第19週目 ワジオン・ブランの一週間
◆日記
遺跡が巨人化する直前。
ユージンは自室のベッドの上で、ちらちらと揺れるホログラム画面の映像を眺めていた。腹の上に置いた端末機器をちょいちょいとつつく。すると画面は陽炎のような不確かさを脱し、鮮明さを取り戻した。
「ああ。直った。それで、こちらの固有パターンを捕捉出来た以上、最悪の状態は避けられたと考えていいですね?」
ユージンの声に、中空に浮いたホログラム画面の向こう側で男が頷く。暗い緑の髪、神経質そうな口元。青白い肌。
『そうだな、雪華雪香もバーントイエローも、ついでに言うなら、お前も、ニエロも、ミナスジェライスのふたりも捕捉完了した。これで雪華雪香が亜空間に突入すれば、その瞬間にPSFSの展開フィールド内全てに対し必要な座標が計算可能だ』
暗い緑の目をした男は、無表情ながら通信越しでも分かる微かな安堵を滲ませた声で答えた。ユージンも表情を和ませる。ひとまず、一番の懸念が解決した。
「ありがとう、ギィル。通信部と技術部にも苦労をかけました」
『お前のエンパスがあればこそだが。ああ、もう常時展開はしなくていいぞ』
「いえ、……強度規模はともかく、展開していた方がいい気がします」
ギィルと呼ばれた男が、眉間に深く皺を刻んだ。酷く嫌そうに頬を歪めながら、心底聞きたくないというのが丸わかりな調子で口を開く。
『……なぜだ。今のお前は戦闘のたびに『エンサイクロペディア・フラグメント』も行使している。無茶ばかりだと今度こそニエロが心労で死ぬぞ』
このあいだ殺しかけたんだろう?、と遠慮会釈のない一本調子で続ける男に、今度はユージンが顔をしかめた。
「勘弁してください、耳が痛い」
ホログラムから視線を外し、ため息をつきながら天井を見上げる。しかし黒水晶の瞳が見ているのは、それを貫き通した何処かだ。
「……嫌な予感がするんですよ。この《残像領域》、我々の常識と経験則では計れないものが多すぎる」
『……、……お前がそう感じているなら、仕方がない。しかしなんとしてでも使いものになるままで居ろよ。お前が潰れたら、予想できる範囲だけでも面倒ごとが多すぎる』
「肝に銘じます。これ以上、あれを心配させるのは忍びない」
『まったくだ。俺は心底ニエロに同情している』
「本当に……可愛いんですよねえ、先日の、リオ君と仲直りをした後のリビーは、本当に……、貴方にも見せたかった」
顰め面が緩み始めたユージンを見て、ギィルの暗緑色の目が嫌そうに眇められる。+BR\x81\xA6でも使いものになるままで居ろよ。お前が潰れたら、予想できる範囲だけでも面倒ごとが多すぎる』
「肝に銘じます。これ以上、あれを心配させるのは忍びない」
『まったくだ。俺は心底ニエロに同情している』
「本当に……可愛いんですよねえ、先日の、リオ君と仲直りをした後のリビーは、本当に……、貴方にも見せたかった」
顰め面が緩み始めたユージンを見て、ギィルの暗緑色の目が嫌そうに眇められる。
『……そこでその台詞が出てくるあたりがお前は鬼畜だ。そしてニエロは見られたくないだろうに』
「私を見る目の奥にあった焦燥が少し薄れて、柔らかになって……」
『俺の話を聞……、いや、分かった。もういい』
「えええ、まだありますよ? その後のリオ君がまた可愛くてですね。あ、そしてモンテズマ君も……」
『分かった。もういい』
「もー……」
『『もー』じゃない』
強い意志で聞かないと突っぱねられて、ユージンの口が尖る。地位にも年齢にも全く見合わない仕草に、呆れ果てたと言いたそうな目線が画面越しに刺さった。付き合いの長いもの同士、遠慮はないらしい。
しかし、ホログラムに示された標準時が示す時刻を、白い男も、暗緑色の男も、見落としはしなかった。
『ユージン、そろそろ……』
「はい。了解です。定期連絡終了まで三十秒」
端末のキーを幾つか操作して、通信終了のコマンドを実行する。
『定期連絡のたびに惚気を聞かされるはごめんだぞ』
「そう言いつつ毎回聞いてくれる副艦長は律儀だなあ」
『絞め殺されたいか、この『白魔』』
「あはは! あなたの惚気も聞きますよ。細君によろしく。それでは次の通信まで……」
****
(次の通信が、これとはな!)
