第13週目 グロリア=グラスロードの一週間
◆日記
全員の顔に見覚えがあった。
マヴロス・フィニクスの研究員たち。もっと言えば、グロリアに〈デコレート〉を入れ込んだ、『冠羽』の研究チームの人間たちである。
……この部屋はグロリアのプライベートルームだ。彼女がマヴロス・フィニクスにその身柄を押さえられた被験体であるからと言って、通常ならば許可もなしにずかずかと入り込んでくるような場所ではない。かれらはグロリアのコンディションにそれなりに気を払っており、その一環として彼女を最低限、人間扱いすることに努めている。……通常ならば。
いざとなればこうして私室に踏み入ることはできる。それは、グロリアも俺も理解していたことだ。だが、それが今になるとは思っていなかった。いずれ来るとも、もしかしたら思っていなかったのかも知れない。
「……いったい、何の用ですか? こんなところまで来て……」
「君には〈汚染〉が認められている」
それがあまりにも甘い目測だったことを、その言葉で痛感させられる。
そもそもが、危うい橋を渡っている自覚はあった。しかし、咎め立てされてこなかったことで、警戒心が緩んでいなかったと言えば嘘になる。本来であれば野放しにされていることが不思議なぐらいな状態だと、頭から抜けて落ちていたのだ。だから、こういう形になってしまった。
「洗浄の必要があるということだ、グロリア=グラスロード」
淡々と告げる研究員の顔には、表情らしい表情が浮かんではいなかったが、対照的にグロリアの顔は見る見るうちに強張っていく。言葉もなく唇がわななき、泳いだ目がわずかだけ俺を捉えた。
俺は、その、こちらへ訴えかけるような目に、適切な言葉でもって答えることができない。彼女の期待に応えることができない。
ただ、制止する前にグロリアは動いていた。身を屈め、研究員たちを何とか躱して、部屋を出て行こうとする。
その試みがどれほど無謀なものかは、誰が見ても明らかだった。彼女はあっさりと捕まり、取り押さえられて、その場に跪かせられる。
俺はそれを見ているだけだ。
「――フィリップッ!」
グロリアが必死の形相でこちらを見た。だが、部屋に押し入ってきた研究員たちの誰も、グロリアの視線を追い、俺に目を向けることはない。いや、誰も、俺がここにいることに気がついてはいない。
当然だ。彼女以外の誰も、俺のことを見ることはできない。俺はもはや、電磁波の中に焼き付いた思念ですらなく。グロリアの頭の中にいるだけの存在なのだから。
そして、それももう終わりだ。グロリアを〈汚染〉しているのは俺だ。
「そんなことないッ!」
口にも出さない俺の考えを読み取って、グロリアが叫び声を上げる。
「そんなはずない、そんなわけない、フィリップはあたしの相棒なの!
汚染なんかじゃない、あたしに、絶対に、必要なんだから……」
研究員のひとりが、薬液の入った注射器を取り出した。グロリアが息を飲み、何とか逃れようと首を振るが、大人の男に数人がかりで押さえ込まれているのだ。どうしようもない。
「フィリップ、お願いだから諦めないでよ、フィリップがいなくなったら、あたし……ッ」
「……グロリア、すまない。俺は」
何もできない。
グロリアが許してくれた時だけ、彼女の体を代わりに動かすぐらいはできるけれども、並外れた力を出せるわけでもない。状況を打開することなど、できるはずもなかった。
それに俺は、ここで消えてしまっておいた方がいいのではないかと思ってしまっている。今の俺には、死よりも向き合うのが恐ろしいことがあって、それよりもここで消えてしまった方がましではないかと思ってしまっている。
「フィリップ……」
首根っこを押さえられ、グロリアが顔を引きつらせた。俯かせようとする手に何とか抵抗し、なおもこちらを見上げる。
その目を見返し、俺はなにか、彼女に言い残しておくべきなのだろうかということを、考えた。
