第11週目 王 零式の一週間
◆日記
例のモバイルを精査した。現状残っているのは何の事情でか食いきれなかった連中だ。それを、脳の一部のタンパク質だけを集めて持ち帰るかその場で食う必要がある。
内部の図面は懐かしさすらあるもの。そして、自分たちには世界の全てだったもの。
遊戯室、食堂、個人の閉鎖室、アーカイブサーバールーム、医療室。
それに産出のラボ。
アリョーシャが見やすいように加工してから画面に出した。その前に座って貰って残りの人数の概算だけ伝える。
「コレを食い漁る。警戒されてるだろうが、混乱の真っ只中で指揮系統すら整え直しってとこだろうと思う。俺が単独では限界があるんだ。だから、弓で後ろからの援護が欲しい」
正直なところを伝える。拾ってライダーだと知った時にはここまで物事を頼むほどズブズブに関わるつもりはなかったのだが、コトがこうなって、アリョーシャ以外に背後から俺を撃たないと信じられる奴が居なかった。
モニターに表示されている地図をアリョーシャが見ていく。
「まさかこっちで、そんなこと頼まれるとはなァ。いいぜ、背中は任せな」
快諾されたことに少し気負いが目減りする。契約外だし、アリョーシャ側に引き受ける義理はひとひらもなかった。
「だが、俺が援護したトコで前に立つのはお前さんだろ。身ひとつで行くのか?」
地図を見ているのは狩場を見る猟師の目だ。射線を見て獲物が追い込まれれば逃げこむ場所を確かめている。
「いや、今回は死体を持って帰って捌いてる余裕がねぇから、頭蓋骨を一発で割れるモンが欲しいとは思ってる。脳のタンパク質さえ抜ければいいが、無手で頭蓋骨を割ってまわるのは悪手だろうよ。銃も良くねえ。アレはこっちの位置が直ぐにわかっちまう。できるだけ静かに回って事態を早期に全体に悟られるのを避けたい」
サイレンサーを使ったところで耳ざといヤツは気づくだろう。射出武器にも不慣れだ。マズルを制御する訓練から始めていたのでは話にならない。
「何がいいと思う、アリョーシャ」
自分の身とハイドラ以外は包丁と斧とメスしか使ったことがない。
「俺ァ、そういうのには縁がなくて詳しくねェんだが……お前さんの脳味噌に入ってるモンと相性がいい得物を持つべきだろうな。静かで、骨を砕けて、拳より長く弓より短い武器、ねェ」
アリョーシャがぽり、と頭を掻いて考えている。頭の中の検索は武器自体ではない結論を出したらしい。ジャケットのポケットを探って、端の折れた名刺を取り出して渡してくる。
「俺の昔の相棒でなァ、その手のモンには詳しいはずだ。俺の弓も、こいつに作ってもらった。お前さんが欲しい得物も作ってくれるだろうさ」
_____
アリョーシャに渡された名刺には「メカニクス」と書かれて地図が描かれていた。そこに一軒の酒場が見えた。カウンターに歩み寄ってマスターらしい人物を下から上まで見る。重心がおかしい。生体部品か何か。それ以前に、眼球がカメラのレンズのような反射をしている。
「……アリョーシャの紹介で来たんですが、ハインリヒという方は貴方ですか」
極力穏やかな言葉を選ぶ。
虚をつかれたように一瞬動きが止む。
「如何にも、僕がハインリヒさ。アレクセイの紹介ってことは、君が王くんかな」
すぐに商売人の笑顔が出た。店員のひとりに後をよろしく、と伝えてカウンターを出る。
「酒を飲みに来たって訳じゃなさそうだ。奥へどうぞ」
ハインリヒが奥へと繋がる扉を開けて、手招きした。
一瞬、奥に連れて行かれることに抵抗を覚える。けれどもここでする話でないことは確かだ。従って扉を潜る。
「王零式と名乗っています。名前が無いので」
指向性の高い発声で告げる。余人に聞かれたくはないが名乗っておかねばならない。
扉の中の作業場らしい場所を眺めて納得する。レトログラードの脚周りをつくっているのだろうと。
「成程。ヒトに溶け込むには名前が必要だろうね」
発声の方法を真似て返された。レトログラードの多脚パーツのサンプルを退け、椅子を引き出して商談の場を作ってゆくのを眺める。
「あまり世間話が得意ではないので、単刀直入に言います。人の頭蓋を一撃で叩き割るのに適した静音性の高い武器を見繕って欲しい。銃以外で」
立ったままそう告げる。俺にとっては座ることができるほど安心できる場所ではなかった。
「ふふ、あの夜のだけじゃ足りないってことかな。まあ、対価さえ頂ければ僕が口を挟むところじゃないからね」
思わず出る舌打ち。
ハインリヒがおや、と呟いて瞬いた。
「いやぁ、僕は直接見てはいないんだけど、アレクセイが君がやった、ってね。信じられないぐらい目がいいんだ、彼は」
アリョーシャが視えるのは理解しているが、どうして喋るのかは理解出来ない。頭痛がする。
「口の滑りの良い相棒で助かります」
嫌味に聞こえるか、本気に聞こえるかは知らない。
「はは、相変わらず迂闊な奴だよなぁ」
素の笑い顔だ。この体を使って長いのかもしれない。愛想ではなく愛嬌が出る。