好戦的な笑みを隠さなくなったユージンのこめかみから一筋、汗がつたう。
ユージンの側、予備シートに身を据えたリビーが恐ろしい勢いでコンソールを操作し、流れてくるデータを読み上げながら雪華雪香からの反応を捌き続けている。
そしてリビーが『通信回路確保! 映像、出る!!』と叫んだ瞬間、雪華雪香の操縦席に座ったユージンは、機体姿勢を維持しながら声を上げた。
「ギィル!! 聞こえますか!!!」
雪華雪香のMRパネルに現れた暗緑色の髪をした男が、顔を顰めた。
『怒鳴るな、繋がっている。状況はどうだ』
「最悪ですよ、『ドゥルガー素体』なるものを撃破したはいいけれど、崩壊の規模と範囲が大きすぎます。《残像領域》の空間自体もおかしい。こちらの自由も利かなくなり続けている。このままでは、亜空間に突入するタイミングが難しい」
ユージンの報告を聞きながら、ギィルは視線をあちこちに走らせる。リビーと雪華雪香がリアルタイムで送り続けているデータを確認しているのだ。
『分かっている。ニエロ、雪華雪香の機体状況。それからバーントイエローの機体は、雪華雪香にコンタクト状態を維持できているか? エンパス回路は?』
「雪華雪香、機体状況オールグリーン。バーントイエローとのコンタクト状態維持、100%で安定。雪華雪香エンパス回路、ルスキニア中佐とのシンクロ率97.9%。PSFシステム、最高感度で展開中」
『リオ・ミナスジェライス。バーントイエローの保護システムとアクセプトシステムは?』
ギィルがバーントイエローに同乗しオペレートを行っているリオに問う。
【どちらもアクティブ。システム系統はオールグリーンです】
『モンテズマ・ミナスジェライス。機体損傷状況』
【装甲損傷率軽微。第1装甲板を越える損傷ゼロ。亜空間航行可能です】
リオの返答も、モンテズマの返答も、明瞭だ。
『よし、それならばある程度をフィールドで包めるし、捕捉も容易だ。危険を感じたら多少無理をしてでも亜空間に跳べ。システムの変更時と、PSFSに変動があったら、即報告を』
「了解しました」
『今回は惚気る暇もないな』
「おや、許してくれるなら今からでも」
『馬鹿者。アクティブ通信は一旦落とすが、パッシブモードは維持している』
「ありがとう、それでは」
怒涛のような通信が終了し、ぷつん、と映像が途切れる。しかし通信維持を示すランプは点滅し続けていて、ユージンはひとまず息を吐いた。機体と通信の安定を確認できたリビーも、大きなため息を吐く。
「……なんとか、行けそうだな」
「そうですね。よかった」
ユージンの声に柔らかさが戻る。「雪華雪香のタンデムモードを実際に使うとは思わなかったが……」と呟くリビーの表情も、疲労はあるが安堵の色が濃い。
ドゥルガー素体の撃破後。
4人合流し、リビーとリオが避難用のDRを乗り捨てて雪華雪香とバーントイエローにそれぞれ同乗を完了するまで、ユージンも、モンテズマも、気が気ではなかった。
今も気を抜くことはできない。心配事も多々ある。
(それでも……)
(こうして、側にいる)
(側にいると、感じることができる)
(エンパスで、よかったと、心底思いますよ)
NEWS
ニュースを続けますどこからともなく現れ押し寄せる水に、我々は逃げることしかできません
しかし、暗いニュースだけではありません。我々には新しい新天地があります
タワーの制圧に成功し、人々が雪崩れ込むように避難していきます
巨大な船が進水したとの情報も――
残像の白兎生体化学研究員『ブレア』 「……素晴らしき、科学の世界へようこそ。わたしは夢を叶えたんだ」 |
残像の白兎生体化学研究員『ブレア』 「遥かなるシルエット・レガリア。わたしはそれと一つになり、そして――」 |
ヒルコ教団からのメッセージ 「我々は、大洪水を生き延びるための船を用意しています」 |
ヒルコ教団からのメッセージ 「もしあなたが我々の力を借りるのならば、チケットを進呈します」 |
ヒルコ教団からのメッセージ 「ヒルコ教団への貢献、感謝します」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「シルウェストリスへの協力に感謝する」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「……とうとう、全てが終結したな。これからどうする?エコー、フレミング」 |
『エコー』からの通信 「僕は、自由を手に」 |
『フレミング』からの通信 「ぼくは、代行……あなたの力になりたい」 |
『フレミング』からの通信 「ずっと昔から、予感はしていたんだ。あなたの用意している地下室の秘密も」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「……時空渡航装置は、身体に悪影響を与える。寿命は1か月と持たないぞ」 |
『フレミング』からの通信 「構いません。僕には見つけたいものがあります」 |
『フレミング』からの通信 「ブラックボックスが示したシルウェストリスの約束の場所」 |
『フレミング』からの通信 「それは、ハイドラのコントロールシステムが開く扉の向こうにある」 |
『フレミング』からの通信 「失われたアンデライト魔王領域への空路です。違いますか?」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「君には参ったよ。どこまでも気づいているんだね」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「そう、もしこの理論が成功するのなら」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「時空渡航を繰り返し、『フィネデルシエロ』の研究データを過去に送る」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「そして私は何度でも『フィネデルシエロ』の可能性に気付き、研究を継承し……」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「……研究を同じ時間帯で繰り返し、精度を上げ、完成させる」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「世界が破滅する前に、完成できないはずのシステムを、完成させるというわけだ」 |
シルウェストリス社長代行『ネア』からのメッセージ 「新しい名前が必要だな。今から君はコードネームを『フィズ』と名乗れ」 |
『フィズ』からの通信 「過去の僕は全員同じ選択をしたはずです」 |
『フィズ』からの通信 「行ってまいります。そして死ぬ前に、『フィネデルシエロ』が完成していたら――」 |
『フィズ』からの通信 「最後の僕は、『猫の国』を見てから死ねるでしょう」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からの通信 「終わったな……いや、まだだ」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からの通信 「センチネルはまだ稼働している。破壊するのだ。それが、最後の私の願いだ」 |
◆訓練
格闘の訓練をしました格闘が71上昇した
制御の訓練をしました制御が60上昇した
ワジオンは薄装型探査ユニット『セレナータF』を1173cで購入した!!