けれども、何も言葉は出てきはしなかった。少しでも、彼女が悲しまないように、後悔しないように、そう思ってかける言葉は、すべて彼女を怒らせてしまうだろうと分かっていた。そんな言葉は求めていないと知っていた。押し黙っていることが正しいとは思えないのに、俺はグロリアに対して言葉を持てない。そうしてすべてが、取り返しのつかないまま終わってしまう。
「フィリップ」
哀願するようだったグロリアの声音が、低く抑えられる。
無理矢理に押さえ込まれて顔が俯き、視線が合わなくなった。
だが、彼女の頭を通じて、彼女がどんな顔をしているのか伝わってくる。彼女が、何かを決めてしまったことも。何をしようとしているのかは分からないのに、それがやってはいけないことだというのが理解できる。焦燥が背筋を這い上り、俺は体を強張らせた。
「グロリア、よすんだ。何を」
「あたしは、フィリップに運命を感じたの。
フィリップも、あたしに運命を感じてよ」
首筋に薬液が打ち込まれる。グロリアの小さな体が震え、震える息を吐き出す。グロリアの意識が遠のくのに合わせて、俺の視界もまた急速に狭まり、闇に墜ちていくのを感じる。
「待て……待ってくれ」
その言葉を届けるべき相手は、恐らくグロリアではなく、周りの研究員たちだ。だが、グロリアの許しがない限り、俺は彼女の口を借りることさえできない。
「フィリップ」
唇を動かし、グロリアがなおも俺の名を呼ぶ。その舌はもつれて、ひどく重たい。
それでも何とか顔を上げた彼女の口元には、穏やかな笑みが浮かんでいた。
「……だから、ちゃんとあたしのことを迎えに来てね」
その言葉を最後に、グロリアの首ががっくりとうなだれる。
同時に、俺の意識もふつりと途切れた。
◇ ◆ ◇
ザッザザザ……ザッザザ……
記憶を辿ろうとする時、いつも耳元でこうしてノイズが聞こえてくる。
最初に、そして最期に撃墜された時のことを、実のところ俺はろくに覚えていない。どんな戦場で、どんな相手に撃墜されたのか、その時は霧の濃さはどうで、なぜ出撃していたのかさえさっぱり忘れている。
確かなのは、思い出されるのは、俺はその後も電磁波に焼き付いて、霊障となってしがみつき、戦い続けていたということだ。
残像機体とは、霊場よりももう少し色濃く生前の個人とウォーハイドラを映した存在だが、霊障の表出には違いない。生きていた時と同じハイドラに乗って現れ、火器を古い、戦場をレーダーで走査して送信してくる。〈不可思議な力〉の賜物だ。
俺もまた長いあいだ霧の中を彷徨い、だれかから依頼を受けていたような気分で、ひたすらに走り回り、戦い続け、ハイドラを直すための金の心配さえしていたのだ。
実際のところは、いくら戦い続けたところで報酬はなく、名誉もなく、繰り返し、繰り返し、繰り返し、目についたものに牙を剥いていただけだ。どれほどのハイドラを撃墜し、何人を手にかけたのかは、はっきりとは思い出せない。すべては夢の中のようにあいまいな中で為されたことだった。だが、恐らくすべて、現実に起こったことだ。
いくつもの戦場を駆けずり回った。
物資の輸送、カルト教団の調査、地下空間の捜索、パーツの性能試験、それから企業同士の戦争……その果てに、俺はあの『ライズラック』に撃墜された。
その姿を見たのは、ほんの一瞬だけだ。肉薄され、『イグノティ・ミリティ』が操縦棺ごと両断されたその瞬間に、俺は自分がとっくに死んでいることを知った。気がついた途端に自分の姿を保てなくなった。その後は『イグノティ・ミリティ』の――本来の――朽ちた操縦棺の中にいて、グロリアに拾われるまで意識もほとんどないまま呻いていたのだ。
だから死のかたちを思い描くとき、そこにはあの『ライズラック』のスズメバチのような顔が思い出される。自分の本当の死よりもずっと、強烈に身体に叩き込まれている。
いや、もしかしたら……けれど、これは今は考えても仕方がない。
人間の思念を焼き付け、保持し続ける霧と電磁波が晴れて、俺の居場所は、本当はこの世界のどこにもなくなっていたはずだった。
その場所を、グロリアが自分の頭の中に与えてくれた。
