第18週目 ファロ・マクルスの一週間
◆日記
手を伸ばす。
指先が冷たく硬いものに触れる。鏡面の向こう側から同じように手を伸ばしている、もう一人の私。狭いシャワールームに据え付けられた鏡では小さすぎて、私の姿を全て映すにはまるで足りない。バストアップがせいぜいと言ったところだ。
けれど、今の私にはこれで十分だった。
(艦長がまた、私を見出して下さったから)
先日の艦長とのやり取りを経て、私は憑き物が落ちたように安定を取り戻していた。分かりやすすぎて自分でも笑ってしまうが、心底安堵したのは確かなのだから仕方がない。
艦長は私の存在の根本に関わることについて嘘をつくような方ではない。だから彼の言葉は真実だ。彼は揺らいでいた私にピントを合わせ、霧の中から見出してくれた。五年前と同じように。
(……揺らいでいたのはきっと、私の自我が変化したからだ。この残像領域の生活の中で)
鏡の中の私を見る。二十歳を少し過ぎたばかりと思われる、若い男の顔。つり上がった眦、尖った顎、白い人工皮膚、金属光沢を帯びた緑の髪、エメラルドグリーンのカメラアイ。
この皮膚を一枚剥いだその下には人工筋肉と強化骨格があると私は知っている。これが本来の私の姿ではないことも、本来の私からしたら指人形のようなものだということも分かっている。そしてその指人形から見た世界が、今や私の中で大きな位置を占めているということも。
それでも、今の私は揺らがない。
身体は、精神は、自在に姿を変える。それぞれが相互に影響することもあれば、環境に要請されることもある。それは避けられない不可逆な変化ではある。けれど、悪いことでも恐れることでもないのだとようやく分かった。
私の自我の認識はウォーハイドラ『バーントイエロー』の機体の感覚野だけに留まらず、この義体が『モンテズマ=B・ミナスジェライス』として感じたもの、そして残像領域に来てからは『ファロ・マクルス』として感じたものにまで拡張している。三つの名前、三つの私、三つの立場。それぞれ得た情報は互いに影響しあい、絡み合って今の私を織り上げている。艦長がしばらく私の『波』を見失っていたのも、私がここで新たな名前を手に入れたことが、私の自我に大きく影響していたことも要因としてあるだろう。
私はもうただのウォーハイドラとしても、ただのアンドロイドとしても生きられない。人でなければ完全な機械でもない。それらの要素を束ね、バランスをとりながら、うまく生きていくしかない。
そして私の周りには「それでいい」と言ってくれる人がいる。そんな私を見出してくれる人がいる。
……ならば、今更何を迷うことがある?
唇の端を引き上げる。鏡の中の私が笑顔を作る。
(さて、いつまでもここを占領しているわけにはいかないな)
私は鏡から視線を外し、シャワールームを出た。
「ああ、やっと出てきたか」
まだ少しだけアセンブルを検討してみたい。そう思って作業服を身につけていると、ひょいとパーテーションの向こうからリオが顔を出した。
「……わ、すみません。お待たせしちゃいました?」
「はは、冗談だ。おれも今、リビーとの打ち合わせが終わったところだよ。もう少ししたら浴びようかと思ってたところだ」
笑いながらリオが言う。私もつられて笑う。
こんなに穏やかに笑いあったのは、一体いつぶりだっただろう。
「リビーさんは?」
「艦長のところだ。もう少し雪華の調整について話がしたいと言っていたから、まだかかるんじゃないかな」
「そうですか……次回は正念場ですもんね」
「ああ」
セクション6攻略戦が間近に迫っていた。ドゥルガー素体へのハッキング。ここを制圧できるかどうかで、この世界の命運が変わる。
私は艦長を守れるだろうか。リオとリビーさんを守れるだろうか。
守らなければならない。何をしても。
「モンテズマ」
そこまで考えたところで私を呼ぶ声に我に帰った。顔を上げると、柔らかに微笑むリオと目があった。
リオの声は五年前と比べ、声色の青さはそのままに深さを増しているように思われた。
「よかった。少し調子が戻ってきたみたいだな」
こんな時、私は彼が私の兄であり母体であるのだと、はっきりと意識させられる。
以前私がリオを心配していた時以上に、最近の私はリオに心配をかけていた。そのことが今更恥ずかしくなってくる。
「ごめんなさい、心配かけて」
「いいんだ。おれだってちょっと前はひどかっただろう。お互い様だ」
「ありがとうございます。……もう、大丈夫です」
「ああ」
笑っていたリオの顔が、ふと厳しくなる。紫の目がまっすぐに私を見た。
「次の戦場が大事なのは分かっている。おれとリビーも、全力で二人をアシストする。だけど、お願いだ。無茶はするな。お前も倒れずに、艦長を守りきれ。おれ達は四人で帰るんだ。そうだろ?」
「……ええ、ええ。その通りです」
私は何度も頷いて、笑ってみせた。
(私の最優先事項はあなたとリビーさんの幸福で、艦長の幸福で)
(私の自我はそれらを核にして芽生えているのに)
(……私が倒れてしまったら、誰がそれを守るっていうんです?)