ワジオンは薄装型探査ユニット『セレナータF』を1173cで購入した!!
ワジオンは試製重暴力操縦棺A-0を456cで購入した!!
ワジオンはレーダーC設計書を600cで購入した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
◆作製
資金を100を投入した!!
作成時補助発動! 耐物!! 防御属性が 物理 に変化!!
物理強化!
作成時補助発動! 薄装!! APが 74 減少!!
作成時発動! 薄装甲!! パーツ重量を -111 修正!!
衝撃吸収板35と碧蓮を素材にしてAves-Cを作製した!!
◆戦闘システム決定
ステルス に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1に試製重暴力操縦棺A-0を装備した
脚部2にMysticSprinterβを装備した
スロット3にAves-Sを装備した
スロット4に名前決めてないを装備した
スロット5にAves-Cを装備した
スロット6にガスタービンを装備した
スロット7に白鴉軽型索敵機構を装備した
スロット8に薄装エンジンB『クヴェレⅢ』を装備した
スロット9に薄装型探査ユニット『セレナータF』を装備した
スロット10に光翼型共鳴ユニット『オラトリオ』を装備した
スロット11に彗星ブースター【ペーダソス】を装備した
◆僚機設定
ファロ・マクルスとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションA
ユニオン活動
ガレージの活動記録
ワジオンが『雪華雪香』を格納していたガレージ。
白髪で背の高い男と金髪で小柄な男が、何やら話し合いながら機体の調整をしていたのは、僚機のパイロットであるアンドロイドの青年とオペレーターであるサイボーグの青年の姿も垣間見えていたのは、少し前のこと。
いまはもう、何もない。
白髪で背の高い男と金髪で小柄な男が、何やら話し合いながら機体の調整をしていたのは、僚機のパイロットであるアンドロイドの青年とオペレーターであるサイボーグの青年の姿も垣間見えていたのは、少し前のこと。
いまはもう、何もない。
ユニオン設備……なし!!
ユニオン連帯
……なし!!
ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
格闘の訓練をしました
格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
100c支払い、素材を1個手に入れた
メッセージ
ENo.116からのメッセージ>>
機械の男は照れ臭そうな一方、妙に安堵した様子であなたを見ている。その表情はひどく幼げで、成人男性にしか見えない顔に浮かべるには随分とアンバランスなものだ。
そしてあなたの幾らか物騒なセリフを聞いて、男は一つ瞬きをした。その表情から甘さが抜け、にんまりと、攻撃的な笑みを浮かべた。
同じく過激なことを言う。冗談めかしているが、目は本気である。
そう言って笑う男の顔には、何かから吹っ切れた気配がある。
そうしてドゥルガーを取り巻く現状には、同じく面倒臭そうに息を吐く。
そう言って男は顔色を青くする。ドゥルガー素体戦直後にひどく取り乱した時のことを、その時自分が感じた恐怖を思い出したらしい。気をとりなおすように、ブンブンと首を左右に振った。
不満たっぷりな声色で言って、唇を尖らせる。オペレーターを肴にすることに全く異論はないらしい。
そしてあなたの『皆、怪我なく、欠けなく』という言葉には、はっきりと頷いた。
困った兄ですよ、と笑うが、そこには身近な存在への親しみがありありと滲んでいる。
しかし、あなたに真の名を呼ばれ、そのあとに続いた言葉に、男はまた目を丸くした。あなたの言葉に聞き入るうちに、また泣き笑いに近い表情に変わり、堪えるように目を伏せる。
しばらく沈黙したのち、感極まったように、ウォーハイドラでもある機械の男は口を開く。
微笑みながら、機械の男はあなたを……今、一人のアルヴとして、ただの男としてここにいるあなたをまっすぐに見つめる。共に戦い、共に生き抜く、友としてのあなたを。
ENo.120からのメッセージ>>
エンサイクロペディア・フラグメントについてのあなたの反応に少女は苦笑する。
……どんなになりたくても『代わり』になれない、そんなのよく知ってる――自ら『模造品』と名乗る少女の小さな呟きは雑音に紛れて消えていく。
そして少女は『黒金乱眼』の名を聞いた瞬間のあなたの反応や、愛機を語る目の輝きを微笑ましそうに見つめながら、話の内容に時折相槌を打ちつつ聞き入る。その一言一言を、一挙一動をしっかりと記憶しようと努めるように――
でもまあ、分かっちゃうあなたもちょっと違う気がするから、今のままでいいんでしょうね――少女はそう呟くと勝手に納得した様子でひとり頷き、あなたに改めて向き直る。
ENo.120からのメッセージ>>
少女はあなたの姿を認めると意外そうな顔をし……すぐに挨拶も忘れて怒りの表情を浮かべる。
勢いであなたを責める言葉を並べてみたものの、それはすぐに失速していき、やがてため息とともに弱々しい物言いになる。
そうして深いため息をひとつ。父がいないなら独りでやるしかない、そう決めていたはずなんだけど――
……ああでも、あれでファロの気が済んで、ヘンに引きずらないならその方が――少女はそんな呟きを漏らす。
変わらぬ想いを口にしようとした少女は、ふと何か思いついたようにあなたを見上げた。灰色の瞳が悪戯っぽく輝く。
式はそんなに豪華にしなくていいけど、せっかくだから新婚旅行は海に連れてってよね? そう言いながら小首をかしげてあなたを見つめ、小悪魔めいた笑顔を形作る。おどけた表情とは裏腹にその目には真剣な光が宿り、あなたの反応を待つ沈黙の中にはまた別の諦念が色濃い。
ひとの心を持ちながら『ひとではないもの』として生まれた少女は顔を伏せる。だからわたしには、変えようのない過去を変える奇跡が必要だったのよ――
そして静かに顔を上げた少女は、どこか遠くを見るような目をして語りだす。
先日のセクション6の戦闘記録――エンサイクロペディア・ドゥルガーの欠片を集めることに集中した『Nightingale』は、増援を待つことなく、多数の敵の攻撃にさらされ撃墜されていた。乗機が何度撃墜されようとも傷ひとつなく日々活動しているこの少女は、見た目はどうあれ、確かに普通の人間ではないのだろう。
