ドゥルガーを破壊する。そのための準備を怠ったことはない」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「ドゥルガーの居場所は突き止めている。セクション・5のさらに先、セクション・6とでも言うべき場所だ」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「地霊波ハウリング観測によって、セクション・5の先に超巨大空間があることが分かっている」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「ドゥルガーを格納するには、そこしかありえない。そこにはいるはずだ。組み立て前のドゥルガー素体が」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージ 「準備運動をしておきましょうか」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージ 「『面白いこと』の準備も整ってきましたわ。材料の手配は済んでいますわ」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージ 「あらゆる過去のツケを支払う時が来ましたわ。それは、魔王『セワ』さんの受けた仕打ちの回復でもありますわ」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージ 「新しい世界を夢見た彼へ、新しい夜明けを迎えるために……」 |
◆訓練
制御の訓練をしました制御が55上昇した
オペレーター&シルバーは虚無ったねこのひげを468cで購入した!!
オペレーター&シルバーは虚無ったねこのひげを468cで購入した!!
オペレーター&シルバーは虚無ったねこのひげを468cで購入した!!
オペレーター&シルバーは虚無ったねこのひげを468cで購入した!!
オペレーター&シルバーは虚無ったねこのひげを468cで購入した!!
オペレーター&シルバーは虚無ったねこのひげを468cで購入した!!
ヒルコ教団と契約成功!!
オペレーター&シルバーは試製変形パルス砲B-0を0cで購入した!!
オペレーター&シルバーは薄装棺を401cで購入した!!
金塊を206cに換金した!!
金塊を206cに換金した!!
金塊を206cに換金した!!
金塊を206cに換金した!!
◆作製
資金を100を投入した!!
作成時補助発動! 薄装!! APが 56 減少!!
作成時発動! 薄装甲!! パーツ重量を -84 修正!!
作成時補助発動! 加重!! パーツ重量が 56 増加!!
AP強化!
虚無ったねこのひげと試製重装甲水粒爆縮投射装置A-0を素材にしてHD-SPPを作製した!!
◆戦闘システム決定
コネクト に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1に薄装棺を装備した
脚部2にミロク軽車輪Aを装備した
スロット3にゼノハイラθを装備した
スロット4に虚無ったねこのひげを装備した
スロット5に虚無ったねこのひげを装備した
スロット6に虚無ったねこのひげを装備した
スロット7に虚無ったねこのひげを装備した
スロット8に【Eye】have-youを装備した
スロット9に【Eye】have-youを装備した
スロット10にHD-SPPを装備した
スロット11に虚無ったねこのひげを装備した
◆僚機設定
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションB
ユニオン活動
メガロポリスの酒場『ハック・アライブ』の活動記録
次元潜行技術を利用したポータルの先にその酒場はある。
人工的な夜が織りなす眠らない機械都市。表通りではチップの回収のために甲斐甲斐しく世話をするロボットが道路を歩き、愛玩用に作られた見目麗しいアンドロイドがしなを作って男を誘う。
酒場ではハイドラのパーツを裏で取り扱っているだの、非合法組織だのといった噂話がつきないものの、大抵の客は酒を飲み、下世話な話を咲かせるだけだ。
ここは眠らない町にぽつんと立つ酒場。レトロチックな電気装飾が織り成すサイン。ジュークボックスからは古臭い音楽が気ままに流れている。
懐古に浸りたければいざ門を叩くといい。
権力と金に飽きたなら、せめて疲れを癒すが良い。ハイドラのパーツに一家言ある者ならば情報交換の場としても悪くはないだろう。
メガロポリスの酒場『ハック・アライブ』
メカニックの暇つぶしに開かれた酒場からは、今日もピクルスとマティーニがカウンターにおかれた。
人工的な夜が織りなす眠らない機械都市。表通りではチップの回収のために甲斐甲斐しく世話をするロボットが道路を歩き、愛玩用に作られた見目麗しいアンドロイドがしなを作って男を誘う。
酒場ではハイドラのパーツを裏で取り扱っているだの、非合法組織だのといった噂話がつきないものの、大抵の客は酒を飲み、下世話な話を咲かせるだけだ。
ここは眠らない町にぽつんと立つ酒場。レトロチックな電気装飾が織り成すサイン。ジュークボックスからは古臭い音楽が気ままに流れている。
懐古に浸りたければいざ門を叩くといい。
権力と金に飽きたなら、せめて疲れを癒すが良い。ハイドラのパーツに一家言ある者ならば情報交換の場としても悪くはないだろう。
メガロポリスの酒場『ハック・アライブ』
メカニックの暇つぶしに開かれた酒場からは、今日もピクルスとマティーニがカウンターにおかれた。
ユニオン設備……なし!!
