第14週目 リョウゴ=サクラバの一週間
◆日記
駆ける。
駆ける。
駆ける。
リョウゴは病院の廊下を、足音も静止の声も気にせず。
何度も、何度も、何度も通ったからその道筋は覚えている。
時に助言を求め、時に報告を兼ね、時に何の用事もなく。
自分の指標であり、模範であり、罪の形である男――ソウケン=ノダ第二指第二中隊長。
先の戦役で自分のせいで足を失い、この病院に入院している。
それは一か月前からだったろうか、二か月前だっただろうか。
それすら『思い出せない不自然さ』に、胸を焦がされながら――。
横開きのドアを。
開いた。
そこには。
奇麗に片づけられた病室があるだけで。
皺の刻まれた壮年の顔も、療養生活でなお衰えぬ体も、節くれ立った指先も、
ノダ中隊長がそこに存在していた痕跡すら一切なく。
――『最初からその病室には誰もいなかった』かのごとく、真っ新な部屋だけがそこにあった。
「……あの」
背後から声を掛けられ、振り返る。
その自分の形相に驚いたのか、背後にいたナースはヒッと小さな悲鳴を上げる。
何かの用があって声の掛けたのだろうが、それどころではない。
上書きするようにナースの両腕を掴んで、問う。逃げようと身じろぎする彼女には申し訳ないが、この疑問は解決しなければならない。
「済まない。
……ここに入院していた、ソウケン=ノダは――『どこに行った』」
「っごっ、ごめっ、ごめんなさいっ……!
その、腕っ、痛っ……あのっ『言うな』と……!
サクラバ様には『何も言うな』と命令が下りてきていまして……っ!」
握る腕にさらに力を込めそうになり、慌てて離す。
命令が、下りてきている。ということは――病院に軍が根回しをしていた。
何故。何のために。だが、目的が重要なのではない。
『この病室の現状』が問題であり、『何が起こったのかを確かめる』ことの方が急務だ。
軍からの命令が下りてきているのであれば、これ以上ここに居てもわからない。
リョウゴはナースの静止を振り切って、今度は病院の外へと駆け出して行った。
その胸の中。
つい、先ほど言われたばかりのノゾミの言葉が渦巻いていた。
☆ ★ ☆ ★ ☆
「……お前は。もう、死んでいるんだよ。
リョウゴ=サクラバ」
言葉の意味が、理解できなかった。
理解できないこと自体にも怒りを覚えているのか、問い返す前にノダ小隊長――ノゾミが言葉を重ねてくる。
「――『幻肢残像症候群』。FASっていえば理解できるか。
PTSDと並んでハイドラ乗りが『罹患しやすい』病の一つだ。
自分の領域が現像なのか写像なのかが理解出来なくなり、境界が曖昧になる病だ。
長い間残像領域で戦闘行動をとった新兵が患うことが多いとされている」
「……残像症」
「いい加減。
お前は認めろ――リョウゴ=サクラバ。
わからないなら、何度でも説明してやる。
お前ともあろうやつが……いつまであの戦場から帰ってこないつもりだ。
お前はもう、あの戦場で死んだんだ。『何もかもを失って』な」
告げたくなかったことを口にするように。
苦しそうな顔でノゾミがその真実を自分に叩きつけてくる。
「第二指中隊率いる小隊は『最初の接敵の際に全滅している』んだ。
先の進攻はそれだけ彼我の戦闘力の差があり、中隊の全滅は必然とも言えた」
「馬鹿なッ……!!
俺は、あの戦場の終局まで、ノダ中隊長と行動を共にしていたし、
戦果としては三名の犠牲を払ったが有利撤退と聞いているッ!!
そんな馬鹿な話があるかっ……!!」
「事実だ。
お前はその戦果報告を誰から聞いたか知らないが、それもまた残像症が齎す幻覚か……。
或いは軍部が用意したお前への虚偽の報告だろうな。
帰還した時点でお前は心神喪失状態にあることは明らかであったし、過剰な刺激を与えないためにそうしたのかもしれん」
「そんな。
……バカな」
中隊が、全滅。
自分が経験した戦場と、明らかにズレがあるそのノゾミの言葉に、続けてリョウゴは問いを投げる。
「俺は――ここでノダ中隊長を何度も見舞っているッ!!