リベルタやファロはともかく、そんな中でレグルスは頑張ってるのよね……やっぱりすごいわ……という呟きは、発した本人は心から感心しているつもりのようだが、金髪の青年に対してはいささか失礼なものだったかもしれない……。
少女はあなたに向き直り、改まった表情で再び口を開いた。
どっちも叶えたい、って言えたらよかったんだけどね。そう言うと寂し気に微笑む。
少女はあなたに近づくと、あなたの胸に手を伸ばしてそっと触れ、そのままその身を預ける。お互いの鼓動がひとつふたつ伝わったかどうか、次の刹那には身を離し、それから透き通るような微笑みを見せた。
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>>Eno.120
機械の男は照れ臭そうな一方、妙に安堵した様子であなたを見ている。その表情はひどく幼げで、成人男性にしか見えない顔に浮かべるには随分とアンバランスなものだ。
そしてあなたの幾らか物騒なセリフを聞いて、男は一つ瞬きをした。その表情から甘さが抜け、にんまりと、攻撃的な笑みを浮かべた。
ファロ 「ははは、あなたはやっぱり、絶対に敵に回しちゃダメな方ですね! ……そこまで言ってくださるあなたを、誰にも傷つけさせるわけにはいきませんね。あなたに刃が向けるものがあれば、私は盾になりましょう。狙撃砲だって火を吹きますよ!」 |
ファロ 「おや、これはとっても光栄ですね! 艦長も私と同じお気持ちでいらっしゃるとは。それに……ふふふ、どうしても、そっちで呼ばれると、嬉しくて嬉しくて仕方なくなってしまいます。兵器としての私も、ここにこうして立っている私も、あなたは同じように扱ってくださるのだと、実感できますから」 |
ファロ 「……おかげさまで、もう自分を見失うことはなさそうです。ありがとうございます」 |
そうしてドゥルガーを取り巻く現状には、同じく面倒臭そうに息を吐く。
ファロ 「よくよく考えたらありえる話だったんですが、本当に遺跡の存在自体が危うくなるとは……リオやリビーさんと合流できなかったらどうしようって、心底怖くなりましたよ。お二人用のDRを用意しておいて本当によかったです……あれがなければ、我々は分断されたままだったかもしれません」 |
ファロ 「艦長のエンサイクロペディアには大変助けていただきましたよ! 神話断片による強化がなければ、私があの戦場を耐えきることはまずできなかったはずです」 |
ファロ 「それから……艦長、ドゥルガー素体へのハッキングとエンサイクロペディアの展開、それと並行してのご自分の自我の確立と、非常に神経と気力を使う戦闘だったかと思います。未だ脱出の最中ですが、どこかで必ず『調整』のお時間は取ってくださいね。雪華の操縦をオートにして私の背中に乗っていただければ、一緒に運びますから」 |
ファロ 「はー、これで最後にまだ『グレムリン』なんて大物が残ってるなんて、どこまで面倒臭いんでしょう! 私は艦長に奢って頂いて、リオとリビーさんのお話で一杯飲むのを大変楽しみにしておりますのに……」 |
そしてあなたの『皆、怪我なく、欠けなく』という言葉には、はっきりと頷いた。
ファロ 「ええ。あの二人で美味しいお酒が飲めるのは、私達皆が無事でいることが前提ですからね。次の戦いも、私は全力で参ります」 |
ファロ 「ははは、これはまた、大変嬉しいお言葉をいただいてしまって! ただ、ええ、彼の感情は一歩間違うとドツボにハマりかねないレベルなので、今後も私の方でアシストは続けていくつもりです」 |
しかし、あなたに真の名を呼ばれ、そのあとに続いた言葉に、男はまた目を丸くした。あなたの言葉に聞き入るうちに、また泣き笑いに近い表情に変わり、堪えるように目を伏せる。
しばらく沈黙したのち、感極まったように、ウォーハイドラでもある機械の男は口を開く。
ファロ 「……いえ、いいえ、艦長。恥ずかしいことなんて何もありません。あなたは慣れない環境に加え、リビーさんのご様子に大変心を痛めていらした。我々を守ろうともしてくださっていた。ついにはエンサイクロペディア・フラグメントまで実施されたのです。あなたは、あなたが考えていらっしゃる以上に、激務の中にあった」 |
ファロ 「おまけに私は自分の形が変化していたことにも気がつけていなかった。それをこの残像領域の流れの中で自覚して、うろたえてしまった。そうして私の自我が揺らいでしまった。あなたから私が見えなくなってしまったのは、きっとそう言った幾つかの要因が絡んでのことだったのでしょう」 |
ファロ 「しかし、それでもあなたは……ここで、私を見出してくださった。五年前のあの時と同じように」 |
ファロ 「艦長。言いそびれてしまっていたんですが、私……あなたに見つけていただいて、とっても嬉しかったんですよ」 |
ファロ 「ここでは皆それぞれに、それぞれの学びと答えを得たのではないかと私は感じています。艦隊に帰投したら以前の生活に戻ることになりますが……しかしそれは決して、ここに来る前の我々が送っていたものと同一ではない。また一つ違う段階に入った世界が我々を待っている。そしてその中で、私たちは更に変化し、成長していく。そんな予感がするんです」 |
ファロ 「私はその世界を、あなた方と共に生きていきたい。それが今の私の『望み』です。そのためなら私はどんな努力だって惜しみません。」 |
ファロ 「ですから、ええ、どんどん頼っちゃってください! ユージン・ソルダード・ルスキニア艦長、我が僚機! あなたが頼ってくださるのなら、私はどこでだって立っていられますから!」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「レグルス、あなたもワジオンと同じようなことを言うのね。さすが親子って感じ?」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「まあ、たぶん聞いてくれないだろうとは思ってたわ。身代わりみたいな大げさなことじゃなくて、役割分担の話のつもりだったんだけど……」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「データはありがたくいただくわ。こっちのデータも……最低限の整理はしたけど精査しきれてない部分もあるから、元データも併せてまるごと提供するわね。少なくとも危険なコードは排除したはずだから、自由にしてちょうだい」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「ドゥルガーも崩壊したし、こうして話ができる時間もあと少しでしょうけど。