第9週目 ヴィンス・ナイトレイの一週間
◆日記
『よお、元気そうだな』
にや、と笑いながら――実際に顔が見えるわけではないのだが――そうとわかるほど上機嫌そうな声で、それは話しかけてきた。
「ええ、そうですね。俺は元気ですよ」
短く返して、機体に水をかける。今日はそこまで激しく汚れてはいないが、整備前の習慣だ。雷球領域は射撃武器ほど土埃を巻き上げないし、他の格闘武器ほど敵機の破片をもろに浴びたりしないらしい。……いろんな武器を使ってみるものだ。
『なんだよ、お陰様で、とかないのか?』
「ないですね。むしろ、この仕事が一番疲れますから。整備も、戦闘も……作戦会議も、かな」
『口の減らねぇ奴だ』
「それはあなたのことでしょう、"デルタコア"」
固く絞った雑巾を投げつける。なんとなくそうしただけで、特に苛立ったわけではない。しかしデルタコアは、そう捉えたようだ。いつものような悪態を返すことなく押し黙っている。
「……ところで、何の用ですか。いつもなら整備中には話しかけてこないでしょう」
見た目は綺麗でも、手を動かしてみるとすぐに雑巾は真っ黒になった。汚れていないのなら適当に終わらせるかと思っていたが、結局そういうわけにもいかないらしい。だから疲れる。……まあ、悪い気はしない。生まれついてのワーカーホリックなのか、何か仕事をしているという気分になれるのは暇になるよりずっといい。
『お前、方針を変えただろう』
手が止まった。思い当たる節がなかったからだ。デルタコアは見抜いたように続ける。
『戦い方を変えただろと言ってんだよ。遠くからちんたらちんたら撃つのはやめたのか?』
「……ええ。そうですね。費用面でも割に合わないので」
『まぁ、まだへっぴり腰には変わり無ぇけどな』
拭くんならちゃんと拭けよ、と言われてようやく止まっていた手を動かす。……俺だってそんなに考えて変えたわけじゃない。一つはかかる金が割に合わなかったから、もう一つは――
『誰かに影響を受けたか』
「!」
まだ何も話していないのに、本当に気味の悪い"機械"だ。戦闘中だってそうだ……ああだこうだと罵詈雑言にも似た指示を飛ばしながら(ただしこれは7割くらいは聞いている余裕がなく無視している)、ふと手の空いたタイミングでこちらの考えを当ててくる。そうして俺が動揺するたび、にやけた声で嘲るのだ。
「性格が悪い……」
『いい加減割り切れよ。大事な相棒だろ?』
「俺の相棒は僚機のディーさんです」
『ああそうかい。……しかし間違いなさそうだな。良い機会だし話してみろよ、どうせこんなこと誰にも言わねぇんだろ?』
「……」
一度濯いだ雑巾をまた機体に投げつけた。今度は苛立ったからだ。難なく察したのだろう、デルタコアはけらけらと笑う。
「日記を、見たんです。誰のかは知らないけど……5年前にいなくなったらしいハイドラライダーの日記を」
酷く汚い字だった。それでも好奇心は止まらなかった。彼が試行錯誤しながら導いたアセンブルを、その成果を、そして短い言葉で綴られた感想を……どうしても、続きが読みたくなって読み続けた。自分以外の誰かが悩み抜きながら戦った姿が、脳裏に欲しかった。
『なるほどねぇ』
まあ、良いんじゃないか。……デルタコアは言った。あまりにあっさりとそう言うものだから、絞った雑巾をまたバケツの中に落とすところだった。
「……あの」
『何だァ?文句が言いたくて聞いたんだとでも思ったのか?』
「いえ……いや、まあ、はい」
『酷ぇ奴』
またけらけらと笑うデルタコア。毎度ながらこの笑い声は癪だ。自分の声を録音して聞いたとき並みの不快感がある。
『良いと言ったらいいんだよ。機体はお前には逆らわない。好きにすりゃあいい。しっかし、そうなると……そうだな――』
「何ですか、言いたいことがあるなら早く言ってください」
不快そうな顔をしていたのがバレたらしい。懲りずに笑っている。随分と楽しそうな人生だ。いや、人でないから人生とするにはおかしいか。
『次とは言わねぇ、今度でいい。――お前の体、貸してみろ』
「……はぁ?」
にや、と笑いながら――実際に顔が見えるわけではないのだが――そうとわかるほど上機嫌そうな声で、それは話しかけてきた。
「ええ、そうですね。俺は元気ですよ」
短く返して、機体に水をかける。今日はそこまで激しく汚れてはいないが、整備前の習慣だ。雷球領域は射撃武器ほど土埃を巻き上げないし、他の格闘武器ほど敵機の破片をもろに浴びたりしないらしい。……いろんな武器を使ってみるものだ。
『なんだよ、お陰様で、とかないのか?』
「ないですね。むしろ、この仕事が一番疲れますから。整備も、戦闘も……作戦会議も、かな」
『口の減らねぇ奴だ』
「それはあなたのことでしょう、"デルタコア"」
固く絞った雑巾を投げつける。なんとなくそうしただけで、特に苛立ったわけではない。しかしデルタコアは、そう捉えたようだ。いつものような悪態を返すことなく押し黙っている。
「……ところで、何の用ですか。いつもなら整備中には話しかけてこないでしょう」
見た目は綺麗でも、手を動かしてみるとすぐに雑巾は真っ黒になった。汚れていないのなら適当に終わらせるかと思っていたが、結局そういうわけにもいかないらしい。だから疲れる。……まあ、悪い気はしない。生まれついてのワーカーホリックなのか、何か仕事をしているという気分になれるのは暇になるよりずっといい。
『お前、方針を変えただろう』
手が止まった。思い当たる節がなかったからだ。デルタコアは見抜いたように続ける。
『戦い方を変えただろと言ってんだよ。遠くからちんたらちんたら撃つのはやめたのか?』