指先が冷たく硬いものに触れる。鏡面の向こう側から同じように手を伸ばしている、もう一人の私。狭いシャワールームに据え付けられた鏡では小さすぎて、私の姿を全て映すにはまるで足りない。バストアップがせいぜいと言ったところだ。
けれど、今の私にはこれで十分だった。
(艦長がまた、私を見出して下さったから)
先日の艦長とのやり取りを経て、私は憑き物が落ちたように安定を取り戻していた。分かりやすすぎて自分でも笑ってしまうが、心底安堵したのは確かなのだから仕方がない。
艦長は私の存在の根本に関わることについて嘘をつくような方ではない。だから彼の言葉は真実だ。彼は揺らいでいた私にピントを合わせ、霧の中から見出してくれた。五年前と同じように。
(……揺らいでいたのはきっと、私の自我が変化したからだ。この残像領域の生活の中で)
鏡の中の私を見る。二十歳を少し過ぎたばかりと思われる、若い男の顔。つり上がった眦、尖った顎、白い人工皮膚、金属光沢を帯びた緑の髪、エメラルドグリーンのカメラアイ。
この皮膚を一枚剥いだその下には人工筋肉と強化骨格があると私は知っている。これが本来の私の姿ではないことも、本来の私からしたら指人形のようなものだということも分かっている。そしてその指人形から見た世界が、今や私の中で大きな位置を占めているということも。
それでも、今の私は揺らがない。
身体は、精神は、自在に姿を変える。それぞれが相互に影響することもあれば、環境に要請されることもある。それは避けられない不可逆な変化ではある。けれど、悪いことでも恐れることでもないのだとようやく分かった。
私の自我の認識はウォーハイドラ『バーントイエロー』の機体の感覚野だけに留まらず、この義体が『モンテズマ=B・ミナスジェライス』として感じたもの、そして残像領域に来てからは『ファロ・マクルス』として感じたものにまで拡張している。三つの名前、三つの私、三つの立場。それぞれ得た情報は互いに影響しあい、絡み合って今の私を織り上げている。艦長がしばらく私の『波』を見失っていたのも、私がここで新たな名前を手に入れたことが、私の自我に大きく影響していたことも要因としてあるだろう。
私はもうただのウォーハイドラとしても、ただのアンドロイドとしても生きられない。人でなければ完全な機械でもない。それらの要素を束ね、バランスをとりながら、うまく生きていくしかない。
そして私の周りには「それでいい」と言ってくれる人がいる。そんな私を見出してくれる人がいる。
……ならば、今更何を迷うことがある?
唇の端を引き上げる。鏡の中の私が笑顔を作る。
(さて、いつまでもここを占領しているわけにはいかないな)
私は鏡から視線を外し、シャワールームを出た。
「ああ、やっと出てきたか」
まだ少しだけアセンブルを検討してみたい。そう思って作業服を身につけていると、ひょいとパーテーションの向こうからリオが顔を出した。
「……わ、すみません。お待たせしちゃいました?」
「はは、冗談だ。おれも今、リビーとの打ち合わせが終わったところだよ。もう少ししたら浴びようかと思ってたところだ」
笑いながらリオが言う。私もつられて笑う。
こんなに穏やかに笑いあったのは、一体いつぶりだっただろう。
「リビーさんは?」
「艦長のところだ。もう少し雪華の調整について話がしたいと言っていたから、まだかかるんじゃないかな」
「そうですか……次回は正念場ですもんね」
「ああ」
セクション6攻略戦が間近に迫っていた。ドゥルガー素体へのハッキング。ここを制圧できるかどうかで、この世界の命運が変わる。
私は艦長を守れるだろうか。リオとリビーさんを守れるだろうか。
守らなければならない。何をしても。
「モンテズマ」
そこまで考えたところで私を呼ぶ声に我に帰った。顔を上げると、柔らかに微笑むリオと目があった。
リオの声は五年前と比べ、声色の青さはそのままに深さを増しているように思われた。
「よかった。少し調子が戻ってきたみたいだな」
こんな時、私は彼が私の兄であり母体であるのだと、はっきりと意識させられる。
以前私がリオを心配していた時以上に、最近の私はリオに心配をかけていた。そのことが今更恥ずかしくなってくる。
「ごめんなさい、心配かけて」
「いいんだ。おれだってちょっと前はひどかっただろう。お互い様だ」
「ありがとうございます。……もう、大丈夫です」
「ああ」
笑っていたリオの顔が、ふと厳しくなる。紫の目がまっすぐに私を見た。
「次の戦場が大事なのは分かっている。おれとリビーも、全力で二人をアシストする。だけど、お願いだ。無茶はするな。お前も倒れずに、艦長を守りきれ。おれ達は四人で帰るんだ。そうだろ?」
「……ええ、ええ。その通りです」
私は何度も頷いて、笑ってみせた。
(私の最優先事項はあなたとリビーさんの幸福で、艦長の幸福で)
(私の自我はそれらを核にして芽生えているのに)
(……私が倒れてしまったら、誰がそれを守るっていうんです?)
NEWS
ニュース速報です!ハイドラ大隊が、遺跡巨人のコントロールを奪取し、撃破に成功しました!
遺跡巨人は崩壊を始めています!
