第16週目 ブラッド・メルヴィルの一週間
◆日記
工廠の一角にある作業場のデスクで義手を外し、一息をついていると、暫くしてリリアンがやって来た。その足取りは、やはり覚束ない。
「ふらふらしてる」
「してない」
「してるって」
子供の言い合いみたいになった。溜め息をついている間にリリアンはデスクの上の俺の義手を取り、机上に散乱していたドライバーなどで器用に中を開き始めた。そして、すぐに頭をがりがりと掻きむしる。
「あー、もう。腕の使い方まで荒っぽいのねあんたって。思い出すわ、最初に会ったときのこと」
「……また、随分と懐かしい話題を引っ張り出してきたな」
いや、そう懐かしくもないのか。ハイドラライダーになって、アンナやリリアンに出会ったのは、全てここ半年くらいの出来事だ。なんだか、数年分くらいの時間が流れているような気がする。
「あの時は、まだ慣れなくてEN切れなんか起こしてたな……」
「機体も傷ついてるし、エンジンはボロボロだし、こいつもしかして死にたくて戦ってるのかしらって本気で疑ったわ」
「手厳しいな……でも、リリアンがハイドラを調整してくれるようになって、本当に助かったよ。まさかそれから半年経って、キミに腕まで作ってもらうことになるとは思わなかったけど」
「私も思わなかったわよ。それに、あんたがここまで、私たちについてくるとは思ってなかった」
色々な工具を用いて、リリアンは腕を調整していく。迷いの無いその手さばきを眺めながら、俺は尋ねた。
「なあ、聞いてもいい?」
「ものによるわね」
「どうしてそこまで必死に、アンナを助けようとするんだ?」
「……それ、むしろ私があんたに聞きたいんだけど」
リリアンは不機嫌そうに眉をひそめて、でも、寝不足で疲れていたせいだろうか、普段だったら絶対に答えてくれないであろうその質問にも、ぽつぽつと応答してくれた。
「……あたしも、最初はアンナと一緒で、《創造主》に連れられてここに来たの。だから、《創造主》に可愛がられているアンナのことが、好きじゃなかった。嫉妬してたの。でも、好きだと思った。あたしのものにしたいと思った」
「好きじゃなかったのに好きだった……?」
「はん、わかんないわよあんたなんかには」
馬鹿にされて、流石に顔をしかめた。いや、それくらい俺にもわかるぞ。全然わかんないけど。
「なんか捻くれてるよな、リリアンて」
「うるさいわね。とにかく、あたしはあの子をあたしのものにしたいの。それだけ。だからもう、《創造主》のことは嫌い。あの子が初めて心を開いた、あなたのことも嫌い」
「そうか……」
嫌い、と言われても、相変わらずどういう顔をすれば良いかわからなかった。
「こっちからも一つ聞いて良い?」
「いいよ、何でも聞いて」
「あなた、五年前は何処に住んでたの?」
リリアンの質問は、かなり唐突だった。俺は戸惑いながらも答える。
「ーー地区にある貧民街のバラックだよ」
「……霧が晴れたとき、あなたもそこに居た?」
「俺は……家族を残して、街に買い物に出てたんだ。あの日は、俺の誕生日で……。家族はみんな、家に居てハイドラ大隊の戦闘に巻き込まれた。みんな死んだよ」
「ーー地区の近辺で、そのとき戦闘していた部隊は、第ーーブロックの部隊であっているかしら」
いやに突っ込んだことを聞いてくるリリアンに、俺は首を傾げた。
「いや、そこまではわからないよ。俺はそのとき、ライセンスすら持っていない一般人だったんだ。ハイドラ部隊のブロック割なんて知りようがないさ」
「そうね。ごめんなさい、何でもないわ」
やけに素直に諦めると、リリアンは話題を変えた。
「ちなみに、あなたは?」
「え、俺?俺が何?」
「あなたはどうして、アンナのことをそこまでして救おうとするの?他人のあんたにはそんな義理は無いはずでしょう?」
「どうして、っていうか……」
俺は頰を掻く。今となっては当たり前のこと過ぎて、改めて聞かれると今更のようで困った。
「見過ごせないだろ。《創造主》なんて、あんなよくわかんない世界を作り変えるなんて言ってるやつに、利用されている子がいたら。助けてやりたいって思うよ」
「そんな理由で、自分の身も顧みないで戦ってるの?呆れるくらいお人好しね」
「そっちこそうるさいなあ。それに俺、アンナのことは好きだよ」
