第15週目 白土ルネの一週間
◆日記
セクション5―
「白兵戦だ!奴ら、仕掛けてくるぞ!」
霧濃度0%。
それどころか、ミストエンジンの駆動すら不可能。
IFXAエージェントたちが叫ぶ中、押し寄せてくるのは―
虚無僧の姿をした軍勢!
「浄土への道は次の段階へと移った」
多重に、しかし同一に全方位から響く声。
完全に統制された―おそらくは、機械制御の―兵士たち。
白土ルネたちが易々と包囲を許すことになった原因は、更にその周囲を守る十二の神像。
「この霧無き聖域こそがその証。以て貴様らを討つ力ともなる―」
「動けまいゼ八號!それとも味方を見捨て、我が神像を叩くか?」
「この十二の像の全てを!ははは、出来るものかよ!」
十二神将曼荼羅砲陣。
「■・■」が開発した強襲戦術プログラムであるそれは、十二の機動立像―廻結界塔像・オリィズダム―を敵陣地に射出。
包囲着弾後、速やかに塔像たちの特殊装備である水粒爆縮過給装置を作動。
敵戦力展開前に全ての霧を除去、のみならずミストエンジンの動作すら阻害する。
IFXAのエージェント達が使用するWH、および車両は全て稼働不能。
あとは、僧兵部隊が念仏と共に本陣を強襲する―正に今がその時。
「ルネ君!いつものことだが頼みの綱はゼ八號だけだ!おまけに敵は掟破りの十二体!」
「わかってます!でも、このままじゃ…!」
乱戦である。十二の塔像はゼ八號を中心に常に一定距離を保ち、白兵戦の終結を待っている。
このままでは、いくら無敵のゼ八號と言えど歩兵に全ての守りを剥がされ操縦者をやられて終わりだ。
巨大すぎる躯体で、敵兵だけを排除することに苦戦しながら白土ルネは考える。
「フェアメッサーさん、ゼ八號のF-X炉を全力稼働させたらその蒸気でミストエンジンは―」
「動くだろうが難しいな、敵の吸湿力がまだ上がることも考えられる!現状ではWHが動けて2分だ!」
「いえ、充分です!センサーに最大出力、どれでもいい、神像の一つに向かって取り付いて下さい!」
十一の面を持つ塔像の中で、法師は一人戦況を分析する。
ゼ八號の有り余る出力を活用した、盤返しの一手。
動かぬはずの駒を動かし、包囲を崩して突破の糸口とする腹だろう。
「考えたなフェアメッサー、だが無駄な足掻きよ」
十二の神像の胸部の炉が青く光り、水粒爆縮過給装置の出力が上昇していく。
「F-X炉は貴様らだけのものではないぞ…!」
道半ば、走り出したIFXAのウォーハイドラは一分と持たずに動力を失い倒れる。
「何を企んでいようと…」
カン、と彼の立像に当たる金属音。
それは握り潰された車両。投げつけたのはゼ八號だ。
怒りを煽る以外に何の効果もないはずの攻撃。
「もう終わりだ!!!!!!!」
だが、ゼ八號は2、3度、確かめるように投げ―確かめるように?