全滅したというのならば、ノダ中隊長自身がそれを俺に秘匿していたのは何故だ!!」
「――父もその戦役で死亡したッ!!
お前が見ているのは――ただの残像だ」
膝が。
自重を支えきれなくなり、折れる。膝をつき、全身から力が抜けた。
「……残像症は、戦場から戻った後も症状が続く。
お前は、あの戦役から戻った後、父と戦場を共にしたと報告を上げたらしいな。
――それは、ありえないんだ。
父は、最初の交戦の際に歩行戦車の搭乗席に被弾をし、即死した。
機体も損傷が激しく、即時回収が出来なかったため、一ヶ月後に確かに確認された。私もこの目で確かめている」
「即死――!?」
「……ただ。
お前の歩行戦車の記録から、確かにお前がその戦役の最中、父の機体らしき物と行動を共にしているのは確認された。
……解析班曰く、それは残像化した父で間違いないらしい。
父の魂もまた、霧の中に残像として刻み込まれた、それだけの話だ」
淡々と言われ。
足元が崩れていくような感覚を覚える。
自分が行動を共にし、病室で話し、指令を貰い、指標としていた男は。
――自分が作り上げた、残像でしかなかった。
「……それを、俺に信じろというのか」
「……永遠に、幻想の中に居たいなら好きにしろ。
そのまま『死んでいればいい』。死者と語り合い、永遠に腐っていけ。
ただ、お前がその死者のまま現隊に復帰するというのであれば――私はそれを全力で止める」
ノゾミは、まっすぐにリョウゴを見て、告げる。
「それが――戦役で死んだ私の同僚。
テッペイ=キシノの遺した言葉だ」
☆ ★ ☆ ★ ☆
軍部へと、端末で電話を掛ける。
――テッペイ=キシノ。トオノ=シマ。二名の戦没が確認された。
信じることが出来ない。
頻繁ではないが連絡を取り合い、つい先日も端末で『連絡を取り合ったはず』だ。
何一つ信じることが出来ない。
三種中に『Barで食事をとった』はずだ。
リョウゴはそのBarへと駆け込むと、以前自分が来ていたときの様子を問うた。
あの時応対してくれた女給は、またおびえた様子で言葉を返す。
お客様は、一人でご来店され、一人で言葉を発されていたと。
全ての。
キシノとシマのいた軌跡の全てが。
後から否定されていくような。
そんな感覚だった。
今まで自分のみていたものが、
一つずつ、一つずつ丁寧に白紙に戻されていくような。
そんな感覚だけがあった。
『未だに既読にならない、グループメッセージ』。
『新しく客が来ても水を出さないBarの女給』。
『一人で喋る客に、怯えた目を向ける女給』
『トレーニング中に着信音が鳴らないのに着信として電話に出た自分』。
――『今、何度かけてもつながらない、キシノの電話』
全ての。
全ての事実が、符合していく。
――それら全てが。
残像として、自分が都合のいいものを見ていた――その事実を裏付けていた。
☆ ★ ☆ ★ ☆
どの道を、どうやって通ってきたかは覚えていない。
ただ、憔悴を引き連れて、最後に辿り着いた場所がここだった。
――霧中の部屋の前にいた。
限界だった。
何もかもが。
今まで信じていたものも、見てきたものも。
何もかもがただの幻で。
膝から下が消滅してしまったかのような虚脱感で、倒れこんでしまいそうだった。
ドアの前に辿り着き、霧中の文字をみつけたところで、虚脱感のせいで膝が折れる。
ドアノブに片手をついてしまい、その勢いのままドアが開いて部屋の中に倒れこんでしまった。
薄暗い部屋。
誰もいない。
電気をつける気にもなれない。
真っ白な病室。
居なくなっていたノダ中隊長。
繋がらない電話。
居たはずの同僚たち。
――全てが偽りだった、自分の認識。
背筋を。
冷たい物が走り抜けた。
――霧中も。
――霧中ネネすらも。
――自分の作りだした、『残像』だったとしたら。
交わした言葉も。
歩んだ道筋も。
共に戦った戦場も、何もかも。
――それすらも幻だったとしたら。
暗い部屋。
部屋の主はいない。
リョウゴが、その暗闇と沈黙に耐えきれなくなったとき。
「えっ、ちょっと……サクラバ?」
背後から。
声が掛かった。
部屋に備え付けのバスルームから、タオルを巻いて出てくる姿があった。
呆れたような表情でバスルームに体を戻して、睨んでくる。
「えっ、なんで部屋に入って来てんの?