その瞬間、リリアンは目を見開いて、工具をぽろっと手元から落とした。
「は?好き?あんた今、好きって言った?」
「え、うん。普通に好きだよ。人として」
「え……?好き……?それってどういう……ああ、人として?じゃあ恋愛ではない……え?は?でも待って、好き?本当に?また冗談とかじゃなくて?」
「うん、好きだよ。アンナにも言ったけど、俺アンナのことけっこう良いヤツだと思ってるし、好きだよ」
「待って……それ以上好きとかどうとか言わないで、頭痛くなってきた……」
工具や腕をデスクに置いて、リリアンはこめかみを押さえながらよろよろと立ち上がった。心無しか、さっきここに来たときよりもよほどふらふらしている。
「大丈夫かリリアン!?水持ってくるか!?アンナも呼んでくる!」
「いや、良い……良いから黙って……くらくらするし出来るだけあんたをアンナに近付けたくない……ていうか死んで……」
「ひどい」
「ちょっと部屋で横になるわ……一時間経ったら起こして……まだ作業は残ってるから」
そう言ってリリアンは、覚束ない足取りのまま作業場を後にした。俺は残されたままぽかんと口を開けていたが、考えてみればアンナとロッテに頼まれた、「リリアンを休ませる」という目的は奇しくも達成されたことに気が付いた。
よし。なんかよくわかんないが、役目は果たしたぞ。本当によくわかんないけど。
それにしても、アンナをどうして助けたいのか、って、よく考えると説明しづらいかもしれない。ただ、何となく守ってやりたくなるんだ。リリアンやロッテ、アンナの周りには色んな人間が集ってくるし、あの子はそういう子なのかもしれない。
(全文→http://chabobunko.jugem.jp/?eid=118 )
「ふらふらしてる」
「してない」
「してるって」
子供の言い合いみたいになった。溜め息をついている間にリリアンはデスクの上の俺の義手を取り、机上に散乱していたドライバーなどで器用に中を開き始めた。そして、すぐに頭をがりがりと掻きむしる。
「あー、もう。腕の使い方まで荒っぽいのねあんたって。思い出すわ、最初に会ったときのこと」
「……また、随分と懐かしい話題を引っ張り出してきたな」
いや、そう懐かしくもないのか。ハイドラライダーになって、アンナやリリアンに出会ったのは、全てここ半年くらいの出来事だ。なんだか、数年分くらいの時間が流れているような気がする。
「あの時は、まだ慣れなくてEN切れなんか起こしてたな……」
「機体も傷ついてるし、エンジンはボロボロだし、こいつもしかして死にたくて戦ってるのかしらって本気で疑ったわ」
「手厳しいな……でも、リリアンがハイドラを調整してくれるようになって、本当に助かったよ。まさかそれから半年経って、キミに腕まで作ってもらうことになるとは思わなかったけど」
「私も思わなかったわよ。それに、あんたがここまで、私たちについてくるとは思ってなかった」
色々な工具を用いて、リリアンは腕を調整していく。迷いの無いその手さばきを眺めながら、俺は尋ねた。
「なあ、聞いてもいい?」
「ものによるわね」
「どうしてそこまで必死に、アンナを助けようとするんだ?」
「……それ、むしろ私があんたに聞きたいんだけど」
リリアンは不機嫌そうに眉をひそめて、でも、寝不足で疲れていたせいだろうか、普段だったら絶対に答えてくれないであろうその質問にも、ぽつぽつと応答してくれた。
「……あたしも、最初はアンナと一緒で、《創造主》に連れられてここに来たの。だから、《創造主》に可愛がられているアンナのことが、好きじゃなかった。嫉妬してたの。でも、好きだと思った。あたしのものにしたいと思った」
「好きじゃなかったのに好きだった……?」
「はん、わかんないわよあんたなんかには」
馬鹿にされて、流石に顔をしかめた。いや、それくらい俺にもわかるぞ。全然わかんないけど。
「なんか捻くれてるよな、リリアンて」
「うるさいわね。とにかく、あたしはあの子をあたしのものにしたいの。それだけ。だからもう、《創造主》のことは嫌い。あの子が初めて心を開いた、あなたのことも嫌い」
「そうか……」
嫌い、と言われても、相変わらずどういう顔をすれば良いかわからなかった。
「こっちからも一つ聞いて良い?」