「!いかん、緊急りだ―」
飛来した岩塊は、オリィズダムを過たず押し潰す。
用途に特化した立像であるため、必要以上の機動力は持たされていなかったゆえの帰結。
即ち、突出したWHからの索敵通信により大まかな位置を割り出し、目視と偏差投擲により補正。
出力全開、可能な限りの大質量を直接ぶつける。それが白土ルネの策だったのだ。
火花を上げる操縦席の中、辛うじて岩塊を押しのけ機体を立ち上がらせる法師。
「がっ…ぐぅぅ、何故だ、十二の像から何故、司令塔たるワシだけを…」
「…十二人で囲んでいるにしては、陣が綺麗すぎたんです。」
「人間が乗っていれば、逸る者もいるでしょう。指令に遅れる者も。」
「でも、センサーが捉えたのは。一瞬速く出力が増大した貴方の機体のあと、まったく同期して動く十一の像だった。」
「ワシを動かし、炙り出すための布石だったというのか…!おのれゼ八號、かくなる上はこのF-X炉を!」
「そんなことはさせない!トドメだゼ八號!今すぐあいつを叩き壊してやれ!」
最早塔像にゼ八號の跳躍から逃れるだけの推力は無い。鉄拳に粉砕される上半身。
コントロールセンターからの指令が途絶したことによりの全機安全装置が作動、十二神像たちのF-X炉は停止した。
※※※
法師の敗北とともに、本陣の僧兵たちも撤退に転じたらしい。
エージェント達には少なからず被害が出ており、また稼働する兵器・車両も激減したが、IFXA残像領域支部は辛うじてその機能を保っていた。
「…ルネ君、残された像の動力炉の安全は確認したよ。久々の本来の仕事というわけだ。」
「ありがとうございます、フェアメッサーさん。それにしても―」
「ああ。奴等も曲がりなりにも完成させた、ということだろう。白土博士が、ゼ八號に搭載した夢の動力。そのデッドコピー。」
「F-Xエネルギー転換炉…莫大な出力、半永久的な稼働時間。でも、あれは」
「不用意に拡散して良いものじゃない。そのために我々が居るんだ。」
白土博士が完成させる前、その動力は別の名で呼ばれていた。
その名こそ原子力。原子核よりエネルギーを取り出す、世界を破滅させるに足る力。
白土ルネの戦いは続く。
「白兵戦だ!奴ら、仕掛けてくるぞ!」
霧濃度0%。
それどころか、ミストエンジンの駆動すら不可能。
IFXAエージェントたちが叫ぶ中、押し寄せてくるのは―
虚無僧の姿をした軍勢!
「浄土への道は次の段階へと移った」
多重に、しかし同一に全方位から響く声。
完全に統制された―おそらくは、機械制御の―兵士たち。
白土ルネたちが易々と包囲を許すことになった原因は、更にその周囲を守る十二の神像。
「この霧無き聖域こそがその証。以て貴様らを討つ力ともなる―」
「動けまいゼ八號!それとも味方を見捨て、我が神像を叩くか?」
「この十二の像の全てを!ははは、出来るものかよ!」
十二神将曼荼羅砲陣。
「■・■」が開発した強襲戦術プログラムであるそれは、十二の機動立像―廻結界塔像・オリィズダム―を敵陣地に射出。
包囲着弾後、速やかに塔像たちの特殊装備である水粒爆縮過給装置を作動。
敵戦力展開前に全ての霧を除去、のみならずミストエンジンの動作すら阻害する。
IFXAのエージェント達が使用するWH、および車両は全て稼働不能。
あとは、僧兵部隊が念仏と共に本陣を強襲する―正に今がその時。
「ルネ君!いつものことだが頼みの綱はゼ八號だけだ!おまけに敵は掟破りの十二体!」
「わかってます!でも、このままじゃ…!」
乱戦である。十二の塔像はゼ八號を中心に常に一定距離を保ち、白兵戦の終結を待っている。
このままでは、いくら無敵のゼ八號と言えど歩兵に全ての守りを剥がされ操縦者をやられて終わりだ。
巨大すぎる躯体で、敵兵だけを排除することに苦戦しながら白土ルネは考える。
「フェアメッサーさん、ゼ八號のF-X炉を全力稼働させたらその蒸気でミストエンジンは―」
「動くだろうが難しいな、敵の吸湿力がまだ上がることも考えられる!現状ではWHが動けて2分だ!」
「いえ、充分です!センサーに最大出力、どれでもいい、神像の一つに向かって取り付いて下さい!」
十一の面を持つ塔像の中で、法師は一人戦況を分析する。
ゼ八號の有り余る出力を活用した、盤返しの一手。
動かぬはずの駒を動かし、包囲を崩して突破の糸口とする腹だろう。
「考えたなフェアメッサー、だが無駄な足掻きよ」
十二の神像の胸部の炉が青く光り、水粒爆縮過給装置の出力が上昇していく。
「F-X炉は貴様らだけのものではないぞ…!」
道半ば、走り出したIFXAのウォーハイドラは一分と持たずに動力を失い倒れる。
「何を企んでいようと…」
カン、と彼の立像に当たる金属音。
それは握り潰された車両。投げつけたのはゼ八號だ。
怒りを煽る以外に何の効果もないはずの攻撃。
「もう終わりだ!!!!!!!」
だが、ゼ八號は2、3度、確かめるように投げ―確かめるように?