苦しみのうちに消えていくはずだった俺をすくい上げて、自分の中に居場所を作ってくれた。彼女のためになるのならば、再び苦しみの中に引き戻されることさえ厭わないと考えていた。
……恐ろしいのは、にもかかわらず、グロリアが意識を失って、俺もまたこうしてどことも知れぬ闇の中に立っているのに、いつまでもその〈居場所〉が消える感覚がないことだ。
グロリアは、意識を失う直前に何かをしたのだ。たぶん、俺を助けるための何かを。
そんなことをして欲しくなかった。俺のために身を投げ出して欲しくなどなかった。もうじゅうぶんだろうと思っていた。ようやく、彼女を解放してやれると思ったのに。
「それが、この体たらくか」
……耳元では相変わらずノイズが鳴り響いている。視界は闇に鎖されている。
その中で、その声は確かに聞こえた。あまりにクリアに。
しかし、それが一体誰の声なのかを思い出せない。聞き覚えのあるような気もするし、全く知らない人間のもののような気もする。
「大丈夫、必ず、迎えにくるよ――待っているから」
けれども、闇の中でこちらを振り返った彼女の顔は、間違いなく、グロリア=グラスロードのものだった。
俺は叫んで、手を伸ばそうとしたのだと思う。でも、叶わなかった。指先の感覚はなく、暗闇の中に無数のノイズが走り、はっきりと見えていたグロリアの顔も、全て呑まれて……
あとはただ、どこまでも昏く。意識さえ、かき消されていった。
マヴロス・フィニクスの研究員たち。もっと言えば、グロリアに〈デコレート〉を入れ込んだ、『冠羽』の研究チームの人間たちである。
……この部屋はグロリアのプライベートルームだ。彼女がマヴロス・フィニクスにその身柄を押さえられた被験体であるからと言って、通常ならば許可もなしにずかずかと入り込んでくるような場所ではない。かれらはグロリアのコンディションにそれなりに気を払っており、その一環として彼女を最低限、人間扱いすることに努めている。……通常ならば。
いざとなればこうして私室に踏み入ることはできる。それは、グロリアも俺も理解していたことだ。だが、それが今になるとは思っていなかった。いずれ来るとも、もしかしたら思っていなかったのかも知れない。
「……いったい、何の用ですか? こんなところまで来て……」
「君には〈汚染〉が認められている」
それがあまりにも甘い目測だったことを、その言葉で痛感させられる。
そもそもが、危うい橋を渡っている自覚はあった。しかし、咎め立てされてこなかったことで、警戒心が緩んでいなかったと言えば嘘になる。本来であれば野放しにされていることが不思議なぐらいな状態だと、頭から抜けて落ちていたのだ。だから、こういう形になってしまった。
「洗浄の必要があるということだ、グロリア=グラスロード」
淡々と告げる研究員の顔には、表情らしい表情が浮かんではいなかったが、対照的にグロリアの顔は見る見るうちに強張っていく。言葉もなく唇がわななき、泳いだ目がわずかだけ俺を捉えた。
俺は、その、こちらへ訴えかけるような目に、適切な言葉でもって答えることができない。彼女の期待に応えることができない。
ただ、制止する前にグロリアは動いていた。身を屈め、研究員たちを何とか躱して、部屋を出て行こうとする。
その試みがどれほど無謀なものかは、誰が見ても明らかだった。彼女はあっさりと捕まり、取り押さえられて、その場に跪かせられる。
俺はそれを見ているだけだ。
「――フィリップッ!」
グロリアが必死の形相でこちらを見た。だが、部屋に押し入ってきた研究員たちの誰も、グロリアの視線を追い、俺に目を向けることはない。いや、誰も、俺がここにいることに気がついてはいない。
当然だ。彼女以外の誰も、俺のことを見ることはできない。俺はもはや、電磁波の中に焼き付いた思念ですらなく。グロリアの頭の中にいるだけの存在なのだから。
そして、それももう終わりだ。グロリアを〈汚染〉しているのは俺だ。
「そんなことないッ!」
口にも出さない俺の考えを読み取って、グロリアが叫び声を上げる。
「そんなはずない、そんなわけない、フィリップはあたしの相棒なの!