「……ええ。そうですね。費用面でも割に合わないので」
『まぁ、まだへっぴり腰には変わり無ぇけどな』
拭くんならちゃんと拭けよ、と言われてようやく止まっていた手を動かす。……俺だってそんなに考えて変えたわけじゃない。一つはかかる金が割に合わなかったから、もう一つは――
『誰かに影響を受けたか』
「!」
まだ何も話していないのに、本当に気味の悪い"機械"だ。戦闘中だってそうだ……ああだこうだと罵詈雑言にも似た指示を飛ばしながら(ただしこれは7割くらいは聞いている余裕がなく無視している)、ふと手の空いたタイミングでこちらの考えを当ててくる。そうして俺が動揺するたび、にやけた声で嘲るのだ。
「性格が悪い……」
『いい加減割り切れよ。大事な相棒だろ?』
「俺の相棒は僚機のディーさんです」
『ああそうかい。……しかし間違いなさそうだな。良い機会だし話してみろよ、どうせこんなこと誰にも言わねぇんだろ?』
「……」
一度濯いだ雑巾をまた機体に投げつけた。今度は苛立ったからだ。難なく察したのだろう、デルタコアはけらけらと笑う。
「日記を、見たんです。誰のかは知らないけど……5年前にいなくなったらしいハイドラライダーの日記を」
酷く汚い字だった。それでも好奇心は止まらなかった。彼が試行錯誤しながら導いたアセンブルを、その成果を、そして短い言葉で綴られた感想を……どうしても、続きが読みたくなって読み続けた。自分以外の誰かが悩み抜きながら戦った姿が、脳裏に欲しかった。
『なるほどねぇ』
まあ、良いんじゃないか。……デルタコアは言った。あまりにあっさりとそう言うものだから、絞った雑巾をまたバケツの中に落とすところだった。
「……あの」
『何だァ?文句が言いたくて聞いたんだとでも思ったのか?』
「いえ……いや、まあ、はい」
『酷ぇ奴』
またけらけらと笑うデルタコア。毎度ながらこの笑い声は癪だ。自分の声を録音して聞いたとき並みの不快感がある。
『良いと言ったらいいんだよ。機体はお前には逆らわない。好きにすりゃあいい。しっかし、そうなると……そうだな――』
「何ですか、言いたいことがあるなら早く言ってください」
不快そうな顔をしていたのがバレたらしい。懲りずに笑っている。随分と楽しそうな人生だ。いや、人でないから人生とするにはおかしいか。
『次とは言わねぇ、今度でいい。――お前の体、貸してみろ』
「……はぁ?」
NEWS
本日のニュースです雨は降り続いています。もはや、我々になすすべはないのでしょうか
各地でヒルコ教団の一派が、船に乗って逃れられるとして、チケットを高額で販売しています
時折、地響きのような振動が、あちこちで発生しています
そのなかで、マテリアルベルトは声明を発表しました
「我々には、新しい世界を受け入れる用意がある」
「世界の中心に存在するタワー。何のために存在するのか。いま、それが――」
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「ゴホゴホッ……マテリアルベルトに先を越されたな……ヒヒッ」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「……ヒヒッ、世界の中心に存在するタワー……そこに登れば、世界の終わりを生き残ることができる」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「……私のプランも似たようなものだ。月という操縦棺に人々を避難させ、残像領域を維持する」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「月に至る道も、操縦棺のアップデートも、全て未完成だが……ゴホッ……」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「……ああ、私はもうダメかもしれない。あらゆるものが未達のまま時は過ぎていく」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「夢の理論、夢の方程式、夢のシステム……空想の中では、全て叶えられた夢なはずなのに……ゴホッ」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「私は、最後まであがくつもりだよ……ここで諦めたら、私の意味を喪失する」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「予算も時間もないが、期待してくれたまえ……ヒヒッ」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「ううむ、やはり今回も末端の者が勝手なことを……」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「チケットを高額で売ったとして、自分自身は船に乗れないのだが」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「せっかく賜ったチケットを売るようなものに、与える慈悲はないがね」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「まもなく、神は目覚める。