あなたたちの帰還のために必要なら、どんどんわたしを活用してくれればいいわ」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……あ、やっぱり自覚ないのね。今の話だって――たまたまだったとしても、現時点であなたしか乗れないんでしょ、『黒金乱眼』。そんな素晴らしい機体を動かせる、それだけでも『すごい』って評価されて不思議じゃないとは思わない?」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「でも、あなたが本当にすごいところはそこじゃない――それはワジオンたちがよく知ってると思うけど、わたしもちょっとだけ分かるわよ。……ふふ、あなた自身にもいつか分かるといいんだけどね」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……さ、またいつ何があるか分からないから、先にお別れを言っておくわ、レグルス。……わたし、あなたに会えて本当によかったわ。『黒金乱眼』に会えなかったのは残念だけど……」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「あっちの世界に戻っても元気で――リオに心配かけすぎない程度に頑張ってね、リビー」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……えっ、ワジオン? あなた……」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「ワジオン、あなた、どういうつもりなの? ファロにあんなこと言わせるなんて。彼に事情を聞いたなら、わたしの返答が予想できないあなたじゃないでしょう?」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「ファロ自身が希望したとしても、止めなきゃダメじゃない。彼の気持ちが多少治まらなくたって、無駄に傷つくかもしれないのに……」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……分かってる、わたしが余計なことを言わなければよかったのよ。……自分の不注意を後悔してるわ。あなたにだって無駄な手間をかけさせる結果になったわけだし……。ごめんなさい」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「誰にも伝えるつもりはなかったんだけど……思ったようにはいかないものね……」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「それにしたって、わたしの正体を分かった上であんな提案をするなんて、あなた本当に何を考えてるの? ……ううん、わたしの事情なんか置いといたって、あなたたちの『目的』――元の世界へ無事に帰還する、それ自体を脅かすかもしれないじゃない」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「わたしを止める気にしては、あなたたちが集めたデータだってレグルスからもらっちゃってるし……。わたしが断ることを見越しての提案だっていうなら、そんなの……」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……わたしたちは結局、お互い本当の名前も知らないんだから、それぞれの目的のために利用しあうくらいがちょうどいいのよ。わたしはあなたたちの目的を邪魔したくはないもの」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「わたしの目的も――言ったわよね、この世界に……今の時空にわたしの『望み』はどこにもない……」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……それとも、あなたがわたしの『望み』を叶えてくれる? わたし、『およめさん』になりたいの」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「…………なんてね、別にあなたを困らせたくて冗談を言ってるわけじゃないわ、本当のことだもの。過去の《わたし》から引き継いだ記憶と人格のせいだと言われれば否定する材料はないけど――」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「――好きなひとと結婚して、家庭をもって、子供を育てて――特に珍しくもない『望み』でしょう? ……わたしがひとであったなら」 |
そして静かに顔を上げた少女は、どこか遠くを見るような目をして語りだす。
レプリカ=ナイチンゲール 「……もう最初の戦場から4か月以上経つのね。ライセンスを得て大隊に参加できたと思ったら、いきなり苦戦していきなり撃墜されて……」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……まあ、わたしが撃墜されるのは今も変わってないから、やっぱりわたし、戦闘の才能はないみたいね。あなたやファロのようにはいかないわ」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……で、その戦場であなたを知って――海のある遠い外の世界、その技術の結晶『高機動騎兵艦・雪華雪香』――初めての経験ばかりのハイドラ大隊の中でも、あなたの話はとても刺激的で楽しかった」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「ワジオン、あなた自身にもいろいろな顔があって……《残像領域》のバカンスに浮かれてるあなた、過去の夢を語るあなた、親馬鹿なあなた、エンパスとしての――雪華の乗り手としてのあなた……」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「どのあなたも魅力的だけど、レーダーの感想に『接敵速度が上がって初手で殴れた!』って言っちゃうあなたがいちばん可愛かったかしら?」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「艦長のあなたを見る機会はなかったけど……この大隊みたいな何でもアリの寄せ集めならともかく、わたしはどう考えたって軍隊向きじゃないし、あなたにちゃんと敬語を使って話せる気がしないもの。