汚染なんかじゃない、あたしに、絶対に、必要なんだから……」
研究員のひとりが、薬液の入った注射器を取り出した。グロリアが息を飲み、何とか逃れようと首を振るが、大人の男に数人がかりで押さえ込まれているのだ。どうしようもない。
「フィリップ、お願いだから諦めないでよ、フィリップがいなくなったら、あたし……ッ」
「……グロリア、すまない。俺は」
何もできない。
グロリアが許してくれた時だけ、彼女の体を代わりに動かすぐらいはできるけれども、並外れた力を出せるわけでもない。状況を打開することなど、できるはずもなかった。
それに俺は、ここで消えてしまっておいた方がいいのではないかと思ってしまっている。今の俺には、死よりも向き合うのが恐ろしいことがあって、それよりもここで消えてしまった方がましではないかと思ってしまっている。
「フィリップ……」
首根っこを押さえられ、グロリアが顔を引きつらせた。俯かせようとする手に何とか抵抗し、なおもこちらを見上げる。
その目を見返し、俺はなにか、彼女に言い残しておくべきなのだろうかということを、考えた。
けれども、何も言葉は出てきはしなかった。少しでも、彼女が悲しまないように、後悔しないように、そう思ってかける言葉は、すべて彼女を怒らせてしまうだろうと分かっていた。そんな言葉は求めていないと知っていた。押し黙っていることが正しいとは思えないのに、俺はグロリアに対して言葉を持てない。そうしてすべてが、取り返しのつかないまま終わってしまう。
「フィリップ」
哀願するようだったグロリアの声音が、低く抑えられる。
無理矢理に押さえ込まれて顔が俯き、視線が合わなくなった。
だが、彼女の頭を通じて、彼女がどんな顔をしているのか伝わってくる。彼女が、何かを決めてしまったことも。何をしようとしているのかは分からないのに、それがやってはいけないことだというのが理解できる。焦燥が背筋を這い上り、俺は体を強張らせた。
「グロリア、よすんだ。何を」
「あたしは、フィリップに運命を感じたの。
フィリップも、あたしに運命を感じてよ」
首筋に薬液が打ち込まれる。グロリアの小さな体が震え、震える息を吐き出す。グロリアの意識が遠のくのに合わせて、俺の視界もまた急速に狭まり、闇に墜ちていくのを感じる。
「待て……待ってくれ」
その言葉を届けるべき相手は、恐らくグロリアではなく、周りの研究員たちだ。だが、グロリアの許しがない限り、俺は彼女の口を借りることさえできない。
「フィリップ」
唇を動かし、グロリアがなおも俺の名を呼ぶ。その舌はもつれて、ひどく重たい。
それでも何とか顔を上げた彼女の口元には、穏やかな笑みが浮かんでいた。
「……だから、ちゃんとあたしのことを迎えに来てね」
その言葉を最後に、グロリアの首ががっくりとうなだれる。
同時に、俺の意識もふつりと途切れた。
◇ ◆ ◇
ザッザザザ……ザッザザ……
記憶を辿ろうとする時、いつも耳元でこうしてノイズが聞こえてくる。
最初に、そして最期に撃墜された時のことを、実のところ俺はろくに覚えていない。どんな戦場で、どんな相手に撃墜されたのか、その時は霧の濃さはどうで、なぜ出撃していたのかさえさっぱり忘れている。
確かなのは、思い出されるのは、俺はその後も電磁波に焼き付いて、霊障となってしがみつき、戦い続けていたということだ。
残像機体とは、霊場よりももう少し色濃く生前の個人とウォーハイドラを映した存在だが、霊障の表出には違いない。生きていた時と同じハイドラに乗って現れ、火器を古い、戦場をレーダーで走査して送信してくる。〈不可思議な力〉の賜物だ。
俺もまた長いあいだ霧の中を彷徨い、だれかから依頼を受けていたような気分で、ひたすらに走り回り、戦い続け、ハイドラを直すための金の心配さえしていたのだ。
実際のところは、いくら戦い続けたところで報酬はなく、名誉もなく、繰り返し、繰り返し、繰り返し、目についたものに牙を剥いていただけだ。どれほどのハイドラを撃墜し、何人を手にかけたのかは、はっきりとは思い出せない。すべては夢の中のようにあいまいな中で為されたことだった。だが、恐らくすべて、現実に起こったことだ。
いくつもの戦場を駆けずり回った。
物資の輸送、カルト教団の調査、地下空間の捜索、パーツの性能試験、それから企業同士の戦争……その果てに、俺はあの『ライズラック』に撃墜された。
その姿を見たのは、ほんの一瞬だけだ。肉薄され、『イグノティ・ミリティ』が操縦棺ごと両断されたその瞬間に、俺は自分がとっくに死んでいることを知った。気がついた途端に自分の姿を保てなくなった。その後は『イグノティ・ミリティ』の――本来の――朽ちた操縦棺の中にいて、グロリアに拾われるまで意識もほとんどないまま呻いていたのだ。
だから死のかたちを思い描くとき、そこにはあの『ライズラック』のスズメバチのような顔が思い出される。自分の本当の死よりもずっと、強烈に身体に叩き込まれている。
いや、もしかしたら……けれど、これは今は考えても仕方がない。
人間の思念を焼き付け、保持し続ける霧と電磁波が晴れて、俺の居場所は、本当はこの世界のどこにもなくなっていたはずだった。
その場所を、グロリアが自分の頭の中に与えてくれた。
苦しみのうちに消えていくはずだった俺をすくい上げて、自分の中に居場所を作ってくれた。彼女のためになるのならば、再び苦しみの中に引き戻されることさえ厭わないと考えていた。