電気もつけないで、通報されたいの……?」
言いながら手が伸び、風呂場の近くの椅子から下着を掴んで引き寄せる。
下着をつけた後にバスタオルだけ巻いて出てきた。
「何か用?
とりあえず服着たいから出て――」
リョウゴの手が。
ネネの手首を掴み。
引き寄せようとして、バランスを崩した。
二人の身体は、そのまま寝台へと倒れこんだ。
「――えっ?」
疑問の声を上げるが。
声が聞こえているのか、聞こえていないのか。
ただ、吐息だけを零して、リョウゴはネネの身体を寝台に縫い留めていた。
どこにも行けないように。
居なくならないように。
消えて、しまわないように。
――他の。突然いなくなった、誰かたちのように。
「――霧中」
「お前は――ここに居るのか……?」
それは。
縋るような。
泣きつくような。
一度も聞いたことのない声で。
「……サクラ、バ?」
霧中ネネは。
小さくその名前を呼んだ
駆ける。
駆ける。
リョウゴは病院の廊下を、足音も静止の声も気にせず。
何度も、何度も、何度も通ったからその道筋は覚えている。
時に助言を求め、時に報告を兼ね、時に何の用事もなく。
自分の指標であり、模範であり、罪の形である男――ソウケン=ノダ第二指第二中隊長。
先の戦役で自分のせいで足を失い、この病院に入院している。
それは一か月前からだったろうか、二か月前だっただろうか。
それすら『思い出せない不自然さ』に、胸を焦がされながら――。
横開きのドアを。
開いた。
そこには。
奇麗に片づけられた病室があるだけで。
皺の刻まれた壮年の顔も、療養生活でなお衰えぬ体も、節くれ立った指先も、
ノダ中隊長がそこに存在していた痕跡すら一切なく。
――『最初からその病室には誰もいなかった』かのごとく、真っ新な部屋だけがそこにあった。
「……あの」
背後から声を掛けられ、振り返る。
その自分の形相に驚いたのか、背後にいたナースはヒッと小さな悲鳴を上げる。
何かの用があって声の掛けたのだろうが、それどころではない。
上書きするようにナースの両腕を掴んで、問う。逃げようと身じろぎする彼女には申し訳ないが、この疑問は解決しなければならない。
「済まない。
……ここに入院していた、ソウケン=ノダは――『どこに行った』」
「っごっ、ごめっ、ごめんなさいっ……!
その、腕っ、痛っ……あのっ『言うな』と……!
サクラバ様には『何も言うな』と命令が下りてきていまして……っ!」
握る腕にさらに力を込めそうになり、慌てて離す。
命令が、下りてきている。ということは――病院に軍が根回しをしていた。
何故。何のために。だが、目的が重要なのではない。
『この病室の現状』が問題であり、『何が起こったのかを確かめる』ことの方が急務だ。
軍からの命令が下りてきているのであれば、これ以上ここに居てもわからない。
リョウゴはナースの静止を振り切って、今度は病院の外へと駆け出して行った。
その胸の中。
つい、先ほど言われたばかりのノゾミの言葉が渦巻いていた。
☆ ★ ☆ ★ ☆
「……お前は。もう、死んでいるんだよ。
リョウゴ=サクラバ」
言葉の意味が、理解できなかった。
理解できないこと自体にも怒りを覚えているのか、問い返す前にノダ小隊長――ノゾミが言葉を重ねてくる。
「――『幻肢残像症候群』。FASっていえば理解できるか。
PTSDと並んでハイドラ乗りが『罹患しやすい』病の一つだ。
自分の領域が現像なのか写像なのかが理解出来なくなり、境界が曖昧になる病だ。
長い間残像領域で戦闘行動をとった新兵が患うことが多いとされている」
「……残像症」
「いい加減。
お前は認めろ――リョウゴ=サクラバ。
わからないなら、何度でも説明してやる。
お前ともあろうやつが……いつまであの戦場から帰ってこないつもりだ。
お前はもう、あの戦場で死んだんだ。『何もかもを失って』な」
告げたくなかったことを口にするように。
苦しそうな顔でノゾミがその真実を自分に叩きつけてくる。
「第二指中隊率いる小隊は『最初の接敵の際に全滅している』んだ。
先の進攻はそれだけ彼我の戦闘力の差があり、中隊の全滅は必然とも言えた」
「馬鹿なッ……!!
