第6週目 グロリア=グラスロードの一週間
◆日記
樹木の群れに寸断されてはいるものの、霧に覆われていたあの頃よりは、街並みはどこまでも見通しがいい。家の姿形や色までが遠くからでも見て取れるし、大通りを歩いている人々の姿も同様に捉えることができる。白い靄の中で耳を澄ませていたあの頃には、考えられなかったことだ。
グロリアが軽やかに踏みしめる石畳は、ところどころひび割れていて、細かな植物の根が張っている。木漏れ日の下、葉をザワザワと揺らしながら吹き抜ける風は、いまだ嗅ぎ慣れない、瑞々しい土と緑のにおいがした。
五年前、新人類の萌芽を抑制するために急激に成長した樹木――アルラウネ・ユニットの巨大な木々たちは、天に伸び上がる前に地下で張り巡らされた下水道や電線をずたずたにし、場所によっては地面の陥没や隆起によって怪我人が出るところもあったという。
今の世界、今の人類を護るために、こうして木々が世界を覆うことは避けられないことだった。
だが、インフラの復旧には少なくない労力と時間が費やされ、いまだ回復しきっていない地域も多い。
この辺りは早期に資金が投入されたこともあってすっかり問題もなく、町のものはみな霧が晴れた世界に馴染んでいるように見えるけれど、そうした場所ばかりではないし、そうしたひとびとばかりでもない。
――俺もまた、霧のない世界に心もとなさを感じているものの一人だ。
恐らく、もう慣れるということはないのだろう。屋内や、操縦棺の中にいる時はまだましだが、こうして外に出ると、怯えにも似たざわめきが頭の中を駆け巡る。
この世界は、すべてがつまびらかに見えすぎる。
その中には、俺の居場所はどこにもない。そんな気がするのだ。
「……よい、しょっと」
道を横断するように張り出たひときわ太い根を、グロリアはちょっと勢いをつけて飛び越える。
視線を巡らせると、配送業者のエンブレムを脚部にプリントしたDRが、やはり少し足を持ち上げて根を踏み越えるところだった。街中でも、こうして根っこが地表に張っている場所であれば、車輌よりも脚を持ったDRやハイドラのほうが踏破性が高い。
戦争とはかかわりない分野にDRやハイドラが利用されることは、霧が消える以前にもいくらだってあったことだ。
けれど、霧の中、一歩先さえ見えない手探りの状態で巨大な機械が石畳を踏みしめる遠い音に耳を澄ませていたのと、通行人から見える位置に会社のエンブレムをつけて眼前を歩く姿を見るのとでは、受ける印象は大きく違う。
背後から足音を立てて歩いてきたDRは、俺たちをすぐに追い越して、大通りをまっすぐに進んでいった。機体が作っていた日陰が消えると、再び目の中に明るい日差しが飛び込んで来る。
はるか頭上で重なり合った木々の葉に遮られていても、太陽の光は確かにこの大地に降り注いでいた。俺には少し眩しく、暖かすぎる光だ。自分のからだが、その光の中に溶けていくのではないかと錯覚するような。
――不意に、風の中を電気的なノイズが走り抜けた。
息苦しさが瞬間的に喉元までせり上がり、目が眩む。
『イグノティ・ミリティ』の、あの墜ちた冷たい操縦棺の中に戻ったような、冷えた霧の中に漬け込まれたような苦しさとともに、聞こえる音に、見える景色に、鼻を突く香りに、舌先に触れる空気に、指先に触れる感触にびりびりとノイズがかかり、ぶれて、歪んで、軋みを上げる。
際限なく。ノイズの上にまたノイズが載せられていくように。繰り返し、繰り返し、繰り返し。とめどなく、崩れていく。毀れていく。
自分の輪郭線を見失って、どこにも見当たらなくなるほどに。
……あの時の俺は、霧の中にいるからこんなにも息苦しいのだと思っていた。
「フィリップ?」
グロリアの声。
急に手を解かれ、弾き出されたように、からだを覆っていたノイズが消える。
俺は息を吹き返したような気分で、胡乱な眼差しでこちらを見上げる彼女の顔を見返した。
ひどく、安心する。目を瞬かせ、じっとこちらを見つめる彼女の視線があるだけで、自分があらためて世界の中に定義されていくような、そうして居場所を作ってもらえたような、そんな安堵感があった。
どのぐらいぼんやりしていたのか分からない。たぶん、そう長い時間ではなかったはずだが、グロリアを訝しがらせるにはじゅうぶんだったようだ。
「――フィリップ、あのね」
「大丈夫だ、グロリア。すまなかった」
俺が慌てて言った途端に、グロリアはぱっと口を噤んで、言いかけていた言葉を飲み込んだ。
言葉を遮ってしまったことを悪いと思いつつ、俺は彼女の眼鏡の奥の、複雑な色合いの瞳を覗き込む。
……俺がここにいられるのは、グロリアのおかげだ。