「隙があるから俺にはない人脈があるんでしょう」
それが今回のようなことには価値があった。
ハインリヒの指が、つ、と作業台をなぞってホログラフのモニタを起動する。設計図やコンセプトをまとめたカタログを浮かび上がらせ、そこから人間が持つためのものをピックアップしていく。
「物がない武器もあるが、少し時間を貰えば大体のものは用意できる。一撃で、というなら……遠心力も加えられるものがいいか」
カテゴリから絞って、長物と長柄の棍、それから鎖や縄を用いたものが並べられる。
「斧でもいいくらいなんですが、消防斧はあいにく一本しか無くて。刃のない長モノは必要ないです。頭蓋骨を砕いた時に大きな音が鳴る。アウトレンジからになるのは有難いので片手で距離を使って片手は頭蓋骨を割ることにだけ使える鉈でも」
カテゴリを眺めて要求を伝えていく。
「重量のある刃物なら……うん、丁度グルカナイフがあるね。ククリ、って言った方が分かりやすいかな」
ハインリヒがカタログのページを破り取るように操作すると、対応させた倉庫からメンテナンスアームが鞘に納められた大振りのナイフを持ってくる。
グルカ族。最強の足腰をした山岳兵として知られた名だ。
「試しに持ってごらん。重ければ刀身を削ぐから言ってね」
無造作に渡されたソレと警戒の一切ない動作。どうも機械臭い。己の生命に対してあまりに無頓着だ。
渡されたソレを一振りする。真っ直ぐ。関節が一つ増えたような感覚。重くはない。むしろ柄と刃身の重量比が扱いやすい。
「手とは勝手が違いますが慣れます。体力を削ぐほど重い訳でもないですし、柄も重さを扱いやすくしてくれている」
刃を自分に向け、横にしてハインリヒに返す。
「そうかい?それなら良かった」
笑顔は崩れない。
「距離が必要なら索擊武器がいいな。それで、こちらも重さのある刃物がついたもの……っと」
棍や鎖鎌、小さい鉤付きロープの類を候補から落としていくと、縄鏢の類型が残った。こちらを窺うカメラアイ。
縄鏢なら投擲して抜けば良い。根本的な扱いは槍に近いだろう。
「流星錘と扱いが近そうなので多分、打ち込む動きに乗せられます」
コレを選んでくれるのは信頼がおける。
「貫手の感覚に近いかもね。刃先に重量を持たせて、縄も金属を編み込んだ頑丈なものにしよう。材質がコーシツェル鋼なら、血や脂がついても劣化しにくい」
ハインリヒがこちらの体を見ているが、見ているというより測定されていると感じる。嫌な気分にはなるが、ネレティと同じ種類の信頼が芽生える。コイツに電子戦を仕掛けるのは相当な準備が必要になるからデータを渡していい、という種類の。
「そんなに長くは使わないですね。脂がつくのは確かに困りますが……ああ。そうして素材からこちらを特定させて誘き寄せても良いですが、あなたに迷惑がかかる」
思考は一旦開示する。これは取引において隠してはいけない類のことだ。
「素直に言ってくれて有難いけど、君はそんなこと心配しなくていい。ライダーの間じゃ違うだろうけど、ここらじゃありふれた素材だからね」
ジャンクヤードで加工できず持て余されているから使っている、という訳でもないらしい。
「俺と間違われるかもしれない、と言ってるんです。損害が出ても払えるか分かりませんから」
釘は刺した。後は彼が判断することだ。
「ハイドラのパーツってのは、対人武器なんかより余程儲かるんだ。アレクセイが僕に頼んだ分で、損害なんかチャラに出来るくらいにね。それでも君の気が済まないようなら、一杯飲んでいってくれればいい」
無意味な危険を背負っていい、という感覚はよくわからない。
「酒は飲めません」
飲めない、と言っておいた方がいい。飲まされて殺してしまうよりは。
「さて、一週間ほどの時間とこれぐらいの額を頂ければ、君のオーダーには応えられそうだけれど……いかがかな」
ホログラフに、武器の仕様と金額が並んだ。
「お支払いできると思います」
それなりにしたが、出ない金額でもなかった。
「それじゃあ商談成立だ。一週間後、また来てくれ。それと、アリョーシャによろしく」
求められた握手に応じて手を握る。
「よく、怒っておくことにします」
扉を潜る。本当なら酒の一杯も頼むのが礼儀だろうが、ハインリヒに向かって一礼を残してそのまま帰路へとついた。
内部の図面は懐かしさすらあるもの。そして、自分たちには世界の全てだったもの。
遊戯室、食堂、個人の閉鎖室、アーカイブサーバールーム、医療室。
それに産出のラボ。
アリョーシャが見やすいように加工してから画面に出した。その前に座って貰って残りの人数の概算だけ伝える。
「コレを食い漁る。警戒されてるだろうが、混乱の真っ只中で指揮系統すら整え直しってとこだろうと思う。俺が単独では限界があるんだ。だから、弓で後ろからの援護が欲しい」
正直なところを伝える。拾ってライダーだと知った時にはここまで物事を頼むほどズブズブに関わるつもりはなかったのだが、コトがこうなって、アリョーシャ以外に背後から俺を撃たないと信じられる奴が居なかった。