……恐ろしいのは、にもかかわらず、グロリアが意識を失って、俺もまたこうしてどことも知れぬ闇の中に立っているのに、いつまでもその〈居場所〉が消える感覚がないことだ。
グロリアは、意識を失う直前に何かをしたのだ。たぶん、俺を助けるための何かを。
そんなことをして欲しくなかった。俺のために身を投げ出して欲しくなどなかった。もうじゅうぶんだろうと思っていた。ようやく、彼女を解放してやれると思ったのに。
「それが、この体たらくか」
……耳元では相変わらずノイズが鳴り響いている。視界は闇に鎖されている。
その中で、その声は確かに聞こえた。あまりにクリアに。
しかし、それが一体誰の声なのかを思い出せない。聞き覚えのあるような気もするし、全く知らない人間のもののような気もする。
「大丈夫、必ず、迎えにくるよ――待っているから」
けれども、闇の中でこちらを振り返った彼女の顔は、間違いなく、グロリア=グラスロードのものだった。
俺は叫んで、手を伸ばそうとしたのだと思う。でも、叶わなかった。指先の感覚はなく、暗闇の中に無数のノイズが走り、はっきりと見えていたグロリアの顔も、全て呑まれて……
あとはただ、どこまでも昏く。意識さえ、かき消されていった。
NEWS
本日のニュースです遺跡巨人はゆっくりと南下を続けています
いくつかの勢力が攻撃を試みましたが、全く傷を与えることができません
ごく少数のハイドラを内部に侵入させるに留まりました
遺跡巨人は、不気味に光る光背を揺らめかせています
「遺跡巨人は、かつて滅びた真のドゥルガーそのものです」
「内部からも外部からも、破壊することは不可能です。我々には――」
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「セクション・5が近いな。わたしも同行する。確かめたいことがある」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「それは、わたし自身に関係することだ。聖魔領域の知識に、それはある」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「わたしは知りたいんだ。未来も、過去も、教団は捉えている。でも、足りないものがある」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「それは、現在。今生きる、わたしの物語。それをわたしは見てみたい」 |
ヒルコ教団の巫女『ネコ』からのメッセージ 「このまま、両親の期待も失い、教団の流れに身を任せるのはつまらない。なぁに、わたしは『ネコ』に護られているからな、安心だ」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「私は強面だからな、よく、子供には泣かれてしまっていた」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「そんな、些細な壁が、いくつも私の周りにあって、私は世界から断絶していた」 |
マテリアルベルト発動機担当『レオ』からのメッセージ 「なぜ、こんな話をするのかって? そうだな……ほんの、気まぐれだ」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「嘘だ……ドゥルガーは世界を護るって、言ってたじゃないか」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「わたしの使命は、世界を、救命する……偽りのない、使命……」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「お前はいったい……お前は、何者だ」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「なぁ、答えてくれ。領域拡散精神遊離環……頼む、お前は世界を救うんだろう、答えて……」 |
デバステイター・センチネル≪ΜΕΛΠΟΜΕΝΗ≫ 「わたしは、戦うことしかできないんだ……救う……? 何を……? 嘘だ……」 |
◆訓練
適性の訓練をしました適性が70上昇した
適性の訓練をしました経験値が足りない
霊障偏重型WH『ゲフィオン』は霊的外骨格『ノイジィゴースト』を1085cで購入した!!
ヒルコ教団と契約成功!!
霊障偏重型WH『ゲフィオン』はねこあしさしあしを0cで購入した!!
ヒルコ教団と契約成功!!
霊障偏重型WH『ゲフィオン』はコカトリスを0cで購入した!!
ヒルコ教団と契約成功!!
霊障偏重型WH『ゲフィオン』はEoJ's_Core_Act4を0cで購入した!!
霊障偏重型WH『ゲフィオン』はUNLEASHEDFIRE-Ⅱを420cで購入した!!
ヒルコ教団と契約成功!!
霊障偏重型WH『ゲフィオン』はアクセサリーキーホルダーを0cで購入した!!
ヒルコ教団と契約成功!!
霊障偏重型WH『ゲフィオン』はコカトリスを0cで購入した!!
ヒルコ教団と契約成功!!
霊障偏重型WH『ゲフィオン』は随伴兵・ワイヤー弾支援攻撃【改】を0cで購入した!!
◆作製
作製しようとしたが必要資金が不足したため、無料で頑張って作製しました
作成時補助発動! 加重!! パーツ重量が 62 増加!!