神……そう、残像領域の主であり、意志だ」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「全ては神である魔王『セワ』の見た夢……神が滅びた後もなお、走り続ける残像の夢」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「シルウェストリスへの協力に感謝する。こちらの捜査は続いている」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「『グレムリン』と戦うかもしれない。一部の情報を共有しておく」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「まず、『グレムリン』はこの世のものではない……いや、我々こそが、この世のものではない」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「いわば、我々は誰かの見ている夢の中の存在であり、実体のない虚構だ。一方、『グレムリン』は実体がある」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「夢を見て現実に干渉しようとしても無駄なように、『グレムリン』には通常の方法で干渉することは不可能だ」 |
少年Eからの通信 「そう、僕らは夢」 |
少年Fからの通信 「だからと言って、僕らの存在は虚無じゃない」 |
少年Fからの通信 「僕らは考えている。喜んだり、悲しんだりしている。それこそが、僕らの存在を証明している」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「ドゥルガーは世界をコントロールしようとした。結果、世界から拒絶され、世界は深い眠りに落ち、荒廃した世界となった」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「そう、ドゥルガーは新しい世界の神となる存在だった。実際には、そうはならなかったが」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「残像領域は、様々な移民を受け入れた。それは、世界の見た記憶の断片だ。世界の記憶、経験、知識、そして、そこから導かれた来訪者」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「私も、そんな来訪者の末裔だ。本当の私は、実体の中で夢を見ているはずだ。そして、私はその夢を許容する」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージ 「全ては、うたかたの夢」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージ 「全ては、水泡となって消える」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージ 「あなたはいつか、夢から覚めるはず」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージ 「そして、全てを失ったことに気付くかもしれない。あるいは、忘れてしまうのかも」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージ 「まぁ、わたしは虚構の民だから、忘れられる側だし、失ってしまう側だけど」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージ 「そう、気付いてしまった人がいる。そして、一矢報いようとしている」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージ 「消失を恐れては、叶える夢も叶えられませんわ」 |
コロッセオ・レギュレータ社担当『シルク』からのメッセージ 「わたしたちは……虚構の夢の全てを手に入れ、そして――」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「貴様は、なぜ死なない? なぜ、私の力を受けて、そんなにも……」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「なぜ、貴様に触れる事すらできない? 追いつくことさえ……できないのか?」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「仮にそうだとしても、私は諦めることはない。私は遺跡と共にある」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「そして、使命と……領域拡散精神遊離環と共にある。だから、私は無敵なんだ」 |
◆訓練
反応の訓練をしました反応が46上昇した
ヴィンスはambiguityを1027cで購入した!!
ヴィンスはCet- Flightunitを524cで購入した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
◆作製
資金を10を投入した!!
作成時補助発動! 高圧!! 消費ENが 54 増加!!
作成時発動! 高圧軽量!! パーツ重量を -81 修正!!
作成時補助発動! 高圧!! 消費ENが 54 増加!!
作成時発動! 高圧軽量!! パーツ重量を -81 修正!!
Del-Turretとゼノカロンαを素材にしてSco-E-bladeを作製した!!
◆戦闘システム決定
アサルト に決定!!