モニターに表示されている地図をアリョーシャが見ていく。
「まさかこっちで、そんなこと頼まれるとはなァ。いいぜ、背中は任せな」
快諾されたことに少し気負いが目減りする。契約外だし、アリョーシャ側に引き受ける義理はひとひらもなかった。
「だが、俺が援護したトコで前に立つのはお前さんだろ。身ひとつで行くのか?」
地図を見ているのは狩場を見る猟師の目だ。射線を見て獲物が追い込まれれば逃げこむ場所を確かめている。
「いや、今回は死体を持って帰って捌いてる余裕がねぇから、頭蓋骨を一発で割れるモンが欲しいとは思ってる。脳のタンパク質さえ抜ければいいが、無手で頭蓋骨を割ってまわるのは悪手だろうよ。銃も良くねえ。アレはこっちの位置が直ぐにわかっちまう。できるだけ静かに回って事態を早期に全体に悟られるのを避けたい」
サイレンサーを使ったところで耳ざといヤツは気づくだろう。射出武器にも不慣れだ。マズルを制御する訓練から始めていたのでは話にならない。
「何がいいと思う、アリョーシャ」
自分の身とハイドラ以外は包丁と斧とメスしか使ったことがない。
「俺ァ、そういうのには縁がなくて詳しくねェんだが……お前さんの脳味噌に入ってるモンと相性がいい得物を持つべきだろうな。静かで、骨を砕けて、拳より長く弓より短い武器、ねェ」
アリョーシャがぽり、と頭を掻いて考えている。頭の中の検索は武器自体ではない結論を出したらしい。ジャケットのポケットを探って、端の折れた名刺を取り出して渡してくる。
「俺の昔の相棒でなァ、その手のモンには詳しいはずだ。俺の弓も、こいつに作ってもらった。お前さんが欲しい得物も作ってくれるだろうさ」
_____
アリョーシャに渡された名刺には「メカニクス」と書かれて地図が描かれていた。そこに一軒の酒場が見えた。カウンターに歩み寄ってマスターらしい人物を下から上まで見る。重心がおかしい。生体部品か何か。それ以前に、眼球がカメラのレンズのような反射をしている。
「……アリョーシャの紹介で来たんですが、ハインリヒという方は貴方ですか」
極力穏やかな言葉を選ぶ。
虚をつかれたように一瞬動きが止む。
「如何にも、僕がハインリヒさ。アレクセイの紹介ってことは、君が王くんかな」
すぐに商売人の笑顔が出た。店員のひとりに後をよろしく、と伝えてカウンターを出る。
「酒を飲みに来たって訳じゃなさそうだ。奥へどうぞ」
ハインリヒが奥へと繋がる扉を開けて、手招きした。
一瞬、奥に連れて行かれることに抵抗を覚える。けれどもここでする話でないことは確かだ。従って扉を潜る。
「王零式と名乗っています。名前が無いので」
指向性の高い発声で告げる。余人に聞かれたくはないが名乗っておかねばならない。
扉の中の作業場らしい場所を眺めて納得する。レトログラードの脚周りをつくっているのだろうと。
「成程。ヒトに溶け込むには名前が必要だろうね」
発声の方法を真似て返された。レトログラードの多脚パーツのサンプルを退け、椅子を引き出して商談の場を作ってゆくのを眺める。
「あまり世間話が得意ではないので、単刀直入に言います。人の頭蓋を一撃で叩き割るのに適した静音性の高い武器を見繕って欲しい。銃以外で」
立ったままそう告げる。俺にとっては座ることができるほど安心できる場所ではなかった。
「ふふ、あの夜のだけじゃ足りないってことかな。まあ、対価さえ頂ければ僕が口を挟むところじゃないからね」
思わず出る舌打ち。
ハインリヒがおや、と呟いて瞬いた。
「いやぁ、僕は直接見てはいないんだけど、アレクセイが君がやった、ってね。信じられないぐらい目がいいんだ、彼は」
アリョーシャが視えるのは理解しているが、どうして喋るのかは理解出来ない。頭痛がする。
「口の滑りの良い相棒で助かります」
嫌味に聞こえるか、本気に聞こえるかは知らない。
「はは、相変わらず迂闊な奴だよなぁ」
素の笑い顔だ。この体を使って長いのかもしれない。愛想ではなく愛嬌が出る。
「隙があるから俺にはない人脈があるんでしょう」
それが今回のようなことには価値があった。
ハインリヒの指が、つ、と作業台をなぞってホログラフのモニタを起動する。設計図やコンセプトをまとめたカタログを浮かび上がらせ、そこから人間が持つためのものをピックアップしていく。
「物がない武器もあるが、少し時間を貰えば大体のものは用意できる。一撃で、というなら……遠心力も加えられるものがいいか」
カテゴリから絞って、長物と長柄の棍、それから鎖や縄を用いたものが並べられる。
「斧でもいいくらいなんですが、消防斧はあいにく一本しか無くて。刃のない長モノは必要ないです。頭蓋骨を砕いた時に大きな音が鳴る。アウトレンジからになるのは有難いので片手で距離を使って片手は頭蓋骨を割ることにだけ使える鉈でも」
カテゴリを眺めて要求を伝えていく。
「重量のある刃物なら……うん、丁度グルカナイフがあるね。ククリ、って言った方が分かりやすいかな」