「!いかん、緊急りだ―」
飛来した岩塊は、オリィズダムを過たず押し潰す。
用途に特化した立像であるため、必要以上の機動力は持たされていなかったゆえの帰結。
即ち、突出したWHからの索敵通信により大まかな位置を割り出し、目視と偏差投擲により補正。
出力全開、可能な限りの大質量を直接ぶつける。それが白土ルネの策だったのだ。
火花を上げる操縦席の中、辛うじて岩塊を押しのけ機体を立ち上がらせる法師。
「がっ…ぐぅぅ、何故だ、十二の像から何故、司令塔たるワシだけを…」
「…十二人で囲んでいるにしては、陣が綺麗すぎたんです。」
「人間が乗っていれば、逸る者もいるでしょう。指令に遅れる者も。」
「でも、センサーが捉えたのは。一瞬速く出力が増大した貴方の機体のあと、まったく同期して動く十一の像だった。」
「ワシを動かし、炙り出すための布石だったというのか…!おのれゼ八號、かくなる上はこのF-X炉を!」
「そんなことはさせない!トドメだゼ八號!今すぐあいつを叩き壊してやれ!」
最早塔像にゼ八號の跳躍から逃れるだけの推力は無い。鉄拳に粉砕される上半身。
コントロールセンターからの指令が途絶したことによりの全機安全装置が作動、十二神像たちのF-X炉は停止した。
※※※
法師の敗北とともに、本陣の僧兵たちも撤退に転じたらしい。
エージェント達には少なからず被害が出ており、また稼働する兵器・車両も激減したが、IFXA残像領域支部は辛うじてその機能を保っていた。
「…ルネ君、残された像の動力炉の安全は確認したよ。久々の本来の仕事というわけだ。」
「ありがとうございます、フェアメッサーさん。それにしても―」
「ああ。奴等も曲がりなりにも完成させた、ということだろう。白土博士が、ゼ八號に搭載した夢の動力。そのデッドコピー。」
「F-Xエネルギー転換炉…莫大な出力、半永久的な稼働時間。でも、あれは」
「不用意に拡散して良いものじゃない。そのために我々が居るんだ。」
白土博士が完成させる前、その動力は別の名で呼ばれていた。
その名こそ原子力。原子核よりエネルギーを取り出す、世界を破滅させるに足る力。
白土ルネの戦いは続く。
NEWS
本日のニュースですセクション攻略の続報が入ってまいりました
セクション・5の先に続いていたのは、長い長いエレベータです
遺跡巨人最下層に何があるのか、何を目にするのか
我々は待つしかできないのでしょうか
(巨大な円柱型エレベーターの動画)
(ハイドラ大隊を乗せたフロアが、ゆっくりと下に降りていく)
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「ゴホゴホッ……作戦は順調のようだな……ヒヒッ」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「本部も我々の作戦に支援を表明してくれた。わずかな金だが、受けとってくれ」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「ゴホゴホッ……血だ。私の身体はもう持たないかもしれない」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「持ってあと3週間……いや、どうなるか」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「……『シャッテンフェー』の研究、間に合いそうもないな……ヒヒッ」 |
『フェフフェト』からのメッセージ 「(ザザーッ)……セクション・6で待つ」 |
『フェフフェト』からのメッセージ 「少し仮眠する……なぁに、嫌でも目は覚めるさ」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「……エンサイクロペディア・ドゥルガー。それは、ドゥルガーの記憶の名だ」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「ドゥルガーは魔王領域と対話するために、魔王のあらゆる知識を学んだ」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「すべてが、エンサイクロペディア・ドゥルガー。その中にある」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「『時世神』、整備は良好だ。