◆アセンブル
脚部2にambiguityを装備した
スロット3にハルシオン加速機構-燦型を装備した
スロット4にUDP『千日紅』を装備した
スロット5にLib007[paqfidrag]を装備した
スロット6にSco-E-bladeを装備した
スロット7に軽量型エンジンC『サダルスウド』を装備した
スロット8にたい焼きエンジン4号機を装備した
スロット9にCet- Flightunitを装備した
スロット10にCet- Flightunitを装備した
スロット11にハルシオン加速機構-燦型を装備した
◆僚機設定
ダレル・D・ディーキンとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションC
ユニオン活動
マノ・ボトリング残像領域支部の活動記録
ディスプレイはいつも通りデバステイターの情報を表示しているが、画面上の宿禰は物憂げな様子である。
「エマさん、心配ですよね、というか……」
少し言いよどむ
「えっと、先ほどモスキート…が帰投したのですが、その、なんというか……」
「う~~~ん、やっぱり本人から説明いただいた方がいいですね、よろしくお願いします」
画面は切り替わり、格納庫内のモスキートが映し出された。
ユニオン設備……なし!!
ユニオン連帯
……なし!!
ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
制御の訓練をしました
制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
制御の訓練をしました制御が1上昇した
100c支払い、素材を1個手に入れた
許多 「………………。(←珍しく、朝から本社ではなく残像領域支社に来ている)」 |
アンフィニ 「……おはようございます、マックルランさん。ゆっくりお休みになられましたでしょうか。あいにく社宅では警備上の問題がありますため、仮眠室しかお貸しすることができず非常に申し訳ありませんでした。一刻も早く脅威を排除するために、本社上層部からも早速支援が始まっています。しばらくの間外出が制限されますが…どうか今は事態の沈静化を此処でお待ちくださいますよう、お願い申し上げます」 |
許多 「お久しぶりです。許多です。本社から指示があってしばらくアンフィニと一緒に俺も現場に出ることになりました。よろしくお願いします。機体もしばらく筏(ジャンガーダ)になります。僚機以外の皆さんに影響が出ることはほぼないと思いますが一応、伝達です。……さすがに瞳(バラル)は小さすぎて、俺が絶対乗れないんで」 |
許多 「……本社から支援品を持ってきました。結構な割合で食料です。全部英国から直接取り寄せた物なんで、マックルランさんのためですね。『我々が貴女をお父様の許に無事にお送りするまでは、せめて英国のお食事でお心を慰められますよう』っていう伝言付きです。『ご心配の点がありましたら、お気軽に従業員にお尋ねください』とも。…改めてよろしくお願いします、マックルランさん」 |
??? 「ザザザッ!!」 |
セディ 「いいえ。 これはハルカに関する話ではありますが、ハルカとの話ではありません。 故に、こちらに問い合わせた次第です」 |
セディ 「むしろ、そうですね。 今、彼が世話になっている方がいらっしゃると思います。 その方や、ハルカと縁がある方には……是非同席頂ければと」 |
言葉を切ると通信転送を待つ。
そして、改めて映像が繋がると、笑顔のままに頭を下げた。
通信先に誰がいようと、何人いようと、その対応は変わらない。
セディ 「改めましてこんにちは、初めまして。セディオレイスと申します。 ENo.084、ODE-30の名前で登録しているハイドラライダー…… と言えば、あるいは見覚えがある方もいらっしゃるかもしれません」 |
セディ 「さて、本日の要件……の前に、少し背景事情を説明させて頂きますね。 私たちは、行方知れずだったハルカのことを二年に渡って捜索していました。 それがこの度ようやく無事を確認できたと、まあこういう次第でして」 |
セディ 「元より血の繋がらぬ家族ではありますが、それ故に色々と気になることも多く。 特に彼の身体は少々……まァ、きちんと面倒を見る必要のあるもので。 それが一人行方知れずとあっては、最悪の状況もあり得ると」 |
セディ 「そんな不安もあって、色々と捜査網を張り巡らせていたのです。 通信網も含めて、ね。人が動けばどこかに痕跡は残りますから。 ハイドラのメンテ記録や通院記録、果ては雑貨の購入ログまで……」 |
セディ 「勿論、法に触れるようなことはしておりませんが。 丁度、ウチのハイドラに載っているAIが、索敵・情報処理を主とした それなりに“使える”AIでして。可能な範囲であちこち探っていた訳です」 |
セディ 「………………。 ですが。 痕跡は、一切見つかりませんでした」 |
青年の表情から、笑みが消える。
二年もの間、張り続けた網に何もかからなかったという事実。
そこから導き出される仮定は二つ。
ひとつは最悪の事態。既にハルカが人知れず死んでいる、というものだが……