ハインリヒがカタログのページを破り取るように操作すると、対応させた倉庫からメンテナンスアームが鞘に納められた大振りのナイフを持ってくる。
グルカ族。最強の足腰をした山岳兵として知られた名だ。
「試しに持ってごらん。重ければ刀身を削ぐから言ってね」
無造作に渡されたソレと警戒の一切ない動作。どうも機械臭い。己の生命に対してあまりに無頓着だ。
渡されたソレを一振りする。真っ直ぐ。関節が一つ増えたような感覚。重くはない。むしろ柄と刃身の重量比が扱いやすい。
「手とは勝手が違いますが慣れます。体力を削ぐほど重い訳でもないですし、柄も重さを扱いやすくしてくれている」
刃を自分に向け、横にしてハインリヒに返す。
「そうかい?それなら良かった」
笑顔は崩れない。
「距離が必要なら索擊武器がいいな。それで、こちらも重さのある刃物がついたもの……っと」
棍や鎖鎌、小さい鉤付きロープの類を候補から落としていくと、縄鏢の類型が残った。こちらを窺うカメラアイ。
縄鏢なら投擲して抜けば良い。根本的な扱いは槍に近いだろう。
「流星錘と扱いが近そうなので多分、打ち込む動きに乗せられます」
コレを選んでくれるのは信頼がおける。
「貫手の感覚に近いかもね。刃先に重量を持たせて、縄も金属を編み込んだ頑丈なものにしよう。材質がコーシツェル鋼なら、血や脂がついても劣化しにくい」
ハインリヒがこちらの体を見ているが、見ているというより測定されていると感じる。嫌な気分にはなるが、ネレティと同じ種類の信頼が芽生える。コイツに電子戦を仕掛けるのは相当な準備が必要になるからデータを渡していい、という種類の。
「そんなに長くは使わないですね。脂がつくのは確かに困りますが……ああ。そうして素材からこちらを特定させて誘き寄せても良いですが、あなたに迷惑がかかる」
思考は一旦開示する。これは取引において隠してはいけない類のことだ。
「素直に言ってくれて有難いけど、君はそんなこと心配しなくていい。ライダーの間じゃ違うだろうけど、ここらじゃありふれた素材だからね」
ジャンクヤードで加工できず持て余されているから使っている、という訳でもないらしい。
「俺と間違われるかもしれない、と言ってるんです。損害が出ても払えるか分かりませんから」
釘は刺した。後は彼が判断することだ。
「ハイドラのパーツってのは、対人武器なんかより余程儲かるんだ。アレクセイが僕に頼んだ分で、損害なんかチャラに出来るくらいにね。それでも君の気が済まないようなら、一杯飲んでいってくれればいい」
無意味な危険を背負っていい、という感覚はよくわからない。
「酒は飲めません」
飲めない、と言っておいた方がいい。飲まされて殺してしまうよりは。
「さて、一週間ほどの時間とこれぐらいの額を頂ければ、君のオーダーには応えられそうだけれど……いかがかな」
ホログラフに、武器の仕様と金額が並んだ。
「お支払いできると思います」
それなりにしたが、出ない金額でもなかった。
「それじゃあ商談成立だ。一週間後、また来てくれ。それと、アリョーシャによろしく」
求められた握手に応じて手を握る。
「よく、怒っておくことにします」
扉を潜る。本当なら酒の一杯も頼むのが礼儀だろうが、ハインリヒに向かって一礼を残してそのまま帰路へとついた。
NEWS
本日のニュースですついに、マテリアルベルト発動機が先導するタワー侵攻作戦が始まりました
これは、タワーに眠る遺産を手にいれ、やがて来る大洪水の避難場所として活用するというものです
しかし、北の遺跡攻略で戦力を消耗した勢力は多く
タワー侵攻は困難と見られています
「タワーの建設目的は明らかです。これは、やがて訪れる世界の水没に耐えるべく建設されていました」
「しかし、いま、危機を迎える我々をなぜ拒むのか――」
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「ゴホゴホッ……ゴホゴホッ!! ……ヒヒッ」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「タワーの方がにぎやかになってきたな。北の遺跡攻略は順調かな?」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「……ゴホッ、遺跡の一部をジャックしたフェフフェトは、暗号文のシグナルを送ってきている」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「いくつかの情報が得られた。フェフフェトはいま、セクション・6にいる……ゴホッ……」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「……セクション・6……そこには、ドゥルガー素体が存在しているという」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「フェフフェトの状況は深刻だ。