俺は、あの戦場の終局まで、ノダ中隊長と行動を共にしていたし、
戦果としては三名の犠牲を払ったが有利撤退と聞いているッ!!
そんな馬鹿な話があるかっ……!!」
「事実だ。
お前はその戦果報告を誰から聞いたか知らないが、それもまた残像症が齎す幻覚か……。
或いは軍部が用意したお前への虚偽の報告だろうな。
帰還した時点でお前は心神喪失状態にあることは明らかであったし、過剰な刺激を与えないためにそうしたのかもしれん」
「そんな。
……バカな」
中隊が、全滅。
自分が経験した戦場と、明らかにズレがあるそのノゾミの言葉に、続けてリョウゴは問いを投げる。
「俺は――ここでノダ中隊長を何度も見舞っているッ!!
全滅したというのならば、ノダ中隊長自身がそれを俺に秘匿していたのは何故だ!!」
「――父もその戦役で死亡したッ!!
お前が見ているのは――ただの残像だ」
膝が。
自重を支えきれなくなり、折れる。膝をつき、全身から力が抜けた。
「……残像症は、戦場から戻った後も症状が続く。
お前は、あの戦役から戻った後、父と戦場を共にしたと報告を上げたらしいな。
――それは、ありえないんだ。
父は、最初の交戦の際に歩行戦車の搭乗席に被弾をし、即死した。
機体も損傷が激しく、即時回収が出来なかったため、一ヶ月後に確かに確認された。私もこの目で確かめている」
「即死――!?」
「……ただ。
お前の歩行戦車の記録から、確かにお前がその戦役の最中、父の機体らしき物と行動を共にしているのは確認された。
……解析班曰く、それは残像化した父で間違いないらしい。
父の魂もまた、霧の中に残像として刻み込まれた、それだけの話だ」
淡々と言われ。
足元が崩れていくような感覚を覚える。
自分が行動を共にし、病室で話し、指令を貰い、指標としていた男は。
――自分が作り上げた、残像でしかなかった。
「……それを、俺に信じろというのか」
「……永遠に、幻想の中に居たいなら好きにしろ。
そのまま『死んでいればいい』。死者と語り合い、永遠に腐っていけ。
ただ、お前がその死者のまま現隊に復帰するというのであれば――私はそれを全力で止める」
ノゾミは、まっすぐにリョウゴを見て、告げる。
「それが――戦役で死んだ私の同僚。
テッペイ=キシノの遺した言葉だ」
☆ ★ ☆ ★ ☆
軍部へと、端末で電話を掛ける。
――テッペイ=キシノ。トオノ=シマ。二名の戦没が確認された。
信じることが出来ない。
頻繁ではないが連絡を取り合い、つい先日も端末で『連絡を取り合ったはず』だ。
何一つ信じることが出来ない。
三種中に『Barで食事をとった』はずだ。
リョウゴはそのBarへと駆け込むと、以前自分が来ていたときの様子を問うた。
あの時応対してくれた女給は、またおびえた様子で言葉を返す。
お客様は、一人でご来店され、一人で言葉を発されていたと。
全ての。
キシノとシマのいた軌跡の全てが。
後から否定されていくような。
そんな感覚だった。
今まで自分のみていたものが、
一つずつ、一つずつ丁寧に白紙に戻されていくような。
そんな感覚だけがあった。
『未だに既読にならない、グループメッセージ』。
『新しく客が来ても水を出さないBarの女給』。
『一人で喋る客に、怯えた目を向ける女給』
『トレーニング中に着信音が鳴らないのに着信として電話に出た自分』。
――『今、何度かけてもつながらない、キシノの電話』
全ての。
全ての事実が、符合していく。
――それら全てが。
残像として、自分が都合のいいものを見ていた――その事実を裏付けていた。
☆ ★ ☆ ★ ☆
どの道を、どうやって通ってきたかは覚えていない。
ただ、憔悴を引き連れて、最後に辿り着いた場所がここだった。
――霧中の部屋の前にいた。
限界だった。
何もかもが。
今まで信じていたものも、見てきたものも。
何もかもがただの幻で。
膝から下が消滅してしまったかのような虚脱感で、倒れこんでしまいそうだった。
ドアの前に辿り着き、霧中の文字をみつけたところで、虚脱感のせいで膝が折れる。
ドアノブに片手をついてしまい、その勢いのままドアが開いて部屋の中に倒れこんでしまった。
薄暗い部屋。
誰もいない。
電気をつける気にもなれない。
真っ白な病室。
居なくなっていたノダ中隊長。
繋がらない電話。
居たはずの同僚たち。
――全てが偽りだった、自分の認識。
背筋を。
冷たい物が走り抜けた。
――霧中も。
――霧中ネネすらも。
――自分の作りだした、『残像』だったとしたら。
交わした言葉も。
歩んだ道筋も。
共に戦った戦場も、何もかも。
――それすらも幻だったとしたら。
暗い部屋。
部屋の主はいない。
リョウゴが、その暗闇と沈黙に耐えきれなくなったとき。
「えっ、ちょっと……サクラバ?」