こうして木漏れ日の暖かい光の下を歩いていられるのも、ハイドラにまた乗り込めているのも、彼女に申し訳ないという気持ちを抱くことさえ、グロリアが俺のところへ来てくれなければできなかったことだ。
だからこそ、できるだけグロリアに心配や迷惑をかけたくないと思っているのに。
「さっきのことも、悪かった。〈指揮官殿〉がグロリアにああいう絡みかたをするのは、隠し事の気配を嗅ぎ取っているからだろう。
確かに、グロリアが借りを感じる必要はない。でも、噛みつきすぎるのもできればやめたほうがいい。そのぶん、俺に怒ってくれればいいから」
「なにそれ」
グロリアはぎゅっとしかめ面しい顔になって、俺を睨み上げた。
けれど、何かを言おうと開かれた唇からは、なかなか言葉が出てこなかった。何度か何かを言いかけてやめ、唇を歪める。
「言っておくけど、あたし、八つ当たりをするつもりなんかないからね。あのおばさんにだって……」
顔を俯かせたグロリアの言葉尻が小さく消えて、拳がかたく握り締められた。
八つ当たり。そういうことを言おうとしていたわけではなかった。けれど、そういう風に言ってしまえば、そうなのかも知れない。本来俺にぶつけるべき怒りを、〈指揮官殿〉にぶつけている、というような。
「すまない、グロリア。違うんだ。
ただ、俺のせいでグロリアがああいう風に言われるのは、申し訳なくて」
「申し訳ないなんてフィリップに言われても困る。怒ってくれればいいのにさ」
グロリアは硬い声で言って、視線をうろつかせる。
「それに、大丈夫じゃない時に大丈夫って言われるのも、嫌だし……調子悪いんだったら、街に出るんじゃなかったじゃん」
「……すまない」
「だから、そういうんじゃなくって……」
彼女はなおも何か言おうとしたが、そこで言葉を切って飲み込むと、拳を解いて大きくため息をついた。
それ以上、何をどういえば分からなくなって、俺は黙ったままぼんやりと立ち尽くす。
話せば話すほど、彼女を怒らせてしまうような気がしてしまっていた。俺の話しかたが悪いのか、彼女と俺の間に相当の認識の齟齬があるのか、そのどちらもか。
結局、再び口を開いたのはグロリアの方が先だった。
「いいよ、フィリップ。この話は終わりにしよう。
――でも、あたしには、隠し事はできないんだから。それはちゃんと覚えておいて」
釘を刺すように言うグロリアに向けて、俺は小さく頷いた。それは、確かにくつがえしようのない事実だった。
だからこそ、こうして言い合いをするようなこともない。実際、今までもなかった――と、そう思っていたのだが。
この明るい世界に俺が掻き乱されているせいか。それとも、都合のいい話などないということなのかも知れない。
「ケーキ屋に行くんだったっか?」
「そう、ちょっと歩くんだけれど、美味しいんだって。元ハイドラライダーがやってる店って聞いた」
気を取り直したように楽しげに言って歩き出すグロリアの背を、俺はぼんやりと目で追った。
見たくないものまで見えてしまうようなこの世界ではあるものの、グロリアの姿をこうして目で見ていられることは、俺にとってはありがたいことだった。
グロリアもまた俺と同じように霧の中で生まれて、霧の中で育った人間だ。だが、グロリアはこうして、木漏れ日の下にいるのがよく似合う。
「……やっぱり、まだ調子が悪い?」
「いや、体調は問題ない」
首を横に振ってから、グロリアがまだ心配そうな顔をしていることに気がついた。俺の『大丈夫』や『問題ない』は、ここ最近のやり取りですっかり信頼を失ってしまったということだろう。実際、上の空ではあったわけだし。
「少し考え事をしていただけだから」
「それって、この前の〈飛脚機〉の話?」
「いや……」
グロリアの問いに、俺は再びかぶりを振ったが、そのまま言葉を飲み込んだ。『ゲフィオン』があのハイドラに指先を触れさせた時の、あの感じを思い出したのだった。
俺がグロリアを制止し、彼女が『ゲフィオン』をすぐさま退かせたのは、あのハイドラが原因だ。
本来であれば、あのハイドラが俺にとって何なのか、もう少し考えてみるべきだったはずだ。だというのに無意識にか、あの手触りについて深く考えることを避けていた。
「――でも、そうだな。あの機体とはまた遭う可能性がある。分かったら、ちゃんと話すよ」
「それはよろしく。まあ、ほんとに大丈夫ならいいから、今日は付き合って。
フィリップは、好きなケーキってある?」
「俺のことは――」
気にするな、という言葉に被さって、グロリアの端末からけたたましいアラーム音が発せられる。――招集命令だ。
「やだ、もう。自由時間って言ってたじゃない!」
渋面を作って毒づきながらも、グロリアは慌てて踵を返した。