機体は破損し、身一つで遺跡内にいるという……ゴホッ」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「遺跡の機能によって、ハイドラ『シグナルウェイブ』の残像を生み出し、ゲリラ戦を行っているという」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「なぜ彼女が遺跡をジャックできたか、わからんが。どうやら彼女はその場所から動けんらしい……ヒヒッ」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「魔王『セワ』との対話には、慎重になる必要がある」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「先の文明は、彼との対話に失敗し、3000体に及ぶ人造神がコントロールを奪われたという」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「そして人造神ドゥルガーは、世界を滅ぼすため、残像領域の空を舞った。崩壊の始まりだった」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「なぜか、それは……『セワ』の心には深い悲しみがあったからだ。そして、先の文明の見せた光景は、彼の悲しみを癒すものではなかった」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「先の文明は、彼の理想とする世界ではなかった。それだけだ。それが、ヒルコ教団に伝わる影の歴史の全てだ」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「シルウェストリスへの協力に感謝する。時空学、そう、時空学」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「『グレムリン』にも、時空学の理論が多用されている。そして、『グレムリン』は次元の力でもって護られている」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「『グレムリン』の次元実体に対し、我ら残像現実のあらゆるものは干渉できない、そう説明したな」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「ただ、『グレムリン』に対して無力なわけではない。ハイドラのシステム……G.I.F.Tシステムでもって……」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「なんと説明したらいいか。夢が現実になる、というか……アンリアル・ディメンション・シフトするのだが……うーん」 |
少年Eからの通信 「つまり、ハイドラでもグレムリンと戦えるってこと」 |
少年Fからの通信 「夢が現実になったことはある?」 |
少年Fからの通信 「僕はあるよ。秘密なんだけど。小さいころの、大切な思い出。たった一つの、大切な思い出」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「タワーへの攻撃が始まった。本部は苦戦を強いられているようだ。予算が削られるかもしれない」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「具体的には、安価で提供していた貢献寄付の値上げをするかもしれない」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「すまない。ただ、最後までサポートは続ける。ドゥルガーを破壊する。そして、遺跡を破壊する日まで」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「世界が揺らいでいる……貴様たちは、なぜあがく? なぜ、破滅へと向かう?」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「私は世界を救命する。貴様たちは護られていればいい。ただそれだけなのに」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「何が貴様たちを突き動かしているのだ。平穏な日々を捨てて、なぜ戦う?」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「私には、使命と……領域拡散精神遊離環がある。貴様には、何があるというのだ」 |
◆訓練
王 零式はedededtggg【無繋脈肢体】を1056cで購入した!!