ふふ、技術者として雇ってもらったところで、きっとすぐにクビになっちゃうでしょうね」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……あ、やだ、《遺跡》………ドゥルガーごとサルガッソもなくなってしまったから、あのお店もきっと……。あのね、わたしリベルタと、みんなで『茶碗蒸し』を食べにいこうって話をしてたのよ。でもそれも不可能になっちゃったかしら」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「なんだか、あなたとどこかに行こうって計画はどうもうまくいかないみたいね。そういう運命なのかもしれないけど、酷い話もあったもんだわ」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……レグルスから見せてもらったデータの量からすると、あなたたちの帰還の時期もそう遠くないんでしょう? ドゥルガーもひとまず破壊されたわけだし。わたしだって時空震で過去にわたる機会を逃すつもりはないし、次の戦場がお別れかしらね」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……あのね、あなたがこれまでわたしにかけてくれた言葉、聞いてないわけじゃないのよ。ちゃんと覚えてるわ」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「あなたの言うように『想いに魂が宿る』のだとしたら、今のわたしの魂は過去の《わたし》の想いの結晶なのかもね。17歳と9か月のあの日、子供のころからの夢が叶う直前に死んでしまったのだもの。その想いが遺された身体に宿ったって不思議じゃないでしょう?」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「過去の《わたし》と今のわたし、全くの別人と割り切るなら、そりゃあ他人の想いを自分の想いと勘違いしていると言われても仕方ないけど。でも、身体は一緒で、しかもほとんどの記憶を共有してるのよ、その性格だって、『望み』だって、そう変わるわけもないわ」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……父が亡くなって、わたしの『望み』はどうしたって叶わないはずだった。でもその時、ライセンスが手に入って、ドゥルガーが出現して……《時空震》を利用すれば、『望み』が叶うかもしれない。未来を……今のわたしを諦めれば、《わたし》と家族の幸せは取り戻せるかもしれない……」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「それに、わたしの未来はいつまで続くか――ウィルス《ナイチンゲール》が機能する限り変わらない姿のまま永遠に続くのか、明日の朝いきなり目覚めなくなるのか、それは誰にも分からない。だって実例がないんだもの」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「終わってしまった『望み』のある過去か、いつ終わるか分からない『望み』のない未来か――そうして過去と未来を天秤にかけて、今の選択をしたわたしがあるの」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……まあね、心残りがないかと言われれば、ないわけでもないけど――『雪華』の本当の姿を見てみたかったし、『黒金乱眼』にも会ってみたかった。でも、それはつまり《時空震》の機会を失うことで、わたしの過去を――『望み』を手放すことになってしまうから……」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「これであなたに納得してもらえればいいんだけど、無理でも仕方ないとは思うわ。あなたの言葉を――祈りを反故にするようなものだし……」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「そんなわたしが祈るのも勝手な話だけど……あなたたち4人の旅路の果てが幸せなものになるよう、ずっとずっと祈ってるから……」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「……さようなら、同じ小夜鳴鳥の名をもつ、輝く刀のようなひと。あなたと出会えてよかった」 |
レプリカ=ナイチンゲール 「わたしに……『レプリカ』に心を向けてくれて、ありがとう」 |
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>>Eno.120
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1950
追加収入 60
攻撃戦果補正10.11%
支援戦果補正10%(MAX)
防衛戦果補正0.78%
販売数補正 0.4%
未確認機補正4%
敵警戒値補正0.639%
追い上げ補正2.9%
合計現金収入2653
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額570
整備請求額 0
ユニオン費 -100
手当金 100
ユニオン利子900
パーツ販売数 4個
今回の購入者-->>110 >>176 >>325 >>452
◆格闘値が2成長しました
◆反応値が1成長しました
◆制御値が3成長しました
◆経験値が100増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 60
攻撃戦果補正10.11%
支援戦果補正10%(MAX)
防衛戦果補正0.78%
販売数補正 0.4%
未確認機補正4%
敵警戒値補正0.639%
追い上げ補正2.9%
合計現金収入2653
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額570
整備請求額 0
ユニオン費 -100
手当金 100
ユニオン利子900
パーツ販売数 4個
今回の購入者-->>110 >>176 >>325 >>452
◆格闘値が2成長しました
◆反応値が1成長しました
◆制御値が3成長しました
◆経験値が100増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
ワジオンは神秘合金38を入手した!