作成時補助発動! 耐霊!! 防御属性が 霊障 に変化!!
霊障強化!
呪いの人形31と対魔呪符31を素材にしてグラスアイズを作製した!!
◆戦闘システム決定
バーサーク に決定!!
◆アセンブル
操縦棺1にUDP『山茶花』を装備した
脚部2に『辿誅』を装備した
スロット3に砲塔B『ブラ―ドトゥレット』を装備した
スロット4にZ.A-C/1855L1を装備した
スロット5に掻き乱す腕を装備した
スロット6に霊的外骨格『ノイジィゴースト』を装備した
スロット7にUNLEASHEDFIRE-Ⅱを装備した
スロット8に馬歩を装備した
スロット9に開手を装備した
スロット10にカワイイエンジンⅥを装備した
スロット11にグラスアイズを装備した
◆僚機設定
◆意思表示設定
意志設定……生存優先
◆ミッション
ミッション設定……ミッションB
ユニオン活動
MP関連企業所属の活動記録
マヴロス・フィニクス(MAVROS PHOENIX)社は残像領域に存在する複合企業(コングロマリット)
買収・分裂・独立、政争を繰り返した結果、関連会社同士で企業間戦争を行うこともあるほど混沌とした様相を呈す。
そのエンブレムは『黒い不死鳥』であるが、マヴロス・フィニクスがすべて灰になることはない。
マヴロス・フィニクスには頭はない。ハイドラが操縦棺というコアを有するのとは対照的に、どこを潰されても、どこかが生きていれば、黒い不死鳥は生き続ける。
このユニオンは、MP社に関連するハイドラライダーが加入する互助組織の一つ。
あなたは『本社』と呼ばれる複数の部門のどれかに囲われているかも知れない。
あるいは、小さな関連企業の大事な奥の手かも知れない。
いずれにせよあなたは企業の利益のために戦うことを命じられている。
買収・分裂・独立、政争を繰り返した結果、関連会社同士で企業間戦争を行うこともあるほど混沌とした様相を呈す。
そのエンブレムは『黒い不死鳥』であるが、マヴロス・フィニクスがすべて灰になることはない。
マヴロス・フィニクスには頭はない。ハイドラが操縦棺というコアを有するのとは対照的に、どこを潰されても、どこかが生きていれば、黒い不死鳥は生き続ける。
このユニオンは、MP社に関連するハイドラライダーが加入する互助組織の一つ。
あなたは『本社』と呼ばれる複数の部門のどれかに囲われているかも知れない。
あるいは、小さな関連企業の大事な奥の手かも知れない。
いずれにせよあなたは企業の利益のために戦うことを命じられている。
ユニオン設備……なし!!
ユニオン連帯
……なし!!
ユニオン金庫……1000c
利子配当…………100c
適性の訓練をしました
適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
適性の訓練をしました適性が1上昇した
100c支払い、今回の戦闘において機動力を3%強化した
メッセージ
ENo.5からのメッセージ>>
ENo.11からのメッセージ>>
ENo.30からのメッセージ>>
ENo.42からのメッセージ>>
ENo.52からのメッセージ>>
メッセージを送信しました
>>Eno.7: >>Eno.4 >>Eno.7 >>Eno.53 >>Eno.79 >>Eno.193 >>Eno.92 >>Eno.11
パアム・ライザ 「隠し事……うーん、流石に考えてることまでは把握できない筈なので、本当に隠したい事は視覚にも入れなければ……。 正直、もう恥ずかしいという感覚は無いので隠す意味が無いといえば無い……。いや駄目ですねこういう話してる時点で恥ずかしいああもう。」 |
パアム・ライザ 「(よっし切り替えましょう。)相棒ですか。良いですね相棒。所で本当に人ですね?みたいな人、ってことはハイドラは無しですよ?真っ赤なそのハイドラは個人的に凄く好みですけど。」 |
パアム・ライザ 「……その、相棒みたいな人は、何なんです?」 |
霊障偏重型WH『ゲフィオン』 「」 |
ガブリエラ・ストークス 「私も、ハイドラがなければ何も手に入れることは出来なかった。ハイドラライダーは、どうしたってハイドラライダーだ。ウォーハイドラに運ばれて、ここまでやってきたのだろうな」 |
ガブリエラ・ストークス 「えっちな店……えっち……なるほど、性的なサービスの一環として、独特なコスチュームを纏っていたのか。それなら納得がいく。どうして頭にレーダーをつけることが、性的魅力に結びつくのかはわからないが……。大丈夫だ、私は遠巻きに見ていただけだからな」 |
ガブリエラ・ストークス 「そうだ。珍しいと思ったからな。……? 歌を通じて、触れることができるのか。面白いものだな……。次戦場で会えれば、是非、触れてみてほしい」 |
ジル・スチュアート 「ゲフィオンもグロリアも、無事みたいで良かった」 |
ジル・スチュアート 「…………」 |
ジル・スチュアート 「辛くない、と言えば……嘘になるかな」 |
ジル・スチュアート 「でも、今回の戦いに参加してること自体が、私のわがままのようなものだから……」 |