王 零式は走圏を408cで購入した!!
王 零式は走圏を408cで購入した!!
王 零式は試作鉄脚改ニを1056cで購入した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
◆作製
資金を100を投入した!!
作成時補助発動! 加重!! パーツ重量が 58 増加!!
作成時補助発動! 加重!! パーツ重量が 58 増加!!
呪いの人形29と呪いの人形29を素材にして馬歩を作製した!!
◆戦闘システム決定
オーガアーム に決定!!
◆アセンブル
脚部2に試作鉄脚改ニを装備した
スロット3にZ.A-C/1855L1を装備した
スロット4に馬歩を装備した
スロット5に仆歩を装備した
スロット6にリーイン・カーネイションを装備した
スロット7に走圏を装備した
スロット8に走圏を装備した
スロット9に走圏を装備した
スロット10にedededtggg【無繋脈肢体】を装備した
スロット11に開手を装備した
◆僚機設定
アレクセイ・エルステッドとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションC
ユニオン活動
四不像の檻の活動記録
ウーシュウだ。
失われつつあるそれらを囲う動物園がある。
御伽噺さ。
いや、診療所だよ。心霊手術?そうかもしれない。
人の殺し方と生かし方は同根だってことだ。それがわかるならまあ茶の一杯もふるまうが
失われつつあるそれらを囲う動物園がある。
御伽噺さ。
いや、診療所だよ。心霊手術?そうかもしれない。
人の殺し方と生かし方は同根だってことだ。それがわかるならまあ茶の一杯もふるまうが
ユニオン設備
┗CT
ユニオン連帯
……なし!!
ユニオン金庫……1100c
利子配当…………110c
適性の訓練をしました
適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
100c支払い、経験値を1手に入れた
ENo.128からのメッセージ>>謎の顔。口の所在は相変わらず判らない。
そもそも、生物と見做していいのか、些か不可思議な造形である。
謎の当たり判定を持つ透明部分は一体どうなっているのか。謎である。
そんなこんなで、いそいそ、いそいそ。
色々ご相伴したえびっこは、お使い宜しく、一旦、飼い主の縄張りに帰っていくのである……
……と思ったら、翌日辺りにはもう、「成し遂げたぜ」的な雰囲気を纏ってそこにいる、謎甲殻類。
既に縄張り認定しているのか、巡回ルートに入りしているようである。
尚、巡回だけで直ぐ帰ったりもする。フリーダム。
ENo.149からのメッセージ>>
王 零式 「[献金しました] [献金しました] 」 |
メッセージ
ENo.48からのメッセージ>>
メッセージを送信しました
>>Eno.149: >>Eno.3: >>Eno.128: >>Eno.48 >>Eno.67
ハインリヒ 「やあ、零式くん。 少しばかり品が早く出来たものだから、ネレティに聞いて連絡させてもらったよ。 足が付かないようジャミング付きの通信だから、音質が悪いのは許して欲しいね」 |
ハインリヒ 「ああ、品物の質は十全さ。 僕の仕事に抜かりはないからね。 店に居るから、いつでも取りに来てくれよ」 |
ハインリヒ 「……まあ、そうは言ってられないか。 すまないけど、アレクセイのことは頼むよ。 僕は彼の体については、直接助けることは出来ないからさ」 |
メッセージを送信しました
>>Eno.149: >>Eno.3: >>Eno.128: >>Eno.48 >>Eno.67
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1550
追加収入 55
攻撃戦果補正10%(MAX)
支援戦果補正3.37%
防衛戦果補正3.31%
販売数補正 0.3%
敵警戒値補正0.468%
追い上げ補正3.1%
合計現金収入1958
--弾薬費請求 -400
--整備控除修正額110
整備請求額 0
ユニオン費 -100
手当金 100
パーツ販売数 3個
今回の購入者-->>149 >>149 >>201
◆適性値が1成長しました
◆経験値が61増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 55
攻撃戦果補正10%(MAX)
支援戦果補正3.37%
防衛戦果補正3.31%
販売数補正 0.3%
敵警戒値補正0.468%
追い上げ補正3.1%