背後から。
声が掛かった。
部屋に備え付けのバスルームから、タオルを巻いて出てくる姿があった。
呆れたような表情でバスルームに体を戻して、睨んでくる。
「えっ、なんで部屋に入って来てんの?
電気もつけないで、通報されたいの……?」
言いながら手が伸び、風呂場の近くの椅子から下着を掴んで引き寄せる。
下着をつけた後にバスタオルだけ巻いて出てきた。
「何か用?
とりあえず服着たいから出て――」
リョウゴの手が。
ネネの手首を掴み。
引き寄せようとして、バランスを崩した。
二人の身体は、そのまま寝台へと倒れこんだ。
「――えっ?」
疑問の声を上げるが。
声が聞こえているのか、聞こえていないのか。
ただ、吐息だけを零して、リョウゴはネネの身体を寝台に縫い留めていた。
どこにも行けないように。
居なくならないように。
消えて、しまわないように。
――他の。突然いなくなった、誰かたちのように。
「――霧中」
「お前は――ここに居るのか……?」
それは。
縋るような。
泣きつくような。
一度も聞いたことのない声で。
「……サクラ、バ?」
霧中ネネは。
小さくその名前を呼んだ
NEWS
本日のニュースですタワーへの侵攻は依然として苦戦を強いられています
遺跡巨人が目指す先も、このタワーと言われています
残像領域は雨雲が広がり、時折雷雨となって我々に襲い掛かります
遺跡巨人は、稲妻を受けて不気味に輝きます
「もはや、我々の希望は内部に侵攻したハイドラ大隊に託されています」
「月の光も見えぬ夜、雨音が響く世界で、人々は逃げることもできず――」
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「ゴホゴホッ……セクション・5を超えれば、すぐにだ……ヒヒッ」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「セクション・6はドゥルガーの脊髄にあたる。そこでドゥルガーの小脳をジャックする」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「さすがのドゥルガーも、生理機能をめちゃくちゃにされれば、生きることもできまい……ヒヒッ」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「血圧を1割にしても、細胞内圧を10倍にしてもいい。ドゥルガーは内側から崩壊する」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「……今回の作戦は我々白兎生体化学が仕切らせてもらう……ヒヒッ」 |
『フェフフェト』からのメッセージ 「(ザザーッ)……ここはいいところだ。戦いの風もなく、穏やかだ」 |
『フェフフェト』からのメッセージ 「作戦はブレアが説明したとおりだ。1か月後かそこらには到達するだろう」 |
『フェフフェト』からのメッセージ 「しかし、眠いな……オレはまだ、寝るわけにはいかないのに」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「ドゥルガー内部に侵入できたようだ。いま、サルガッソにいる」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「白兎のやつらが作戦を立案したようだ。セクション・6でドゥルガーをハッキングするらしい」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「わたしはそこで戦うつもりだ。ドゥルガーのハッキングに成功すれば、失われた知識にアクセスできる」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「どうしても手に入れるつもりだ。そのための力もある」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「教団から賜ったWH、『時世神』。そしてこの『オラシオン』が発動すれば、わたしは――」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「シルウェストリスへの協力に感謝する」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「忙しい年明けになるぞ。セクション・6攻略間もなく、『グレムリン』との戦闘がある」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「時空学の完成にはある程度条件がある。つまり、2号機と3号機の生還が条件だ」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「1号機を破壊し、かつ、2号機と3号機を帰還させねば、重要なデータが取れない」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「ミッションはシルウェストリス委託のものにのみ出撃する。1回でも撃墜するほどの損傷を受けてはいけない」 |