グロリアが軽やかに踏みしめる石畳は、ところどころひび割れていて、細かな植物の根が張っている。木漏れ日の下、葉をザワザワと揺らしながら吹き抜ける風は、いまだ嗅ぎ慣れない、瑞々しい土と緑のにおいがした。
五年前、新人類の萌芽を抑制するために急激に成長した樹木――アルラウネ・ユニットの巨大な木々たちは、天に伸び上がる前に地下で張り巡らされた下水道や電線をずたずたにし、場所によっては地面の陥没や隆起によって怪我人が出るところもあったという。
今の世界、今の人類を護るために、こうして木々が世界を覆うことは避けられないことだった。
だが、インフラの復旧には少なくない労力と時間が費やされ、いまだ回復しきっていない地域も多い。
この辺りは早期に資金が投入されたこともあってすっかり問題もなく、町のものはみな霧が晴れた世界に馴染んでいるように見えるけれど、そうした場所ばかりではないし、そうしたひとびとばかりでもない。
――俺もまた、霧のない世界に心もとなさを感じているものの一人だ。
恐らく、もう慣れるということはないのだろう。屋内や、操縦棺の中にいる時はまだましだが、こうして外に出ると、怯えにも似たざわめきが頭の中を駆け巡る。
この世界は、すべてがつまびらかに見えすぎる。
その中には、俺の居場所はどこにもない。そんな気がするのだ。
「……よい、しょっと」
道を横断するように張り出たひときわ太い根を、グロリアはちょっと勢いをつけて飛び越える。
視線を巡らせると、配送業者のエンブレムを脚部にプリントしたDRが、やはり少し足を持ち上げて根を踏み越えるところだった。街中でも、こうして根っこが地表に張っている場所であれば、車輌よりも脚を持ったDRやハイドラのほうが踏破性が高い。
戦争とはかかわりない分野にDRやハイドラが利用されることは、霧が消える以前にもいくらだってあったことだ。
けれど、霧の中、一歩先さえ見えない手探りの状態で巨大な機械が石畳を踏みしめる遠い音に耳を澄ませていたのと、通行人から見える位置に会社のエンブレムをつけて眼前を歩く姿を見るのとでは、受ける印象は大きく違う。
背後から足音を立てて歩いてきたDRは、俺たちをすぐに追い越して、大通りをまっすぐに進んでいった。機体が作っていた日陰が消えると、再び目の中に明るい日差しが飛び込んで来る。
はるか頭上で重なり合った木々の葉に遮られていても、太陽の光は確かにこの大地に降り注いでいた。俺には少し眩しく、暖かすぎる光だ。自分のからだが、その光の中に溶けていくのではないかと錯覚するような。
――不意に、風の中を電気的なノイズが走り抜けた。
息苦しさが瞬間的に喉元までせり上がり、目が眩む。
『イグノティ・ミリティ』の、あの墜ちた冷たい操縦棺の中に戻ったような、冷えた霧の中に漬け込まれたような苦しさとともに、聞こえる音に、見える景色に、鼻を突く香りに、舌先に触れる空気に、指先に触れる感触にびりびりとノイズがかかり、ぶれて、歪んで、軋みを上げる。
際限なく。ノイズの上にまたノイズが載せられていくように。繰り返し、繰り返し、繰り返し。とめどなく、崩れていく。毀れていく。
自分の輪郭線を見失って、どこにも見当たらなくなるほどに。
……あの時の俺は、霧の中にいるからこんなにも息苦しいのだと思っていた。
「フィリップ?」
グロリアの声。
急に手を解かれ、弾き出されたように、からだを覆っていたノイズが消える。
俺は息を吹き返したような気分で、胡乱な眼差しでこちらを見上げる彼女の顔を見返した。
ひどく、安心する。目を瞬かせ、じっとこちらを見つめる彼女の視線があるだけで、自分があらためて世界の中に定義されていくような、そうして居場所を作ってもらえたような、そんな安堵感があった。
どのぐらいぼんやりしていたのか分からない。たぶん、そう長い時間ではなかったはずだが、グロリアを訝しがらせるにはじゅうぶんだったようだ。
「――フィリップ、あのね」
「大丈夫だ、グロリア。すまなかった」
俺が慌てて言った途端に、グロリアはぱっと口を噤んで、言いかけていた言葉を飲み込んだ。
言葉を遮ってしまったことを悪いと思いつつ、俺は彼女の眼鏡の奥の、複雑な色合いの瞳を覗き込む。
……俺がここにいられるのは、グロリアのおかげだ。
こうして木漏れ日の暖かい光の下を歩いていられるのも、ハイドラにまた乗り込めているのも、彼女に申し訳ないという気持ちを抱くことさえ、グロリアが俺のところへ来てくれなければできなかったことだ。
だからこそ、できるだけグロリアに心配や迷惑をかけたくないと思っているのに。
「さっきのことも、悪かった。〈指揮官殿〉がグロリアにああいう絡みかたをするのは、隠し事の気配を嗅ぎ取っているからだろう。
確かに、グロリアが借りを感じる必要はない。でも、噛みつきすぎるのもできればやめたほうがいい。そのぶん、俺に怒ってくれればいいから」