ユニオン連帯
……なし!!
ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
制御の訓練をしました
制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1500
追加収入 75
攻撃戦果補正3.49%
支援戦果補正3.74%
防衛戦果補正4.86%
販売数補正 0.1%
サブクエスト1%
敵警戒値補正0.86%
追い上げ補正3%
合計現金収入1862
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額510
整備請求額 0
ユニオン費 0
手当金 100
ユニオン利子100
パーツ販売数 1個
今回の購入者-->>40
◆反応値が1成長しました
◆経験値が55増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 75
攻撃戦果補正3.49%
支援戦果補正3.74%
防衛戦果補正4.86%
販売数補正 0.1%
サブクエスト1%
敵警戒値補正0.86%
追い上げ補正3%
合計現金収入1862
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額510
整備請求額 0
ユニオン費 0
手当金 100
ユニオン利子100
パーツ販売数 1個
今回の購入者-->>40
◆反応値が1成長しました
◆経験値が55増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
オペレーター&シルバーは避雷針29を入手した!
オペレーター&シルバーは姿勢制御装置29を入手した!
明日の戦場
第6ブロック
抵抗存在排除[目標物破壊]
通路を塞いでいる残像を排除してくれ。邪魔なものは消えてもらう。バリケードが多い。破壊してくれ
来週の霧濃度:108%
来週の電磁波:72%
来週の警戒値:468%
ジル・スチュアート |
Lloyd |
蒼馬 |
ユーリア・クラネルト |
ルート・ロックサイド |
f/f/f |
オペレーター&シルバー |
グロリア=グラスロード |
なおすロボ |
クラリ |
鋼の幽鬼 |
さんかく |
ファティマ |
ジュネリア=ハーヴェスト |
ウィルマ・ウォーカー |
ギベオン |
ローデット・ダイス |
バルトロイ・クルーガー |
エイジ・アサヒ |
フィフェリさん |
--- | --- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
『トーチカ』[物理] |
『ファイアードラム』[火炎] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
機動DR『ウィンドベル』[粒子] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
『ファイアードラム』[火炎] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
機動DR『ウィンドベル』[粒子] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
『トーチカ』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
『ファイアードラム』[火炎] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
キャラデータ
名前
オペレーター&シルバー
愛称
オペレーター&シルバー
機体名
ガンブラー・ハザード
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
オペレーター(operator) アッシュブロンドの髪と夕暮れ色の瞳が特徴。整備士風の格好をしている。 「オーミクス・シェル・アライブ社」の一員。ハイドラライダーの作戦補佐官を担当している。役職はオペレーター。 シルバーからは「オペ子」と呼ばれている。 ハイドラの技師免許も取得しており、メンテナンスにも定期的に参加している。 仕事人気質で頑固者だが人遣いは荒く、誰に対してもパシりを要求する。 シルバー(silver) 傭兵。 「オーミクス・シェル・アライブ社」に雇われたハイドラライダー。外部勢力との戦闘行動、および調査部門を担当している。 大型バイク型の個人運用ハイドラ「ガンブラー・ハザード」に搭乗する。 バイク型なので常に露出した状態で戦場に赴かなければならず、厚手のコートとガスマスクを着用している。 言葉遣いが悪い大柄の男。 銃火器の扱いに長け、奇襲攻撃や機体の損傷を厭わないハイリスクな戦術を好む。 搭乗する機体は「ガンブラー・ハザード」 ガンブラー・ハザード 個人運用を想定して小型化されたバイク型のウォーハイドラ。 チタンと金の合金で出来た大型バイク。ハイドラ用のエンジンを積んでいるが、外装はバイクと変わりなく生身の体が露出する設計になっている。 ロボットの搭乗する機体としてオペレーターが設計し、開発したもの。現在は人力によるテストを行っている。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