少年Eからの通信 「大丈夫、僕らも『グレムリン』。みんなが生きている限り、僕らは無敵」 |
少年Fからの通信 「僕らは最後の二人になるまで、絶対に死なない」 |
少年Fからの通信 「けれども、もしハイドラが全滅したら、僕らは――」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「私は、喋るのも苦手だ。交流そのものが、苦手だ」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「だから、いつも一人だった。人と違う身体、人と違う顔、人と、同じようには会話に混ざれない」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「……上層部から発破がかかった。契約金を値上げしても、貢献度を維持せよと。その時は、MBMはセクション攻略から撤退すると」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「泣き落としするつもりはない……ただ、私とチャンネルを繋いでくれて、ありがとう。嬉しかったよ。それだけは、先に言いたかった」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「シルク、お前はどこから来た。何を知っている……」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「何をしようとしているんだ」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』 「コロッセオはご覧になりました?」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』 「我々は、コロッセオでもって、ハイドラの演算能力を利用し、計算を行っていましたの。世界をシミュレーションする計算を」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』 「水場、霊場、巨大鉄球、電磁鉄線……全て、領域仮想計算には必要なシステム。水場の水冷システム、霊場の霊力回路、巨大鉄球の物理回路、そして電磁鉄線という電子回路……」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』 「はて、同じようなものがどこかにありましたわね?」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「そんな、まさか……じゃあ、じゃあ……」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「ドゥルガーは、全てを知っていて……」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』 「全知たる人造神ですもの。当然ですわね?」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』 「ホーッホホホ、あなたは予定通りに起爆する爆弾。すべて作られし計略!!」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』 「領域拡散精神遊離環でもって、世界を荒廃させるためだけに、作られた存在!!」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』 「さて、ここまで聞いて、まだ戦うおつもり?」 |
◆訓練
格闘*3の訓練をしました格闘*3が37上昇した
格闘*3の訓練をしました格闘*3が41上昇した
格闘*3の訓練をしました格闘*3が45上昇した
リョウゴは電磁マサカリ『ブンカナ』を1100cで購入した!!
リョウゴは汎用型ひよ子ちゃんエンジンを1100cで購入した!!
◆作製
資金を100を投入した!!
作成時発動! 重量軽減!! パーツ重量を -64 修正!!
作成時発動! 重量軽減!! パーツ重量を -64 修正!!
たい焼きエンジン3号機とwil_Bld_ダインスレイフ02を素材にして地速エンジン2を作製した!!