脱出は可能なのでしょうか、我々は内部に残されたハイドラ大隊の無事を祈るばかりです
救助空挺が旋回を続けて――
『フェフフェト』 「……やぁ、遅かったね。オレはこのとおりだ」 |
『フェフフェト』 「遺跡巨人とのコネクションを持ったが、それは、遺跡システムとバイオ融合を果たすことだった」 |
『フェフフェト』 「悔いはない、一度捨てた命だ。オレは撃墜され、生身でセクション・6をさまよううちに、遺跡に吸収され、このありさまだ」 |
『フェフフェト』 「遺跡の死とともに、オレも死ぬ。だが、いい夢が見れたよ」 |
『フェフフェト』 「ここは暖かいし、とても眠いんだ。今なら死ぬほど眠れそうだ」 |
『フェフフェト』 「……遺跡に挑んだものは死ぬんだ。誰も例外なくな。奇妙な……ジンクス……だったな……」 |
ヒルコ教団からのメッセージ 「『ネコ』の遺体は回収されませんでした」 |
ヒルコ教団からのメッセージ 「残されていたのは、コックピット全体に飛び散った血痕だけ、ということです」 |
ヒルコ教団からのメッセージ 「しかし、『ネコ』のシグナルは途絶えていません」 |
ヒルコ教団からのメッセージ 「『オラシオン』は完成しました。やがて実装されるでしょう。ご期待ください」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「シルウェストリスへの協力に感謝する」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「脱出路を確保した。遺跡からの脱出を優先してくれ」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「『グレムリン』の目的はドゥルガー素体の残骸だ。君たちは最後にそれを回収してほしい」 |
グレムリン2号機『エコー』からの通信 「ブラックボックスってやつ」 |
グレムリン3号機『フレミング』からの通信 「『グレムリン』はそれを狙っている!」 |
グレムリン3号機『フレミング』からの通信 「向こうから仕掛けてくるはずだ」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からの通信 「脱出路を確保した。シルウェストリスは空路を確保した。MBMは下へ逃れるルートを提示する」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からの通信 「幸運を! 英雄が死んでは、何も歓迎できない」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「わたしは全てを失った」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「希望も、理念も、存在意義も、理由も」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「何もない、何もなくなってしまった」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「それでも――」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「消えない光がある」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「わたしがわたしであること」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「わたしには、この私自身がある」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「そして、この領域拡散精神遊離環がある」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「行こう――わたしには、それだけで十分だったんだ」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「戦うことに、他の全てはいらなかった」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「私は……この、領域拡散精神遊離環と共にある。そして、私はどこまでも戦える。それが、私の使命なのだから」 |
◆訓練
反応の訓練をしました反応が26上昇した
反応の訓練をしました反応が28上昇した
反応の訓練をしました反応が31上昇した
ファロはDandelion_fluffを1158cで購入した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
◆作製
資金を100を投入した!!
作成時補助発動! 耐物!! 防御属性が 物理 に変化!!
物理強化!
作成時補助発動! 薄装!! APが 72 減少!!
作成時発動! 薄装甲!! パーツ重量を -108 修正!!
衝撃吸収板26と軽量電探C『Ordonnanz』を素材にして超長距離砲『セルフポートレイト』を作製した!!
◆戦闘システム決定
ティタンフォート に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1に人工霊制御装置『セレマ』を装備した
脚部2に〈巡礼者〉を装備した
スロット3に鶚のくだりを装備した
スロット4にイントゥ・ザ・ミストを装備した
スロット5に〈外部電源B〉を装備した
スロット6にDandelion_fluffを装備した
スロット7にフラべウファの『金鎖』を装備した
スロット8に耐霊式砲塔『大海を渡るさざなみ』を装備した
スロット9に加速型砲塔『五分前の世界』を装備した
スロット10に耐粒加工式装甲『午前三時の慟哭』を装備した
スロット11に耐電装甲改『エメラルドの瞳の怪物』を装備した
◆僚機設定
ワジオン・ブランとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションA
ユニオン活動
ケツァールの止まり木の活動記録
大型多脚機体「バーントイエロー」が格納されているガレージ。
僚機「雪華雪香」とガレージを共有しており、それぞれの領域を簡単にパーテーションで区切って使用している。
広い、明るい、機能的、と整備には最適な環境。人数分の居住区もある。
機体の周りにはアンドロイドの青年とオペレーターであるサイボーグの青年がうろついており、時折僚機のライダーである白い男とそのオペレーターの金髪の青年が姿を見せる。
パーテーションの壁には緑の鳥、ケツァールを図案化したデカールが貼り付けられている。
僚機「雪華雪香」とガレージを共有しており、それぞれの領域を簡単にパーテーションで区切って使用している。
広い、明るい、機能的、と整備には最適な環境。人数分の居住区もある。
機体の周りにはアンドロイドの青年とオペレーターであるサイボーグの青年がうろついており、時折僚機のライダーである白い男とそのオペレーターの金髪の青年が姿を見せる。
パーテーションの壁には緑の鳥、ケツァールを図案化したデカールが貼り付けられている。
ユニオン設備……なし!!
ユニオン連帯
……なし!!
ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
射撃の訓練をしました
射撃が1上昇した
射撃の訓練をしました射撃が1上昇した
射撃の訓練をしました射撃が1上昇した
射撃の訓練をしました射撃が1上昇した
射撃の訓練をしました射撃が1上昇した
100c支払い、今回の戦闘においてAPを10%強化した
メッセージ
ENo.30からのメッセージ>>
ENo.116からのメッセージ>>
ENo.117からのメッセージ>>
感じ取れる『感情』の動きを肯定するように、そして、嬉しそうでもあり、何処か幼げでもあるモンテズマの様子に目を細めた。目元を拭った後の指の背で、ぽんぽん、と頬をなでる所作は、彼の『年齢』を知っているからか、それとも無意識か。
物騒なセリフを軽やかに、当たり前のように言い切った。微笑みをたたえていた顔。しかし、相手の柔らかな笑みと『僚機でいてくださって、本当に良かった』という真正面からの言葉を聞くと、珍しく照れ臭そうに、一度視線が伏せられ、
先日二人で話した時にも読んだ名前を、小声で口にした。
『大きな戦い』の事を思えば多少面倒くさそうな——ある意味素直な——表情を浮かべ、
帰還に向けての立案を幾つか受けている男は、それを脳裏で浚いつつモンテズマの提案に頷く。
互いのオペレーターを肴にすると堂々と言い放って笑い、
——ふと、遠くを見る様な目をする。この場にいないリオとリビーを思い出しているのか、口元に笑みが滲んで行き、
そう言って笑ったアルヴは、ただの男だった。『所属の長』でも『上司』でもない、友であり、共に生き抜く、ただの。
ENo.120からのメッセージ>>
ガレージ内、ひとり難しい顔で机上のモニタに向かっていた少女は、あなたの来訪に驚いたように顔を上げ、椅子を鳴らして立ち上がる。
落ち着いたあなたとは対照的に、驚き戸惑う少女の様子からは、もう二度と会うこともない、その可能性すら考えていたことがうかがえた。灰色の瞳に困惑の影を残しつつも、あなたが語る仮説に耳を傾ける。
作業中の画面を一瞥し、決然と言い放つその目には、自信と自棄――相反する光が重なり合って瞬いた。
……しかし、あなたの提案を聞くと少女は目を丸くして驚く。瞳の峻烈な輝きは吸い込まれるように消え、再び惑いの影が揺れ始める。想定外の申し出に、しばらく黙って視線を彷徨わせていた少女は、そうして思考をまとめたのか、あなたに向き直って再び口を開いた。
何考えてるのかしら、あのスルメおじさんは……という小さな呟きが漏れる。
あなたのおどけた様子に合わせて明るく返答するものの、その笑顔はどこか力無く見える。
そして、あなたが静かに語る言葉を聞き、縋るような声とともに差し伸べられた手を前にして、少女もまた静かに言葉を紡ぐ。
そう言いながら、あなたの手から逃れるように一歩後ずさる。
埋まらない穴の周りをいくら飾ったところで、より暗く深くなったそれを独り見つめることになって――そうして、あなたとわたしは何も違わない、違わないのに何故、って――小さくもよく通る声が悲痛な響きを奏でる。伏せられた顔の下、胸元で重ねられた両手は爪が食い込むほどに強く握りしめられている。
少女は消え入るような声でそこまで語ると、しばしの沈黙を経てその顔を上げる。涙はない、けれど泣きはらした後のような、いっそ晴れやかな表情で――
恋をして結婚し、愛する人や子供たちと共に生きる――そんなごく普通の人の生を願った少女は、そう言って再びうつむきかける。しかしすぐに弱音を振り払うように頭を軽く振り、あなたを見上げ精一杯微笑みかけてみせた。
少女はそう言うとあなたに近づき、その片手を自らの両手で包み込むと、ゆっくりと拳を握らせる。
白い手がそっとあなたから離れる。爪の形の傷跡に、血を赤く滲ませながら。
ENo.120からのメッセージ>>
メッセージを送信しました
>>Eno.302 >>Eno.116 >>Eno.302
ガブリエラ・ストークス 「そう……仮に誰かのノミだろうがなんだろうが、我々は存在している。それ以上にない。我々はここにいる。夢でも、現でも、卑小なものであったとしても、我々は、我々の求める結果を目指す以上のことは初めから出来ない」 |
ガブリエラ・ストークス 「そうだ。何一つ取り返しがつかない今を常に過ごしている。何一つ変化をなしていない、停滞を覚えたとしても、気づかないところで変化はし続けている。そこに機械も人間も関係ない。複雑系。ただの01の判断と、学習するものの判断の違いはそこにある。それはあるいは、残像とそうでないものの違いだ」 |
ガブリエラ・ストークス 「どうしたのかと言われると……返答に困るな。改めて振り返ってみれば……自棄になったというか……端的に言ってしまえば、拗ねたんだろうな。……もうするつもりはないから、安心してほしい」 |
ガブリエラ・ストークス 「そうだな。私が繋がなければ、僚機はロクに弾を当てられないだろうな。神話断片で貫通を付与しなければ、敵の圧倒的な装甲を突破するのにだって時間がかかる。……悪くない気持ちだ」 |
ガブリエラ・ストークス 「最終局面……どうやらそうらしいな。正直のところ、この戦場がどうなっているのか、私には全くわからない。よくわからないメッセージやニュースばかりが届く。どうなってるんだ……?」 |
ガブリエラ・ストークス 「まあ、何にしても我々はハイドラライダーだ。私は索敵をし、エンサイクロペディアを繋げる。しっかりと食事を取り、眠るそうした自身のメンテナンスも怠らない。それだけだ。」 |
ガブリエラ・ストークス 「いや、お前の情報もあって、私はα=8の記したログにアクセスできた。心から感謝している」 |
ガブリエラ・ストークス 「……この戦いがもうすぐ終わるとするのならば、あるいは、お前とこうして通信することも、終わりに近づいているのかもしれない。この世界がどうなるかわからないのなら、なおさらだ。」 |
ガブリエラ・ストークス 「私の中で、お前は確かに存在している。たとえお互いがお互いを参照できなくとも、発見できなくとも……きっと私はお前がどこかで戦っていることを、生きていることを、私は信じている+次+よい戦場を」 |
ファロ 「……さて、どうしようかな」 |
ワジオン 「いやいや、ちっとも、見苦しくなんてありませんよ? 言ったでしょう、あなたは素敵です。」 |