ジル・スチュアート 「私が、立ち止まるわけには、いかない」 |
ジル・スチュアート 「……とはいえ、遺跡そのものがドゥルガーだなんて…… この先どうなるやら……」 |
ギベオン 「(包みを握り潰す。熱だけが手に残り煙も匂いも消えただろう)」 |
ギベオン 「世間的に言えば…そうだろうな。よくあんなのと数年同棲したもんだ。 婚約も視野に入れていた頃が笑えもしねえ思い出になっちまったよ」 |
ギベオン 「………あんた、俺が『人間』に見えるのかい?」 |
メッセージを送信しました
>>Eno.7: >>Eno.4 >>Eno.7 >>Eno.53 >>Eno.79 >>Eno.193 >>Eno.92 >>Eno.11
◆戦闘結果
戦闘報酬
戦闘収入 1650
追加収入 65
攻撃戦果補正10%(MAX)
支援戦果補正5.11%
防衛戦果補正10.74%
販売数補正 0.1%
サブクエスト0.5%
敵警戒値補正0.521%
追い上げ補正3%
合計現金収入2287
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額510
整備請求額 0
ユニオン費 -100
手当金 100
パーツ販売数 1個
今回の購入者-->>133
◆反応値が1成長しました
◆適性値が2成長しました
◆経験値が70増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
追加収入 65
攻撃戦果補正10%(MAX)
支援戦果補正5.11%
防衛戦果補正10.74%
販売数補正 0.1%
サブクエスト0.5%
敵警戒値補正0.521%
追い上げ補正3%
合計現金収入2287
--弾薬費請求 0
--整備控除修正額510
整備請求額 0
ユニオン費 -100
手当金 100
パーツ販売数 1個
今回の購入者-->>133
◆反応値が1成長しました
◆適性値が2成長しました
◆経験値が70増加しました……
◆素材が組織から支給されました……
霊障偏重型WH『ゲフィオン』は特殊合金32を入手した!
霊障偏重型WH『ゲフィオン』はオッドサーキット32を入手した!
マテリアルベルト発動機は制裁を受け、貢献の3割を失った……(1 → 1
◆0cの返還金を受けました
明日の戦場
第8ブロック
防衛システム排除[フラッグ]
通路を塞ぐゲートと防衛部隊が確認された。進路を確保するため、敵を排除してほしい。敵のエース機体がある。撃破してくれ
来週の霧濃度:82%
来週の電磁波:100%
来週の警戒値:554%
アクロ |
鈴風 千鳥 |
鈴風 千歳 |
なおすロボ |
クラリ |
グレイ・アルストロメリア |
グロリア=グラスロード |
Byakhee |
Rache |
AHWラリマー班 |
水無枷 逢理 |
ディーヴァ |
エンセイル・フェノメノン |
航空小隊『スケルトンキー』 |
ジョン・F・B |
ギベオン |
さんかく |
マンスリーダイワパレス |
シャーロット |
ストラドル |
--- | --- | --- | --- | --- |
--- | --- | - vs - | --- | --- |
『幽霊戦闘機』[霊障] |
『幽霊戦闘機』[霊障] |
『電波塔』[霊障] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
『幽霊戦闘機』[霊障] |
『電波塔』[霊障] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
『トーチカ』[物理] |
『電波塔』[霊障] |
『電波塔』[霊障] |
『幽霊戦闘機』[霊障] |
『幽霊戦闘機』[霊障] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
『幽霊戦闘機』[霊障] |
『幽霊戦闘機』[霊障] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
『火焔放射戦車』[火炎] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
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『電波塔』[霊障] |
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『トーチカ』[物理] |
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『電波塔』[霊障] |
『トーチカ』[物理] |
『電波塔』[霊障] |
『電波塔』[霊障] |
砲撃型WH『クレセント』[物理] |
キャラデータ
名前
グロリア=グラスロード
愛称
霊障偏重型WH『ゲフィオン』
機体名
霊障偏重型WH『ゲフィオン』