「なにそれ」
グロリアはぎゅっとしかめ面しい顔になって、俺を睨み上げた。
けれど、何かを言おうと開かれた唇からは、なかなか言葉が出てこなかった。何度か何かを言いかけてやめ、唇を歪める。
「言っておくけど、あたし、八つ当たりをするつもりなんかないからね。あのおばさんにだって……」
顔を俯かせたグロリアの言葉尻が小さく消えて、拳がかたく握り締められた。
八つ当たり。そういうことを言おうとしていたわけではなかった。けれど、そういう風に言ってしまえば、そうなのかも知れない。本来俺にぶつけるべき怒りを、〈指揮官殿〉にぶつけている、というような。
「すまない、グロリア。違うんだ。
ただ、俺のせいでグロリアがああいう風に言われるのは、申し訳なくて」
「申し訳ないなんてフィリップに言われても困る。怒ってくれればいいのにさ」
グロリアは硬い声で言って、視線をうろつかせる。
「それに、大丈夫じゃない時に大丈夫って言われるのも、嫌だし……調子悪いんだったら、街に出るんじゃなかったじゃん」
「……すまない」
「だから、そういうんじゃなくって……」
彼女はなおも何か言おうとしたが、そこで言葉を切って飲み込むと、拳を解いて大きくため息をついた。
それ以上、何をどういえば分からなくなって、俺は黙ったままぼんやりと立ち尽くす。
話せば話すほど、彼女を怒らせてしまうような気がしてしまっていた。俺の話しかたが悪いのか、彼女と俺の間に相当の認識の齟齬があるのか、そのどちらもか。
結局、再び口を開いたのはグロリアの方が先だった。
「いいよ、フィリップ。この話は終わりにしよう。
――でも、あたしには、隠し事はできないんだから。それはちゃんと覚えておいて」
釘を刺すように言うグロリアに向けて、俺は小さく頷いた。それは、確かにくつがえしようのない事実だった。
だからこそ、こうして言い合いをするようなこともない。実際、今までもなかった――と、そう思っていたのだが。
この明るい世界に俺が掻き乱されているせいか。それとも、都合のいい話などないということなのかも知れない。
「ケーキ屋に行くんだったっか?」
「そう、ちょっと歩くんだけれど、美味しいんだって。元ハイドラライダーがやってる店って聞いた」
気を取り直したように楽しげに言って歩き出すグロリアの背を、俺はぼんやりと目で追った。
見たくないものまで見えてしまうようなこの世界ではあるものの、グロリアの姿をこうして目で見ていられることは、俺にとってはありがたいことだった。
グロリアもまた俺と同じように霧の中で生まれて、霧の中で育った人間だ。だが、グロリアはこうして、木漏れ日の下にいるのがよく似合う。
「……やっぱり、まだ調子が悪い?」
「いや、体調は問題ない」
首を横に振ってから、グロリアがまだ心配そうな顔をしていることに気がついた。俺の『大丈夫』や『問題ない』は、ここ最近のやり取りですっかり信頼を失ってしまったということだろう。実際、上の空ではあったわけだし。
「少し考え事をしていただけだから」
「それって、この前の〈飛脚機〉の話?」
「いや……」
グロリアの問いに、俺は再びかぶりを振ったが、そのまま言葉を飲み込んだ。『ゲフィオン』があのハイドラに指先を触れさせた時の、あの感じを思い出したのだった。
俺がグロリアを制止し、彼女が『ゲフィオン』をすぐさま退かせたのは、あのハイドラが原因だ。
本来であれば、あのハイドラが俺にとって何なのか、もう少し考えてみるべきだったはずだ。だというのに無意識にか、あの手触りについて深く考えることを避けていた。
「――でも、そうだな。あの機体とはまた遭う可能性がある。分かったら、ちゃんと話すよ」
「それはよろしく。まあ、ほんとに大丈夫ならいいから、今日は付き合って。
フィリップは、好きなケーキってある?」
「俺のことは――」
気にするな、という言葉に被さって、グロリアの端末からけたたましいアラーム音が発せられる。――招集命令だ。
「やだ、もう。自由時間って言ってたじゃない!」
渋面を作って毒づきながらも、グロリアは慌てて踵を返した。
NEWS
本日のニュースです再びの晴れ間となりました。激しい雨が幾度も続き、晴れの日は珍しくなりました
各企業は対策を迫られています。つまり、この雨がいつまで続くか、ということです
気象の専門家たちは、残像領域の気象コントロールが揺らいでいるのでは? と語ります
(本棚を背にし語る専門家の画像)
「我々の世界は、いま、バランスを失おうとしています」
「世界のサイクルが不具合を起こしているのです。それは――」