__0__1__2__3__4__5__6__7 __8__9_10_11_12_13_14_15 _16_17_18_19_20_21_22_23 |
機体データ |
|
|
1 | 素材 | 避雷針29 [29/耐電/---] 特殊B[260] [素材] |
▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | レーダーC | Ghost [26/耐粒/保証] | ▼詳細 |
3 | 素材 | 姿勢制御装置29 [29/飛行/---] 特殊B[260] [素材] |
▼詳細 |
4 | --- | --- | --- |
5 | 砲塔A | 108式甲型砲塔『ハルファス』 [26/重変形/重変形] | ▼詳細 |
6 | 重車輪A | エンジェル・ハイ・ロウ [27/薄装甲/貯水] 機動[506] AP[2038] 旋回速度[10] 防御属性[電子] 防御値[858] 貯水量[377] 弾数[2] 積載量[4100] 消費EN[214] 金額[1041] 重量[1419] [車輪] *作者* |
▼詳細 |
7 | レーダーC | 虚無ったねこのひげ [27/薄装甲/薄装甲]《装備:4》 | ▼詳細 |
8 | 水粒爆縮投射装置A | HD-SPP [28/薄装甲/重装甲]《装備:10》 | ▼詳細 |
9 | --- | --- | --- |
10 | レーダーC | 虚無ったねこのひげ [27/薄装甲/薄装甲]《装備:5》 | ▼詳細 |
11 | レーダーC | 虚無ったねこのひげ [27/薄装甲/薄装甲]《装備:6》 | ▼詳細 |
12 | レーダーC | 虚無ったねこのひげ [27/薄装甲/薄装甲]《装備:7》 | ▼詳細 |
13 | エンジンB | たいやきエンジン5号機 [26/高圧軽量/薄装甲] | ▼詳細 |
14 | レーダーC | 虚無ったねこのひげ [27/薄装甲/薄装甲]《装備:11》 | ▼詳細 |
15 | 軽車輪A | ミロク軽車輪A [25/高機動/高機動]《装備:2》 | ▼詳細 |
16 | ウィルスB | 粘つく世界『レド=ウィルス』 [20/AP回復/AP回復] 培養[8] 特殊B[359] 旋回速度[565] 防御属性[霊障] 防御値[92] 貯水量[89] 噴霧量[8] 武器属性[ウィルス付与] 消費EN[552] 金額[420] 重量[500] [培養装置] *作者* |
▼詳細 |
17 | --- | --- | --- |
18 | 狙撃砲A | 試製重霊障狙撃砲A-0 [26/重霊障/索敵] 火力[2533] 発射数[1] 防御属性[火炎] 防御値[415] 精度[579] 貯水量[77] 弾数[1] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[198] 金額[396] 弾薬費[160] 重量[1152] [物理射撃] *作者* |
▼詳細 |
19 | 焼夷機関砲A | 試製高機動焼夷機関砲A-0 [26/高機動/重霊障] 火力[36] 発射数[50] 防御属性[物理] 防御値[178] 精度[9] 貯水量[49] 弾数[200] 武器属性[漏出] 異常追加[5] 消費EN[53] 金額[396] 弾薬費[6] 重量[202] [火炎射撃] *作者* |
▼詳細 |
20 | エンジンE | 試製耐電エンジンE-0 [25/耐電/広域索敵] | ▼詳細 |
21 | FCSA | 試製出力FCSA-0 [26/出力/変形] | ▼詳細 |
22 | パルス砲B | 試製変形パルス砲B-0 [27/変形/装甲] 火力[489] 発射数[3] AP[135] 防御属性[火炎] 防御値[260] 精度[185] 貯水量[146] 弾数[30] 武器属性[対空] 異常追加[35] 消費EN[107] 金額[401] 重量[120] [粒子射撃] *作者* |
▼詳細 |
23 | 操縦棺B | 薄装棺 [27/薄装甲/薄装甲]《装備:1》 | ▼詳細 |
24 | 軽ブースターA | ゼノハイラθ [23/噴霧/噴霧]《装備:3》 | ▼詳細 |
25 | 噴霧機B | 試製索敵噴霧機B-0 [25/索敵/高機動] | ▼詳細 |
26 | 噴霧機B | 試製保証噴霧機B-0 [24/保証/飛行] | ▼詳細 |
27 | レーダーC | 【Eye】have-you [24/保証/保証]《装備:8》 | ▼詳細 |
28 | レーダーC | 【Eye】have-you [24/保証/保証]《装備:9》 | ▼詳細 |
29 | --- | --- | --- |
30 | --- | --- | --- |