「いいよ、何でも聞いて」
「あなた、五年前は何処に住んでたの?」
リリアンの質問は、かなり唐突だった。俺は戸惑いながらも答える。
「ーー地区にある貧民街のバラックだよ」
「……霧が晴れたとき、あなたもそこに居た?」
「俺は……家族を残して、街に買い物に出てたんだ。あの日は、俺の誕生日で……。家族はみんな、家に居てハイドラ大隊の戦闘に巻き込まれた。みんな死んだよ」
「ーー地区の近辺で、そのとき戦闘していた部隊は、第ーーブロックの部隊であっているかしら」
いやに突っ込んだことを聞いてくるリリアンに、俺は首を傾げた。
「いや、そこまではわからないよ。俺はそのとき、ライセンスすら持っていない一般人だったんだ。ハイドラ部隊のブロック割なんて知りようがないさ」
「そうね。ごめんなさい、何でもないわ」
やけに素直に諦めると、リリアンは話題を変えた。
「ちなみに、あなたは?」
「え、俺?俺が何?」
「あなたはどうして、アンナのことをそこまでして救おうとするの?他人のあんたにはそんな義理は無いはずでしょう?」
「どうして、っていうか……」
俺は頰を掻く。今となっては当たり前のこと過ぎて、改めて聞かれると今更のようで困った。
「見過ごせないだろ。《創造主》なんて、あんなよくわかんない世界を作り変えるなんて言ってるやつに、利用されている子がいたら。助けてやりたいって思うよ」
「そんな理由で、自分の身も顧みないで戦ってるの?呆れるくらいお人好しね」
「そっちこそうるさいなあ。それに俺、アンナのことは好きだよ」
その瞬間、リリアンは目を見開いて、工具をぽろっと手元から落とした。
「は?好き?あんた今、好きって言った?」
「え、うん。普通に好きだよ。人として」
「え……?好き……?それってどういう……ああ、人として?じゃあ恋愛ではない……え?は?でも待って、好き?本当に?また冗談とかじゃなくて?」
「うん、好きだよ。アンナにも言ったけど、俺アンナのことけっこう良いヤツだと思ってるし、好きだよ」
「待って……それ以上好きとかどうとか言わないで、頭痛くなってきた……」
工具や腕をデスクに置いて、リリアンはこめかみを押さえながらよろよろと立ち上がった。心無しか、さっきここに来たときよりもよほどふらふらしている。
「大丈夫かリリアン!?水持ってくるか!?アンナも呼んでくる!」
「いや、良い……良いから黙って……くらくらするし出来るだけあんたをアンナに近付けたくない……ていうか死んで……」
「ひどい」
「ちょっと部屋で横になるわ……一時間経ったら起こして……まだ作業は残ってるから」
そう言ってリリアンは、覚束ない足取りのまま作業場を後にした。俺は残されたままぽかんと口を開けていたが、考えてみればアンナとロッテに頼まれた、「リリアンを休ませる」という目的は奇しくも達成されたことに気が付いた。
よし。なんかよくわかんないが、役目は果たしたぞ。本当によくわかんないけど。
それにしても、アンナをどうして助けたいのか、って、よく考えると説明しづらいかもしれない。ただ、何となく守ってやりたくなるんだ。リリアンやロッテ、アンナの周りには色んな人間が集ってくるし、あの子はそういう子なのかもしれない。
(全文→http://chabobunko.jugem.jp/?eid=118 )
NEWS
ザザーッ……日の…ザザッ…です……ザザーッザザーッ……イワシヤマ動物園の……ザザーッ
ご覧ください!……ザザーッ……ペンギンの赤ちゃんです!……ザザッ
ザザーッ……デートスポットとして……ザザーッ
恋人の聖地、イワシヤマ……ザザーッ
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「ゴホゴホッ……すまない……もう、まともに通信できないようだ……ヒヒッ」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「ゴホッ……病状が悪化して……ゴホゴホッ」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「最後に、最後に見たかった……『シャッテンフェー』……」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「ゴホゴホッ……遥かなるシルエット・レガリアの力……もうすぐ……」 |