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「……シルウェストリスを潰したのは、わ、我々ではないぞ!?」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「予知! これは予知! 主犯じゃなくて! 見えてるの、世界の行く末が!」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「そう、世界の滅びから生き延びるために、神の力が必要、ということだ」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「我々は、神のパワーによって、箱舟を作り、民を救済する」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「具体的には、信者からの寄付で築いた資産で船をコツコツと作っているのだが……」 |
◆訓練
適性の訓練をしました適性が36上昇した
霊障偏重型WH『ゲフィオン』はゼノハイラθを378cで購入した!!
ヒルコ教団と契約成功!!
霊障偏重型WH『ゲフィオン』はおともだちを0cで購入した!!
霊障偏重型WH『ゲフィオン』はゼノハイラθを378cで購入した!!
霊障偏重型WH『ゲフィオン』はゼノハイラθを378cで購入した!!
生体電池手術成功!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
◆作製
ブラックボックス21とカビだらけの残骸を素材にして試製耐電霊障装甲A-0を作製した!!
◆戦闘システム決定
インヴォーク に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1にアルカェの『言語』を装備した
脚部2に重逆関節『テイパー』を装備した
スロット3に懐かしいメロディーを装備した
スロット4に『ビターフォッグ』を装備した
スロット5にゼノハイラθを装備した
スロット6にヒュドラウリスを装備した
スロット7にHighcloudを装備した
スロット8にHighcloudを装備した
スロット9にゼノハイラθを装備した
スロット10にゼノハイラθを装備した
スロット11にHya[MiSO]-βを装備した
◆僚機設定
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションB
ユニオン活動
MP関連企業所属の活動記録
マヴロス・フィニクス(MAVROS PHOENIX)社は残像領域に存在する複合企業(コングロマリット)
買収・分裂・独立、政争を繰り返した結果、関連会社同士で企業間戦争を行うこともあるほど混沌とした様相を呈す。
そのエンブレムは『黒い不死鳥』であるが、マヴロス・フィニクスがすべて灰になることはない。
マヴロス・フィニクスには頭はない。ハイドラが操縦棺というコアを有するのとは対照的に、どこを潰されても、どこかが生きていれば、黒い不死鳥は生き続ける。
このユニオンは、MP社に関連するハイドラライダーが加入する互助組織の一つ。
あなたは『本社』と呼ばれる複数の部門のどれかに囲われているかも知れない。
あるいは、小さな関連企業の大事な奥の手かも知れない。
いずれにせよあなたは企業の利益のために戦うことを命じられている。
買収・分裂・独立、政争を繰り返した結果、関連会社同士で企業間戦争を行うこともあるほど混沌とした様相を呈す。
そのエンブレムは『黒い不死鳥』であるが、マヴロス・フィニクスがすべて灰になることはない。
マヴロス・フィニクスには頭はない。ハイドラが操縦棺というコアを有するのとは対照的に、どこを潰されても、どこかが生きていれば、黒い不死鳥は生き続ける。
このユニオンは、MP社に関連するハイドラライダーが加入する互助組織の一つ。
あなたは『本社』と呼ばれる複数の部門のどれかに囲われているかも知れない。
あるいは、小さな関連企業の大事な奥の手かも知れない。
いずれにせよあなたは企業の利益のために戦うことを命じられている。
ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
適性の訓練をしました
適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
100c支払い、経験値を1手に入れた
メッセージ
ENo.4からのメッセージ>>
ENo.7からのメッセージ>>
ENo.11からのメッセージ>>
ENo.37からのメッセージ>>
(男はまた、複雑そうに眉をひそめる。まだ幼いグロリアが戦場に適性を見出され、「適材適所」などという言葉で自分を表現することに抵抗感があるようだ)