待っていろ、もうすぐだ」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からの通信 「私は……何と戦っているのだろうか」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からの通信 「使命、命令、そして救済。あらゆる責務がのしかかってなお」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からの通信 「私自身の言葉が、見つからない。戦う……破壊する……その先には?」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からの通信 「私は、何がしたかったのだろうか」 |
????? 「もしもし、私だ。元気でやっているかな? まぁ、君のことだ。心配いらない、ということだな」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からの通信 「お、伯父さん!!?? ダメだよ、私用通話を……」 |
????? 「フーーーーーッ、水臭いことだな。遠慮はいらない、ということだ」 |
????? 「大隊の皆が聞いている中で、弱音を吐くものではないぞ。戦う、破壊する。大いに結構」 |
????? 「大隊の皆を見たまえ。迷うものもいる。悩む者もいる。しかし……」 |
????? 「戦うことをやめたものは、いなかったはずだ。それぞれの戦場、それぞれの心の中でな」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からの通信 「伯父さん……」 |
????? 「おっと、『伯父さん』は秘密。そうであったろう、君と私の立場上……な」 |
????? 「メールボックスを見たまえ。蒸気アイマスクが君のオフィスに発送中のはずだ。楽しむがいい。アディオス!」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』 「そう、そろそろ『面白いこと』を明かしておきましょうか」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』 「コロッセオのチャンピオンになれたら、チャンピオンを『世界の救者』として、銅像を建ててあげますわ」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』 「チャンピオンの専用機体でもって、全てを破壊し、伝説を残す、ということですわ」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』 「上位二名……は、既に亡くなられていましたわね。暫定で、いまのチャンプ……例えば、『ひよ子様の像』が建立し……40メートルほどでしょうか?」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』 「世界滅亡後に新たな世界の首都となる『ひよ子シティ』、『ひよ子記念病院』『ひよ子記念小学校』……」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』 「滅亡を乗り越えるには、一つの英雄が必要ですわ。それを選ぶことが……我々の、目的なのです!」 |
◆訓練
制御の訓練をしました制御が76上昇した
制御の訓練をしました制御が84上昇した
白土ルネはLWH001-DoubleDashを1114cで購入した!!
白土ルネは燕のかえりを1114cで購入した!!
金塊を268cに換金した!!
金塊を268cに換金した!!
金塊を268cに換金した!!
金塊を268cに換金した!!
金塊を268cに換金した!!
金塊を268cに換金した!!
金塊を268cに換金した!!
金塊を268cに換金した!!
金塊を268cに換金した!!
金塊を268cに換金した!!
金塊を268cに換金した!!
金塊を268cに換金した!!
金塊を268cに換金した!!
金塊を268cに換金した!!
◆作製
資金を100を投入した!!
作成時補助発動! 薄装!! APが 66 減少!!
作成時補助発動! 薄装!! APが 66 減少!!
限界機動プラン32とアステロイドダイバーを素材にして試作電流鉄腕改二を作製した!!