白兎生体化学研究員『ブレア』からのメッセージ 「もうすぐだったのに、どうして……」 |
『フェフフェト』からのメッセージ 「(ザザーッ)……」 |
『フェフフェト』からのメッセージ 「(ザーッ)……(応答はない)」 |
????? 「もしもし。蒸気アイマスクは届いたかな? ハイドラ大隊の皆、よく戦ってくれた」 |
????? 「私はとある、勇者の血を引くものだ。勇者とは、かつて存在した……伝説的一族だ」 |
????? 「かつて私の祖先、最後に涙を盗んだ勇者≪サルナス≫は、この世界の神々と戦い、一つの……使命を任された」 |
????? 「それは、世界を救うということ。そのために、我々勇者の一族は、レガリアという偉大なる力の封印と開封の力を任された」 |
????? 「それはただのお伽噺かもしれないが……我々には、力がある。戦おう! そして、破壊してしまおう!」 |
????? 「フーーーーーッ、破ッ!! これが、禁忌……幻影跳梁の力!! 手に入れる……平穏の、世界を!!」 |
????? 「(HCSのコンソールから影が噴出し、装甲を通り抜け、機体の背後に追従する)」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「どうすればいいの……たすけて、おねえちゃん……」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「……おねえちゃん? 来てくれたの……? おねえちゃん……!!」 |
◆訓練
格闘の訓練をしました格闘が94上昇した
ブラッドはナハトフリューグを1129cで購入した!!
ブラッドはパルス砲A[粒子]『歌姫の左手』を438cで購入した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
金塊を200cに換金した!!
◆戦闘システム決定
バーサーク に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1に耐霊棺『コットー』を装備した
脚部2にFLY004-Nestingを装備した
スロット3にLotusLeafを装備した
スロット4に高速急行ブースター【アキレウス】を装備した
スロット5に高速急行ブースター【アキレウス改】を装備した
スロット6にカッ飛べ!飛田君を装備した
スロット7にパルス砲A[粒子]『歌姫の左手』を装備した
スロット8に苔むした大岩を装備した
そのパーツは装備中だ
スロット10にConstanceⅢを装備した
スロット11にGolden Apple Ⅲを装備した
◆僚機設定
アンナロッテとバディを結成した!!
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションA
ユニオン活動
ジャンクバラック『ステュクス』の活動記録
壊れてしまった、もはや時代遅れ、彼氏にフラれた腹いせ。
あれこれの理由で積もったジャンク品の山の中。
打ち捨てられたようで、実はとても手入れの行き届いた三段櫂船型ハイドラが……無い。何処かへ消えてしまったかのようだ。
ある一人の幽霊が、それについて聞かれるとニヤリと笑う。
「どこだと思う?メテルカならわかんじゃねえかな。」
あれこれの理由で積もったジャンク品の山の中。
打ち捨てられたようで、実はとても手入れの行き届いた三段櫂船型ハイドラが……無い。何処かへ消えてしまったかのようだ。
ある一人の幽霊が、それについて聞かれるとニヤリと笑う。
「どこだと思う?メテルカならわかんじゃねえかな。」
ユニオン設備……なし!!
ユニオン連帯
……なし!!
ユニオン金庫……1100c
利子配当…………110c
格闘の訓練をしました
格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
格闘の訓練をしました格闘が1上昇した
えびっこは、えびではない、えびっこである!
フレースヴェルカの引き続きのえび扱いに、段々様式美と化しつつある抗議の威嚇!