(けれど、彼女のプライドを気遣ってそれを口にすることは無かった)
ENo.79からのメッセージ>>
(などとぼそりと呟いてから、)
(淡々と低い声に、わずかに薄く不安が滲むような茫洋とした声。)
ENo.92からのメッセージ>>
神経質そうな男の声が返ってくる。
端末を操作する音が聞こえると、ジュネリアが言葉を続ける。
ENo.193からのメッセージ>>
メッセージを送信しました
>>Eno.7: >>Eno.11 >>Eno.10 >>Eno.5 >>Eno.30 >>Eno.42 >>Eno.52 >>Eno.53 >>Eno.55
>>Eno.72 >>Eno.194 >>Eno.200 >>Eno.258
オペレーター&シルバー 「データを探られるのもそうなんだけど、武器やパーツの作成や、そこの傭兵達の管理もしていて、下手に敵を集めると面倒なことになるから、ほら。 会社間での抗争とか他の会社と下手な競争をしでかした挙句テロだのなんだのが発生する可能性があるのよ。敵の多い会社なもので……。」 |
オペレーター&シルバー 「その機体『ガンブラー・ハザード』はね、守ることにはあまり向いてないけど索敵は得意だから。 シールドは心許ないけど頑丈だから、ちょっとくらいなら遮蔽物にして壁越し撃ちの壁にしてくれていいからね。命あっての傭兵よ」 |
オペレーター&シルバー 「同じ言葉を俺にも掛けてくれるとそりゃ最高なんだがな」 |
オペレーター&シルバー 「……えぇそう。まだ試作段階だから少しごてごてしてるけど。いずれは次元潜航が出来るくらい軽量化できると良いなって」 |
オペレーター&シルバー 「あら、相棒を手伝うのなんて、ほんの少しの気遣いが出来れば十分だと思うわよ。コーヒーを淹れるとか、稼いだお金でディナーを食べるとか 心の支えっていうの? そういうのからやってみるのも良いんじゃないかしら」 |
ニシュカ 「ンだよ。言えないことがたーくさん、てかァ?おお、おお、企業付きのやつァ大変だなあ」 |
ニシュカ 「オメー、ほんとに『うるせえ』な。ようしゃべるし、よう謳うやつ……」 |
ニシュカ 「そうさ。こいつァ“ニシュカ・パーシスタンス”にしか乗れねえよ。なァ?」 |
ゼノハイラプテラ 「はい。」 |
ニシュカ 「オメーたちの声なんざ、聞いてる暇はねーよ。おれァ誰よりも速く飛ぶ。それだけだ。」 |
ゼノハイラプテラ 「可能であればできるかぎりでおさわりはやめていただけると助かります。いかんせんこう見えて、年代物の機体なのです。五年前の禁忌戦争でも、当機は空を飛んでいました。」 |
グロリア 「……」 |
グロリア 「……そうね、あれが『ドゥルガー』、頭には入っていたつもりだったけれど、実際相対してみると、全然違う。 侮っていたわけじゃなくて、力負けをしてしまっただけ。 あれが今の『ゲフィオン』とあたしと言うこと……」 |
グロリア 「『ディスポーザー』は、最期まで立っていた。 見届けられさえしなかったけれど、ジルはずっと見ていたのね」 |
グロリア 「……フィリップって、時々ほんっとうに変なことを言うんだから……」 |
グロリア 「フィリップはさ、あたしと一緒にいてくれているじゃない。 護るとか護れないとか、関係ないよ」 |
グロリア 「……うん、次の戦場には『ディスポーザー』の残像がいるのね。 あそこにダブルエルの思念が焼き付いている。 『ゲフィオン』の指先は、かれに〈触れ〉るかも知れない」 |
グロリア 「それは少し、楽しみかな」 |
ブラッド 「向いている、のかなあ……。(複雑そうな顔をした後、気を取り直して)ん、そうかもな。ていうか、もしも向いてなくても、ハイドラライダーになったんだからやるしかないよな!自分で志願したんだから。」 |
(けれど、彼女のプライドを気遣ってそれを口にすることは無かった)
ENo.79からのメッセージ>>
タッド 「……ああ、やはり、そうなのか。 霊障機は……」 |
タッド 「……やはり、羨ましくなるな」 |
(などとぼそりと呟いてから、)
タッド 「俺は――どうだろうな、ウォーハイドラのことは、 あまり大切にできていないと思う。 整備屋にはよく怒られる。毎回のように撃墜されるのはやめろ、と」 |
タッド 「やめるつもりはないが…… だが、ウォーハイドラに意思があったなら、 怒られるどころでは済まないだろうな。 この前も、パーツを一つ壊した」 |
タッド 「ただ、シンクロしたい、というのは合っている。 ウォーハイドラと、というよりは、搭載した部品の一つと」 |