『そうではない』としたら。
『そうではない』のに『見つからなかった』のはなぜか。
人が……特にハルカが生きていくために必要な行為を、彼はどうやって行ったのか。
セディオレイスは、その問いに対する解を胸中に抱いていた。
【マノ社の中に、ハルカを匿っていた人間がいる】
だが。
通信先の誰かが口を開こうとした、それより一手早く。
青年は再び明るい声で話し始めた──笑顔を、再び貼り付けて。
セディ 「我々は確信しています。 あなた方の中に、ハルカに協力的な人物が少なからず居て、 ハルカの居場所があなた方の中にある、と言うことを」 |
セディ 「二年もの間、ハルカが生き抜くことができる環境がここにある。 これは実に喜ばしいことです。特に『この霧の中』では。 そして、同時にこのことが私からの、我々からの要件にも繋がるのですが」 |
セディ 「どうかこの居場所を『今後も維持して頂きたい』のです。 そのためには我々も協力を惜しみません。 戦力が必要な場面があれば、いくらでも招集に応じましょう」 |
セディ 「───いかがでしょうか?」 |
彼はカメラ越しに一同を見回し、にこりと笑って見せるのだった。
オルト・イスケー 「あれ、ファティマちゃん引っ越すんだ。サルガッソだと朝早くなくていいらしいから羨ましいなぁ……」 |
オルト・イスケー 「ああそう、向こうの事業所の人にでも声掛けとくから、そっちから食料とかは送るかもね。」 |
宿禰 「あれ?なんかネットワークの調子が……?」 |
本日も縄張り巡回に精を出すえびっこである。
「!!」
距離が開く。詰める。また開く。そして詰める。だが開く!
せかせか、忙しなく逃げるファティマを追うえびっこ。
遊んで貰っていると勘違いして居そうな勢いである。
……が、飴について言及されると。追いかけっこに必死で忘れていたのか、はたと動きを止め。
存外、素直に、その場で飴を食べ始めた。
尚、微妙にポリゴンめいた顔の何処に口があるのかは、正確にはよくわからない……
一方、なかま(ハルカ)が通信対応する様子に、勢いよく振るわれている触覚。
弟氏に思う所があるのか、なんだか挟む気満々である。主には、通信端末を。
帰投したと思われた『モスキート』に乗っていたのは、エマニュエルではなく一人の少女だった
ファレン 「ごきげんよう。私は英国国防大臣の娘、ファレン・マックルランよ。 ここが彼の言っていたマノ・ボトリング社ね。まあ悪くないじゃない」 |
ファレン 「突然ドック内にあの男が乗り込んできた時は驚いたわ。周りにある機体と同じ見た目だったから、てっきり私を攫った不届き物の仲間だと思ってビンタしちゃったくらいよ」 |
ファレン 「彼……エマニュエルだったかしら?とにかく彼は『もう一台のモスキート』を鹵獲して、私だけを乗せて逃がしてくれたわ。『エイレンスキアナハ』は私が載っていると勘違いして、エマニュエルの『モスキート』を追っている…… 彼がマノ・ボトリングに帰投しなかったのは、逆探知されてあなた達へ飛び火する事を懸念しての事よ」 |
未確認機『エイレンスキアナハ』 「ご機嫌なネズミに告ぐ……一度しか言わねえから耳の穴刳り貫いてよく聞いておけ」 |
未確認機『エイレンスキアナハ』 「テメエらがどこの誰なのか、そんなことは興味がない。娘を連れて北上した先のC戦場へ来い。 さもないと俺はあの雄ネズミが『Red-Purge[火蜂]』を解除できずに、 無補給で死ぬまで戦うところを、執拗に、どこまでも、追跡してやる」 |
未確認機『エイレンスキアナハ』 「決して逃がしはしない。喚くな、逆らうな、妙な気を起こすな。 俺は冷静さを欠こうとしている。軽々しく命を懸けやがって……自分をカワイソウだと思ってやがるな?」 |
未確認機『エイレンスキアナハ』 「そんなに仲間を哀しませたいなら……へへ、俺が俺よりも少しは『マシ』にしてやる」 |
ストラフ 「おーそうか…そうか引越しか。いつ行く?私も(引越し祝いに)同行する。 >ファティマ」 |
ストラフ 「なんなら私が大々的に迷子のご案内的に戦場で触れ回ろうか? なんかこの2週間で一気に有名になったみたいでな…。 >ジュネリア」 |
ストラフ 「そろそろ毒舌を聞かないと落ち着かなくなってきたな……帰ってこねぇかね、早く。まあアレは死なんだろ。根拠は無いがそんな気がする。」 |
もしもセキュリティが破られるようなら、大量の料理画像が送られるだろう。電子署名に「Quasar」と記されたものだ。
ストラフ 「そういえば。 か わ い い こ が 増 え た と 聞 い て 。」 |
メッセージ
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1450
追加収入 65
攻撃戦果補正3%
支援戦果補正2.42%
防衛戦果補正3.32%
撃墜数補正 0.1%
販売数補正 1.5%
敵警戒値補正0.414%
追い上げ補正3%
合計現金収入1735
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額505
整備請求額 0
ユニオン費 -80
手当金 100