……が、カレーつき人参を差し出されれば、振り上げていた鋏を、スッ……と下げ、ぴこぴこと触覚を振り回しながら、いそいそ寄っていく。
えびっこは りこうなので くれるものは もらうのだ。
謎の造形の何処にあるかわからない口から、人参を食べつつ、見上げる眼差し。
メテルカからのらくがきは不本意ながら、今は落ち着いているようだ。
或いは、此れも人参効果なのか……所詮は小動物、ちょろいものである。
メテルカ 「ぶがいしゃだけど ひとつだけ いわせてもらうなら ▼」 |
メテルカ 「たすかった そのいのち だいじにしてほしいんだ これいじょう ここに ゆうれいが ふえてほしくないから ──ね! ▼」 |
冗談めいた口調、いつも通りの棒読み電子音声が、
ハイドラ一つ分広くなったジャンクの谷間で反響した。
メテルカ 「ここはあえて みらいのことでも かんがえて きをまぎらわそうじゃないか ▼」 |
メテルカ 「──みんな このたたかいがおわったら どうする? ▼」 |
メッセージ
ENo.11からのメッセージ>>
ENo.130からのメッセージ>>
ブラッドの話を聞いて少しの間。そして少年は口を開いた。
ドアの隙間からがた、がた。音がして、くすんだ銀色のライセンスがブラッドの足元に滑り込んできた。
感謝と後悔、そのどちらも感じられる声でモーヴェは話した。
足元で鈍く光るライセンスには、モーヴェによく似た顔のカラー写真が載っている。…ライセンスの上には赤く【死亡処理済】と刻印されていた。流用を防ぐ目的だろう。
ENo.193からのメッセージ>>
ENo.291からのメッセージ>>
ENo.311からのメッセージ>>
グロリア 「ブラッドはどうだったの? 残像領域で暮らすって、多かれ少なかれ戦争と隣り合わせでしょう……」 |
グロリア 「あたしには『ゲフィオン』も相棒もいるから、大丈夫よ。 でも、ブラッド、ありがとう。もし何かあったら、あなたにも助けを求めるかも知れない」 |
グロリア 「その時は、相談に乗ってくれたら嬉しいわ」 |
モーヴェ 「…そうか。」 |
モーヴェ 「ごめんな。ちょっと、キツい言い方かもしんねえし、オレも半分は他人からの受け売りなんだけど…… 後からこうすれば良かったと思っても、変わることって無いんだ。どんだけ腕の立つライダーも、ある日突然死亡リストに載るみたいに、もしその時お前がトップランカーのハイドラライダーだったとしても…同じ結末の可能性は0にならない。」 |
モーヴェ 「…ああ、悔しいよな。」 |
モーヴェ 「オレも『後悔』してもう5年になる。禁忌戦争が本格化する少し前の話…」 |
モーヴェ 「それがオレの後悔。……あ、オレの話ばっかしてもしょうがねえよな。」 |
モーヴェ 「…そんなサイアクな中で、ブラッドが帰ってきてくれてオレは嬉しい。…どんだけ後悔を引きずってもいい。オレも引きずってるもん。オレと一緒に強くなろうぜ。『2回目』を起こさないようにさ。」 |
モーヴェ 「前の増援だってすでにその一歩だ…来てくれてありがとうな。おかげでオレの兄ちゃんは…無事に撤退できたんだ。」 |
足元で鈍く光るライセンスには、モーヴェによく似た顔のカラー写真が載っている。…ライセンスの上には赤く【死亡処理済】と刻印されていた。流用を防ぐ目的だろう。
ENo.193からのメッセージ>>
インシオン 「……ヘマやらかしても、命があっただけ儲けもんだな」 |
インシオン 「一瞬の油断で命を失くした奴を、俺は腐るほど見てきた。俺の失態で死なせた奴も、両手の指で数えきれない」 |
インシオン 「だから、ブラッド、お前は死ぬなよ。若い連中から死んでいくのを見るのは、こたえるんだ」 |
インシオン 「エレの事は、俺自身で何とかする。病み上がりに変な心配かけちまって、悪かったな」 |
インシオン 「あと……」 |
インシオン 「お前の回線経由で変な男からナース服を押し付けられたんだが、あれ何だ?」 |
インシオン 「知り合いか? 俺の体格にジャストフィットで、何でわかってるんだって、正直めちゃくちゃ怖かった。ドゥルガーより怖えぞ……」 |
I 「そう。ブラッドさんも同じなのね……よかった。私と同じ気持ちで戦っている人が居て。 例え違っていたとしても考えを変えようとは思わないけど、それでも、何故だか安心する(詰めていた息を吐き出すかのように零して)」 |
I 「何が正しいとか何が間違っているとかなんて私には分からないけれど、私には私の信じるものがある。 ブラッドさんにはブラッドさんの信じるものがある。当たり前かもしれないけれど、きっとそういう事なんだと思う。 信念を貫く事に男も女も、人もロボも関係ないってね」 |
セティ 「あのっ、いえ… パーツの事じゃなくて… あ、ビックリしました? ごめんなさい、ちょっと遊んでみたくて…」 |
セティ 「ぁ… じゃなくって、私の事… です。 ニンゲンじゃないんですよ? 別に… あんまり、そんな事もない気がしますけど… ニンゲンって、私達みたいなのが怖かったり… しないんですか?」 |
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1800
追加収入 50
攻撃戦果補正5.31%
支援戦果補正3.2%
防衛戦果補正5.45%
撃墜数補正 0.1%
未確認機補正6%
敵警戒値補正0.593%
追い上げ補正3.1%
合計現金収入2333
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額520
整備請求額 0
ユニオン費 0
手当金 100
◆格闘値が1成長しました
◆経験値が85増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 50
攻撃戦果補正5.31%
支援戦果補正3.2%
防衛戦果補正5.45%
撃墜数補正 0.1%
未確認機補正6%
敵警戒値補正0.593%
追い上げ補正3.1%
合計現金収入2333
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額520
整備請求額 0
ユニオン費 0
手当金 100
◆格闘値が1成長しました
◆経験値が85増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
ブラッドは冷却パイプ35を入手した!