タッド 「……あまり、上手く行っているかは、俺には分からないが……」 |
(淡々と低い声に、わずかに薄く不安が滲むような茫洋とした声。)
タッド 「……血の色。返り血ではなく、自らの。 さて――霊障を扱う機体には、俺は不似合いに思えるが」 |
タッド 「門外漢ゆえの感想であったかね。 自身を加工――改造してこその、霊障と?」 |
ジュネリア 「どうも初めまして。グロリア=グラスロードさん」 「こちらはアクラネシアのジュネリア=ハーヴェスト・アンタレス。呼びやすいように呼んでもらって構いませんよ」 |
神経質そうな男の声が返ってくる。
ジュネリア 「はは、私はあまり詩的な表現には疎いのですが……こういう場所では履きやすく動きやすい靴の方が便りですからね」 「ええ、その通りサソリですよ。虫や獣の構造はモチーフとして扱いやすいですからね。もっとも、アクラネシアには外見的な意匠ぐらいしか残っていませんが」 |
端末を操作する音が聞こえると、ジュネリアが言葉を続ける。
ジュネリア 「ああ、なるほどそれで。……戦場でご一緒すればすぐにわかりそうですね。音がよく聞こえるほうですので。こちらこそよろしくお願いします」 |
インシオン 「らいせんす。」 |
インシオン 「……………あ、ああ、このカードか。なんか気づいたらこいつが持ってきてな。ゴタゴタの内に乗る羽目になった」 |
ドラコ 「(赤いミニドラゴンがぱたぱた飛び回っている)」 |
インシオン 「こいつもあんたには珍しいものか? こいつも『怖い』の内に入るか? 俺にとってはただの、たまに火を噴く生意気な大飯喰らい、なんだが」 |
インシオン 「話してみれば何て事は無かったってのは、よくある話だ。それを教えてくれたのは、エレ……人生の相方なんだがな」 |
インシオン 「……今は行方不明でな。赤銀の髪をした、十七、八歳の女だから、目立つと思う。見かけたら、知らせてくれるとありがてえ」 |
インシオン 「『グロリア=グラスロード』で『ゲフィオン』……ああーなるほどなあ……。あんたのところの言語は俺の故郷に近いから、わかる気がする。そういう命名法則の連中が、他にもいるって事か?」 |
インシオン 「って、芝居みたいな話し方!? 初めて言われたぞそれ!? 俺普通に話してるんだが!?」 |
インシオン 「ともあれ、あんたは俺みたいななりゆきとは違って、生粋のハイドラライダーだ。あんたならその内、『深紅の歌姫』とか言われるようになるんじゃねえか?」 |
メッセージを送信しました
>>Eno.7: >>Eno.11 >>Eno.10 >>Eno.5 >>Eno.30 >>Eno.42 >>Eno.52 >>Eno.53 >>Eno.55
>>Eno.72 >>Eno.194 >>Eno.200 >>Eno.258
◆戦闘結果
戦闘報酬
明日の戦場
第6ブロック
抵抗存在排除[フラッグ]
通路を塞いでいる残像を排除してくれ。邪魔なものは消えてもらう。敵のエースを見つけた。優先的に破壊してくれ
来週の霧濃度:91%
来週の電磁波:93%
来週の警戒値:330%
泥縄火擦 |
HyD汎用接続子『北斗Ⅲ型』 |
ニシュカ・パーシスタンス |
テオとニコル |
ファティマ |
ジュネリア=ハーヴェスト |
ケイト・アニュレ |
ファロ・マクルス |
ワジオン・ブラン |
オペレーター&シルバー |
グロリア=グラスロード |
なおすロボ |
クラリ |
『鉄喰み』 |
鋼の幽鬼 |
アンフィニ&許多 |
オルト・イスケー |
さんかく |
ウィルマ・ウォーカー |
ギベオン |
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『戦闘ヘリ』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
格闘DR『スレイベル』[電子] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
格闘DR『スレイベル』[電子] |
格闘DR『スレイベル』[電子] |
『トーチカ』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
格闘DR『スレイベル』[電子] |
戦闘機『デボンレックス』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
格闘DR『スレイベル』[電子] |
『戦闘ヘリ』[物理] |
自走砲『イーグル』[粒子] |
格闘DR『スレイベル』[電子] |
『トーチカ』[物理] |
キャラデータ
名前
グロリア=グラスロード
愛称