ワジオンはヘビーシェル38を入手した!
ワジオンはロケットモーター38を入手した!
マテリアルベルト発動機は制裁を受け、貢献の3割を失った……(1 → 1
◆0cの返還金を受けました
明日の戦場
第2ブロック
セクション・7[ハッキング]
あなたは、何とともに戦うつもり? 私は――
来週の霧濃度:96%
来週の電磁波:95%
来週の警戒値:674%
和装の人形と蒸気の蛙 |
I-Doll |
エレライナ・マーラジカル |
クラオス・L・ニューマン |
ジゼル・ガミジーナ |
かもめの亡霊『モーヴェ』 |
フェティヤ・クェリフィート |
ネルン・O・イデア |
サリィ・スティラ |
ウィステリア |
ブラッド・メルヴィル |
アンナロッテ |
ニ■ュカ・パー■ス■■ス |
テオとニコル |
エマニュエル・スミス |
フィガロ・ピースレイ |
ファロ・マクルス |
ワジオン・ブラン |
Trine |
ミヅカ・クルーガー |
バルトロイ・クルーガー |
『ターミネイト・グレムリン』[物理] |
『スティミュラント・グレムリン』[物理] |
『シャドウ・ライトニング』[電子] |
『シャドウ・ナイフ』[物理] |
『デボンレックス・ヴォイド』[物理] |
『デボンレックス・ヴォイド』[物理] |
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--- | --- | - vs - | --- | --- |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫[デバステイター] |
電撃型WH『テスラ』[電子] |
『固定砲台』[物理] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
『固定砲台』[物理] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
『固定砲台』[物理] |
機動破壊兵器『ダウンバースト』[粒子] |
機動破壊兵器『ダウンバースト』[粒子] |
電撃型WH『テスラ』[電子] |
機動破壊兵器『ダウンバースト』[粒子] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
術導DR『ドゥルガー』[霊障] |
機動破壊兵器『ダウンバースト』[粒子] |
キャラデータ
名前
ワジオン・ブラン
愛称
ワジオン
機体名
超高速汎用近接格闘機『雪華雪香』
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プロフィール
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黄昏の狭間を飛ぶ白き鳥 銀髪黒目。青白い肌。尖った耳。 偽名を名乗る長身の男。 冷然とした外見と比べると物腰は柔らか。 常に微笑みを心掛けているが、翻って言えばそれは苛烈な内面の隠蔽。 敵と判断すれば無慈悲無頓着。 大切と決めたものには全身全霊を注ぐ。 その両極端な性質を少しでも覆い隠すためである。 しかし現在、この残像領域では奇妙なほど上機嫌だ。 ■ライダー ワジオン・ブラン (ユージン・S・ルスキニア) 痩せて背が高く、顔立ちのきつい男。 人間とは少し違う種族(アルヴ)。 諸事情により偽名で登録している。 透き通る黒い瞳以外、色素をあまり感じさせない。 着衣だと酷く痩せて見えるが、パイロットスーツになれば隙なく鍛えていることが分かる。 自機オペレーター:レグルス・ブラン、僚機パイロット:ファロ・マクルス、僚機オペレーター:リベルタ・カザールと行動を共にする。 残像領域には突発的な事故によって流れ着いたようだ。 レグルスに対し身内のような気の置けない態度をとる。 ■雪華雪香(せっかせっこう) 白銀のウォーハイドラ。 細身の人型だが鳥のように見えることもある。 表面には角度によって白い絹織物のような微細な文様が浮かび上がる。 元来は高機動騎兵艦と呼ばれる機体であり、WHとして活動できるよう調整を施してある。 ■オペレーター レグルス・ブラン(画像右) (リビー・ニエロ) 金髪のオペレーター。 ワジオンの部下。 諸事情により偽名で登録している。 雪華雪香は本来パイロットのみで十全の能力を発揮するが、現在外部からのオペレーションも必要となったため支援に回っている。 ワジオンに対して崇拝と敬愛の混ざった様な態度をとり、それでいて口調は敬語と丁寧気味のタメ口が3:7で現れ、妙に気心の知れたやり取りをする。 小柄で痩せぎす。大抵にやにや笑ってる、あまり行儀の良くない男。 青い瞳は三白眼で目つきが悪い。荒れた金髪をツーブロックにしている。 まれに軽くではあるが左足をかばう仕草を見せる。 僚機のオペレーター、リベルタとはパートナー関係にある。 高機動騎兵艦乗りらしいが乗機は見当たらない。 過去、残像領域に滞在した経験があるようだ。 ■感謝 プロフ絵・機体絵・アイコンはENo. 116PLさんより頂きました。ありがとうございます! | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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機体データ |