合計現金収入1958
--弾薬費請求 -400
--整備控除修正額110
整備請求額 0
ユニオン費 -100
手当金 100
パーツ販売数 3個
今回の購入者-->>149 >>149 >>201
◆適性値が1成長しました
◆経験値が61増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
王 零式はテスラコイル30を入手した!
王 零式はレイドーム30を入手した!
マテリアルベルト発動機は制裁を受け、貢献の3割を失った……(2 → 2
◆0cの返還金を受けました
明日の戦場
第14ブロック
セクション・4[ハッキング]
セクション・4。金属球の行き交う、何かの物理回路。計算するのは――
来週の霧濃度:99%
来週の電磁波:89%
来週の警戒値:507%
泥縄火擦 |
スタニスワフ・クビツァ |
はいねじゅみ |
I-Doll |
ホッパーマン |
『5ch347』 |
エマニュエル・スミス |
フィガロ・ピースレイ |
ロウフル |
アクロ |
アレクセイ・エルステッド |
王 零式 |
ヒコーキ・タニヤマ |
ニール・E・C・A・ウエザラル |
ヨシャファート |
ココロ持つ機械『ドラーゲ』 |
ミロク・イツコ |
赤目 |
十拳剣 |
氏仁 ヤスオ |
--- | --- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫[デバステイター] |
重装甲DR『ルーク』[物理] |
装甲戦車『アルマジロ』[物理] |
重装甲DR『ルーク』[物理] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
装甲戦車『アルマジロ』[物理] |
重装甲DR『ルーク』[物理] |
重装甲DR『ルーク』[物理] |
未確認機『ブラック・サンブーカ』[物理] |
未確認機『ブラック・サンブーカ』[物理] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
重装甲DR『ルーク』[物理] |
未確認機『ブラック・サンブーカ』[物理] |
装甲戦車『アルマジロ』[物理] |
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『巨大鉄球』[物理] |
『巨大鉄球』[物理] |
『巨大鉄球』[物理] |
キャラデータ
名前
王 零式
愛称
王 零式
機体名
睚眦
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プロフィール
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王零式(ワンリンシー) 東洋人の外見をした28才の旧い旧い武術を修める男。166センチ童顔で体格に恵まれているとは言い難い。 礼儀正しく明るく、優しさを出し惜しみせず、武術で得た身体への知識で施療を無償で行うことも少なくない。 のは表向きの顔である。 そもそもは武術すべての失伝を危惧した一人の富豪が使える者を確保し、その理解の全てと身体の全てを保存し続けてきた、人間と武術の動物園に残された四不像がこの名前のない男の生まれである。 あまりに使えると管理者が扱いきれないために分割された一片の技術しか持たなかったが、猛烈な飢餓に襲われて園の旧友を食べた結果、彼は旧友の持つ技術体系を理解する。 それはプリオン病を意図的に「手懐け」脳とそれに載る「文献」を運ばせたこと、友人と戦い身体を解体して理解したことの両面から来る現象だった。 遁走した彼が行き着いたのは、威圧感のない外見ながら強力な殺人術を持ち、しかも武器のチェックに一切引っかからないことを最大に利用した稼業、暗殺者である。 だがそれでも隠された園の仲間のゆくえを調べ上げて食べるには足りない。 身元を問われず大きく稼ぎ、その金の行方があまり追求されない立場の一つとしてハイドラライダーのライセンスを取得することになる。 機械は効率を重んじれば人としてのなりたち、他の生き物に似てくるもので、そう弄り方は変わらず。 ハイドラ 睚眦(ヤジ) 殺すことを好む竜生九子の一つの名を冠した。 エンジンを廃しての霊障特化機として組み上げる。睨み殺すのに冷静に正気を失うことは両立するのだ。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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機体データ |