霊障偏重型WH『ゲフィオン』
機体名
霊障偏重型WH『ゲフィオン』
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プロフィール
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グロリア=グラスロード 残像領域に存在する複合企業の中のひとつに所属するハイドラライダー。 15歳の少女。どこか戦闘を楽しんでいる節がある。 『ゲフィオン』 グロリアの乗機。真紅のウォーハイドラ。 霊障偏重型。重い脚はグロリアの趣味。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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機体データ |
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1 | 素材 | ブラックボックス25 [25/誘発/---] 特殊B[180] [素材] |
▼詳細 |
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2 | 素材 | ナノマシン25 [25/超重回復/---] 特殊B[180] [素材] |
▼詳細 |
3 | ウィルスA | 『ビターフォッグ』 [24/誘発/誘発]《装備:4》 培養[9] 特殊B[374] 旋回速度[421] 防御属性[物理] 防御値[864] 貯水量[561] 噴霧量[150] 武器属性[ウィルス付与] 消費EN[768] 金額[384] 重量[700] [培養装置] *作者* |
▼詳細 |
4 | 素材 | 噴霧ノズル23 [23/噴霧/---] [素材] |
▼詳細 |
5 | 術導肢A | 懐かしいメロディー [23/重霊障/重霊障]《装備:3》 | ▼詳細 |
6 | 素材 | 噴霧ノズル22 [22/噴霧/---] [素材] |
▼詳細 |
7 | 軽ブースターA | ゼノハイラθ [23/噴霧/噴霧]《装備:9》 | ▼詳細 |
8 | --- | --- | --- |
9 | 操縦棺A | アルカェの『言語』 [20/噴霧/噴霧]《装備:1》 | ▼詳細 |
10 | 素材 | 粒子吸着材22 [22/耐粒/---] [素材] |
▼詳細 |
11 | --- | --- | --- |
12 | --- | --- | --- |
13 | 重逆関節A | 重逆関節A設計書 [20/旋回/---] 特殊B[80] 旋回速度[20] [設計書] |
▼詳細 |
14 | 重逆関節A | 重逆関節『テイパー』 [22/旋回/噴霧]《装備:2》 機動[213] 跳躍[107] AP[2723] 旋回速度[578] 防御属性[粒子] 防御値[798] 貯水量[389] 噴霧量[52] 弾数[2] 積載量[4600] 消費EN[139] 金額[969] 重量[1400] [逆関節] *作者* |
▼詳細 |
15 | エンジンB | Highcloud [21/旋回/旋回] | ▼詳細 |
16 | 術導肢A | おともだち [23/重霊障/霊障] | ▼詳細 |
17 | エンジンB | Highcloud [21/旋回/旋回]《装備:8》 | ▼詳細 |
18 | エンジンB | Highcloud [21/旋回/旋回]《装備:7》 | ▼詳細 |
19 | 重ブースターA | 簡易重ブースターA [20/AP回復/---] | ▼詳細 |
20 | --- | --- | --- |
21 | --- | --- | --- |
22 | 噴霧機A | ヒュドラウリス [22/霊障/霊障]《装備:6》 | ▼詳細 |
23 | 軽ブースターA | ゼノハイラθ [23/噴霧/噴霧]《装備:5》 | ▼詳細 |
24 | 軽ブースターA | ゼノハイラθ [23/噴霧/噴霧]《装備:10》 | ▼詳細 |
25 | --- | --- | --- |
26 | --- | --- | --- |
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28 | 噴霧機A | 噴霧機A設計書 [22/---/---] 金額[600] [設計書] |
▼詳細 |
29 | 素材 | 呪いの人形23 [23/重霊障/---] [素材] |
▼詳細 |
30 | 飛行ユニットB | Hya[MiSO]-β [22/旋回/旋回]《装備:11》 | ▼詳細 |