ワジオン 「ええ、無駄ではない。無駄などと言うものがあれば、私は何度でも、それに刃を向けましょう。」 |
ワジオン 「……ふふ、困ったな。それは私の台詞だったんですけれどねえ。ありがとう、モンテズマ……『バーントイエロー』君。」 |
『大きな戦い』の事を思えば多少面倒くさそうな——ある意味素直な——表情を浮かべ、
ワジオン 「いやはや、私のエンパスとエンサイクロペディア・フラグメントでは、この遺跡の『中枢』に食い込む事は、未だ非常に難しいのだと思い知らされましたねえ。巨人化も事前に察する事はできなかったし、帰還に必要な情報も予想より収集できていない。」 |
ワジオン 「ぼやきたくなるリビーの気持ちも分かります。艦隊の方で内密に集めていた緊参チームが優秀で助かりました。私の得た、櫛の歯が抜けた様なデータでも、役に立ててくれている。」 |
ワジオン 「最悪に備え、最善を希望しましょう。あなたの言うとおり、タンデムモードのチェックも済ませましたし、DRに関しては、リオ君とリビーとも相談を……。使わないまま捨て置く事になってもいいから、確保しておく方が安心です。」 |
ワジオン 「賭けにならない場合は、仕方がない。年の功という事で、私が皆に一杯奢りましょう。リオ君とリビーを肴に引っ掛ける酒も、また美味いはずだから。」 |
ワジオン 「その楽しい宴のためにも、皆、怪我なく、欠けなく、参ると致しましょう。」 |
——ふと、遠くを見る様な目をする。この場にいないリオとリビーを思い出しているのか、口元に笑みが滲んで行き、
ワジオン 「リオ君の感情は本当に豊かで、温かく、それでいて激しくて、素晴らしいものです。無論、本人さえも翻弄されてしまう事があるくらいの豊かさなので、モンテズマ君やリビーからの、眼差しが必要な事もあるでしょうけれど……。」 |
ワジオン 「そして、モンテズマ……『バーントイエロー』君。あなたの感情も、とても、とても、豊かです。たしかに、他の多くのものとは、波形が違うのかもしれない。発生の過程は変則的かもしれない。でもそれが何の枷になると言うのでしょう。」 |
ワジオン 「あなたが豊かで、素敵で、愛らしく、そして成長していくという事への、なんの障害にもならない。それだけは、覚えておいてくださいね。少々見失ってしまった間抜けが言うのも、お恥ずかしいけれど。」 |
ワジオン 「ええ、長く、刺激的な休暇だった。ここで、私も多くの事を学びました。おそらく皆も……。『変化』を知る事。『変化する』という事を知る事。……こちらこそ、よろしく。頼りにしていますよ、私の僚機。」 |
ガレージ内、ひとり難しい顔で机上のモニタに向かっていた少女は、あなたの来訪に驚いたように顔を上げ、椅子を鳴らして立ち上がる。
レプリカ=ナイチンゲール 「えっ、ファロ? ……ええと、その……わたしの方こそごめんなさい、あなたをずいぶん混乱させてしまったみたいで……」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……過去に干渉した結果について諸説あるのは承知してるわ。それでも、あなたの言ういずれかの結果になったとして、今のわたしと家族の状況、それと何が違うのかしら? むしろ父が生きているぶん、今よりマシかもしれないわよ、わたしにとってはね」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「言ったでしょう? 今より悪くなることなんてないって。結果が不定であることは諦める理由にはならない。それにここは《残像領域》、霧と霊障の渦巻く不確かな世界――」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「この世界が神の夢というのなら――わたしは神を欺いてみせる」 |
……しかし、あなたの提案を聞くと少女は目を丸くして驚く。瞳の峻烈な輝きは吸い込まれるように消え、再び惑いの影が揺れ始める。想定外の申し出に、しばらく黙って視線を彷徨わせていた少女は、そうして思考をまとめたのか、あなたに向き直って再び口を開いた。
レプリカ=ナイチンゲール 「……よく考えて、ファロ。ただでさえ遺跡の変形やら何やらで不安定な状況なのに、これ以上の不安要因を自ら招いてどうするの? リベルタに聞いたわよ、あんまり不安定だとちゃんと帰れるか怪しいって」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「わたしは普通の人間じゃないし、現状、存在自体が夢である可能性すらあるのよ。ただ人数が増えるというだけじゃない、そんなわたしを連れて行くことのリスク、ワジオンだって分かってないわけじゃないでしょうに」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「それに、わたしの技術なんて、そんなに得難いレベルのものでもないでしょう? 必要となれば代わりはいくらでも――たとえ大隊にわたしがいなくても、あなたたちはどうにか『オラトリオ』の代わりを手に入れたわよ、きっとね」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……自らを機械と規定しようとするあなたが、その『原則』に矛盾しないよう色々と理屈を捏ねてまで『お節介』しようとしてくれている、その気持ちは本当に嬉しいわ。たとえその動機が、あなたの言う通りエゴであったとしても、そんなのわたしには関係ないもの」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「でもね、わたし、あなたはあなたが思うほど機械になりきれてないと思うわよ、ファロ。だって、あなたの『原則』に従うなら、わたしの話を他の誰にも伝えずに『はい、私は幸せになります』でいいじゃない。あなた自身も不思議に思わない?」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「リベルタも感性豊かなタイプみたいだけど、あなたも機械とは真逆の個性を持っているように見えるわ。あなたがリベルタの一部だったというならなおのこと、似ていて不思議でもないわね」 |
そして、あなたが静かに語る言葉を聞き、縋るような声とともに差し伸べられた手を前にして、少女もまた静かに言葉を紡ぐ。