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1 | レーダーC | 碧蓮 [35/薄装甲/耐粒] | ▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | レーダーC | 碧蓮 [35/薄装甲/耐粒] | ▼詳細 |
3 | 粒子スピアA | Aves-S [36/重暴力/重暴力]《装備:3》 火力[4993] 連撃数[1] 防御属性[電子] 防御値[675] 精度[176] 貯水量[176] 弾数[9999] 武器属性[貫通] 異常追加[40] 消費EN[362] 金額[1173] 重量[344] [粒子格闘] *作者* |
▼詳細 |
4 | エンジンB | ガスタービン [35/重旋回/重旋回]《装備:6》 | ▼詳細 |
5 | 素材 | 神秘合金38 [38/高圧軽量/---] 特殊B[440] [素材] |
▼詳細 |
6 | 素材 | ヘビーシェル38 [38/超重装甲/---] 特殊B[440] [素材] |
▼詳細 |
7 | エンジンB | ガスタービン [35/重旋回/重旋回] | ▼詳細 |
8 | エンジンB | 〈外部電源B〉 [27/旋回/旋回] | ▼詳細 |
9 | 蒸気アイマスク | 蒸気アイマスク [35/重精密/---] [素材] |
▼詳細 |
10 | レーダーC | 光翼型共鳴ユニット『オラトリオ』 [29/突撃態勢/突撃態勢]《装備:10》 | ▼詳細 |
11 | レーダーC | 光翼型共鳴ユニット『オラトリオ』 [29/突撃態勢/突撃態勢] | ▼詳細 |
12 | レーダーC | 光翼型共鳴ユニット『オラトリオ』 [29/突撃態勢/突撃態勢] | ▼詳細 |
13 | 雷球領域A | 雷球領域A設計書 [20/耐粒/---] 特殊B[80] 防御属性[粒子] 防御値[16] [設計書] |
▼詳細 |
14 | 操縦棺D | パイロットゴースト [31/高圧軽量/高圧軽量] | ▼詳細 |
15 | 軽二脚A | Aves-Pacificus [30/重旋回/重旋回] 機動[937] 跳躍[218] AP[544] 旋回速度[1058] 防御属性[物理] 防御値[447] 貯水量[108] 積載量[1900] 消費EN[335] 金額[1085] 重量[940] [二脚] *作者* |
▼詳細 |
16 | レーダーA | 白鴉軽型索敵機構 [35/薄装甲/薄装甲]《装備:7》 | ▼詳細 |
17 | 素材 | ロケットモーター38 [38/高跳躍/---] 特殊B[440] [素材] |
▼詳細 |
18 | レーダーB | 薄装型探査ユニット『セレナータF』 [36/薄装甲/薄装甲]《装備:9》 | ▼詳細 |
19 | レーダーB | 薄装型探査ユニット『セレナータF』 [36/薄装甲/薄装甲] | ▼詳細 |
20 | 飛行ユニットB | Aves [31/旋回/旋回] 飛行[354] AP[110] 旋回速度[533] 防御属性[粒子] 防御値[113] 貯水量[10] 噴霧量[10] 弾数[1] 消費EN[679] 金額[1100] 重量[50] [飛行補助] *作者* |
▼詳細 |
21 | 操縦棺D | 〈雷を拒んで〉 [31/重旋回/耐電] | ▼詳細 |
22 | --- | --- | --- |
23 | 操縦棺A | 試製重暴力操縦棺A-0 [36/重暴力/臂力]《装備:1》 | ▼詳細 |
24 | 軽二脚A | MysticSprinterβ [35/突撃態勢/突撃態勢]《装備:2》 機動[1085] 跳躍[233] AP[441] 旋回速度[875] 防御属性[物理] 防御値[477] 貯水量[116] 積載量[1900] 消費EN[357] 金額[1158] 重量[700] [二脚] *作者* |
▼詳細 |
25 | エンジンB | 薄装エンジンB『クヴェレⅢ』 [31/薄装甲/薄装甲]《装備:8》 | ▼詳細 |
26 | レーダーC | Aves-C [37/耐物/薄装甲]《装備:5》 | ▼詳細 |
27 | レーダーC | レーダーC設計書 [36/---/---] 金額[600] [設計書] |
▼詳細 |
28 | レーダーE | 名前決めてない [33/薄装甲/薄装甲]《装備:4》 | ▼詳細 |
29 | 重ブースターA | 彗星ブースター【ペーダソス】 [34/突撃態勢/突撃態勢]《装備:11》 | ▼詳細 |
30 | --- | --- | --- |