ブラッドは限界軽量化プラン35を入手した!
◆素材が謎のおじさんから支給されました……
ブラッドは蒸気アイマスクを入手した!
明日の戦場
第1ブロック
抵抗存在排除[フラッグ]
通路を塞いでいる残像を排除してくれ。邪魔なものは消えてもらう。敵のエースを見つけた。優先的に破壊してくれ
来週の霧濃度:100%
来週の電磁波:108%
来週の警戒値:613%
スタニスワフ・クビツァ |
テレフォン・R・ラパーニクルス |
泥縄火擦 |
ジャバロスとオプロトポ子 |
エイプリル・ストーン |
ツギハギのマ王 |
水槽の脳髄 |
はいねじゅみ |
サウジャ |
スロア・カウリ |
“ウィナー”・ザ・ビート |
ブラッド・メルヴィル |
アンナロッテ |
ファロ・マクルス |
ワジオン・ブラン |
パールヴァーティー |
ゼルガドール |
猫ノ亡霊 |
なおすロボ |
クラリ |
『シャドウ・ランタン』[火炎] |
--- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
『バイオコクーン』[アンセトルド] |
キャラデータ
名前
ブラッド・メルヴィル
愛称
ブラッド
機体名
フォグホーン
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ブラッド・メルヴィル(Brad Melville) 自称27歳の男性。正確な年齢は不詳、本人にもわからない。 僚機である年下の女性、アンナロッテを「守りたい」と口癖のように発言するが、戦闘中はどこか死に急ぐような行動が目立つ。本人も自分の意志をあまりよく把握していないのかもしれない。 ハイドラライダーになる前は、孤児だった。それより以前は、どこでどんな暮らしをしていたのか、何も覚えていない。何の記憶も持たない。何も持っていない。守るべきものだって、本当は何も無かったのかもしれない。 《フォグホーン》 軽量の格闘機。その駆動音は、どことなく孤独な恐竜の鳴き声を思わせる。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
__0__1__2__3__4__5__6__7 __8__9_10_11_12_13_14_15 _16_17_18_19_20_21_22_23 |
機体データ |
|
|
1 | 素材 | 冷却パイプ35 [35/薄装貯水/---] 特殊B[380] [素材] |
▼詳細 |
---|---|---|---|
2 | 腕部A | ConstanceⅡ [30/高握力/高握力] | ▼詳細 |
3 | 素材 | 避雷針34 [34/耐電/---] [素材] |
▼詳細 |
4 | 軽逆関節A | ナハトフリューグ [33/薄装甲/薄装甲] 機動[843] 跳躍[289] AP[321] 旋回速度[1156] 防御属性[粒子] 防御値[232] 貯水量[113] 積載量[2100] 消費EN[139] 金額[1129] 重量[602] [逆関節] *作者* |
▼詳細 |
5 | 領域殲滅兵器A | 試製出力領域殲滅兵器A-0 [24/出力/重量軽減] | ▼詳細 |
6 | 素材 | 限界軽量化プラン35 [35/薄装甲/---] 特殊B[380] [素材] |
▼詳細 |
7 | 蒸気アイマスク | 蒸気アイマスク [35/超重装甲/---] 特殊B[380] [素材] |
▼詳細 |
8 | エンジンB | カッ飛べ!飛田君 [32/高機動/高機動]《装備:6》 | ▼詳細 |
9 | --- | --- | --- |
10 | --- | --- | --- |
11 | 重ブースターA | 電結の働き手 [29/高機動/高機動] | ▼詳細 |
12 | --- | --- | --- |
13 | --- | --- | --- |