◆戦闘システム決定
ノーマル に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1にゼノハイラΔを装備した
脚部2にLWH001-DoubleDashを装備した
スロット3に試作電流鉄腕改二を装備した
スロット4に試製耐霊軽ブースターB-0を装備した
スロット5に試製変形レーダーB-0を装備した
スロット6にパルス砲A[粒子]『揺り籠を揺する右手』を装備した
スロット7に試製耐霊噴霧機B-0を装備した
スロット8にRAD003-Mysteryを装備した
スロット9にCV29.ヒートヘイズを装備した
スロット10に燕のかえりを装備した
スロット11に試作鉄腕改二を装備した
◆僚機設定
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションA
ユニオン活動
民間教練大隊D2の活動記録
民間練大隊Division:Dは禁忌戦争後に高まるウォーハイドラとライダー需要から設立された
軍事教育と目的とした民間軍事会社です。
教練を受ける資格はライセンスの所有
また教練を行う資格もライセンスの所有です。
また教育をうけたライダーに仕事を斡旋することも業務に含まれており
現在は訓練及び実地訓練、そして遺跡への威力調査及び収集を目的としています。
尚、現在探査の都合上いくつかの地上艦艇が派遣作戦指揮所となっています。
業務上全て公示されているわけではありませんが【ラングレー】【Aヒッパー】【インディアナポリス】の所有を公表しています。
・セクション
【残像領域本部】━【派遣事業部】━【各派遣調査部隊】
━【基本教練部】━【各教練部隊】
※現在は制御訓練特化ユニオンです。
ユニオン設備……なし!!
ユニオン連帯
……なし!!
ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
制御の訓練をしました
制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
100c支払い、素材を1個手に入れた
メッセージ
ENo.69からのメッセージ>>
ENo.409からのメッセージ>>
手を繋いだまま、二人でソファに腰掛けて寛いで。
『あの日』以来、ジゼルはよくルネと手を繋ぐようになった。
繋がりを、求めるかのように。
「私、本当に初めて貴方が部屋に来た時、五月蠅くて迷惑だなとしか思っていなかったのよ」
「自分自身も嫌いだったけれど、それ以上に周囲の人間もも嫌いだったから。一方的に私から欲して、奪う人ばかりで。だから……そう、貴方の事もそう思っていた」
それなのに。
今はこんなにも、繋がる手の温もりが暖かい事を教えてくれた人になるだなんて、想いもしなかった。
死の手前に――或いは墓から掘り起こされた者の様に冷たい手に、優しい蝋燭の火に似た暖かさが心地良くて。
目を細める。
心の温かさに蕩けそうで。
同時に、魔女に浸食されて以来、その穴を埋めるかのように眠る時間が非常に増えて。
無意識から、微かに残っている彼女の意思を、掬いあげて修正しているかのように。
人は眠ることで死に近づくと言うけれど。
私には、眠りと言う名の死が寧ろ救いではあった。
彼女となら、出来ると思うのだ。
壊れかけていた『自己の修復』を、きっと。今からでも。
彼女の傍で、小さい身にそっと自分の重みを預けてまどろむのは、本当に幸せで――。
ロック 「そんなに喜んでくれるのはうれしいけれど……わたしにはちょっと派手じゃないかしら? モデルってのもやったことないし……」 |
ロック 「……というより圧がすごい」 |
ロック 「でもこのドレスかわいいな……こないだ買ったブーツと合うかも……あー、Mr.ボウマンってそんなエラいやつだったのね。肖像画飾るタイプには見えなかったけれど」 |
ロック 「場所こそ変わっても、”いぎりす”が霧の都なのは変わらないんだな。僚機も言っていたよ。ロックン・ロールは廃れてなかった? ”ビートルズ”や”ツェッペリン”は現役? ”クイーン”はたしかその”じゃぱん”のライブで成功したって聞いたんだけれど」 |
手を繋いだまま、二人でソファに腰掛けて寛いで。
『あの日』以来、ジゼルはよくルネと手を繋ぐようになった。
繋がりを、求めるかのように。
「私、本当に初めて貴方が部屋に来た時、五月蠅くて迷惑だなとしか思っていなかったのよ」
「自分自身も嫌いだったけれど、それ以上に周囲の人間もも嫌いだったから。一方的に私から欲して、奪う人ばかりで。だから……そう、貴方の事もそう思っていた」
それなのに。