レプリカ=ナイチンゲール 「ねえファロ……あなたたちの『望み』は4人で一緒にいることで、この《遺跡》での目的は4人で無事に帰還することでしょう? わたしがその妨げになるかもしれないなんて、そんなの耐えられないわ」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「誰かの……大切なひとの破滅の引き金を引くのは、もうたくさん……」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……それに、もし今ここであなたの手を取れば、わたしは一人で立てなくなってしまう。わたしの望みを……家族とともにあった過去を手放したら……そうなればいずれ、わたしはきっと、あなたたちに依存しながら、あなたを羨んでしまう……」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……記憶なんてなければよかった。そうしたら過去に望みを抱くこともなかったのに。愛することも愛されることも知らず、ただの兵器で在れたのに……」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「あなただけじゃない、ワジオンにも、ヨッシャーにも言われたわ。過去に縛られるな、自分の人生を生きろって……本当、簡単に言ってくれるわよね?」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「まあ、コトを簡単にするなら、どこぞの企業の施設で記憶浄化を施してもらえばいいんでしょうね。どの程度の確度をもって記憶を操作できるかはもちろん、その後のわたしの自我がどうなるかだって分からないし、白兎に頼んだらそのまま研究所送りになっちゃうけど」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「結局、どこでどんなふうに生きようとしたって、わたしは生物としても模造品でしかなくて――ひとではないわたしの未来に、わたしが望むものはないんだもの……」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……改めて、ファロ、あなたの『お節介』と友情に感謝するわ。……そうね、もし時空震の先で道に迷って、そっちの宇宙にうっかり出ちゃったときはお世話になろうかしらね?」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……間違えてはダメよ。あなたのこの手の中にはもう、大切なものがあるんだから」 |
ENo.120からのメッセージ>>
レプリカ=ナイチンゲール 「ええ、ニュースは聞いてるわ、リベルタ。よく覚えてないけど、『禁忌戦争』の時もこんなことなかったかしら。霊障のせいかおかしなニュースが流れて……世界の危機に動物園なんて呑気な話よね」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「もっとも、そんなに世界の危機とやらがある方がおかしいっていうか……《残像領域》の限界が近い証左かもしれないわね。……二度あることは三度あるっていうけど、リベルタ、ほんとあなたたち、もうここに流れ着いちゃダメよ?」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……間もなくドゥルガー素体との交戦ね。まあ、戦い方なんてさっぱり分からないから全力で情報だけを取ってくるつもりよ。あなたの言うとおり、スポンサーをあてにもしてられないしね」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「レーダーを載せるためにエンジン外してるから、最低限の仕事をさっさとこなしたら置物になるけど、そこそこ丈夫にはしてあるし弾除けにはなるでしょ。あとは大隊の皆に期待するわ」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……ドゥルガーを止めて、その先のグレムリンを捕まえられたら、あとはわたしの望みに向かうだけ。その頃にはきっとあなたたちも帰還できるはず。こうしてお話しできるのもあと少し……」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……茶碗蒸しのお店、やってるうちに早めに行かないとね。わたしはもう自分のガレージでの作業ばかりだし、いつでも……直前でも声をかけてくれれば都合はつけられるから。楽しみね」 |
メッセージを送信しました
>>Eno.302 >>Eno.116 >>Eno.302
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1900
追加収入 75
攻撃戦果補正3.43%
支援戦果補正8.61%
防衛戦果補正25%(MAX)
販売数補正 0.4%
未確認機補正4%
敵警戒値補正0.631%
追い上げ補正3.1%
合計現金収入3004
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額755
整備請求額 0
ユニオン費 -100
手当金 100
パーツ販売数 4個
今回の購入者-->>30 >>46 >>126 >>308
◆射撃値が2成長しました
◆整備値が10成長しました
◆経験値が95増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 75
攻撃戦果補正3.43%
支援戦果補正8.61%
防衛戦果補正25%(MAX)
販売数補正 0.4%
未確認機補正4%
敵警戒値補正0.631%
追い上げ補正3.1%
合計現金収入3004
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額755
整備請求額 0
ユニオン費 -100
手当金 100
パーツ販売数 4個
今回の購入者-->>30 >>46 >>126 >>308
◆射撃値が2成長しました
◆整備値が10成長しました
◆経験値が95増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
ファロは粒子吸着材37を入手した!