14 | 飛行ユニットB | LotusLeaf [30/薄装甲/薄装甲]《装備:3》 飛行[349] AP[-18] 旋回速度[378] 防御属性[粒子] 防御値[105] 貯水量[10] 噴霧量[10] 弾数[1] 消費EN[630] 金額[420] 重量[-130] [飛行補助] *作者* |
▼詳細 |
15 | --- | --- | --- |
16 | 操縦棺A | 耐霊棺『コットー』 [32/耐霊/臂力]《装備:1》 | ▼詳細 |
17 | 腕部A | 腕部A設計書 [24/---/---] 金額[600] [設計書] |
▼詳細 |
18 | 飛行ユニットB | FLY004-Nesting [31/突撃態勢/突撃態勢]《装備:2》 飛行[368] AP[-19] 旋回速度[392] 防御属性[粒子] 防御値[108] 貯水量[10] 噴霧量[10] 弾数[1] 消費EN[651] 金額[496] 重量[50] [飛行補助] *作者* |
▼詳細 |
19 | 重ブースターA | 高速急行ブースター【アキレウス】 [30/突撃態勢/突撃態勢]《装備:4》 | ▼詳細 |
20 | 腕部A | ConstanceⅢ [33/高握力/臂力]《装備:10》 | ▼詳細 |
21 | 雷球領域A | Golden Apple Ⅲ [32/臂力/噴霧]《装備:11》 火力[450] 連撃数[20] 防御属性[物理] 防御値[308] 精度[161] 貯水量[150] 噴霧量[76] 弾数[40] 武器属性[速射] 異常追加[45] 消費EN[7] 金額[502] 重量[100] [電子格闘] *作者* |
▼詳細 |
22 | パルス砲A | パルス砲A[粒子]『歌姫の左手』 [33/重変形/変形]《装備:7》 火力[943] 発射数[4] 防御属性[粒子] 防御値[196] 精度[301] 貯水量[107] 弾数[12] 武器属性[速射] 異常追加[40] 消費EN[82] 金額[438] 重量[116] [粒子射撃] *作者* |
▼詳細 |
23 | パルス砲A | XS/PBR-A20S [29/精度/重量軽減] 火力[849] 発射数[4] 防御属性[粒子] 防御値[185] 精度[317] 貯水量[100] 弾数[12] 武器属性[速射] 異常追加[40] 消費EN[77] 金額[414] 重量[-8] [粒子射撃] *作者* |
▼詳細 |
24 | エンジンB | 苔むした大岩 [29/噴霧/噴霧]《装備:8》 | ▼詳細 |
25 | 重ブースターA | 高速急行ブースター【アキレウス改】 [31/突撃態勢/突撃態勢]《装備:5》 | ▼詳細 |
26 | 重ブースターA | 本質の散乱 [25/高機動/高機動] | ▼詳細 |
27 | 飛行ユニットA | 試作型推進器『PopTartCat』 [26/旋回/跳躍] 飛行[150] AP[504] 旋回速度[210] 防御属性[電子] 防御値[164] 貯水量[201] 噴霧量[199] 弾数[1] 消費EN[369] 金額[585] 重量[100] [飛行補助] *作者* |
▼詳細 |
28 | エンジンB | KP-31『スオミ・モロトフ』V2.0 [30/出力/出力] | ▼詳細 |
29 | 軽逆関節A | 瞬発脚部【ラピッドダッシュ改】 [29/突撃態勢/突撃態勢] 機動[774] 跳躍[269] AP[313] 旋回速度[1078] 防御属性[粒子] 防御値[220] 貯水量[107] 積載量[2100] 消費EN[132] 金額[1071] 重量[800] [逆関節] *作者* |
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30 | 雷球領域A | 雷球領域A設計書 [22/---/---] 金額[600] [設計書] |
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