今はこんなにも、繋がる手の温もりが暖かい事を教えてくれた人になるだなんて、想いもしなかった。
死の手前に――或いは墓から掘り起こされた者の様に冷たい手に、優しい蝋燭の火に似た暖かさが心地良くて。
目を細める。
心の温かさに蕩けそうで。
同時に、魔女に浸食されて以来、その穴を埋めるかのように眠る時間が非常に増えて。
無意識から、微かに残っている彼女の意思を、掬いあげて修正しているかのように。
人は眠ることで死に近づくと言うけれど。
私には、眠りと言う名の死が寧ろ救いではあった。
彼女となら、出来ると思うのだ。
壊れかけていた『自己の修復』を、きっと。今からでも。
彼女の傍で、小さい身にそっと自分の重みを預けてまどろむのは、本当に幸せで――。
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1750
追加収入 85
攻撃戦果補正9.44%
支援戦果補正9.75%
防衛戦果補正14.9%
撃墜数補正 0.2%
販売数補正 0.1%
ノーマル補正0.1%
未確認機補正4%
敵警戒値補正1.17%
追い上げ補正3.1%
合計現金収入2758
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額525
整備請求額 0
ユニオン費 -98
手当金 100
パーツ販売数 1個
今回の購入者-->>17
◆射撃値が1成長しました
◆格闘値が2成長しました
◆反応値が7成長しました
◆制御値が2成長しました
◆整備値が3成長しました
◆経験値が80増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 85
攻撃戦果補正9.44%
支援戦果補正9.75%
防衛戦果補正14.9%
撃墜数補正 0.2%
販売数補正 0.1%
ノーマル補正0.1%
未確認機補正4%
敵警戒値補正1.17%
追い上げ補正3.1%
合計現金収入2758
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額525
整備請求額 0
ユニオン費 -98
手当金 100
パーツ販売数 1個
今回の購入者-->>17
◆射撃値が1成長しました
◆格闘値が2成長しました
◆反応値が7成長しました
◆制御値が2成長しました
◆整備値が3成長しました
◆経験値が80増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
白土ルネはアンテナ34を入手した!
白土ルネは高速化プラン34を入手した!
白土ルネは自動修復装置34を入手した!
ヒルコ教団は制裁を受け、貢献の3割を失った……(1 → 1
◆0cの返還金を受けました
明日の戦場
第1ブロック
通路探索
通路を進んでくれ。補給路を確保し、敵を撃破し、安全を確保する
来週の霧濃度:62%
来週の電磁波:98%
来週の警戒値:593%
Led Leatherly |
i |
ブラッド・メルヴィル |
アンナロッテ |
ODE-30 |
闇 |
レコウド=グラムフォン |
遺跡探査機『ムーンダスト』 |
マザー・アース |
緋色の狐 |
リョウゴ=サクラバ |
霧中ネネ |
アレクセイ・エルステッド |
王 零式 |
Annihilator |
トレーニィ |
アクロ |
白土ルネ |
I-Doll |
レーシュライン |
--- | --- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
未確認機『ブラック・サンブーカ』[物理] |
術導DR『ドゥルガーⅡ』[霊障] |
術導DR『ドゥルガーⅡ』[霊障] |
『電磁鉄線』[電子] |
術導DR『ドゥルガーⅡ』[霊障] |
『電磁鉄線』[電子] |
未確認機『オルゴイコルコイ』[火炎] |
未確認機『エウリプテリダ』[粒子] |
術導DR『ドゥルガーⅡ』[霊障] |
未確認機『ブラック・サンブーカ』[物理] |
未確認機『エウリプテリダ』[粒子] |
未確認機『オルゴイコルコイ』[火炎] |
キャラデータ
名前
白土ルネ
愛称
白土ルネ
機体名
超兵器ゼ八號
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