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1 | 術導肢B | 開手 [27/重霊障/重霊障]《装備:11》 | ▼詳細 |
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2 | 培養装置C | 走圏 [28/保証/保証]《装備:8》 培養[19] 特殊B[149] AP[198] 防御属性[火炎] 防御値[367] 貯水量[198] 噴霧量[669] 弾数[2] 消費EN[917] 金額[408] 重量[200] [培養装置] *作者* |
▼詳細 |
3 | 操縦棺A | UDP『山茶花』 [24/---/---] | ▼詳細 |
4 | 素材 | テスラコイル30 [30/霊障/---] 特殊B[280] [素材] |
▼詳細 |
5 | 素材 | レイドーム30 [30/広域索敵/---] 特殊B[280] [素材] |
▼詳細 |
6 | FCSC | KernelPanic [23/出力/出力] | ▼詳細 |
7 | --- | --- | --- |
8 | --- | --- | --- |
9 | 術導肢A | edededtggg【無繋脈肢体】 [28/重霊障/重霊障]《装備:10》 | ▼詳細 |
10 | --- | --- | --- |
11 | 中逆関節A | 『辿誅』 [27/重霊障/重霊障] 機動[382] 跳躍[231] AP[1255] 旋回速度[927] 防御属性[粒子] 防御値[429] 貯水量[156] 弾数[1] 積載量[2900] 消費EN[107] 金額[1041] 重量[1208] [逆関節] *作者* |
▼詳細 |
12 | 培養装置C | 走圏 [28/保証/保証]《装備:7》 培養[19] 特殊B[149] AP[198] 防御属性[火炎] 防御値[367] 貯水量[198] 噴霧量[669] 弾数[2] 消費EN[917] 金額[408] 重量[200] [培養装置] *作者* |
▼詳細 |
13 | 重ブースターA | 重ブースターA設計書 [20/保証/---] 特殊B[80] [設計書] |
▼詳細 |
14 | 軽ブースターA | リーイン・カーネイション [24/重霊障/重霊障]《装備:6》 | ▼詳細 |
15 | 培養装置C | 走圏 [28/保証/保証]《装備:9》 培養[19] 特殊B[149] AP[198] 防御属性[火炎] 防御値[367] 貯水量[198] 噴霧量[669] 弾数[2] 消費EN[917] 金額[408] 重量[200] [培養装置] *作者* |
▼詳細 |
16 | 軽ブースターA | 馬歩 [29/重霊障/重霊障]《装備:4》 | ▼詳細 |
17 | 軽ブースターA | 仆歩 [26/重霊障/重霊障]《装備:5》 | ▼詳細 |
18 | --- | --- | --- |
19 | 軽ブースターA | みなりとり [24/噴霧/噴霧] | ▼詳細 |
20 | --- | --- | --- |
21 | --- | --- | --- |
22 | 術導肢A | zawerzdrr【無繋呪肢体】 [27/重霊障/重霊障] | ▼詳細 |
23 | 砲塔B | 『不退引』 [28/保証/保証] | ▼詳細 |
24 | 培養装置C | 培養装置C設計書 [24/---/---] 金額[600] [設計書] |
▼詳細 |
25 | --- | --- | --- |
26 | 軽逆関節A | 試作鉄脚改ニ [28/出力/出力]《装備:2》 機動[749] 跳躍[265] AP[424] 旋回速度[1060] 防御属性[粒子] 防御値[217] 貯水量[105] 積載量[2100] 消費EN[130] 金額[1056] 重量[800] [逆関節] *作者* |
▼詳細 |
27 | 高速増殖培養槽A | 高速増殖培養槽A設計書 [23/---/---] 金額[600] [設計書] |
▼詳細 |
28 | FCSC | Z.A-C/1855L1 [24/重霊障/重霊障]《装備:3》 | ▼詳細 |
29 | 重ブースターA | HBO001-Leakage [27/保証/保証] | ▼詳細 |
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