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プロフィール
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グロリア=グラスロード 残像領域に存在する複合企業の中のひとつに所属するハイドラライダー。 15歳の少女。どこか戦闘を楽しんでいる節がある。 『ゲフィオン』 グロリアの乗機。真紅のウォーハイドラ。 霊障偏重型。重い脚はグロリアの趣味。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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機体データ |
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1 | 軽ブースターB | dustdisabler [27/重霊障/重霊障] | ▼詳細 |
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2 | エンジンB | なおす冷風扇 [27/重霊障/重霊障] | ▼詳細 |
3 | 中逆関節A | 『辿誅』 [27/重霊障/重霊障]《装備:2》 機動[382] 跳躍[231] AP[1255] 旋回速度[927] 防御属性[粒子] 防御値[429] 貯水量[156] 弾数[1] 積載量[2900] 消費EN[107] 金額[1041] 重量[1208] [逆関節] *作者* |
▼詳細 |
4 | 素材 | 演算装置31 [31/重精密/---] [素材] |
▼詳細 |
5 | 術導肢A | 懐かしいメロディー [23/重霊障/重霊障] | ▼詳細 |
6 | 軽ブースターA | リーイン・カーネイション [24/重霊障/重霊障] | ▼詳細 |
7 | 術導肢A | 術導肢『ゴッデスサム』 [29/重霊障/重霊障] | ▼詳細 |
8 | 素材 | 特殊合金32 [32/重装甲/---] 特殊B[320] [素材] |
▼詳細 |
9 | 術導肢B | 開手 [27/重霊障/重霊障]《装備:9》 | ▼詳細 |
10 | 重逆関節A | 重逆関節A設計書 [20/旋回/---] 特殊B[80] 旋回速度[20] [設計書] |
▼詳細 |
11 | 軽ブースターA | グラスアイズ [31/重霊障/耐霊]《装備:11》 | ▼詳細 |
12 | 操縦棺A | UDP『山茶花』 [24/---/---]《装備:1》 | ▼詳細 |
13 | 術導肢A | qweeeeertghui【無繋呪肢体】 [24/重霊障/重霊障] | ▼詳細 |
14 | 術導肢A | 霊的外骨格『ノイジィゴースト』 [30/重霊障/重霊障]《装備:6》 | ▼詳細 |
15 | 軽ブースターA | 馬歩 [29/重霊障/重霊障]《装備:8》 | ▼詳細 |
16 | パイルA | 掻き乱す腕 [28/重霊障/重霊障]《装備:5》 火力[2701] 連撃数[1] 防御属性[粒子] 防御値[877] 貯水量[298] 弾数[1] 武器属性[貫通] 異常追加[30] 消費EN[102] 金額[408] 弾薬費[140] 重量[212] [物理格闘] *作者* |
▼詳細 |
17 | 軽車輪A | ねこあしさしあし [30/高機動/高機動] | ▼詳細 |
18 | FCSB | コカトリス [30/重変形/重変形] | ▼詳細 |
19 | FCSB | 試製重変形FCSB-0 [28/重変形/噴霧] | ▼詳細 |
20 | エンジンB | リアトリスの『再誕』 [24/重霊障/重霊障] | ▼詳細 |
21 | 操縦棺B | EoJ's_Core_Act4 [30/高圧軽量/AP回復] | ▼詳細 |
22 | 軽ブースターA | 軽ブースターA設計書 [28/---/---] 金額[600] [設計書] |
▼詳細 |
23 | 素材 | オッドサーキット32 [32/高誘発/---] 特殊B[320] [素材] |
▼詳細 |
24 | エンジンB | カワイイエンジンⅥ [29/AP回復/AP回復]《装備:10》 | ▼詳細 |
25 | FCSC | Z.A-C/1855L1 [24/重霊障/重霊障]《装備:4》 | ▼詳細 |
26 | 軽ブースターA | UNLEASHEDFIRE-Ⅱ [30/重霊障/重霊障]《装備:7》 | ▼詳細 |
27 | レーダーC | アクセサリーキーホルダー [30/薄装甲/耐霊] | ▼詳細 |
28 | 砲塔B | 砲塔B『ブラ―ドトゥレット』 [30/重霊障/重霊障]《装備:3》 | ▼詳細 |
29 | FCSB | コカトリス [30/重変形/重変形] | ▼詳細 |
30 | 制動障害誘発A | 随伴兵・ワイヤー弾支援攻撃【改】 [30/高誘発/広域索敵] | ▼詳細 |