戦時中に開発された旧軍の超兵器ゼ八號を父・白土博士から託された少女、白土ルネ。 国際未来エネルギー機関・IFXAのエージェントとして働く傍ら、ゼ八號に搭載された夢のエネルギー、 フューチャーX炉を狙い襲い来る敵と戦う日々を送っていた。 作戦行動中、IFXAのエージェント数名と残像領域に転移。 未知のエネルギー、ミストエンジン及び「ドゥルガー」の調査、 ひいては帰還の手がかり確保のため遺跡に赴くことになる…。 セクション1にて重機動坐像・ミラリアルを撃破。僧正・関=陣張は死亡。 セクション2にて半反魂幽像・ゴステプトを撃破。隠者・羅漢叉は死亡。 セクション3にて導滅法斬像・サヌロタスを撃破。剣鬼・シヴァ=ハマーは死亡。 ゼ八號は遠隔操作式であり、直接搭乗は考慮されていないため、 戦闘に対応するにはIFXAエージェントの操縦する車両、ないしウォーハイドラが別途必要となる。 フェアメッサーさん:IFXAエージェント。主に車両から指揮を執る。危険は避ける主義。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
__0__1__2__3__4__5__6__7 __8__9_10_11_12_13_14_15 _16_17_18_19_20_21_22_23 |
機体データ |
|
|
1 | 素材 | アンテナ34 [34/索敵/---] 特殊B[360] [素材] |
▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | 雷球領域A | 試作電流鉄腕改二 [33/突撃態勢/突撃態勢]《装備:3》 火力[409] 連撃数[20] AP[-132] 防御属性[物理] 防御値[324] 精度[169] 貯水量[158] 弾数[40] 武器属性[速射] 異常追加[45] 消費EN[8] 金額[1129] 重量[100] [電子格闘] *作者* |
▼詳細 |
3 | 素材 | 高速化プラン34 [34/高機動/---] 特殊B[360] [素材] |
▼詳細 |
4 | 素材 | 自動修復装置34 [34/AP回復/---] 特殊B[360] [素材] |
▼詳細 |
5 | --- | --- | --- |
6 | --- | --- | --- |
7 | --- | --- | --- |
8 | 腕部B | 試作鉄腕改二 [31/耐霊/薄装甲]《装備:11》 | ▼詳細 |
9 | --- | --- | --- |
10 | 中タンクA | 試作無限軌道 [32/重旋回/重旋回] 機動[253] AP[3024] 旋回速度[1208] 防御属性[火炎] 防御値[918] 貯水量[559] 弾数[1] 積載量[5000] 消費EN[229] 金額[1114] 重量[2256] [タンク] *作者* |
▼詳細 |
11 | 軽ブースターB | 試製耐霊軽ブースターB-0 [30/耐霊/突撃態勢]《装備:4》 | ▼詳細 |
12 | --- | --- | --- |
13 | --- | --- | --- |
14 | --- | --- | --- |
15 | --- | --- | --- |
16 | パルス砲A | パルス砲A[粒子]『揺り籠を揺する右手』 [29/重変形/変形]《装備:6》 火力[849] 発射数[4] 防御属性[粒子] 防御値[185] 精度[271] 貯水量[101] 弾数[12] 武器属性[速射] 異常追加[40] 消費EN[77] 金額[414] 重量[108] [粒子射撃] *作者* |
▼詳細 |
17 | エンジンE | UDP『迷迭香』 [30/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
18 | --- | --- | --- |
19 | --- | --- | --- |
20 | --- | --- | --- |
21 | --- | --- | --- |
22 | 軽車輪A | LWH001-DoubleDash [32/突撃態勢/突撃態勢]《装備:2》 | ▼詳細 |
23 | 軽ブースターA | CV29.ヒートヘイズ [29/薄装甲/薄装甲]《装備:9》 | ▼詳細 |
24 | レーダーB | 試製変形レーダーB-0 [30/変形/耐物]《装備:5》 | ▼詳細 |
25 | レーダーB | RAD003-Mystery [29/突撃態勢/耐火]《装備:8》 | ▼詳細 |
26 | エンジンB | 燕のかえり [32/突撃態勢/突撃態勢]《装備:10》 | ▼詳細 |
27 | 噴霧機B | 試製耐霊噴霧機B-0 [26/耐霊/誘発]《装備:7》 | ▼詳細 |
28 | --- | --- | --- |
29 | 操縦棺D | ゼノハイラΔ [28/突撃態勢/突撃態勢]《装備:1》 | ▼詳細 |
30 | --- | --- | --- |