◆戦闘システム決定
バーサーク に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1にブースト・アーマーを装備した
脚部2に四つ足 回天を装備した
スロット3にたいやきエンジン6号機を装備した
スロット4に加速機構を装備した
スロット5にRapidGear[Ver.02]を装備した
スロット6に電磁マサカリ『ブンカナ』を装備した
スロット7に地速エンジンを装備した
スロット8に雲散霧消を装備した
スロット9に雲散霧消を装備した
スロット10に汎用型ひよ子ちゃんエンジンを装備した
スロット11に薄針を装備した
◆僚機設定
霧中ネネとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションA
ユニオン活動
鍛錬機構の活動記録
制御鍛錬用
ユニオン設備……なし!!
ユニオン連帯
……なし!!
ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
制御の訓練をしました
制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
メッセージ
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1700
追加収入 75
攻撃戦果補正6.29%
支援戦果補正4.79%
防衛戦果補正8.7%
撃墜数補正 0.2%
販売数補正 0.6%
未確認機補正2%
敵警戒値補正0.554%
追い上げ補正2.9%
合計現金収入2286
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額505
整備請求額 0
ユニオン費 0
手当金 100
パーツ販売数 6個
今回の購入者-->>36 >>70 >>281 >>372 >>378 >>378
◆格闘値が1成長しました
◆反応値が2成長しました
◆経験値が75増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 75
攻撃戦果補正6.29%
支援戦果補正4.79%
防衛戦果補正8.7%
撃墜数補正 0.2%
販売数補正 0.6%
未確認機補正2%
敵警戒値補正0.554%
追い上げ補正2.9%
合計現金収入2286
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額505
整備請求額 0
ユニオン費 0
手当金 100
パーツ販売数 6個
今回の購入者-->>36 >>70 >>281 >>372 >>378 >>378
◆格闘値が1成長しました
◆反応値が2成長しました
◆経験値が75増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
リョウゴは機械油33を入手した!
リョウゴは限界軽量化プラン33を入手した!
マテリアルベルト発動機は制裁を受け、貢献の3割を失った……(3 → 3
◆0cの返還金を受けました
明日の戦場
第18ブロック
セクション・5[ハッキング]
セクション・5。光放つ電子回路の壁。光子の流れゆく先には、扉――
来週の霧濃度:84%
来週の電磁波:113%
来週の警戒値:585%
ハレ |
クレイ・サーストン |
ピジドッゴファス |
比良坂とうま |
ハイゼ |
ティスカ・エルステッド |
I-Doll |
MilkyWay |
ミスティア・ローエンブルク |
リョウゴ=サクラバ |
霧中ネネ |
Lupth |
ガブリエラ・ストークス |
ソネル |
M.D.F空軍ゼファーチーム |
アレクセイ・エルステッド |
王 零式 |
霧崎サダメ |
ノルカとソルカ |
シロー |
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デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫[デバステイター] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
粒撃型WH『フォボス』[粒子] |
未確認機『オルゴイコルコイ』[火炎] |
粒撃型WH『フォボス』[粒子] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
粒撃型WH『フォボス』[粒子] |
未確認機『オルゴイコルコイ』[火炎] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
粒撃型WH『フォボス』[粒子] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
粒撃型WH『フォボス』[粒子] |
粒撃型WH『フォボス』[粒子] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
未確認機『オルゴイコルコイ』[火炎] |
『電磁鉄線』[電子] |
『電磁鉄線』[電子] |
『電磁鉄線』[電子] |
キャラデータ
名前
リョウゴ=サクラバ
愛称
リョウゴ
機体名
シングルショットリペア SS-S01R
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プロフィール
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NAME:桜庭良悟(サクラバ リョウゴ) AGE:20 所属:マテリアルベルト発動機 STATUS:180cm 75kg 茶髪灼眼 来歴:軍属パイロット・融通が利かず感受性に難がある。 機体名:シングルショットリペア SS-S01R 四足歩行型軍用哨戒機。機体としては現行機から1世代前のモデルとなる。 機動力と旋回機能に優れるが哨戒機のため殲滅力は戦闘機に劣る。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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機体データ |