ファロは曝露レーダー37を入手した!
シルウェストリス航空は制裁を受け、貢献の3割を失った……(1 → 1
◆0cの返還金を受けました
明日の戦場
第3ブロック
《グレムリン》追撃[目標物破壊]
グレムリン追撃戦を行う。敵はこちらの施設から奪った100連ミサイルを装備しているはずだ。友軍としてグレムリン2機、デボンレックス・ヴォイド数機を予定している。健闘を祈る
来週の霧濃度:88%
来週の電磁波:92%
来週の警戒値:639%
レコウド=グラムフォン |
遺跡探査機『ムーンダスト』 |
ピースセイバー |
エレライナ・マーラジカル |
ネルン・O・イデア |
グレイ・アルストロメリア |
サリィ・スティラ |
ウィステリア |
西 |
ファロ・マクルス |
ワジオン・ブラン |
ルート・ロックサイド |
パド・パラドクス |
御堂陸人 |
Дмитрий Сергеевич Перестройков |
鳥型飛行機械『カラス』 |
レーシュライン |
C.I.A |
FB=I |
ヴィラカティ |
『ターミネイト・グレムリン』[物理] |
『スティミュラント・グレムリン』[物理] |
『シャドウ・コメット』[粒子] |
『シャドウ・ライトニング』[電子] |
『シャドウ・ナイフ』[物理] |
『デボンレックス・ヴォイド』[物理] |
『デボンレックス・ヴォイド』[物理] |
『デボンレックス・ヴォイド』[物理] |
--- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
『セレスト・グレムリン』[物理] |
未確認機『エウリプテリダ』[粒子] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
装甲飛行艇『ドルフィン』[電子] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
装甲飛行艇『ドルフィン』[電子] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
装甲飛行艇『ドルフィン』[電子] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
未確認機『エウリプテリダ』[粒子] |
装甲飛行艇『ドルフィン』[電子] |
『火焔浮遊機雷』[火炎] |
装甲飛行艇『ドルフィン』[電子] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
未確認機『エウリプテリダ』[粒子] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
装甲DR『ポーン』[電子] |
未確認機『エウリプテリダ』[粒子] |
キャラデータ
名前
ファロ・マクルス
愛称
ファロ
機体名
複合体計画第四世代機『バーントイエロー』
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プロフィール
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長く尾を引く翠の髪、見目よく造られた機械の体、駆るのは半人半蟲の機体。 靴音を鳴らし笑いながら歩く、ひとではないもの。 ◆ライダー ファロ・マクルス (モンテズマ=B・ミナスジェライス) ウォーハイドラ『バーントイエロー』を操る、青年の姿をしたハイドラライダー。 不自然に鮮やかな翠の髪とカメラアイが特徴。ハイヒールのブーツを履いているせいで身長が2mを超えており、とにかく目立つ。 アンドロイドを自称し、実際にボディは人工物であるようだが妙に人間臭い。 礼儀正しいものの物言いは軽薄。好奇心旺盛で食事とお喋りと散歩が好き。 子供じみた行動をすることもある一方、時折機械的な冷徹さも垣間見せる。 僚機・雪華雪香のライダーであるワジオン・ブランを「艦長」と呼び付き従う。が、態度は馴れ馴れしい。 ワジオンとそのオペレーターであるレグルス・ブラン、自身のオペレーターであるリベルタ・カザールと行動を共にする。 諸事情により偽名を使っている。人としての本名は『モンテズマ』。 ◆オペレーター リベルタ・カザール(画像左) (リオ・B・ミナスジェライス) ファロのオペレーターを務めるサイボーグの青年。紫のカメラアイに、赤から金に変わる奇妙な色の髪が特徴。 一見ファロより年下に見えるが、彼の兄のような態度をとる。 ファロと同様、ワジオンの部下の一人。 雪華雪香のオペレーター、レグルス・ブラン(画像右)とはパートナー関係にあり、常に彼を気にかけている様子が見られる。 諸事情により偽名を使っている。 本名は「リオ・B・ミナスジェライス」。本来のバーントイエローのライダー。現在は残像領域に渡る際に受けた時空震の後遺症によりオペレーターに徹する。 ◆機体 複合体計画第四世代機『バーントイエロー』 人のような上半身にムカデに似た下半身を持つ大型多脚機体。 自律意志を持つウォーハイドラであり、ファロ・マクルスと呼ばれているライダーの正体。 普段人前に姿を見せている『ファロ・マクルス』は、この機体が操る端末に過ぎない。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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機体データ |