ユニオン利子400
パーツ販売数 15個
今回の購入者-->>9 >>17 >>40 >>46 >>81 >>81 >>84 >>84 >>84 >>117 >>177 >>177 >>177 >>201 >>206
◆経験値が50増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 65
攻撃戦果補正3%
支援戦果補正2.42%
防衛戦果補正3.32%
撃墜数補正 0.1%
販売数補正 1.5%
敵警戒値補正0.414%
追い上げ補正3%
合計現金収入1735
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額505
整備請求額 0
ユニオン費 -80
手当金 100
ユニオン利子400
パーツ販売数 15個
今回の購入者-->>9 >>17 >>40 >>46 >>81 >>81 >>84 >>84 >>84 >>117 >>177 >>177 >>177 >>201 >>206
◆経験値が50増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
ヴィンスは粒子吸着材28を入手した!
ヴィンスは機械油28を入手した!
ヴィンスは神秘合金28を入手した!
Lib007[paqfidrag]が耐え切れず破壊されてしまった……
明日の戦場
第13ブロック
抵抗存在排除[目標物破壊]
通路を塞いでいる残像を排除してくれ。邪魔なものは消えてもらう。バリケードが多い。破壊してくれ
来週の霧濃度:92%
来週の電磁波:95%
来週の警戒値:430%
夜明のアルコバレーノ |
黄昏のネビア |
ルート・ロックサイド |
ルート・ロックサイド |
ルート・ロックサイド |
エマニュエル・スミス |
フィガロ・ピースレイ |
MisS |
ロストマン |
パアム・ライザ |
たいやき |
ヴィンス・ナイトレイ |
ダレル・D・ディーキン |
シータ・キンデン |
ステラ=アレグレット |
ルフ・イクス |
アキラ・ハリアエトゥス |
セティア=ラムサス |
サディアス・ベッドフォード |
ピクセラ |
--- | --- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
『電磁鉄線』[電子] |
『電磁鉄線』[電子] |
『電磁鉄線』[電子] |
『電磁鉄線』[電子] |
『電磁鉄線』[電子] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
『電磁鉄線』[電子] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
未確認機『コロッソス』[電子] |
『電磁鉄線』[電子] |
『電磁鉄線』[電子] |
『電磁鉄線』[電子] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
車輪戦車『レベデンコ』[物理] |
『電磁鉄線』[電子] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
キャラデータ
名前
ヴィンス・ナイトレイ
愛称
ヴィンス
機体名
T:WD【Delta Dart】
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◇ヴィンス・ナイトレイ【Vince Knightley】 ライセンスを得たばかりの18歳の青年。 背は高く痩せ型、一見頼りない印象。基本的には丁寧な言葉遣いで接するが、時折毒を吐くことも。 5年前に両親を失っている。現在は叔父夫婦の家で暮らす幼い兄弟に、少しでも良い暮らしをさせたいという理由から戦地に赴く。 * ◇デルタダート【Delta Dart】 ヴィンスの搭乗するハイドラ。 量産機として開発されたもののうちの一機であり、生産時期で見れば比較的旧型。扱いやすく、乗り手の動きにそのまま応える従順な機体。汎用性に富むが、際立った得意分野もないという量産機らしい特徴を持つ。 ◆デルタコア【Delta-Core】 デルタダートに内蔵されたAI、を名乗る存在。元々そういったサポートシステムは搭載されていないはずだが、"本人"は最初からここに存在したと証言する。 非常に口が悪く、どんな発案も物怖じせずに言うが、ヴィンス以外の人間の前では音声をを発することはない。 --- 交流・演出は積極的に。あらゆるロールに対して寛容なスタイルを貫きたい。 突撃メッセ等歓迎。どうぞ遠慮することなく。 【PL:@ayautaginrei】 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
__0__1__2__3__4__5__6__7 __8__9_10_11_12_13_14_15 _16_17_18_19_20_21_22_23 |
機体データ |
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|