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1 | 素材 | 限界機動プラン31 [31/突撃態勢/---] [素材] |
▼詳細 |
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2 | 素材 | 3年保証書31 [31/重保証/---] [素材] |
▼詳細 |
3 | 素材 | 粒子吸着材32 [32/耐粒/---] [素材] |
▼詳細 |
4 | FCSA | 万能型FCS「レディオアクティブ」 [30/重変形/重変形] | ▼詳細 |
5 | 素材 | 特殊合金32 [32/重装甲/---] [素材] |
▼詳細 |
6 | 電磁アックスA | 電磁マサカリ『ブンカナ』 [31/高握力/高握力]《装備:6》 火力[3269] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[338] 貯水量[154] 弾数[9999] 武器属性[漏出] 異常追加[15] 消費EN[1709] 金額[1100] 重量[250] [電子格闘] *作者* |
▼詳細 |
7 | 素材 | 機械油33 [33/旋回/---] 特殊B[340] [素材] |
▼詳細 |
8 | 電磁ブレードA | 薄針 [30/重量軽減/重量軽減]《装備:11》 火力[2652] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[849] 精度[86] 貯水量[272] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[1341] 金額[1085] 重量[80] [電子格闘] *作者* |
▼詳細 |
9 | 補助輪A | RapidGear[Ver.02] [26/高機動/高機動]《装備:5》 | ▼詳細 |
10 | 重ブースターA | 加速機構 [28/高機動/高機動]《装備:4》 | ▼詳細 |
11 | 中車輪A | 四つ足 回天 [29/高機動/高機動]《装備:2》 機動[577] AP[1397] 旋回速度[11] 防御属性[電子] 防御値[441] 貯水量[214] 弾数[1] 積載量[2400] 消費EN[160] 金額[1071] 重量[900] [車輪] *作者* |
▼詳細 |
12 | 飛行ユニットA | 獣翼機 改 [21/旋回/旋回] 飛行[146] AP[478] 旋回速度[231] 防御属性[電子] 防御値[157] 貯水量[191] 噴霧量[191] 弾数[1] 消費EN[353] 金額[954] 重量[100] [飛行補助] *作者* |
▼詳細 |
13 | 素材 | 限界軽量化プラン33 [33/薄装甲/---] 特殊B[340] [素材] |
▼詳細 |
14 | --- | --- | --- |
15 | 重ブースターA | 雲散霧消 [28/高機動/高機動]《装備:8》 | ▼詳細 |
16 | 電磁ブレードA | スウィフトブレード [28/高機動/高機動] 火力[2427] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[775] 精度[79] 貯水量[252] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[1336] 金額[408] 重量[200] [電子格闘] *作者* |
▼詳細 |
17 | エンジンB | 汎用型ひよ子ちゃんエンジン [31/出力/出力]《装備:10》 | ▼詳細 |
18 | 重ブースターA | 雲散霧消 [28/高機動/高機動]《装備:9》 | ▼詳細 |
19 | 電磁ブレードA | EB-02ブランディッシュ [20/臂力/臂力] 火力[2264] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[735] 精度[75] 貯水量[235] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[1161] 金額[939] 重量[200] [電子格闘] *作者* |
▼詳細 |
20 | 操縦棺A | 耐電棺『フランケンシュタイン』 [28/耐電/重量軽減] | ▼詳細 |
21 | --- | --- | --- |
22 | エンジンB | たいやきエンジン6号機 [27/高圧軽量/高圧軽量]《装備:3》 | ▼詳細 |
23 | 操縦棺A | ブースト・アーマー [29/突撃態勢/高機動]《装備:1》 | ▼詳細 |
24 | --- | --- | --- |
25 | レーダーB | 探知くん3号 [29/広域索敵/広域索敵] | ▼詳細 |
26 | --- | --- | --- |
27 | エンジンB | 地速エンジン [31/高機動/高機動]《装備:7》 | ▼詳細 |
28 | --- | --- | --- |
29 | エンジンB | 地速エンジン2 [32/重量軽減/重量軽減] | ▼詳細 |
30 | 電磁ブレードA | EB-04ハイランダー [23/臂力/臂力] 火力[2394] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[768] 精度[78] 貯水量[246] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[1215] 金額[983] 重量[200] [電子格闘] *作者* |
▼詳細 |