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1 | レーダーE | 名前決めてない [33/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | 操縦棺A | 人工霊制御装置『あるウォーハイドラの夢』 [28/旋回/耐火] | ▼詳細 |
3 | 素材 | 粒子吸着材37 [37/耐粒/---] 特殊B[420] [素材] |
▼詳細 |
4 | ウィルスB | 改良感染源『潜在的懸念についての考察』 [26/変形/装甲] 培養[10] 特殊B[412] AP[130] 旋回速度[629] 防御属性[霊障] 防御値[105] 貯水量[103] 噴霧量[10] 武器属性[ウィルス付与] 消費EN[634] 金額[1027] 重量[500] [培養装置] *作者* |
▼詳細 |
5 | 狙撃砲A | 耐霊狙撃砲『エゴイズムイエロー』 [34/耐霊/薄装甲] 火力[7140] 発射数[1] AP[-68] 防御属性[霊障] 防御値[548] 精度[815] 貯水量[92] 弾数[1] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[235] 金額[1143] 弾薬費[160] 重量[998] [物理射撃] *作者* |
▼詳細 |
6 | 重多脚A | 装甲式重多脚改『アメジスト・ドロップ』 [27/旋回/重装甲] 機動[203] 跳躍[42] AP[3753] 旋回速度[426] 防御属性[霊障] 防御値[858] 貯水量[628] 弾数[2] 積載量[5400] 消費EN[965] 金額[1041] 重量[1754] [多脚] *作者* |
▼詳細 |
7 | 操縦棺A | 人工霊制御装置『セレマ』 [32/耐霊/重装甲]《装備:1》 | ▼詳細 |
8 | 素材 | 曝露レーダー37 [37/薄装索敵/---] 特殊B[420] [素材] |
▼詳細 |
9 | エンジンB | 〈外部電源B〉 [27/旋回/旋回]《装備:5》 | ▼詳細 |
10 | 狙撃砲A | 超長距離砲『セルフポートレイト』 [36/耐物/薄装甲] 火力[7466] 発射数[1] AP[-72] 防御属性[物理] 防御値[563] 精度[853] 貯水量[95] 弾数[1] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[241] 金額[1173] 弾薬費[160] 重量[992] [物理射撃] *作者* |
▼詳細 |
11 | 物理装甲A | 椀型装甲『茶碗蒸しはプリンではない』 [25/耐電/変形] | ▼詳細 |
12 | 操縦棺E | 操縦棺E設計書 [25/---/---] 金額[600] [設計書] |
▼詳細 |
13 | ウィルスB | ウィルスB設計書 [20/耐火/---] 特殊B[80] 防御属性[火炎] 防御値[16] [設計書] |
▼詳細 |
14 | 電子装甲A | イントゥ・ザ・ミスト [31/耐霊/噴霧]《装備:4》 | ▼詳細 |
15 | 砲塔A | 加速型砲塔『五分前の世界』 [29/機動/機動]《装備:9》 | ▼詳細 |
16 | 物理装甲A | 耐粒加工式装甲『午前三時の慟哭』 [31/耐粒/旋回]《装備:10》 | ▼詳細 |
17 | 素材 | レイドーム30 [30/広域索敵/---] [素材] |
▼詳細 |
18 | 中多脚A | 〈巡礼者〉 [29/重旋回/重旋回]《装備:2》 機動[366] 跳躍[97] AP[2800] 旋回速度[1012] 防御属性[霊障] 防御値[441] 貯水量[364] 弾数[1] 積載量[4200] 消費EN[441] 金額[1071] 重量[1432] [多脚] *作者* |
▼詳細 |
19 | パルス砲B | Dandelion_fluff [35/薄装甲/薄装甲]《装備:6》 火力[1433] 発射数[3] AP[-140] 防御属性[火炎] 防御値[309] 精度[272] 貯水量[174] 弾数[30] 武器属性[対空] 異常追加[35] 消費EN[127] 金額[1158] 重量[-90] [粒子射撃] *作者* |
▼詳細 |
20 | 操縦棺A | 耐電装甲型操縦棺『イージスの贋作』 [24/耐電/装甲] | ▼詳細 |
21 | レーダーC | 光翼型共鳴ユニット『オラトリオ』 [29/突撃態勢/突撃態勢] | ▼詳細 |
22 | エンジンB | 鶚のくだり [33/重変形/重変形]《装備:3》 | ▼詳細 |
23 | 砲塔A | 耐霊式砲塔『大海を渡るさざなみ』 [35/旋回/耐霊]《装備:8》 | ▼詳細 |
24 | --- | --- | --- |
25 | 物理装甲A | メロディー [26/重変形/重変形] | ▼詳細 |
26 | 物理装甲A | 耐電装甲改『エメラルドの瞳の怪物』 [33/耐電/装甲]《装備:11》 | ▼詳細 |
27 | 物理装甲A | 耐火仕様装甲『リターントゥオリジン』 [30/耐火/装甲] | ▼詳細 |
28 | エンジンB | 鵠のあしかき [28/重変形/重変形] | ▼詳細 |
29 | 霊障装甲A | フラべウファの『金鎖』 [34/重装甲/重装甲]《装備:7》 | ▼詳細 |
30 | --- | --- | --- |