8 | 軽逆関節A | 軽逆関節A設計書 [21/臂力/---] 特殊B[100] [設計書] |
▼詳細 |
---|---|---|---|
20 | 飛行ユニットB | 飛行ユニットB設計書 [21/精度/---] 特殊B[100] 精度[16] [設計書] |
▼詳細 |
16 | ウィルスB | ウィルスB設計書 [21/耐火/---] 特殊B[100] 防御属性[火炎] 防御値[16] [設計書] |
▼詳細 |
13 | 砲塔B | 砲塔B設計書 [20/耐粒/---] 特殊B[80] 防御属性[粒子] 防御値[16] [設計書] |
▼詳細 |
1 | 素材 | 粒子吸着材28 [28/耐粒/---] 特殊B[240] [素材] |
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2 | ウィルスB | Hyi-[Virusdevice] [23/旋回/旋回] 培養[9] 特殊B[378] 旋回速度[643] 防御属性[霊障] 防御値[96] 貯水量[94] 噴霧量[9] 武器属性[ウィルス付与] 消費EN[579] 金額[441] 重量[500] [培養装置] *作者* |
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3 | 電磁ブレードA | Sco-E-blade [27/高圧軽量/高圧軽量]《装備:6》 火力[2289] 連撃数[1] 防御属性[物理] 防御値[779] 精度[80] 貯水量[250] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[1339] 金額[468] 重量[38] [電子格闘] *作者* |
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4 | 素材 | 機械油28 [28/旋回/---] 特殊B[240] [素材] |
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5 | 素材 | 神秘合金28 [28/高圧軽量/---] 特殊B[240] [素材] |
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7 | 重ブースターA | 虚空の粉砕 [24/重量軽減/重量軽減] | ▼詳細 |
9 | 飛行ユニットB | Hya[MiSO]-β [22/旋回/旋回] | ▼詳細 |
10 | 飛行ユニットB | Cet- Flightunit [26/旋回/旋回]《装備:10》 | ▼詳細 |
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12 | エンジンC | 軽量型エンジンC『サダルスウド』 [25/重量軽減/重量軽減]《装備:7》 | ▼詳細 |
14 | エンジンB | UDP『千日紅』 [23/出力/出力]《装備:4》 | ▼詳細 |
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17 | レーダーB | a4ce式レーダーB『J7RTI』 [24/重量軽減/重量軽減] | ▼詳細 |
18 | 重ブースターA | ハルシオン加速機構-燦型 [25/高握力/高圧軽量]《装備:3》 | ▼詳細 |
19 | 領域瞬間霊送箱A | アブキールの箱 [25/高圧軽量/高圧軽量] | ▼詳細 |
21 | 軽車輪A | ambiguity [26/耐霊/高機動]《装備:2》 | ▼詳細 |
22 | レーダーB | a4ce式レーダーB『J7RTI』 [24/重量軽減/重量軽減] | ▼詳細 |
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24 | 飛行ユニットB | Cet- Flightunit [26/旋回/旋回]《装備:9》 | ▼詳細 |
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26 | パルス砲A | 短銃身式粒子砲【ブラストマグナム】 [23/旋回/旋回] 火力[732] 発射数[4] 旋回速度[46] 防御属性[粒子] 防御値[169] 精度[234] 貯水量[92] 弾数[12] 武器属性[速射] 異常追加[40] 消費EN[70] 金額[378] 重量[50] [粒子射撃] *作者* |
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27 | 重ブースターA | ハルシオン加速機構-燦型 [25/高握力/高圧軽量]《装備:11》 | ▼詳細 |
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30 | エンジンB | たい焼きエンジン4号機 [24/重量軽減/重量軽減]《装備:8》 | ▼詳細 |